【ZUNI】ズ二のビンテージジュエリーで、美しいターコイズがインレイされた小さなクロストップ。とてもシンプルでクリーンなデザインと、ナチュラルなターコイズによる味わい深い表情が印象的なアンティーク/ビンテージネックレスです。
1960年代前後に制作されたピースと思われ、キャストで成形された小さいクロストップをベースに、ズニの得意とするインレイによって6つの美しいターコイズがセットされています。インレイワークの質も高く、ジェムクオリティターコイズがインレイされることで上質感とアーシーな雰囲気が与えられており、シンプルで小さな作品ながら品位を感じさせるクロストップとなっています。
シルバーチェーンは新しいものですが、独自にアンティーク加工を施しており、ビンテージ作品によく馴染む表情になっております。
セットされたターコイズについては明確な鉱山は不明ですが、強い透明感を持つ柔らかなアクアカラーにブラウン等のマトリックスを持ち、フラットなカットでインレイされ、高い硬度と奥行きを感じさせる石です。現在もハイグロスを保つ無添加ナチュラルのジェムクオリティターコイズです。
また、変色によって少しマルチカラーになっていますが、それが無添加の天然石である事を示し、ビンテージインディアンジュエリー独特のナチュラルな質感と味わいを生み出すことになっているようです。
【Inlay】インレイ/チャンネルインレイは、古くからズニ族が得意として発展させた技術であり、カットしたターコイズやシェルなどをシルバーにピッタリと嵌め込む螺鈿細工のような技術です。 ナバホのシルバー技術に次ぐ長い伝統のある技術であり、1920年代以降、現在に至るまで多く作られましたが、そのモチーフはサンダーバード、ナイフウイング、レインボーマン、サンフェイス等、とても多様なモチーフが見られます。
またこちらのようなクロスモチーフは、インディアンジュエリーのトラディショナルなスタイルの一つとして古くから作られているモチーフの一つです。 キリスト教の普及と同時に、インディアンジュエリー創生期からみられるもので、ズニの巨匠【Horace Iule】ホレス・イウレ(1899~1901?-1978)等のクロスモチーフで有名になった作家も存在しました。
控えめなサイズ感と、ビンテージ作品でありながらクリーンでミニマムな印象は、性別を問わずあらゆるスタイルに違和感なく馴染みます。また美しいターコイズがセットされる事で独特の上質感と存在感を示します。
ナバホやホピのジュエリーとも相性が良く、クラシックなモチーフながらハンドクラフト作品の味わいと、天然石の表情は大変魅力的で長年にわたってご愛用いただけると思われます。
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コンディションも良好です。シルバーには多少のクスミやハンドメイド特有の制作上のムラが見られますが、ターコイズを含め特にダメージの無い良い状態を保っています。ターコイズは変色していると思われますが、元々の色を確認することは不可能です。