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JBO002553

Antique Navajo Filed Ingot Silver Cuff Bracelet c.1915~

Antique Navajo Filed Ingot Silver Cuff Bracelet c.1915~
118,000 円(税込)
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Antique Navajo Filed Ingot Silver Cuff Bracelet  c.1915~
  • Antique Navajo Filed Ingot Silver Cuff Bracelet  c.1915~
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【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、インゴットシルバー(銀塊)から成形されたトライアングルワイヤーに近い重厚なバンドをベースに、ファイルワークという削るだけの技法でデザインが構成された作品。ミニマムで完成された造形美を持ち、作者の並外れた造形センスを感じさせるアンティーク/ビンテージバングルです。

ホールマーク(作者のサイン)やスタンプワーク等、制作された年代や背景を判断する材料が乏しく、明確な制作時期を特定することが困難な作品ですが、製法や造形スタイル、仕上げ処理などからは、おそらく1910年代後半~1920年代頃に作られた作品と推測されます。
インゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンドは、10㎜程度の細い幅でありながら40gを超える重厚な作品で、丁寧にパウンティングされたシルバーの質感はとてもなめらかに仕上げられています。シンプルながらとても立体的な造形/デザインは、トライアングルワイヤーに近いシェイプに造形されたバンドをベースに、スタンプワークではなくファイルワークと呼ばれるヤスリで削るプリミティブな技術のみを駆使して形作られています。またそれは、センターを中心に放射状の凹凸を作り上げることで構成され、一見単純なデザインのように見えますが、緻密に計算されたバランスによって成り立っており、作者の突出した立体造形センスを感じ取ることが出来ます。さらに、ターミナル(両端)に向けて細くなるように造形され、部分的にエッジが構成されることで彫刻作品の様な立体感と存在感のある流麗な造形がもたらされています。

こちらのような作品は、インディアンジュエリー創成期に近い年代から見られるスタイルの一つで、その後も長く受け継がれました。特に1940年代以降、アリゾナ州のニューメキシコ州境に近い位置で運営されていた【Pine Springs Trading Post】パインスプリングストレーディングポストで多く制作されていた記録が残っています。またそれらは、ナバホの【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が代表を務め、傑作を多く残した組織【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG) 通称ナバホギルドの作品でも同様のスタイルが完成度を高めてリバイバルされました。
こちらの作品はそれらのデザインソースとなり、インディアンスクールで後進の指導にも従事したAmbrose Roanhorseがオーセンティックなナバホスタイル、そして原始的な技術/製法を伝えて行くための手本とした作品の一つと推測されます。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


こちらもある程度キャストで成形されたインゴットシルバーをベースに、ハンマーワークとファイルワークというナバホジュエリーの伝統的で基本的な技術によって作られています。また、それらによってもたらされた滑らかなシルバーの肌は、腕にとても心地よい着用感をもたらしています。

さらにこちらの作品の特異性は、とてつもない造形センスにより特別な完成度がもたらされていることで、インディアンジュエリー独特の味わいや武骨さと共に無駄がなく非常に洗練された美しいデザインに仕上げられたバングルです。アンティーク作品でありながらクリーンでミニマムな印象を持ち、普遍的な造形美はどんな装いにもフィットし長くご愛用いただけると思われます。

ビンテージインディアンジュエリーの力強い武骨さだけでなく、作者の気持ちを宿したアートピースのような佇まいを持ち、練り上げられた工芸品としての価値も高い作品です。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションも良好です。シルバーの僅かなクスミや小傷等がみられますが良好な状態を保っています。
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、インゴットシルバー(銀塊)から成形されたトライアングルワイヤーに近い重厚なバンドをベースに、ファイルワークという削るだけの技法でデザインが構成された作品。ミニマムで完成された造形美を持ち、作者の並外れた造形センスを感じさせるアンティーク/ビンテージバングルです。

ホールマーク(作者のサイン)やスタンプワーク等、制作された年代や背景を判断する材料が乏しく、明確な制作時期を特定することが困難な作品ですが、製法や造形スタイル、仕上げ処理などからは、おそらく1910年代後半~1920年代頃に作られた作品と推測されます。
インゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンドは、10㎜程度の細い幅でありながら40gを超える重厚な作品で、丁寧にパウンティングされたシルバーの質感はとてもなめらかに仕上げられています。シンプルながらとても立体的な造形/デザインは、トライアングルワイヤーに近いシェイプに造形されたバンドをベースに、スタンプワークではなくファイルワークと呼ばれるヤスリで削るプリミティブな技術のみを駆使して形作られています。またそれは、センターを中心に放射状の凹凸を作り上げることで構成され、一見単純なデザインのように見えますが、緻密に計算されたバランスによって成り立っており、作者の突出した立体造形センスを感じ取ることが出来ます。さらに、ターミナル(両端)に向けて細くなるように造形され、部分的にエッジが構成されることで彫刻作品の様な立体感と存在感のある流麗な造形がもたらされています。

こちらのような作品は、インディアンジュエリー創成期に近い年代から見られるスタイルの一つで、その後も長く受け継がれました。特に1940年代以降、アリゾナ州のニューメキシコ州境に近い位置で運営されていた【Pine Springs Trading Post】パインスプリングストレーディングポストで多く制作されていた記録が残っています。またそれらは、ナバホの【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が代表を務め、傑作を多く残した組織【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG) 通称ナバホギルドの作品でも同様のスタイルが完成度を高めてリバイバルされました。
こちらの作品はそれらのデザインソースとなり、インディアンスクールで後進の指導にも従事したAmbrose Roanhorseがオーセンティックなナバホスタイル、そして原始的な技術/製法を伝えて行くための手本とした作品の一つと推測されます。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


こちらもある程度キャストで成形されたインゴットシルバーをベースに、ハンマーワークとファイルワークというナバホジュエリーの伝統的で基本的な技術によって作られています。また、それらによってもたらされた滑らかなシルバーの肌は、腕にとても心地よい着用感をもたらしています。

さらにこちらの作品の特異性は、とてつもない造形センスにより特別な完成度がもたらされていることで、インディアンジュエリー独特の味わいや武骨さと共に無駄がなく非常に洗練された美しいデザインに仕上げられたバングルです。アンティーク作品でありながらクリーンでミニマムな印象を持ち、普遍的な造形美はどんな装いにもフィットし長くご愛用いただけると思われます。

ビンテージインディアンジュエリーの力強い武骨さだけでなく、作者の気持ちを宿したアートピースのような佇まいを持ち、練り上げられた工芸品としての価値も高い作品です。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションも良好です。シルバーの僅かなクスミや小傷等がみられますが良好な状態を保っています。
Size

メンズサイズ S - M 程度。
レディースサイズ ML - XL 程度

内径最大幅 約54.8㎜    正面幅(高さ) 約10.0㎜
内周 約130㎜    開口部 約27㎜
Inside Measurement 5 1/16inch   opening 1 1/16inch 

  ※バングルはサイズ調整可能ですが、こちらの作品は分厚く硬いシルバーのためそれほど調整幅は大きくありません。メンズのMサイズ以下、女性のMサイズ以上の方であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Ingot Silver
        約42.5g