ITEM CODE:
JBO001146

Vintage Navajo Stamped IngotSilver Wide Cuff Bracelet c.1940

Vintage Navajo Stamped IngotSilver Wide Cuff Bracelet c.1940
88,000 円(税込)
88,000 円(税込)
Vintage Navajo Stamped IngotSilver Wide Cuff Bracelet c.1940
  • Vintage Navajo Stamped IngotSilver Wide Cuff Bracelet c.1940
  • Vintage Navajo Stamped IngotSilver Wide Cuff Bracelet c.1940
  • Vintage Navajo Stamped IngotSilver Wide Cuff Bracelet c.1940
  • Vintage Navajo Stamped IngotSilver Wide Cuff Bracelet c.1940
  • Vintage Navajo Stamped IngotSilver Wide Cuff Bracelet c.1940
  • Vintage Navajo Stamped IngotSilver Wide Cuff Bracelet c.1940
  • Vintage Navajo Stamped IngotSilver Wide Cuff Bracelet c.1940
  • Vintage Navajo Stamped IngotSilver Wide Cuff Bracelet c.1940
  • Vintage Navajo Stamped IngotSilver Wide Cuff Bracelet c.1940
  • Vintage Navajo Stamped IngotSilver Wide Cuff Bracelet c.1940
  • Vintage Navajo Stamped IngotSilver Wide Cuff Bracelet c.1940
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、インゴットシルバー(銀塊)から成形された滑らかな質感のバンド(地金)をベースに、力強く粗野な魅力を放つスタンプワークとファイルワークで構成されたアンティーク/ビンテージバングルです。

ナバホの伝統を重視した製法で作られていますが、ミニマルで無駄のないデザインに仕上げられた作品。インゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンド/地金は心地よい重量感があり、そこに『チェイシング/Chasing』と呼ばれる鏨を使いシルバーに立体的な角度を付ける(彫刻の様なイメージ)技術、さらに『ファイルワーク』というヤスリで削る原始的な技法を駆使しすることで、立体的な凹凸のボーダーラインが形成されています。さらに、そのライン上には細かなチゼルワークや素朴なスタンプワークが刻まれ、複雑な紋様ではありませんが、非常に力強いナバホらしさとシンプルで洗練された印象を生み出しています。

それらのディテールは全て、アーリーナバホジュエリーの技術やディテールを踏襲したスタイルであり、当時多くの傑作を残している組織【The Navajo Arts & Crafts Guild】 (NACG) 通称『ナバホギルド』が強く推奨したスタイルと共通した造形を持った作品です。
また、こちらはホールマーク等の刻印がなく作者等を特定することはできませんが、その造形スタイルやシルバーワークのディテール等は、NAVAJO GUILD/ナバホギルドのピースを想起させ、同組織が【Horned Moon】と呼ばれるホールマークを使用し始める1940年代後半までに作られたピースの可能性があります。


【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドは【The United Indian Trader’s Association】(UITA)等と共にインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等のために現地トレーディングポストや作家たちの手によって組織されました。 中でもナバホギルドは、UITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、前述の大巨匠であるナバホのシルバースミスAmbrose Roanhorseが代表を務め、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的に1941年にギルドとして発足しました。
ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベース/地金に、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、洗練された美しい作品が多く制作されました。
また、もう一つの特徴はその構成メンバーです。当時から有名で最高の技術を究めた作家が名を連ねています。【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ、【Mark Chee】マーク・チー、【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン、【Allan Kee】アレン・キー、【Ivan Kee】アイバン・キー、【Jack Adakai】ジャック・アダカイ、【Billy Goodluck】ビリー・グッドラック等、さらに、Ambrose Roanhorseの教え子の一人であるホピ族の【Louis Lomay】ルイス・ロメイもナバホギルドのメンバーでした。
さらに特筆すべきは、これだけ有名作家が揃っていながら【NAVAJO GUILD】のジュエリーとして制作されるものは、個人の署名(ホールマーク)が認められていませんでした。

ナバホギルドの代表を務めた【Ambrose Roanhorse】は、後進の育成にも熱心な作家で、1930年代からサンタフェやフォートウィンゲートにあったインディアンスクールの彫金クラスで講師を務め、多くの教え子を持っていました。
活動期間は、サードジェネレーションと呼ばれる第3世代の作家ですが、さらに古い年代の伝統を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えた人物です。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


こちらの作品もインゴットから成形されたバンド(地金)や原始的ながらセンスを感じさせるスタンプワーク等、とてもクラシックな作品ですが、手間と高い技術力が必要なシルバーワークによって構成されています。それらオールドナバホの技術や理念を守る完成度の高いシルバーワークにより、武骨さとミニマルで現代的な印象を兼ね備えています。

また、心地よい重量感とかなりのパウンディングを感じさせる固くなめらかな肌は、腕への馴染みも素晴らしく、シンプルなデザイン/造形はどんな装いにもフィットし普遍的で美しい造形は長くご愛用いただけると思います。

ビンテージインディアンジュエリーの荒々しい力強さだけでなく練り上げられた工芸品としての佇まいを持ち、資料価値も高く貴重なピースの一つです。

◆着用サンプル画像(6枚)はこちら◆


コンディションは、多少の使用感や僅かな摩耗などが見られますが、特にダメージはなく良好な状態を保っています。
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、インゴットシルバー(銀塊)から成形された滑らかな質感のバンド(地金)をベースに、力強く粗野な魅力を放つスタンプワークとファイルワークで構成されたアンティーク/ビンテージバングルです。

ナバホの伝統を重視した製法で作られていますが、ミニマルで無駄のないデザインに仕上げられた作品。インゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンド/地金は心地よい重量感があり、そこに『チェイシング/Chasing』と呼ばれる鏨を使いシルバーに立体的な角度を付ける(彫刻の様なイメージ)技術、さらに『ファイルワーク』というヤスリで削る原始的な技法を駆使しすることで、立体的な凹凸のボーダーラインが形成されています。さらに、そのライン上には細かなチゼルワークや素朴なスタンプワークが刻まれ、複雑な紋様ではありませんが、非常に力強いナバホらしさとシンプルで洗練された印象を生み出しています。

それらのディテールは全て、アーリーナバホジュエリーの技術やディテールを踏襲したスタイルであり、当時多くの傑作を残している組織【The Navajo Arts & Crafts Guild】 (NACG) 通称『ナバホギルド』が強く推奨したスタイルと共通した造形を持った作品です。
また、こちらはホールマーク等の刻印がなく作者等を特定することはできませんが、その造形スタイルやシルバーワークのディテール等は、NAVAJO GUILD/ナバホギルドのピースを想起させ、同組織が【Horned Moon】と呼ばれるホールマークを使用し始める1940年代後半までに作られたピースの可能性があります。


【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドは【The United Indian Trader’s Association】(UITA)等と共にインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等のために現地トレーディングポストや作家たちの手によって組織されました。 中でもナバホギルドは、UITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、前述の大巨匠であるナバホのシルバースミスAmbrose Roanhorseが代表を務め、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的に1941年にギルドとして発足しました。
ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベース/地金に、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、洗練された美しい作品が多く制作されました。
また、もう一つの特徴はその構成メンバーです。当時から有名で最高の技術を究めた作家が名を連ねています。【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ、【Mark Chee】マーク・チー、【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン、【Allan Kee】アレン・キー、【Ivan Kee】アイバン・キー、【Jack Adakai】ジャック・アダカイ、【Billy Goodluck】ビリー・グッドラック等、さらに、Ambrose Roanhorseの教え子の一人であるホピ族の【Louis Lomay】ルイス・ロメイもナバホギルドのメンバーでした。
さらに特筆すべきは、これだけ有名作家が揃っていながら【NAVAJO GUILD】のジュエリーとして制作されるものは、個人の署名(ホールマーク)が認められていませんでした。

ナバホギルドの代表を務めた【Ambrose Roanhorse】は、後進の育成にも熱心な作家で、1930年代からサンタフェやフォートウィンゲートにあったインディアンスクールの彫金クラスで講師を務め、多くの教え子を持っていました。
活動期間は、サードジェネレーションと呼ばれる第3世代の作家ですが、さらに古い年代の伝統を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えた人物です。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


こちらの作品もインゴットから成形されたバンド(地金)や原始的ながらセンスを感じさせるスタンプワーク等、とてもクラシックな作品ですが、手間と高い技術力が必要なシルバーワークによって構成されています。それらオールドナバホの技術や理念を守る完成度の高いシルバーワークにより、武骨さとミニマルで現代的な印象を兼ね備えています。

また、心地よい重量感とかなりのパウンディングを感じさせる固くなめらかな肌は、腕への馴染みも素晴らしく、シンプルなデザイン/造形はどんな装いにもフィットし普遍的で美しい造形は長くご愛用いただけると思います。

ビンテージインディアンジュエリーの荒々しい力強さだけでなく練り上げられた工芸品としての佇まいを持ち、資料価値も高く貴重なピースの一つです。

◆着用サンプル画像(6枚)はこちら◆


コンディションは、多少の使用感や僅かな摩耗などが見られますが、特にダメージはなく良好な状態を保っています。
Size

メンズサイズ M - XL 程度。

内径最大幅 約69.6㎜    正面幅(高さ) 約21.3㎜
内周 約136㎜    開口部 約30㎜
Inside Measurement 5 3/8inch   opening 1 3/16inch 

  ※バングルはサイズ調整可能です。SMサイズ以上、XLサイズ以下の男性、XLサイズ以上の女性であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Ingot Silver
        約38.6g