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JRO032650

【Ambrose Lincoln】 Navajo Casted Arabesque Necklace c.1960

【Ambrose Lincoln】 Navajo Casted Arabesque Necklace c.1960
85,000 円(税込)
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【Ambrose Lincoln】 Navajo Casted Arabesque Necklace  c.1960
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【NAVAJO】ナバホの大巨匠【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982) を兄に持つ作家【Ambrose Lincoln】アンブローズ・リンカーン(1917-1989)の作品で、キャスト(鋳物)で成形されたイーグルモチーフ?の唐草模様のような造形が美しいアンティーク/ビンテージネックレスです。

1950年代末頃~1970年代前半頃までの作品と思われ、サンドキャストによって成形された3つのパーツをメインに構成されたネックレスです。それらはイーグルをモチーフにしたシェイプと思われ、有機的で柔らかな曲線を持ち、エレガントな印象を作っていますが、重厚な造りやシルバーの渋い表情はナバホらしい武骨な印象も与えます。それぞれに美しいターコイズがセットされ、それら3つがハンドメイドチェーンに繋がれることによってネックレスに組み上げられています。
全てが伝統的な技術により構成されており、チェーンもすべてハンドメイドによって成形されています。このようなチェーンは、棒や細い板にシルバーワイヤーをコイル状に巻き付け、それをカットして一コマ一コマを丁寧にロウ付けし、つなぎ合わせることでチェーンにする手の込んだものです。

セットされたターコイズは、断定することは出来ませんが、おそらくハイグレードな【Sleeping Beauty Turquoise】スリーピングビューティーターコイズと思われます。
とても澄んだ水色に僅かなマトリックスが入り、非常に強い透明感と艶を持った石です。高さもあるカボションカットで、曲線で構成されたキャストパーツの造形/デザインにとても良くフィットしています。澄んだ色味や現在も保っている艶は、北米でも最大級の産出量を誇る同鉱山でもジェムグレード以上にグレーディングできるクオリティーのターコイズだと思われます。


【Ambrose Lincoln】アンブローズ・リンカーンは、Ambrose Roanhorseの11歳ほど年下の弟ですが、近年まで同一人物と考えられており、最近の研究により別人であることが判明しました。二人の間にはホワイト・ホーガンショップに所属し多くの作品を残した【Sam Roanhose】サム・ローアンホース(1916-1983)がいます。
アンブローズ・リンカーンは1939年頃にFort Wingate Indian Schoolを卒業し、【Charles Garrett Wallace】チャールズ・ガレット・ウォレス(1898-1993)の経営するズニプエブロのC. G. Wallace Trading Postに所属していたようです。やはりAmbrose Roanhorseの影響を強く受けたと思われる作品が多く残っていますが、ズ二のジュエリーをメインに扱うトレーダーであるC. G. Wallace Trading Postに所属していた影響を感じるインレイワークやモチーフの作品も散見されます。また、こちらの様なサンドキャストによって成形された作品も多く見られ、そのキャストによる造形のエッジの処理や仕上げなどは、非常に完成された技術を感じさせます。
1942年にはSanta Fe Indian Schoolで彫金クラスの講師を務めており、これは1931年~1939年まで兄であるアンブローズ・ローアンホースが務めていた後に続くキャリアとなっています。
ホールマーク(作者のサイン)は、こちらの作品にも刻印されているキーストーンに『A』の刻印を用いており、やはりホールマークの刻印されたピースは多く残っていません。


【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホースはナバホギルドの代表も務めた人物で、現在に至るまでの大変多くのインディアンジュエリー作家に多大な影響を与えた人物の一人です。1904年、ガナード近くで生まれ、なんと9歳のころから祖父を手伝ってシルバースミスとしての技術を学び始めました。
その後、【SOUTHWEST ARTS&CRAFTS】で働き、その早熟な技術により26歳ごろにはサンタフェのインディアンスクールで彫金技術のクラスを受け持ち、大変多くの教え子を持っていました。 サードジェネレーションと呼ばれる第3世代の作家ですが、さらに古い年代の伝統を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えたました。ナバホの巨匠【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイやホピの巨匠【Louis Lomay】ルイス・ロメイも氏から技術を教授された一人です。


こちらの作品もアンブローズ・リンカーンらしいキャストによる造形であり、それはまた、ナバホの伝統的な技術/手法を守ろうとしたアンブローズ・ローアンホースが重要視した技術です。
サンドキャストによる成形は、インディアンジュエリーらしいプリミティブで武骨な表情を作りますが、圧倒的な造形センスにより洗練された印象に仕上げられています。

また、どちらかと言えば女性に向いたデザインの作品ですが、完成度が高く汎用性の高い印象を持ち、ネックレスの長さ(円周)が48㎝程度ある為、男性にも向いたネックレスに仕上がっています。

無駄がなく完成されたデザインと、質の高いシルバーワークによるハイエンドなピース。アメリカ国内でも市場に出ることは稀で、資料価値も高い貴重な作品です。

◆着用サンプル画像(5枚)はこちら◆


コンディションは多少のクスミや小キズは見られますが、ターコイズを含めとても良好なコンディションです。
【NAVAJO】ナバホの大巨匠【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982) を兄に持つ作家【Ambrose Lincoln】アンブローズ・リンカーン(1917-1989)の作品で、キャスト(鋳物)で成形されたイーグルモチーフ?の唐草模様のような造形が美しいアンティーク/ビンテージネックレスです。

1950年代末頃~1970年代前半頃までの作品と思われ、サンドキャストによって成形された3つのパーツをメインに構成されたネックレスです。それらはイーグルをモチーフにしたシェイプと思われ、有機的で柔らかな曲線を持ち、エレガントな印象を作っていますが、重厚な造りやシルバーの渋い表情はナバホらしい武骨な印象も与えます。それぞれに美しいターコイズがセットされ、それら3つがハンドメイドチェーンに繋がれることによってネックレスに組み上げられています。
全てが伝統的な技術により構成されており、チェーンもすべてハンドメイドによって成形されています。このようなチェーンは、棒や細い板にシルバーワイヤーをコイル状に巻き付け、それをカットして一コマ一コマを丁寧にロウ付けし、つなぎ合わせることでチェーンにする手の込んだものです。

セットされたターコイズは、断定することは出来ませんが、おそらくハイグレードな【Sleeping Beauty Turquoise】スリーピングビューティーターコイズと思われます。
とても澄んだ水色に僅かなマトリックスが入り、非常に強い透明感と艶を持った石です。高さもあるカボションカットで、曲線で構成されたキャストパーツの造形/デザインにとても良くフィットしています。澄んだ色味や現在も保っている艶は、北米でも最大級の産出量を誇る同鉱山でもジェムグレード以上にグレーディングできるクオリティーのターコイズだと思われます。


【Ambrose Lincoln】アンブローズ・リンカーンは、Ambrose Roanhorseの11歳ほど年下の弟ですが、近年まで同一人物と考えられており、最近の研究により別人であることが判明しました。二人の間にはホワイト・ホーガンショップに所属し多くの作品を残した【Sam Roanhose】サム・ローアンホース(1916-1983)がいます。
アンブローズ・リンカーンは1939年頃にFort Wingate Indian Schoolを卒業し、【Charles Garrett Wallace】チャールズ・ガレット・ウォレス(1898-1993)の経営するズニプエブロのC. G. Wallace Trading Postに所属していたようです。やはりAmbrose Roanhorseの影響を強く受けたと思われる作品が多く残っていますが、ズ二のジュエリーをメインに扱うトレーダーであるC. G. Wallace Trading Postに所属していた影響を感じるインレイワークやモチーフの作品も散見されます。また、こちらの様なサンドキャストによって成形された作品も多く見られ、そのキャストによる造形のエッジの処理や仕上げなどは、非常に完成された技術を感じさせます。
1942年にはSanta Fe Indian Schoolで彫金クラスの講師を務めており、これは1931年~1939年まで兄であるアンブローズ・ローアンホースが務めていた後に続くキャリアとなっています。
ホールマーク(作者のサイン)は、こちらの作品にも刻印されているキーストーンに『A』の刻印を用いており、やはりホールマークの刻印されたピースは多く残っていません。


【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホースはナバホギルドの代表も務めた人物で、現在に至るまでの大変多くのインディアンジュエリー作家に多大な影響を与えた人物の一人です。1904年、ガナード近くで生まれ、なんと9歳のころから祖父を手伝ってシルバースミスとしての技術を学び始めました。
その後、【SOUTHWEST ARTS&CRAFTS】で働き、その早熟な技術により26歳ごろにはサンタフェのインディアンスクールで彫金技術のクラスを受け持ち、大変多くの教え子を持っていました。 サードジェネレーションと呼ばれる第3世代の作家ですが、さらに古い年代の伝統を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えたました。ナバホの巨匠【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイやホピの巨匠【Louis Lomay】ルイス・ロメイも氏から技術を教授された一人です。


こちらの作品もアンブローズ・リンカーンらしいキャストによる造形であり、それはまた、ナバホの伝統的な技術/手法を守ろうとしたアンブローズ・ローアンホースが重要視した技術です。
サンドキャストによる成形は、インディアンジュエリーらしいプリミティブで武骨な表情を作りますが、圧倒的な造形センスにより洗練された印象に仕上げられています。

また、どちらかと言えば女性に向いたデザインの作品ですが、完成度が高く汎用性の高い印象を持ち、ネックレスの長さ(円周)が48㎝程度ある為、男性にも向いたネックレスに仕上がっています。

無駄がなく完成されたデザインと、質の高いシルバーワークによるハイエンドなピース。アメリカ国内でも市場に出ることは稀で、資料価値も高い貴重な作品です。

◆着用サンプル画像(5枚)はこちら◆


コンディションは多少のクスミや小キズは見られますが、ターコイズを含めとても良好なコンディションです。
Size

トップ(キャストパーツ1つ) 縦 約1.8㎝   横 約5.2㎝   全長(ネックレスとしての長さ)  約 47.5㎝~48.0㎝程度

Material

Silver, Turquoise