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JPH001787

【Billy Ray Hawee】 Vintage Hopi Sun Face Overlay Pin c.1960~

【Billy Ray Hawee】 Vintage Hopi Sun Face Overlay Pin c.1960~
32,400 円(税込)
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【Billy Ray Hawee】 Vintage Hopi Sun Face Overlay Pin  c.1960~
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【Hopi】ホピのビンテージジュエリーで、高い技術を誇り素晴らしい作品を残した作家【Billy Ray Hawee】ビリー・レイ・ハウィー(19??-1980)による作品。オーバーレイ技法によるサンフェイスモチーフのビンテージピンブローチです。

また、こちらの作品は同作者が【Hopi Silvercraft Guild】ホピシルバークラフトギルドに在籍していた時期の作品であり、裏側には、氏のホールマーク『Star』と『Crescent Moon(下弦の月)』と共にHopi Silvercraft Cooperative Guild 通称「ホピギルド」を表すホールマークである『Sunface』が刻まれています。

1950年代~1960年代初頭に制作されたピースと思われ、ホピのオーバーレイ技法を用いた作品の中でも非常にクオリティーの高いピースです。
程よいサイズ感のラウンドシェイプをベースに、非常に丁寧なカッティングによって複雑な曲線を持つ八母星の中にサンフェイスが描き出されており、古いオーバーレイ作品の特徴といえる、僅かに現代よりも薄いシルバープレートをベースに、カットした厚いシルバープレートがオーバーレイされています。また、下地のシルバーには細かなテクスチャーが施されています。さらにハンマーワークによってアールがつけられ、中央が膨らむ立体的で美しい曲線・曲面が与えられており、このようなハンマーワークによる立体的な造形なども現代の作品ではあまり見られなくなったディテールの一つです。細部まで丁寧でしっかりとしたシルバーワークは、アウトラインのエッジにも現れており、丸く鞣されることでなめらかで上質感を生み出しています。また、全体に高い完成度を持ち重厚に仕上げられた作品です。


【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで立体的に絵柄を浮き出させる技法です。スタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。
1930年代にホピの作家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出された技術で、40年代~50年代に【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や同い年の作家【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)、【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。


【Billy Ray Hawee】ビリー・レイ・ハウィーは、アリゾナ州セカンドメサに近いションゴポーヴィの生まれで、その後ホートビラに移住しシルバージュエリーの制作を行っていたようです。キャリアのほとんどをHopi Silvercraft Guild(ホピギルド)に所属していたようで、こちらの様にパーソナルなホールマークと共にホピギルドのサンフェイスが刻まれた作品が多く残されています。
また、クラン(ホピ特有の氏族)はSun(太陽)ですが、なぜかホールマークは星と月を用いており、特別な意思があると推測されますがその理由は不明です。1959年頃からシルバージュエリーを制作していたようですが、惜しまれながらも1980年に亡くなられており、その活動期間は20年程度と比較的短期間です。その技術やデザインセンス、ジュエリーの完成度はホピジュエリーの中でも非常に優れており、もし制作期間が長ければ、【Bernard Dawahoya】バーナード・ダワホヤ(1935or36-2010)や【Lawrence Saufkie】ローレンス・スフキー(1934-2011)に並ぶ作家になっていたと思います。
前述の通り、ホピ独特の自然をモチーフに図案化された幾何学柄デザインの作品も残されていますが、こちらの様に伝統的なモチーフの作品も散見され、鳥や植物を具体的に描いたピースも多く残されてます。チープになりがちな具体的な図案も高いセンスにより上質感のある仕上がりに昇華することが出来るのがBilly Ray Haweeの特徴でありスペシャリティーです。


【Hopi SilverCraft Guild】【Hopi Silvercraft Cooperative Guild】)※以下ホピギルドは、1949年に発足したホピ族の職人により組織され、創設メンバーには当時すでにオーバーレイと云う新しいスタイルを確立し成功をおさめていた【Paul Saufkie】ポール・スフキー、そして絵画でも多くの傑作を残したアーティスト【Fred Kabotie】フレッド・カボティ(1900-1986)がおり、彼らが彫金クラスを開設することで、非常に多くのホピシルバースミスを育てました。現在、巨匠として知られるホピのアーティストも若いころには、そのほとんどがホピギルドに所属していたと言えます。そして、前述の創設メンバー二人の精力的なエキジビジョンやプロモーション活動により、オーバーレイと言う技術をホピの特徴的な技術・スタイルとして確立しました。
ホピギルドでは、ナバホギルドとは違い個人のホールマークも初期から認められており、その多くはこちらの作品の様にギルドのスタンプと共に個人のホールマークが刻まれています。また、ナバホギルド以上に後進の教育・育成に力を注いだようです。それは、ジュエリー以外の絵画や織物、彫刻等多くのアーティストを支援し、1970年代にはFred Kabotieの息子である【Michael Kabotie】マイケル・カボティー(1942-2009)の成功にも繋がっていきました。


【Sun Face】サンフェイスは、ホピ族を発祥とする精霊で、現在ではズニやナバホの作品においても多くみられるモチーフです。
農耕民族だったホピやプエブロの人々にとって太陽は非常に重要な存在で、絶対的な創造主であり、全ての生命を与えてくれると言う意味を持っています。日本を含む世界中の太陽信仰と近い部分もありますが、さらに宇宙に存在している精霊達が地上の人々を太陽を通して見守っているとされています。また、植物の成長を育む様子から成長や暖かさも象徴しています。


クリーンで構築的な質感を持つオーバーレイによる造形ですが、ホピ独特のどこか優し気なデザインや、モチーフに対する思いは、ナチュラルで素朴なイメージを作り上げています。

自然をモチーフに図案化されたデザインは、日本人にも共通する価値観を感じさせますが、どこかグラフィカルでモダンな印象もあり、性別やスタイルを問わず多くのスタイルに馴染むと思います。
また、多くのアイテムに合わせやすいサイズ感は、ハットやラペル、バッグ等色々な場所でさり気なくアクセントになってくれます。

オーバーレイ技術黎明期でありながらすでに高い完成度を誇り、Billy Ray Haweeはそれほど知名度の高い作家ではありませんが、ホピジュエリーの中でも最上級のクオリティーを感じることが出来る作品です。

◆着用サンプル画像(5枚)はこちら◆


コンディションは多少の小キズや僅かなクスミは見られますが、使用感は少なくとても良好な状態を保っています。
【Hopi】ホピのビンテージジュエリーで、高い技術を誇り素晴らしい作品を残した作家【Billy Ray Hawee】ビリー・レイ・ハウィー(19??-1980)による作品。オーバーレイ技法によるサンフェイスモチーフのビンテージピンブローチです。

また、こちらの作品は同作者が【Hopi Silvercraft Guild】ホピシルバークラフトギルドに在籍していた時期の作品であり、裏側には、氏のホールマーク『Star』と『Crescent Moon(下弦の月)』と共にHopi Silvercraft Cooperative Guild 通称「ホピギルド」を表すホールマークである『Sunface』が刻まれています。

1950年代~1960年代初頭に制作されたピースと思われ、ホピのオーバーレイ技法を用いた作品の中でも非常にクオリティーの高いピースです。
程よいサイズ感のラウンドシェイプをベースに、非常に丁寧なカッティングによって複雑な曲線を持つ八母星の中にサンフェイスが描き出されており、古いオーバーレイ作品の特徴といえる、僅かに現代よりも薄いシルバープレートをベースに、カットした厚いシルバープレートがオーバーレイされています。また、下地のシルバーには細かなテクスチャーが施されています。さらにハンマーワークによってアールがつけられ、中央が膨らむ立体的で美しい曲線・曲面が与えられており、このようなハンマーワークによる立体的な造形なども現代の作品ではあまり見られなくなったディテールの一つです。細部まで丁寧でしっかりとしたシルバーワークは、アウトラインのエッジにも現れており、丸く鞣されることでなめらかで上質感を生み出しています。また、全体に高い完成度を持ち重厚に仕上げられた作品です。


【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで立体的に絵柄を浮き出させる技法です。スタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。
1930年代にホピの作家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出された技術で、40年代~50年代に【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や同い年の作家【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)、【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。


【Billy Ray Hawee】ビリー・レイ・ハウィーは、アリゾナ州セカンドメサに近いションゴポーヴィの生まれで、その後ホートビラに移住しシルバージュエリーの制作を行っていたようです。キャリアのほとんどをHopi Silvercraft Guild(ホピギルド)に所属していたようで、こちらの様にパーソナルなホールマークと共にホピギルドのサンフェイスが刻まれた作品が多く残されています。
また、クラン(ホピ特有の氏族)はSun(太陽)ですが、なぜかホールマークは星と月を用いており、特別な意思があると推測されますがその理由は不明です。1959年頃からシルバージュエリーを制作していたようですが、惜しまれながらも1980年に亡くなられており、その活動期間は20年程度と比較的短期間です。その技術やデザインセンス、ジュエリーの完成度はホピジュエリーの中でも非常に優れており、もし制作期間が長ければ、【Bernard Dawahoya】バーナード・ダワホヤ(1935or36-2010)や【Lawrence Saufkie】ローレンス・スフキー(1934-2011)に並ぶ作家になっていたと思います。
前述の通り、ホピ独特の自然をモチーフに図案化された幾何学柄デザインの作品も残されていますが、こちらの様に伝統的なモチーフの作品も散見され、鳥や植物を具体的に描いたピースも多く残されてます。チープになりがちな具体的な図案も高いセンスにより上質感のある仕上がりに昇華することが出来るのがBilly Ray Haweeの特徴でありスペシャリティーです。


【Hopi SilverCraft Guild】【Hopi Silvercraft Cooperative Guild】)※以下ホピギルドは、1949年に発足したホピ族の職人により組織され、創設メンバーには当時すでにオーバーレイと云う新しいスタイルを確立し成功をおさめていた【Paul Saufkie】ポール・スフキー、そして絵画でも多くの傑作を残したアーティスト【Fred Kabotie】フレッド・カボティ(1900-1986)がおり、彼らが彫金クラスを開設することで、非常に多くのホピシルバースミスを育てました。現在、巨匠として知られるホピのアーティストも若いころには、そのほとんどがホピギルドに所属していたと言えます。そして、前述の創設メンバー二人の精力的なエキジビジョンやプロモーション活動により、オーバーレイと言う技術をホピの特徴的な技術・スタイルとして確立しました。
ホピギルドでは、ナバホギルドとは違い個人のホールマークも初期から認められており、その多くはこちらの作品の様にギルドのスタンプと共に個人のホールマークが刻まれています。また、ナバホギルド以上に後進の教育・育成に力を注いだようです。それは、ジュエリー以外の絵画や織物、彫刻等多くのアーティストを支援し、1970年代にはFred Kabotieの息子である【Michael Kabotie】マイケル・カボティー(1942-2009)の成功にも繋がっていきました。


【Sun Face】サンフェイスは、ホピ族を発祥とする精霊で、現在ではズニやナバホの作品においても多くみられるモチーフです。
農耕民族だったホピやプエブロの人々にとって太陽は非常に重要な存在で、絶対的な創造主であり、全ての生命を与えてくれると言う意味を持っています。日本を含む世界中の太陽信仰と近い部分もありますが、さらに宇宙に存在している精霊達が地上の人々を太陽を通して見守っているとされています。また、植物の成長を育む様子から成長や暖かさも象徴しています。


クリーンで構築的な質感を持つオーバーレイによる造形ですが、ホピ独特のどこか優し気なデザインや、モチーフに対する思いは、ナチュラルで素朴なイメージを作り上げています。

自然をモチーフに図案化されたデザインは、日本人にも共通する価値観を感じさせますが、どこかグラフィカルでモダンな印象もあり、性別やスタイルを問わず多くのスタイルに馴染むと思います。
また、多くのアイテムに合わせやすいサイズ感は、ハットやラペル、バッグ等色々な場所でさり気なくアクセントになってくれます。

オーバーレイ技術黎明期でありながらすでに高い完成度を誇り、Billy Ray Haweeはそれほど知名度の高い作家ではありませんが、ホピジュエリーの中でも最上級のクオリティーを感じることが出来る作品です。

◆着用サンプル画像(5枚)はこちら◆


コンディションは多少の小キズや僅かなクスミは見られますが、使用感は少なくとても良好な状態を保っています。
Size

縦 約3.8㎝   横 約3.8㎝ 

Material

Silver