【NAVAJO】ナバホのビンテージジュエリー、『ナバホパール』とも呼ばれる49個ものベンチメイド(ハンドメイド)シルバービーズで構成されたアンティーク/ビンテージネックレスです。
シンプルなネックレスとなっていますが、ビーズの半数以上にはプリミティブで味わい深いスタンプワークが刻まれ、伝統的な製法による武骨でエスニシティな表情と共に、ナバホジュエリー特有の魅力を体感できる作品となっています。
とても古くからほとんど変わらない製法によって作られている伝統的なシルバービーズによって組まれたネックレスであり、正確な制作年代の特定は困難ですが、ビーズに刻まれたスタンプやその仕上げ等から、1950年代~1970年代初頭頃に作られたものと思われます。
ナバホの伝統的なシルバービーズは、現地において『ナバホパール』(ナバホの真珠)や『デザートパール』(砂漠の真珠)等とも呼ばれ、本作の様な僅かにそろばん珠の様な形状は、最もトラディショナルな造形となっています。
さらに、フックパーツに近いバックサイド~フロントにかけて少しずつ大きくなるように5~6種類のサイズグラデーションが特徴的な作品となっており、派手なデザインではありませんが、このグラデーションが程よい存在感と特別な表情を生み出しているようです。
さらに本作では、球体としての成形前にスタンプを刻み込んでおり、複雑で奥行きを感じさせるナバホパール/シルバービーズに仕上げられています。
本作のように完全なハンドメイドのビーズは、材料の加工からの全ての工程を手作業により作り上げられており、コンチョを作るような手法で半球体を制作し、それらを二つロウ付けすることでビーズに成形しています。そのため、その形状や大きさは不均一ですが、独特の味わいが感じられます。
また、こちらのように古くからの製法でビーズを制作すると、一日中制作しても数粒程度しか制作できない為、全てのシルバービーズをそろえる為に大変長い時間が費やされていることが判ります。
派手さのないシンプルなネックレスですが、渋いシルバーの表情により、武骨でビンテージインディアンジュエリーらしい雰囲気を醸し出しています。
またその印象は、性別や季節を問わず多くのスタイルにフィットし、日常の良いアクセントになるアイテム。女性にはエレガントにフィットしますが、男性にもさりげなくお使いいただける非常に汎用性の高いネックレスです。
ビンテージナバホジュエリーの中でも近年最も需要が高まり、アメリカ国内でのプライスが高騰しているのがナバホパールネックレスであり、本作はとてもコレクタブルでトレジャーハントプライスな作品の一つとなっています。
◆着用サンプル画像はこちら◆
コンディションも良好。全体にシルバーのクスミ(硫化)は見られますが、ダメージの無いとても良い状態を保っています。クスミについては、専用のクロス等で磨き上げることで、明るいシルバーの色を取り戻すことも可能です。
また、ビーズワイヤー(フォックステイルワイヤー/チェーン)は当店で交換済みとなっております。