ITEM CODE:
JBF006821

Antique Navajo 卍 Stamped 3-Strand Triangle Wire Cuff c.1920~

Antique Navajo 卍 Stamped 3-Strand Triangle Wire Cuff c.1920~
85,800 円(税込)
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着用サンプル画像
https://www.instagram.com/p/CqK7fSpv8qc/
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、インゴットシルバー(銀塊)から成形された細いトライアングルワイヤー(竜骨型)を3連に構成したバンドのアンティーク/ビンテージバングルです。
さらにそれぞれに【逆卍】Whirling Log/Nohokosやアロー等のスタンプワークが刻まれ、アンティークらしい表情と現代的でこなれた印象のデザインが大変魅力的な作品となっています。

【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれる、20世紀前半のサウスウエスト観光産業の隆盛に合わせて作られた作品の一つと思われますが、そんなスーベニアアイテムの中でも初期のピースと思われ、全ての工程がハンドメイドで仕上げられています。制作工程に機械化や分業化が導入され、量産されたピースではなく、一人の職人が全ての工程を担当し作り上げられた作品です。


1930年前後の作品と思われ、インゴットシルバー(銀塊)から成形されたトライアングル(竜骨型)ワイヤーは、材料として市販されているトライアングルワイヤー(コマーシャルワイヤー)とは異なった硬さや滑らかな質感を持っています。さらに、30gを超える心地よい重量感を有し、アンティーク作品独特の迫力を感じさせるブレスレットとなっています。

そして、それぞれのワイヤーの上下対称に逆卍やアロー等のスタンプワークがとても力強く刻まれており、ターミナル(バングルの端)のエッジはシルバータブを備える事で繋ぎ合わされており、アンティーク作品らしい丁寧なシルバーワークによって仕上げられています。また、それらのワイヤーの間に少しづつ隙間が作られている事により、装着時に肌が透けるスリットとなることで腕に馴染みやすい表情が与えられています。


造形スタイルやディテール等から、1923年により創業され多くのナバホやプエブロの職人が所属した有名工房【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストや、1935年創業の【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポストで制作されたものと推測されますが、ショップマークやホールマークは入らず詳細は不明となっています。
分業化・量産化を始める以前に全てハンドメイドによって制作された創業初期の作品であろうと思われ、それによりコインシルバー製である事も推定可能となっています。


卍 【スワスティカ】 Whirling Log 【ワーリングログ】について・・・
 4つの【L】 『LOVE・LIFE・LUCK・LIGHT』 からなる幸福のシンボル卍(Swastikaスワスティカ)はラッキーシンボルとして当時よく使われていたモチーフです。
しかしながら、1933年のナチスドイツ出現、1939年にWW2開戦によりアメリカにおいては敵国ドイツのハーケンクロイツと同一記号は不吉だとして使われなくなってしまいました。当時の新聞記事にも残っていますが、インディアンたちにも卍が入った作品の廃棄が求められ、政府機関によって回収されたりしたようです。 その後、大戦中にも多くが廃棄されてしまった歴史があり、現存しているものは大変貴重となりました。
こちらはそのような受難を乗り越えて現存しているものです。


【Arrow/Arrowhead】アロー/アローヘッドは、『お守り』の意味合いを持ちインディアンジュエリー創成期からみられる最古のモチーフの一つです。


【Ingot Silver】インゴット(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、シルバーゲージ/プレート(銀板)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。
最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。

また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


【Coin Silver】コインシルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。 また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。

同様に【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、こちらは世界中で共通の基準となっています。また『割金』と呼ばれる残りシルバー以外の7.5%には、銅やアルミニウム等が含まれています。(現在では、スターリングシルバーの割金は7.5%全てが銅と決められています) 925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されていますが、インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバーコインを溶かすことで、材料を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。

シルバーの色味や質感は、『割金』や製法にも左右され、コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異は純度2.5%の違いしかない為、見た目で判断するのは困難ですが、やはりコインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられると思います。

さらに古い1800年代後半頃の作品では、メキシカンコインが多く含まれていたためか、そのシルバーの純度は95.0%に近くなっているようですが、身近な銀製品を混ぜて溶かしていた歴史を考えると純度に対してそれほど強い拘りはなかったことが推測されます。


本作もとても硬く滑らかなシルバーの質感と、スリット(隙間)により素晴らしい着用感を生んでいます。
また、スタンプワークによって刻まれたモチーフやデザインは、大変はオーセンティックでナバホのツーリストアイテムらしい印象ですが、当時この様な3連構造となった作品は珍しい造形スタイルだったと思われます。

トライアングルのエッジーなシェイプと心地よい重量感、そしてアンティークながら洗練された造形美を持ったバングル。ナローなワイヤーが3連になっている事で、着用時にはとてもこなれた印象を生み出し、とても多くのスタイルに馴染む高い汎用性を示すブレスレットです。

クラシックな雰囲気と共にスタンプワークのクオリティなどには、武骨でワイルドなビンテージナバホジュエリーの魅力が詰め込まれています。
こちらのようなアンティークの良作は、ツーリストアイテム/フレッド・ハービースタイルジュエリーの中でも見つけるのが大変困難なピースであり、非常にコレクタブルな作品となっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆


コンディションは、シルバーのクスミや多少の摩耗、ハンドメイド作品特有の制作上のムラ等も見られますが、目立ったダメージは無く良好な状態を保っています。
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、インゴットシルバー(銀塊)から成形された細いトライアングルワイヤー(竜骨型)を3連に構成したバンドのアンティーク/ビンテージバングルです。
さらにそれぞれに【逆卍】Whirling Log/Nohokosやアロー等のスタンプワークが刻まれ、アンティークらしい表情と現代的でこなれた印象のデザインが大変魅力的な作品となっています。

【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれる、20世紀前半のサウスウエスト観光産業の隆盛に合わせて作られた作品の一つと思われますが、そんなスーベニアアイテムの中でも初期のピースと思われ、全ての工程がハンドメイドで仕上げられています。制作工程に機械化や分業化が導入され、量産されたピースではなく、一人の職人が全ての工程を担当し作り上げられた作品です。


1930年前後の作品と思われ、インゴットシルバー(銀塊)から成形されたトライアングル(竜骨型)ワイヤーは、材料として市販されているトライアングルワイヤー(コマーシャルワイヤー)とは異なった硬さや滑らかな質感を持っています。さらに、30gを超える心地よい重量感を有し、アンティーク作品独特の迫力を感じさせるブレスレットとなっています。

そして、それぞれのワイヤーの上下対称に逆卍やアロー等のスタンプワークがとても力強く刻まれており、ターミナル(バングルの端)のエッジはシルバータブを備える事で繋ぎ合わされており、アンティーク作品らしい丁寧なシルバーワークによって仕上げられています。また、それらのワイヤーの間に少しづつ隙間が作られている事により、装着時に肌が透けるスリットとなることで腕に馴染みやすい表情が与えられています。


造形スタイルやディテール等から、1923年により創業され多くのナバホやプエブロの職人が所属した有名工房【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストや、1935年創業の【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポストで制作されたものと推測されますが、ショップマークやホールマークは入らず詳細は不明となっています。
分業化・量産化を始める以前に全てハンドメイドによって制作された創業初期の作品であろうと思われ、それによりコインシルバー製である事も推定可能となっています。


卍 【スワスティカ】 Whirling Log 【ワーリングログ】について・・・
 4つの【L】 『LOVE・LIFE・LUCK・LIGHT』 からなる幸福のシンボル卍(Swastikaスワスティカ)はラッキーシンボルとして当時よく使われていたモチーフです。
しかしながら、1933年のナチスドイツ出現、1939年にWW2開戦によりアメリカにおいては敵国ドイツのハーケンクロイツと同一記号は不吉だとして使われなくなってしまいました。当時の新聞記事にも残っていますが、インディアンたちにも卍が入った作品の廃棄が求められ、政府機関によって回収されたりしたようです。 その後、大戦中にも多くが廃棄されてしまった歴史があり、現存しているものは大変貴重となりました。
こちらはそのような受難を乗り越えて現存しているものです。


【Arrow/Arrowhead】アロー/アローヘッドは、『お守り』の意味合いを持ちインディアンジュエリー創成期からみられる最古のモチーフの一つです。


【Ingot Silver】インゴット(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、シルバーゲージ/プレート(銀板)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。
最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。

また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


【Coin Silver】コインシルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。 また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。

同様に【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、こちらは世界中で共通の基準となっています。また『割金』と呼ばれる残りシルバー以外の7.5%には、銅やアルミニウム等が含まれています。(現在では、スターリングシルバーの割金は7.5%全てが銅と決められています) 925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されていますが、インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバーコインを溶かすことで、材料を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。

シルバーの色味や質感は、『割金』や製法にも左右され、コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異は純度2.5%の違いしかない為、見た目で判断するのは困難ですが、やはりコインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられると思います。

さらに古い1800年代後半頃の作品では、メキシカンコインが多く含まれていたためか、そのシルバーの純度は95.0%に近くなっているようですが、身近な銀製品を混ぜて溶かしていた歴史を考えると純度に対してそれほど強い拘りはなかったことが推測されます。


本作もとても硬く滑らかなシルバーの質感と、スリット(隙間)により素晴らしい着用感を生んでいます。
また、スタンプワークによって刻まれたモチーフやデザインは、大変はオーセンティックでナバホのツーリストアイテムらしい印象ですが、当時この様な3連構造となった作品は珍しい造形スタイルだったと思われます。

トライアングルのエッジーなシェイプと心地よい重量感、そしてアンティークながら洗練された造形美を持ったバングル。ナローなワイヤーが3連になっている事で、着用時にはとてもこなれた印象を生み出し、とても多くのスタイルに馴染む高い汎用性を示すブレスレットです。

クラシックな雰囲気と共にスタンプワークのクオリティなどには、武骨でワイルドなビンテージナバホジュエリーの魅力が詰め込まれています。
こちらのようなアンティークの良作は、ツーリストアイテム/フレッド・ハービースタイルジュエリーの中でも見つけるのが大変困難なピースであり、非常にコレクタブルな作品となっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆


コンディションは、シルバーのクスミや多少の摩耗、ハンドメイド作品特有の制作上のムラ等も見られますが、目立ったダメージは無く良好な状態を保っています。
Size

メンズサイズ L - XL 程度

内径最大幅 約62.9㎜    正面幅(高さ) 約15.2㎜
内周 約144㎜    開口部 約31㎜
Inside Measurement 5 5/8inch   opening 1 1/4inch 

※バングルはサイズ調整可能です。ML~XLサイズ以下の男性であればほとんどの方にフィットすると思います。 ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

サイズ(手首寸法)をお伝えいただければ、当店で調整後のお渡しが可能です。お気軽にお申し付けくださいませ。

Material

Ingot Silver(probably Coin Silver 900)    約31.2g