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JBH006491

【Bernard Dawahoya】Vtg Thunderbird Overlay Clasp Bolo c.1980~

【Bernard Dawahoya】Vtg Thunderbird Overlay Clasp Bolo c.1980~
97,900 円(税込)
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【Hopi】ホピの巨匠【Bernard Dawahoya】バーナード・ダワホヤ(1935or36-2010)による作品で、サンダーバード/ペヨーテバードをモチーフとした美しいオーバーレイが大変魅力的なピース。ホピジュエリーの伝統的な技術を用いた素朴でナチュラルな作品ですが、その完成度には威厳やノーブルな印象さえも帯びたオールド/ビンテージボロタイ(ループタイ)です。

裏側に刻印された同作者のホールマーク(作者のサイン)が、不鮮明(スライダーパーツのロウ付け時に銀ロウが流れた為と推測される)となっていますが、Bernard Dawahoyaの作品です。
同じスノークラウドをモチーフとしたホールマークを長く使用していましたが、その刻印を刻むスタンプ(鏨)ツールは何度も変更されており、こちらの作品と全く同じスタンプを使用した作品は少数ですが確認されています。
また、このホールマークや同作者が所属していた【Hopi Crafts】ホピクラフツのショップマークが入らない事、裏面のスライダーパーツ等から、Bernard Dawahoya長いキャリアの中でも技術が最も充実していた1980年代~1990年代頃の作品であることが推測される作品です。

オーセンティックな台形型をベースとしたクラスプ/オーナメントは、完成された美しいオーバーレイ技法によって構成されており、ホールマークを確認する事なく、名工・巨匠と呼ばれる作者の作品である事が判断可能です。
現代のオーバーレイ作品に比べ、厚いシルバープレートをカッティングし、逆に少し薄いシルバープレートをベースにとした、古いホピ族のオーバーレイ作品独特の特徴を持ち、その厚いシルバーをカッティングする事により深く強い陰影が生み出されています。さらに、土台となっているシルバーには細かなテクスチャも刻まれることで複雑な表情が与えられています。
曲線と直線を巧みに組み合わせた秀逸なデザインが、丁寧なカッティングワークによって作り上げられており、迫力のあるサンダーバードが構成されています。ただ、同作者のサンダーバードデザインは、イーグルに近いデザインが多く、本作でモチーフとなっているのは、PeyoteBird/ペヨーテバードの可能性もあります。
さらに、レースの先端部分であるアグレット/チップパーツには菱形のシルバービーズが備えられ、さり気なくも細部まで行き届いた作者の拘りが垣間見えるディテールとなっています。

さらに、ハンマーワークによって全体にコンチョの様なアールがつけられ、立体的で美しい曲面が与えられています。このようなディテールは、木(丸太)に彫り込んだ溝に、タガネを使い地金を沿わせるように繊細なハンマーワークによってドーム状の膨らみを作り上げています。高度な技術と手間を必要とするため、現在ホピの作品ではあまり見ることが出来なくなりました。


【Thunderbird】サンダーバード はインディアンジュエリーの伝統的なモチーフの一つで、伝説の怪鳥であり、雷や雲、ひいては雨とつながりが深く幸福を運んでくるラッキーシンボルでもあります。 ジュエリーでは、限界の無い幸福を表すシンボルであり、ネイティブアメリカンの守り神的存在です。

【PeyoteBird】ペヨーテバードは、儀式の際にペヨーテ(サボテン)を摂取するとあらわれると言われる光の鳥で、限界まで肉体に負荷を与えて幻覚作用のあるペヨーテを摂取することによって、自身の境界がなくなり肉体はは光と共に世界とひと続きになるそうです。その時に見られる神聖な鳥がPeyoteBirdです。


【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで立体的に絵柄を浮き出させる技法です。スタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。
1930年代にホピの大家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出された技術ですが、その黎明期にはホピ以外のナバホ・プエブロのシルバースミスにも新しい表現方法として色々な作品が作られていました。1940年代~1950年代にかけて【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や同い年の作家【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)、そして【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。
オーバーレイ技術の定着以前にも、オーバーレイと近い造形を生み出すような大きく大胆で細かな刻みを持たないスタンプ(鏨)がホピの作家によって制作されていました。しかし、スタンプ(刻印)というデザインやサイズが固定されてしまう技術から解放し、もっと自由な図案を具現化できる技術・技法として生み出されたのではないかと考えられます。


【Bernard Dawahoya】バーナード・ダワホヤは1935年又は1936年生まれで、クラン(ホピ特有の氏族)は『Snow』、アリゾナ州北東部のションゴポーヴィで育ちました。1956年頃にシルバースミスとしてのキャリアをスタートさせたとされており、長いキャリアを持つ巨匠の一人です。10代のころは叔父である【Sidney Sekakuku Jr.】シドニー・セカククの元で牧畜の仕事をしながらシルバーワークを教わり、同じく同氏族(親戚)の【Washington Talayumptewa】ワシントン・タラユンプテワらをも師としてトラディショナルなシルバーワークを習得していきました。
1960年代前半頃には、創業したばかりのHopi Craftsにも協力していました。本作もその当時に制作された作品です。その時に同じく同ショップに在籍していた巨匠の一人であるHarry Sakyesvaにシルバーワークを教わり、当時新しいデザインを多く生み出していた【Peter Shelton】ピーター・シェルトンにも大きな影響を受けたようです。その後、1966年には【Dawa's Hopi Arts and Crafts】ダワズホピアーツアンドクラフツをオープンします。そして、1970年代以降にはションゴポーヴィにおいて多大な影響力を持ち、多くの後進をワークショップや自身の経営する店を通じて支援・教育しました。その教え子には自身の娘婿であり、現在も活躍するベテラン作家の【Anderson Koinva】アンダーソン・コインヴァ(1956-)等がいます。また、長いキャリアの中で多くのアワードを受賞し1989年には、Arizona Indian Living Treasure Award(アリゾナ州人間州宝)に認定されています。

トラディショナルなホピジュエリーの大家であり、Victor Coochwytewaや【Lawrence Saufkie】ローレンス・スフキー(1934-2011)と近い世代の為、並んで評価されることが多い作家ですが、よく見ていると正確で実直なオーバーレイ技術とは相反するデザインのヌケや可愛さ、愛嬌がBernard Dawahoyaの魅力であり、優しくおおらかな人柄が作品に表れていると思います。
ジュエリー以外のアート作品制作にも精力的で、特にキャリア後半ではジュエリーの制作は比較的少なかったこともあり、現在では希少でコレクタブルな作家となっています。2010年に惜しまれながらお亡くなりになられています。


本作もBernard Dawahoyaの完成されたシルバーワークが体感できる美しい仕上がりと、デザインの素晴らしさも備えたピースです。独特なリラックス感を持ったデザインが多い同作者の中では、端正で凛とした表情が特徴的な作品となっており、洗練された印象とホピの持つ独特な感性が感じられ、力強い存在感を有するボロタイとなっています。

また、ボロタイは特殊なジュエリーでスタイリングしにくいようなイメージがありますが、ネックレスと同じようにお使いいただけ、こちらのようにジュエリーとしての品位も備えた作品は、多くのシーンにフィットさせることが可能で、性別やスタイルを問わず馴染みやすい汎用性も持ったアイテムです。

ホピ独特のどこか優し気な雰囲気を帯びた作品群は、日本人にも共通する感性や様式美を感じさせます。また、図案化された自然モチーフは素朴でナチュラルですが、グラフィカルでモダンな印象もあり、作家の個性や力強さも併せ持つ作品。大変コレクタブルなアイテムの一つであり、トレジャーハントプライスな作品となっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、シルバーのクミスや多少のキズ、ハンドメイド特有の制作上のムラが見られますが、目立ったダメージやリペアの跡などはなく、良好な状態を保っています。
【Hopi】ホピの巨匠【Bernard Dawahoya】バーナード・ダワホヤ(1935or36-2010)による作品で、サンダーバード/ペヨーテバードをモチーフとした美しいオーバーレイが大変魅力的なピース。ホピジュエリーの伝統的な技術を用いた素朴でナチュラルな作品ですが、その完成度には威厳やノーブルな印象さえも帯びたオールド/ビンテージボロタイ(ループタイ)です。

裏側に刻印された同作者のホールマーク(作者のサイン)が、不鮮明(スライダーパーツのロウ付け時に銀ロウが流れた為と推測される)となっていますが、Bernard Dawahoyaの作品です。
同じスノークラウドをモチーフとしたホールマークを長く使用していましたが、その刻印を刻むスタンプ(鏨)ツールは何度も変更されており、こちらの作品と全く同じスタンプを使用した作品は少数ですが確認されています。
また、このホールマークや同作者が所属していた【Hopi Crafts】ホピクラフツのショップマークが入らない事、裏面のスライダーパーツ等から、Bernard Dawahoya長いキャリアの中でも技術が最も充実していた1980年代~1990年代頃の作品であることが推測される作品です。

オーセンティックな台形型をベースとしたクラスプ/オーナメントは、完成された美しいオーバーレイ技法によって構成されており、ホールマークを確認する事なく、名工・巨匠と呼ばれる作者の作品である事が判断可能です。
現代のオーバーレイ作品に比べ、厚いシルバープレートをカッティングし、逆に少し薄いシルバープレートをベースにとした、古いホピ族のオーバーレイ作品独特の特徴を持ち、その厚いシルバーをカッティングする事により深く強い陰影が生み出されています。さらに、土台となっているシルバーには細かなテクスチャも刻まれることで複雑な表情が与えられています。
曲線と直線を巧みに組み合わせた秀逸なデザインが、丁寧なカッティングワークによって作り上げられており、迫力のあるサンダーバードが構成されています。ただ、同作者のサンダーバードデザインは、イーグルに近いデザインが多く、本作でモチーフとなっているのは、PeyoteBird/ペヨーテバードの可能性もあります。
さらに、レースの先端部分であるアグレット/チップパーツには菱形のシルバービーズが備えられ、さり気なくも細部まで行き届いた作者の拘りが垣間見えるディテールとなっています。

さらに、ハンマーワークによって全体にコンチョの様なアールがつけられ、立体的で美しい曲面が与えられています。このようなディテールは、木(丸太)に彫り込んだ溝に、タガネを使い地金を沿わせるように繊細なハンマーワークによってドーム状の膨らみを作り上げています。高度な技術と手間を必要とするため、現在ホピの作品ではあまり見ることが出来なくなりました。


【Thunderbird】サンダーバード はインディアンジュエリーの伝統的なモチーフの一つで、伝説の怪鳥であり、雷や雲、ひいては雨とつながりが深く幸福を運んでくるラッキーシンボルでもあります。 ジュエリーでは、限界の無い幸福を表すシンボルであり、ネイティブアメリカンの守り神的存在です。

【PeyoteBird】ペヨーテバードは、儀式の際にペヨーテ(サボテン)を摂取するとあらわれると言われる光の鳥で、限界まで肉体に負荷を与えて幻覚作用のあるペヨーテを摂取することによって、自身の境界がなくなり肉体はは光と共に世界とひと続きになるそうです。その時に見られる神聖な鳥がPeyoteBirdです。


【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで立体的に絵柄を浮き出させる技法です。スタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。
1930年代にホピの大家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出された技術ですが、その黎明期にはホピ以外のナバホ・プエブロのシルバースミスにも新しい表現方法として色々な作品が作られていました。1940年代~1950年代にかけて【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や同い年の作家【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)、そして【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。
オーバーレイ技術の定着以前にも、オーバーレイと近い造形を生み出すような大きく大胆で細かな刻みを持たないスタンプ(鏨)がホピの作家によって制作されていました。しかし、スタンプ(刻印)というデザインやサイズが固定されてしまう技術から解放し、もっと自由な図案を具現化できる技術・技法として生み出されたのではないかと考えられます。


【Bernard Dawahoya】バーナード・ダワホヤは1935年又は1936年生まれで、クラン(ホピ特有の氏族)は『Snow』、アリゾナ州北東部のションゴポーヴィで育ちました。1956年頃にシルバースミスとしてのキャリアをスタートさせたとされており、長いキャリアを持つ巨匠の一人です。10代のころは叔父である【Sidney Sekakuku Jr.】シドニー・セカククの元で牧畜の仕事をしながらシルバーワークを教わり、同じく同氏族(親戚)の【Washington Talayumptewa】ワシントン・タラユンプテワらをも師としてトラディショナルなシルバーワークを習得していきました。
1960年代前半頃には、創業したばかりのHopi Craftsにも協力していました。本作もその当時に制作された作品です。その時に同じく同ショップに在籍していた巨匠の一人であるHarry Sakyesvaにシルバーワークを教わり、当時新しいデザインを多く生み出していた【Peter Shelton】ピーター・シェルトンにも大きな影響を受けたようです。その後、1966年には【Dawa's Hopi Arts and Crafts】ダワズホピアーツアンドクラフツをオープンします。そして、1970年代以降にはションゴポーヴィにおいて多大な影響力を持ち、多くの後進をワークショップや自身の経営する店を通じて支援・教育しました。その教え子には自身の娘婿であり、現在も活躍するベテラン作家の【Anderson Koinva】アンダーソン・コインヴァ(1956-)等がいます。また、長いキャリアの中で多くのアワードを受賞し1989年には、Arizona Indian Living Treasure Award(アリゾナ州人間州宝)に認定されています。

トラディショナルなホピジュエリーの大家であり、Victor Coochwytewaや【Lawrence Saufkie】ローレンス・スフキー(1934-2011)と近い世代の為、並んで評価されることが多い作家ですが、よく見ていると正確で実直なオーバーレイ技術とは相反するデザインのヌケや可愛さ、愛嬌がBernard Dawahoyaの魅力であり、優しくおおらかな人柄が作品に表れていると思います。
ジュエリー以外のアート作品制作にも精力的で、特にキャリア後半ではジュエリーの制作は比較的少なかったこともあり、現在では希少でコレクタブルな作家となっています。2010年に惜しまれながらお亡くなりになられています。


本作もBernard Dawahoyaの完成されたシルバーワークが体感できる美しい仕上がりと、デザインの素晴らしさも備えたピースです。独特なリラックス感を持ったデザインが多い同作者の中では、端正で凛とした表情が特徴的な作品となっており、洗練された印象とホピの持つ独特な感性が感じられ、力強い存在感を有するボロタイとなっています。

また、ボロタイは特殊なジュエリーでスタイリングしにくいようなイメージがありますが、ネックレスと同じようにお使いいただけ、こちらのようにジュエリーとしての品位も備えた作品は、多くのシーンにフィットさせることが可能で、性別やスタイルを問わず馴染みやすい汎用性も持ったアイテムです。

ホピ独特のどこか優し気な雰囲気を帯びた作品群は、日本人にも共通する感性や様式美を感じさせます。また、図案化された自然モチーフは素朴でナチュラルですが、グラフィカルでモダンな印象もあり、作家の個性や力強さも併せ持つ作品。大変コレクタブルなアイテムの一つであり、トレジャーハントプライスな作品となっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、シルバーのクミスや多少のキズ、ハンドメイド特有の制作上のムラが見られますが、目立ったダメージやリペアの跡などはなく、良好な状態を保っています。
Size

Clasp/オーナメント部分  縦 約 53.5㎜   横 約 39.6㎜
全長 約 105.0㎝

Material

Silver