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JRF004958

Vintage 【BELL TRADING POST】 Men's Silver Ring w/Hematite

Vintage 【BELL TRADING POST】 Men's Silver Ring w/Hematite
NORMAL PRICE: 18,700
14,960 円(税込)
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Vintage 【BELL TRADING POST】 Men's Silver Ring w/Hematite
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【NAVAJO】ナバホ/【PUEBLO】プエブロの職人が多く所属した、【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルを代表する工房の一つである【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポスト製のピース。ラディアントカットようにカットされたヘマタイトがエッジ―で重厚な印象を持つメンズサイズのアンティーク/ビンテージリングです。

【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーとも呼ばれる、アメリカ中西部の観光客向けに制作されたスーベニアアイテム(土産物)で、内側には丸く『BELL STERLING』の文字とベルが描かれたホールマークが施されており、そのホールマークデザインからは、1930年代末頃~1950年代に作られたピースと推測されますが、マテリアルや石のカットからは1970年代製のようにも感じられます。

スプリットシャンクのデザインでフロントに向けて広いシャンクをベースに、存在感のあるスクエアシェイプのヘマタイトがメインに構成されています。ベゼル(覆輪)も石のカットに合わせた造形となっており、シンプルながら完成度が高く、インディアンジュエリーとしてイメージされる印象とは違った表情を持ったリングです。制作工程には機械が用いられているため、マシン&ハンドメイドのハイブリッドなピースであり、ある程度量産されたと推測されますが、現在では類似したピースを見つけるのは非常に困難で希少な物となっています。

内側にはBELL TRADING POSTのショップマーク/ホールマークと、スターリングシルバー(925シルバー)製であることを表す『STERLING』の刻印が施されています。そのショップホールマークは、ベル/鐘のシンボルを中心にしたラウンド型のホールマークです。こちらのホールマークがいつまで使用されていたかは、1940年代末頃や1950年代後半、1961年頃など諸説ありますが、後にベルのマークが看板に描かれているカンパニーロゴへと変更されます。1972年に買収されて以降は、また新しいロゴのホールマークへと変更されています。
上記の歴史から、こちらのリングも1960年代初頭以前に作られた事が判りますが、石のカットやシルバーワークからはもっと新しい年代が想起され、石がスワップ(交換)された跡も確認できない為、正確に作られた時期が判断できません。

セットされた石は【Hematite】ヘマタイト、日本語では『赤鉄鉱』と呼ばれる鉄鉱石の一種です。ターコイズのマトリックスとしても知られるパイライト(黄鉄鉱)は硫化鉄で、こちらは結晶化した酸化鉄となります。似た特徴を持ちますが、ヘマタイトは鉄の原料として非常に重要な鉱物です。また、ヘマタイトはパワーストーンとしても多く流通していますが、結晶をすり潰すと赤い粉になる為、赤色の顔料としても利用されています。
インディアンジュエリーにおいては、古くから【Petrified Wood】ペトリファイドウッドや【Agate】アゲート、【Malachite】マラカイト等、ターコイズ以外にも多くの石が用いられていますが、ヘマタイトが使用されることは珍しく、ほとんど他に類を見ないピースとなっています。


【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポストは、ニューメキシコ州アルバカーキーで【Jack T Michelson】ジャック・ミケルソンとその妻により1932年頃に設立されました。また『BELL』の名前は妻である【Jack Mildred】ジャック・ミドルトンの旧姓から名づけられました。
ツーリストジュエリーをメインに非常に多くのアイテムを供給し、【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストと並ぶ有名メーカーとして知られていますが、創業からしばらくは、【Ganscraft/Julius Gans Southwestern Arts and Crafts】ガンズクラフト社と同じ姿勢を持ち、小規模で完全なハンドメイドによってジュエリーの制作を行っていました。しかし、代表であるJack T Michelsonは機械化することを望み、1940年にニューヨークポストに広告を掲載、そこで求めに応じた人物がツーリストアイテムの歴史上、大変重要な人物である【M.J."Jerry"Chakerian】M.J.ジェリー・チャケリアンでした。チャケリアンはニューヨーク出身の敏腕ビジネスパーソンであり、ツーリストジュエリーの生産・流通に大きな影響を与えた人物です。そして、彼のコンサルティングにより、すでに機械化に成功していた【Maisel's】マイセルズの生産工程/ビジネスモデルをベースにした機械化とその飛躍に成功しました。

しかしながら、チャケリアンは1956年までBELL社で働いたあと、その後はデンバーの【Harry Heye Tammen】H.H.タンメン社に短期間所属し、そこでは機械生産を止めさせて、伝統的なナバホジュエリー制作への回帰という、BELL社での施策とはまったく逆のことをしており、「伝統的な方法で作られたジュエリーはマシーンメイドのジュエリーとの競争に苦しむべきではない」との自論を持っていたそうです。当時のタンメン社は業績が酷く悪化していましたが機械化等を行わず、新たにナバホのシルバースミスを雇い入れました。さらに、一部の機械工程にもナバホの職人を雇うことで、「インディアンメイド」の標記を守らせたようです。
チャケリアンの手腕により機械化・量産化に成功したBELL社では、ホールマークが入らないOEM生産も多く行っていたようで、フレッド・ハービーのお店等、サウスウエスト観光各地で取り扱われていました。また、ナバホスタイルのデザインを多く生産していますが、ズニやプエブロのインディアン達も多く所属し、同じように制作していたようです。
残念ながら1972年には買収され、現存していないカンパニーですが現在でも知名度が高く、ベルトレーディングポストのインディアンジュエリーはアメリカ国内でも大変人気があります。


こちらのピースも非常に幅広いデザイン/造形のジュエリーを生み出した同工房らしいリングとなっており、インディアンジュエリーらしい印象ではありませんが、季節やスタイルを問わずモードなスタイルにもフィットするリングです。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションはシルバーには全体にクスミやが見られますが、ダメージやリペア跡はなく良好な状態を保っています。
【NAVAJO】ナバホ/【PUEBLO】プエブロの職人が多く所属した、【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルを代表する工房の一つである【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポスト製のピース。ラディアントカットようにカットされたヘマタイトがエッジ―で重厚な印象を持つメンズサイズのアンティーク/ビンテージリングです。

【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーとも呼ばれる、アメリカ中西部の観光客向けに制作されたスーベニアアイテム(土産物)で、内側には丸く『BELL STERLING』の文字とベルが描かれたホールマークが施されており、そのホールマークデザインからは、1930年代末頃~1950年代に作られたピースと推測されますが、マテリアルや石のカットからは1970年代製のようにも感じられます。

スプリットシャンクのデザインでフロントに向けて広いシャンクをベースに、存在感のあるスクエアシェイプのヘマタイトがメインに構成されています。ベゼル(覆輪)も石のカットに合わせた造形となっており、シンプルながら完成度が高く、インディアンジュエリーとしてイメージされる印象とは違った表情を持ったリングです。制作工程には機械が用いられているため、マシン&ハンドメイドのハイブリッドなピースであり、ある程度量産されたと推測されますが、現在では類似したピースを見つけるのは非常に困難で希少な物となっています。

内側にはBELL TRADING POSTのショップマーク/ホールマークと、スターリングシルバー(925シルバー)製であることを表す『STERLING』の刻印が施されています。そのショップホールマークは、ベル/鐘のシンボルを中心にしたラウンド型のホールマークです。こちらのホールマークがいつまで使用されていたかは、1940年代末頃や1950年代後半、1961年頃など諸説ありますが、後にベルのマークが看板に描かれているカンパニーロゴへと変更されます。1972年に買収されて以降は、また新しいロゴのホールマークへと変更されています。
上記の歴史から、こちらのリングも1960年代初頭以前に作られた事が判りますが、石のカットやシルバーワークからはもっと新しい年代が想起され、石がスワップ(交換)された跡も確認できない為、正確に作られた時期が判断できません。

セットされた石は【Hematite】ヘマタイト、日本語では『赤鉄鉱』と呼ばれる鉄鉱石の一種です。ターコイズのマトリックスとしても知られるパイライト(黄鉄鉱)は硫化鉄で、こちらは結晶化した酸化鉄となります。似た特徴を持ちますが、ヘマタイトは鉄の原料として非常に重要な鉱物です。また、ヘマタイトはパワーストーンとしても多く流通していますが、結晶をすり潰すと赤い粉になる為、赤色の顔料としても利用されています。
インディアンジュエリーにおいては、古くから【Petrified Wood】ペトリファイドウッドや【Agate】アゲート、【Malachite】マラカイト等、ターコイズ以外にも多くの石が用いられていますが、ヘマタイトが使用されることは珍しく、ほとんど他に類を見ないピースとなっています。


【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポストは、ニューメキシコ州アルバカーキーで【Jack T Michelson】ジャック・ミケルソンとその妻により1932年頃に設立されました。また『BELL』の名前は妻である【Jack Mildred】ジャック・ミドルトンの旧姓から名づけられました。
ツーリストジュエリーをメインに非常に多くのアイテムを供給し、【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストと並ぶ有名メーカーとして知られていますが、創業からしばらくは、【Ganscraft/Julius Gans Southwestern Arts and Crafts】ガンズクラフト社と同じ姿勢を持ち、小規模で完全なハンドメイドによってジュエリーの制作を行っていました。しかし、代表であるJack T Michelsonは機械化することを望み、1940年にニューヨークポストに広告を掲載、そこで求めに応じた人物がツーリストアイテムの歴史上、大変重要な人物である【M.J."Jerry"Chakerian】M.J.ジェリー・チャケリアンでした。チャケリアンはニューヨーク出身の敏腕ビジネスパーソンであり、ツーリストジュエリーの生産・流通に大きな影響を与えた人物です。そして、彼のコンサルティングにより、すでに機械化に成功していた【Maisel's】マイセルズの生産工程/ビジネスモデルをベースにした機械化とその飛躍に成功しました。

しかしながら、チャケリアンは1956年までBELL社で働いたあと、その後はデンバーの【Harry Heye Tammen】H.H.タンメン社に短期間所属し、そこでは機械生産を止めさせて、伝統的なナバホジュエリー制作への回帰という、BELL社での施策とはまったく逆のことをしており、「伝統的な方法で作られたジュエリーはマシーンメイドのジュエリーとの競争に苦しむべきではない」との自論を持っていたそうです。当時のタンメン社は業績が酷く悪化していましたが機械化等を行わず、新たにナバホのシルバースミスを雇い入れました。さらに、一部の機械工程にもナバホの職人を雇うことで、「インディアンメイド」の標記を守らせたようです。
チャケリアンの手腕により機械化・量産化に成功したBELL社では、ホールマークが入らないOEM生産も多く行っていたようで、フレッド・ハービーのお店等、サウスウエスト観光各地で取り扱われていました。また、ナバホスタイルのデザインを多く生産していますが、ズニやプエブロのインディアン達も多く所属し、同じように制作していたようです。
残念ながら1972年には買収され、現存していないカンパニーですが現在でも知名度が高く、ベルトレーディングポストのインディアンジュエリーはアメリカ国内でも大変人気があります。


こちらのピースも非常に幅広いデザイン/造形のジュエリーを生み出した同工房らしいリングとなっており、インディアンジュエリーらしい印象ではありませんが、季節やスタイルを問わずモードなスタイルにもフィットするリングです。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションはシルバーには全体にクスミやが見られますが、ダメージやリペア跡はなく良好な状態を保っています。
Size

日本規格 約 22.5号   円周 約 63.7㎜   us 11
正面幅 約 21.2㎜

Material

Starling Silver, Hematite