ITEM CODE:
JRO001454

Antique Repouse & Stamped Ingot Silver Ring c.1925~

Antique Repouse & Stamped Ingot Silver Ring c.1925~
46,000 円(税込)
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Antique Repouse & Stamped Ingot Silver Ring  c.1925~
  • Antique Repouse & Stamped Ingot Silver Ring  c.1925~
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【NAVAJO】ナバホの大変古いアンティークの作品で、当時アメリカ中西部の観光客向けに作られた【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと呼ばれるアイテムの中でも初期の作品と思われるピース。センターにはリポウズが施されたメンズサイズのアンティーク/ビンテージリングです。

1920年代後半~1930年代製と思われ、ツーリストジュエリーながら全てハンドメイドで仕上げられた貴重な作品。また、不完全な為明確に判断することが出来ませんが、裏面にある『S』のようなの刻印により、【SOUTHWEST ARTS&CRAFTS】=【Ganscraft】サウスウエスト アーツアンドクラフト社による作品であることが推測されます。

おそらくシャンク(地金)はインゴット(銀塊)から成形されており、正面が少し広くなったクラシックなシェイプで、センターにリポウズと言うハンマーによって立体的に叩き出す造形が施されています。サイドにもプリミティブな印象のスタンプワークが配されていますが、ツーリストジュエリーの初期作品と思われ、多くのツーリストピースに見られるようなキャッチーなモチーフは見られず、シンプルで抽象的なスタンプ(鏨)で仕上げられています。それらのセンターのリポウズや力強いスタンプワークによって迫力を持ち、アンティーク作品らしい素朴ながら悠然とした佇まいをもたらしています。
また、左右でスタンプに多少のずれが見られるような部分もハンドメイド特有の味わいやアンティークインディアンジュエリー独特の雰囲気を生み出しているようです。


【Ganscraft】=【Julius Gan's Southwestern Arts and Crafts】(以下SWAC)は、もともとは法律家だった【JULIUS GANS 】ユリウス・ガンズによって1915年、サンタフェプラザに小さなインディアンアート/アンティークショップとして創業し、その後、サンタフェでも最大級の店に成長していきます。1927年ごろからは独自にナバホ・プエブロのインディアンシルバースミスを雇い入れ、店頭にてその作業を見せるスタイルで運営されていました。 雇われていたアーティストは、非常に豪華で、その後有名作家として名を馳せる人物が多いのも特徴と言えます。 それは、【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース、【David Taliman】デビッド・タリマン、【Mark Chee】マーク・チー、そして【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ等、非常に優秀で後世にも多大な影響を与えた作家たちが所属していました。そのため、当時からSWACの作品は大変評価が高くトラディッショナルなスタイルを守りながらも独自性のある作品も多く作られました。 しかし、その歴史は平坦でなかったようです。

SWACでは、現在フレッド・ハービースタイルと呼ばれるBELLやMaisel's等のメーカーとは異なり、一人の作家がすべての工程を担い、材料の加工から仕上げまでを行っていましたが、いち早くシルバーシート/ゲージ(銀板)材料の導入を行いました。そのため、政府(米国公正取引委員会)の介入を受けることになり、Maisel's等と同様に扱われることになってしまいます。そして、1930年代中ごろには国立公園内等での販売が出来なくなってしまいました。
そこで、復権のために導入されたのがこちらの様に『S』の刻印が表している【Slug Silver】スラッグシルバーです。 Slug Silverは、それまでのインゴットに比べると小さなコインシルバーの塊で、大きく扱いにくいインゴットよりも効率がよく、制作しやすかったようです。前述の【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナもSWCA在籍時にはこのSlug Silverの頭文字でアル『S』の刻印を使用していたと証言しています。

また、もう一つのSWACの特徴としては半数以上の職人が在宅で仕事をし、定期的に作品を収めるスタイルをとっていたことです。そのため、SWACが供給する独特のコマーシャルスタンプ(量産化された鏨)も使用しながら、上質なターコイズや安定した質のコインシルバー(Slug Silver)も供給されたことで、それぞれがハイクオリティーで個性的な作品を残すことになったようです。
さらに、現代においても知名度を持つ【Ganscraft】ガンズクラフト社と同じカンパニーであり、パースと呼ばれるチマヨ織を用いたポーチを最初に制作・販売した工房としても有名です。


現在、【Fred Harvey Style】は明確な定義がなく、Fred Harvey Companyもレストランやホテル等の観光施設経営でだけでなく、もともとはインディアンアートトレーダーとしての側面を持っていました。 そのため、こちらのSWACやSeligman's、GARDEN OF THE GODS TRADING POST等も旅行者に向けた「スーベニアビジネス」・「ツーリストジュエリー」と言う意味では量産化した工房のBELLやMaisel'sと同様です。
ただし、現代において多くのフレッド・ハービースタイルと呼ばれる作品の多くが、Arrow NoveltyやBELL、Maisel's、Silver Arrowの分業化や量産化を推し進めたメーカーのピースであることを踏まえると、こちらの様に全行程を一人の作家が担当し、ベンチメイドによりすべて手作業で仕上げられている作品はフレッド・ハービースタイルの作品群(マスプロ)とは一線を画しています。


伝統的なデザイン/造形のため、ありそうですがなかなか見つからないアンティークの良作です。アンティーク独特の雰囲気が堪能でき、貴重なメンズサイズの個体。手に馴染みの良いシェイプは仰々しい印象が無く、ナチュラルに多くのスタイルに溶け込みます。程よいボリューム感とクラシックなデザインも長くご愛用いただける普遍的な造形美を持ったリングです。

ビンテージインディアンジュエリーの力強い武骨さだけでなく、アートピースのような佇まいを持ち、練り上げられた工芸品としての資料価値も高いハイエンドな作品です。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤


コンディションは、多少の使用感が見られシルバーは黒くなっていますが、特にダメージはなく良好な状態です。また、ハンドメイドによるアンティーク作品ですので、ロウ付けの跡や制作上のムラは少し見られます。
【NAVAJO】ナバホの大変古いアンティークの作品で、当時アメリカ中西部の観光客向けに作られた【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと呼ばれるアイテムの中でも初期の作品と思われるピース。センターにはリポウズが施されたメンズサイズのアンティーク/ビンテージリングです。

1920年代後半~1930年代製と思われ、ツーリストジュエリーながら全てハンドメイドで仕上げられた貴重な作品。また、不完全な為明確に判断することが出来ませんが、裏面にある『S』のようなの刻印により、【SOUTHWEST ARTS&CRAFTS】=【Ganscraft】サウスウエスト アーツアンドクラフト社による作品であることが推測されます。

おそらくシャンク(地金)はインゴット(銀塊)から成形されており、正面が少し広くなったクラシックなシェイプで、センターにリポウズと言うハンマーによって立体的に叩き出す造形が施されています。サイドにもプリミティブな印象のスタンプワークが配されていますが、ツーリストジュエリーの初期作品と思われ、多くのツーリストピースに見られるようなキャッチーなモチーフは見られず、シンプルで抽象的なスタンプ(鏨)で仕上げられています。それらのセンターのリポウズや力強いスタンプワークによって迫力を持ち、アンティーク作品らしい素朴ながら悠然とした佇まいをもたらしています。
また、左右でスタンプに多少のずれが見られるような部分もハンドメイド特有の味わいやアンティークインディアンジュエリー独特の雰囲気を生み出しているようです。


【Ganscraft】=【Julius Gan's Southwestern Arts and Crafts】(以下SWAC)は、もともとは法律家だった【JULIUS GANS 】ユリウス・ガンズによって1915年、サンタフェプラザに小さなインディアンアート/アンティークショップとして創業し、その後、サンタフェでも最大級の店に成長していきます。1927年ごろからは独自にナバホ・プエブロのインディアンシルバースミスを雇い入れ、店頭にてその作業を見せるスタイルで運営されていました。 雇われていたアーティストは、非常に豪華で、その後有名作家として名を馳せる人物が多いのも特徴と言えます。 それは、【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース、【David Taliman】デビッド・タリマン、【Mark Chee】マーク・チー、そして【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ等、非常に優秀で後世にも多大な影響を与えた作家たちが所属していました。そのため、当時からSWACの作品は大変評価が高くトラディッショナルなスタイルを守りながらも独自性のある作品も多く作られました。 しかし、その歴史は平坦でなかったようです。

SWACでは、現在フレッド・ハービースタイルと呼ばれるBELLやMaisel's等のメーカーとは異なり、一人の作家がすべての工程を担い、材料の加工から仕上げまでを行っていましたが、いち早くシルバーシート/ゲージ(銀板)材料の導入を行いました。そのため、政府(米国公正取引委員会)の介入を受けることになり、Maisel's等と同様に扱われることになってしまいます。そして、1930年代中ごろには国立公園内等での販売が出来なくなってしまいました。
そこで、復権のために導入されたのがこちらの様に『S』の刻印が表している【Slug Silver】スラッグシルバーです。 Slug Silverは、それまでのインゴットに比べると小さなコインシルバーの塊で、大きく扱いにくいインゴットよりも効率がよく、制作しやすかったようです。前述の【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナもSWCA在籍時にはこのSlug Silverの頭文字でアル『S』の刻印を使用していたと証言しています。

また、もう一つのSWACの特徴としては半数以上の職人が在宅で仕事をし、定期的に作品を収めるスタイルをとっていたことです。そのため、SWACが供給する独特のコマーシャルスタンプ(量産化された鏨)も使用しながら、上質なターコイズや安定した質のコインシルバー(Slug Silver)も供給されたことで、それぞれがハイクオリティーで個性的な作品を残すことになったようです。
さらに、現代においても知名度を持つ【Ganscraft】ガンズクラフト社と同じカンパニーであり、パースと呼ばれるチマヨ織を用いたポーチを最初に制作・販売した工房としても有名です。


現在、【Fred Harvey Style】は明確な定義がなく、Fred Harvey Companyもレストランやホテル等の観光施設経営でだけでなく、もともとはインディアンアートトレーダーとしての側面を持っていました。 そのため、こちらのSWACやSeligman's、GARDEN OF THE GODS TRADING POST等も旅行者に向けた「スーベニアビジネス」・「ツーリストジュエリー」と言う意味では量産化した工房のBELLやMaisel'sと同様です。
ただし、現代において多くのフレッド・ハービースタイルと呼ばれる作品の多くが、Arrow NoveltyやBELL、Maisel's、Silver Arrowの分業化や量産化を推し進めたメーカーのピースであることを踏まえると、こちらの様に全行程を一人の作家が担当し、ベンチメイドによりすべて手作業で仕上げられている作品はフレッド・ハービースタイルの作品群(マスプロ)とは一線を画しています。


伝統的なデザイン/造形のため、ありそうですがなかなか見つからないアンティークの良作です。アンティーク独特の雰囲気が堪能でき、貴重なメンズサイズの個体。手に馴染みの良いシェイプは仰々しい印象が無く、ナチュラルに多くのスタイルに溶け込みます。程よいボリューム感とクラシックなデザインも長くご愛用いただける普遍的な造形美を持ったリングです。

ビンテージインディアンジュエリーの力強い武骨さだけでなく、アートピースのような佇まいを持ち、練り上げられた工芸品としての資料価値も高いハイエンドな作品です。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤


コンディションは、多少の使用感が見られシルバーは黒くなっていますが、特にダメージはなく良好な状態です。また、ハンドメイドによるアンティーク作品ですので、ロウ付けの跡や制作上のムラは少し見られます。
Size

日本規格 約 25~25.5号   円周 約 66.4㎜   us 12
正面幅 約 12.9㎜

Material

Silver (probably Slug Silver/Ingot Silver)