ITEM CODE:
JBO001623

Antique Stamped Heavy Ingot Silver Wide Cuff Bracelet c.1900

Antique Stamped Heavy Ingot Silver Wide Cuff Bracelet c.1900
NORMAL PRICE(税込):
345,000
276,000 円(税込)
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Antique Stamped Heavy Ingot Silver Wide Cuff Bracelet c.1900
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【NAVAJO】ナバホの1900年代後半~1910年代頃に作られたと思われる古典期の作品で、インゴットシルバー(銀塊)から成形された重厚なバンド(地金)にリポウズとスタンプワークがシンプルながら効果的に施されたワイドウィズ、アンティークバングルです。

また、こちらのピースは書籍 『Evolving Southwest Indian Jewely』の65ページで紹介されているピースそのものになります。

アーリーナバホジュエリー特有の質感は、925スターリングシルバーよりも少しだけ純度の低い900シルバー(コインシルバー)程度のシルバーを用い、インゴットシルバー(銀塊)からハンマーワークによって成形されることで生まれる独特の表情で、硬く深みのある質感を見せています。
インゴットから成形された<約86g>の大変重厚なシルバーをベースに、センターからサイドにかけて6ヶ所のリポウズと云う、型を用いてシルバーを叩き出し凸を作るシルバーワークが施されています。それほど大きなサイズのリポウズではありませんが、硬いシルバーが立体的に叩きだされており、バングルに迫力をもたらすディテールです。 さらに、上下のエッジ部分とセンター、リポウズに添ったポイントにスタンプワークが施されており、スタンプ(鏨)自体のクオリティーと共に無駄がなく高い完成度を感じさせます。
また、こちらの作品に施されているリポウズは、おそらく現代と同じように鋼で作られた凹と凸の金型に挟み込むことで構成されており、古い作品で多く見られる丸太やレッド(鉛)を使ったリポウズに比べ、輪郭が明確で厚いシルバーがしっかりと叩きだされています。おそらく鋼の金型を使用した最初期の作品と推測されます。

こちらのようなオールドナバホの伝統的な造形をベースにした作品は、現代においても【Perry Shorty】ペリー・ショーティーや【Al Somers】アル・ソマーズ等の作家が制作を続けており、特にナバホの伝統を正統に受け継ぐ作家であり、当店の名付け親でもある【Ernie Lister】アーニー・リスターの作品には、こちらの作品に見られるようなデザイン・ディテールを踏襲したものがあります。それらの作品の源流となった史料価値も高いピースです。


【Coin Silver】コインシルバー/900シルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。 また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。同じように【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、後の7.5%は、銅やアルミニウム等が含まれています。 925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されています。
インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバーコインを溶かすことで、材料を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。こちらの作品もおそらくシルバーコインや銀食器等の身近な『銀』を溶かしたものを材料にしたピースと思われ、正確な銀の含有率は不明ですが、900(90.0%)に近いシルバーであることが推測されます。
コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異は見た目にそれほど大きな違いを生みませんが、やはりコインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられると思います。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。こちらの作品の内側に見られるようなシルバーの重なったような部分は、ハンマーワークによるインゴット成形作品の特徴です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


幅が広く存在感があり、武骨で男性的な印象のバングルですが、900シルバー独特の質感やどこかクリーンで美しいシルバーワークは多くのスタイルに馴染みやすい表情を作っています。 また、ボリューム感はありますが石が付かないため派手さは無く、ナバホの伝統的なシルバーワークと高い技術を感じさせる造りの良さは、長年にわたってご愛用いただける完成度を持っています。

プリミティブな技術で丁寧に仕上げられており、その佇まいは威厳を感じさせアートピースとしても評価される作品です。
また、こちらのような年代に制作されたジュエリーは現存数がとても少なく、大変貴重なミュージアムクオリティーのアンティークジュエリーです。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤
画像⑥
画像⑦


コンディションは、多少のクスミや全体にキズは見られますが、目立ったダメージはなく良い状態を保っています。
アンティークのハンドメイド作品の為、制作上のムラや左右で非対称な部分が見られます。また、内側の一部にインゴット製法による独特の僅かな亀裂がみられますが、これらは制作中にできるもので、ご使用にあたって破損につながる亀裂ではありません。


こちらの価格につきましてはお問い合わせください。お手数ですが、氏名・住所・電話番号・メールアドレスを必ずご記載下さいますようお願いいたします。  →お問合せはこちら
【NAVAJO】ナバホの1900年代後半~1910年代頃に作られたと思われる古典期の作品で、インゴットシルバー(銀塊)から成形された重厚なバンド(地金)にリポウズとスタンプワークがシンプルながら効果的に施されたワイドウィズ、アンティークバングルです。

また、こちらのピースは書籍 『Evolving Southwest Indian Jewely』の65ページで紹介されているピースそのものになります。

アーリーナバホジュエリー特有の質感は、925スターリングシルバーよりも少しだけ純度の低い900シルバー(コインシルバー)程度のシルバーを用い、インゴットシルバー(銀塊)からハンマーワークによって成形されることで生まれる独特の表情で、硬く深みのある質感を見せています。
インゴットから成形された<約86g>の大変重厚なシルバーをベースに、センターからサイドにかけて6ヶ所のリポウズと云う、型を用いてシルバーを叩き出し凸を作るシルバーワークが施されています。それほど大きなサイズのリポウズではありませんが、硬いシルバーが立体的に叩きだされており、バングルに迫力をもたらすディテールです。 さらに、上下のエッジ部分とセンター、リポウズに添ったポイントにスタンプワークが施されており、スタンプ(鏨)自体のクオリティーと共に無駄がなく高い完成度を感じさせます。
また、こちらの作品に施されているリポウズは、おそらく現代と同じように鋼で作られた凹と凸の金型に挟み込むことで構成されており、古い作品で多く見られる丸太やレッド(鉛)を使ったリポウズに比べ、輪郭が明確で厚いシルバーがしっかりと叩きだされています。おそらく鋼の金型を使用した最初期の作品と推測されます。

こちらのようなオールドナバホの伝統的な造形をベースにした作品は、現代においても【Perry Shorty】ペリー・ショーティーや【Al Somers】アル・ソマーズ等の作家が制作を続けており、特にナバホの伝統を正統に受け継ぐ作家であり、当店の名付け親でもある【Ernie Lister】アーニー・リスターの作品には、こちらの作品に見られるようなデザイン・ディテールを踏襲したものがあります。それらの作品の源流となった史料価値も高いピースです。


【Coin Silver】コインシルバー/900シルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。 また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。同じように【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、後の7.5%は、銅やアルミニウム等が含まれています。 925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されています。
インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバーコインを溶かすことで、材料を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。こちらの作品もおそらくシルバーコインや銀食器等の身近な『銀』を溶かしたものを材料にしたピースと思われ、正確な銀の含有率は不明ですが、900(90.0%)に近いシルバーであることが推測されます。
コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異は見た目にそれほど大きな違いを生みませんが、やはりコインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられると思います。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。こちらの作品の内側に見られるようなシルバーの重なったような部分は、ハンマーワークによるインゴット成形作品の特徴です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


幅が広く存在感があり、武骨で男性的な印象のバングルですが、900シルバー独特の質感やどこかクリーンで美しいシルバーワークは多くのスタイルに馴染みやすい表情を作っています。 また、ボリューム感はありますが石が付かないため派手さは無く、ナバホの伝統的なシルバーワークと高い技術を感じさせる造りの良さは、長年にわたってご愛用いただける完成度を持っています。

プリミティブな技術で丁寧に仕上げられており、その佇まいは威厳を感じさせアートピースとしても評価される作品です。
また、こちらのような年代に制作されたジュエリーは現存数がとても少なく、大変貴重なミュージアムクオリティーのアンティークジュエリーです。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤
画像⑥
画像⑦


コンディションは、多少のクスミや全体にキズは見られますが、目立ったダメージはなく良い状態を保っています。
アンティークのハンドメイド作品の為、制作上のムラや左右で非対称な部分が見られます。また、内側の一部にインゴット製法による独特の僅かな亀裂がみられますが、これらは制作中にできるもので、ご使用にあたって破損につながる亀裂ではありません。


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Size

メンズサイズ SM - L 程度。

内径最大幅 約60.0㎜    正面幅(高さ) 約37.2㎜
内周 約135㎜    開口部 約32㎜
Inside Measurement 5 5/16inch   opening 1 1/4inch 

  ※バングルはサイズ調整可能です。SMサイズ以上、XLサイズ以下の男性であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Ingot Silver (probably 900 Silver)