【ZUNI】ズ二族のビンテージ作品で、カービングされたシェルやオニキスがズニ独特のチャンネルインレイ技法でシルバーにはめ込まれ、イーグルモチーフに構成されたOLDPAWN/ビンテージリングです。
ズニ独特のインレイ技法を用いたジュエリーは1930年代以降、現在に至るまで多く作られましたが、そのモチーフはサンダーバード、ナイフウイング、レインボーマン、サンフェイス等、非常に多様です。 その中でもこちらの様なイーグル(鷲)がモチーフになった作品は、ズニの巨匠【John Lucio】や【Della Casi】によって1940年代からみられるデザインですが、比較的珍しく、見つけにくいモチーフの一つです。こちらと同じようなデザインも非常に長い間、その製法やスタイルを変えることなく作り続けられていますが、こちらのピースはおそらく、1960年代以降に作られた作品と思われ、作者のホールマークと思われるエッチングが内側に施されています。
また、こちらのリングはセットされたオニキスなどが、カービングによって立体的に表現されており、イーグルの羽などとても味わい深く作りこまれています。こちらのようなズニのカーバー(彫刻家)によるターコイズなどのカービングは、非常に長い伝統を持っており、フェティッシュ等で沢山の素晴らしい作品を見ることができます。 それらがジュエリーにも取り入れられたのは、1920年代終わり頃と思われ、主にC.G. Wallace Trading Companyに作品を供給した作家達によって生み出されていたようです。 代表的な例としてはズニの【Leekya Deyuse】とそのファミリーの作品で、ナバホの【Fred Thompson】 の共作や【Leonard Martza】との作品、ナバホの【Ike Wilson】【Austin Wilson】の兄弟がズニによるインレイ作品のシルバーワークを担当した作品も残っています。
これらZUNIにアンティーク作品は、日本ではほとんど紹介されていないアイテムながら、アメリカではコレクターが多く、個体が少ないのでとても希少なピースです。
現在ではインレイ技法で作られた多くのジュエリーがキャストによる量産品(石をはめ込むだけ)となってしまいましたが、こちらはすべてがハンドメイドで成形されています。
サイズは17号程度ですので、性別を問わずお使いただけると思います。
ズニ独特の世界観を持ったインレイのジュエリーは、キャッチーな印象とハンドメイドによるリラックス感があります。 また、遊び心を感じる動物をメインとしたモチーフの図案化は、日本人の価値観にも通じる美意識が感じられます。
着用画像はこちら↓
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コンディションは多少の使用感やシルバーのクスミが見られますが、特にダメージはなく良好だと思われます。