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JBO027143

【Kee Joe Benally】Navajo T-bird Inlay & Overlay Cuff c.1960~

【Kee Joe Benally】Navajo T-bird Inlay & Overlay Cuff c.1960~
97,900 円(税込)
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【Kee Joe Benally】Navajo T-bird Inlay & Overlay Cuff  c.1960~
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着用サンプル画像
https://www.instagram.com/p/Cyiik53vjY5
【NAVAJO】ナバホの名工、そしてアリゾナ州人間州宝であった故【Kee Joe Benally】キー・ジョー・ベナリー(1936-2014)の作品。オーバーレイ技法とターコイズインレイを駆使して形作られた、特別な迫力を持つワイドウィズなアンティーク/ビンテージバングルです。

本作にはホールマーク(作者や工房のサイン)が刻印されていませんが、前オーナーの購入記録により作者が特定されています。
現在ではホピジュエリーの代表的な技術である『オーバーレイ技法』をメインに形作られた作品ですが、ナバホ族のKee Joe Benallyが制作した作品であり、そのメインモチーフは一部にターコイズがインレイされたサンダーバードとなっています。


非常に長いキャリアを誇る作者の作品であり、正確な制作時期の特定は困難ですが、造形スタイル等からは1950年代末頃~1970年代頃の作品と推測されます。

地金となるシルバープレートを2枚張り合わせることによって構成されたバンドは<65g>近く、心地よい重さと左右非対称な幅が特徴的なバングルとなっています。
その中央にサンダーバードのデザインがオーバーレイによって表現され、一部にはターコイズがインレイされる事で、美しい色彩による効果的なアクセントとなっています。
さらに、サンダーバードを囲む美しいアーチとバースト状のデザインが構成されており、独自性と伸びやかな幾何学模様が大変魅力的なデザインとなっています。


またハンマーワークにより、しっかりとアール(曲面)が施され、中央が柔らかく膨らむドーム状の立体的な造形が生み出されています。
これは現在多くみられる凸と凹の金型ツールを用いた技術ではなく、木(丸太)やレッド(鉛の塊)に施された凹みに、地金となるシルバーをハンマーで叩き沿わせることによってドーム状の膨らみを作り上げており、非常に細かく何度もタガネで叩き沿わせる高度なハンマーワークで成形されています。



【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで立体的に絵柄を浮き出させる技法です。スタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。

1930年代にホピの大家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出された技術ですが、その黎明期にはホピ以外のナバホ・プエブロのシルバースミスにも新しい表現方法として色々な作品が作られていました。
1940年代~1950年代にかけて【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や同い年の作家【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)、そして【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。

オーバーレイ技術の定着以前にも、オーバーレイと近い造形を生み出すような大きく大胆で細かな刻みを持たないスタンプ(鏨)がホピの作家によって制作されていました。
しかし、スタンプ(刻印)というデザインやサイズが固定されてしまう技術から解放し、もっと自由な図案を具現化できる技術・技法としてオーバーレイ技法が生み出されたのではないかと考えられます。

現在ではホピの伝統的な技術として認知されているオーバーレイ技法ですが、本作が作られた当時はまだ、ホピの作家によってその技術が高められる黎明期であり、ナバホやホピ以外のプエブロのシルバースミスにも新しい表現方法として多くの作品が作られていました。



【Thunderbird】サンダーバード はインディアンジュエリーの伝統的なモチーフの一つで、伝説の怪鳥であり、雷や雲、ひいては雨とつながりが深く幸福を運んでくるラッキーシンボルでもあります。 ジュエリーでは、『限界の無い幸福』を表すシンボルであり、ネイティブアメリカンの守り神的存在です。
ズニのインレイで制作されたサンダーバードは【Hopi Bird】ホピバードと呼ばれることもありますが、ナバホの作品と同じくサンダーバードがソース/起源となったモチーフです。



【Kee Joe Benally】キー・ジョー・ベナリーは、1936年生まれで1950年代にはシルバースミスとしてのキャリアをスタートさせています。
若い時期には【Woodard's Indian Arts】ウッダーズインディアンアーツや【Elis Tanner Trading Company】エリス・ターナートレーディングカンパニーという、当時から有力だった名店で作品を制作していました。

ナバホの古典リバイバル作品を多く制作したようですが、本作の様にオーバーレイやインレイ等、多数の技術をマスターしバリエーション豊かでオリジナリティの素晴らしい作品も遺しています。

また、長いキャリアの中で多くのアワードを受賞し2004年には、Arizona Indian Living Treasure Award(アリゾナ州人間州宝)に認定されています。
2014年没。



【Woodard's Indian Arts】ウッダーズインディアンアーツは、ニューメキシコ州ギャラップにて1930年代後半に【M. L. Woodard】M・L・ウッダードが始めたインディアンクラフト&アートショップです。
M. L. Woodardは、1943年には【the United Indian Trader's Association】(UITA)のエグゼクティブディレクターに就任し、インディアンシルバースミスにシルバーを供給したり、インディアンアートのバックアップやアメリカ政府との交渉を行った重要な人物です。

ショップはアリゾナ州ツーソンとスコッツデール、ニューメキシコ州サンタフェでも展開されており、本作の作者Kee Joe Benallyや【Wilson Tsosie】ウィルソン・ツォーシー、【Joe D. Yazzie】ジョー・D・ヤジー、さらに【Willie Yazzie Sr.】ウィルソン・ヤジー Sr. や【Dick Mike Yazzie】ディック・マイク・ヤジーなどが在籍していました。

ショップのホールマークとして、店の頭文字である『W』とIndian Hand Madeを表す『IHM』、Sterling Silverの『S/S』が刻印される作品も見られます。
もちろん量産化された作品ではなく、全てハンドメイドの昔ながらの技術を使った作品にこだわりながら、比較的モダンで、当時としては革新的なデザインの作品が多く制作された工房兼ショップです。

本作も、その造形スタイル等からKee Joe Benallyが同店(Woodard's Indian Arts)に所属した時代の作品である可能性が高いと推測されます。



こちらの作品も非常に多くの彫金技術を巧みに操ったKee Joe Benallyらしく、当時新しい技法であったオーバーレイを用いながら、同作者らしいデザイン表現や大胆な構成が特徴的なバングルとなっています。

ワイドな幅と存在感のあるボリューム感を持ちすが、クリーンでシンプルなデザインと柔らかなドームシェイプによって、性別やスタイルを問わず色々なコーディネイトにさせやすい汎用性を持っており、長年にわたってご愛用いただけるバングルです。


精巧なシルバーワークによるモダンで構築的なデザインと、それと相反する柔らかな曲線・曲面やアーシーな表情のターコイズが融合する事で、自然と人を繋ぐような唯一無二の存在感や有機的な表情が紡ぎ出された作品となっています。

Kee Joe Benallyの突出した造形センスにより、伝統工芸品としてのみならず、アートピースとしての美しさも感じさせるジュエリーであり、高い資料価値も有する作品となっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションは多少の使用感が感じられ、全体に細かなキズやシルバーのクスミ、ハンドメイド特有の制作上のムラ等が見られますが、目立ったダメージやリペア跡等はありません。

ターコイズには僅かなクラックが確認できますが、元々の天然石由来の特徴かダメージか判断できません。
また、そのターコイズを含め使用には不安の無いコンディションです。
【NAVAJO】ナバホの名工、そしてアリゾナ州人間州宝であった故【Kee Joe Benally】キー・ジョー・ベナリー(1936-2014)の作品。オーバーレイ技法とターコイズインレイを駆使して形作られた、特別な迫力を持つワイドウィズなアンティーク/ビンテージバングルです。

本作にはホールマーク(作者や工房のサイン)が刻印されていませんが、前オーナーの購入記録により作者が特定されています。
現在ではホピジュエリーの代表的な技術である『オーバーレイ技法』をメインに形作られた作品ですが、ナバホ族のKee Joe Benallyが制作した作品であり、そのメインモチーフは一部にターコイズがインレイされたサンダーバードとなっています。


非常に長いキャリアを誇る作者の作品であり、正確な制作時期の特定は困難ですが、造形スタイル等からは1950年代末頃~1970年代頃の作品と推測されます。

地金となるシルバープレートを2枚張り合わせることによって構成されたバンドは<65g>近く、心地よい重さと左右非対称な幅が特徴的なバングルとなっています。
その中央にサンダーバードのデザインがオーバーレイによって表現され、一部にはターコイズがインレイされる事で、美しい色彩による効果的なアクセントとなっています。
さらに、サンダーバードを囲む美しいアーチとバースト状のデザインが構成されており、独自性と伸びやかな幾何学模様が大変魅力的なデザインとなっています。


またハンマーワークにより、しっかりとアール(曲面)が施され、中央が柔らかく膨らむドーム状の立体的な造形が生み出されています。
これは現在多くみられる凸と凹の金型ツールを用いた技術ではなく、木(丸太)やレッド(鉛の塊)に施された凹みに、地金となるシルバーをハンマーで叩き沿わせることによってドーム状の膨らみを作り上げており、非常に細かく何度もタガネで叩き沿わせる高度なハンマーワークで成形されています。



【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで立体的に絵柄を浮き出させる技法です。スタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。

1930年代にホピの大家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出された技術ですが、その黎明期にはホピ以外のナバホ・プエブロのシルバースミスにも新しい表現方法として色々な作品が作られていました。
1940年代~1950年代にかけて【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や同い年の作家【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)、そして【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。

オーバーレイ技術の定着以前にも、オーバーレイと近い造形を生み出すような大きく大胆で細かな刻みを持たないスタンプ(鏨)がホピの作家によって制作されていました。
しかし、スタンプ(刻印)というデザインやサイズが固定されてしまう技術から解放し、もっと自由な図案を具現化できる技術・技法としてオーバーレイ技法が生み出されたのではないかと考えられます。

現在ではホピの伝統的な技術として認知されているオーバーレイ技法ですが、本作が作られた当時はまだ、ホピの作家によってその技術が高められる黎明期であり、ナバホやホピ以外のプエブロのシルバースミスにも新しい表現方法として多くの作品が作られていました。



【Thunderbird】サンダーバード はインディアンジュエリーの伝統的なモチーフの一つで、伝説の怪鳥であり、雷や雲、ひいては雨とつながりが深く幸福を運んでくるラッキーシンボルでもあります。 ジュエリーでは、『限界の無い幸福』を表すシンボルであり、ネイティブアメリカンの守り神的存在です。
ズニのインレイで制作されたサンダーバードは【Hopi Bird】ホピバードと呼ばれることもありますが、ナバホの作品と同じくサンダーバードがソース/起源となったモチーフです。



【Kee Joe Benally】キー・ジョー・ベナリーは、1936年生まれで1950年代にはシルバースミスとしてのキャリアをスタートさせています。
若い時期には【Woodard's Indian Arts】ウッダーズインディアンアーツや【Elis Tanner Trading Company】エリス・ターナートレーディングカンパニーという、当時から有力だった名店で作品を制作していました。

ナバホの古典リバイバル作品を多く制作したようですが、本作の様にオーバーレイやインレイ等、多数の技術をマスターしバリエーション豊かでオリジナリティの素晴らしい作品も遺しています。

また、長いキャリアの中で多くのアワードを受賞し2004年には、Arizona Indian Living Treasure Award(アリゾナ州人間州宝)に認定されています。
2014年没。



【Woodard's Indian Arts】ウッダーズインディアンアーツは、ニューメキシコ州ギャラップにて1930年代後半に【M. L. Woodard】M・L・ウッダードが始めたインディアンクラフト&アートショップです。
M. L. Woodardは、1943年には【the United Indian Trader's Association】(UITA)のエグゼクティブディレクターに就任し、インディアンシルバースミスにシルバーを供給したり、インディアンアートのバックアップやアメリカ政府との交渉を行った重要な人物です。

ショップはアリゾナ州ツーソンとスコッツデール、ニューメキシコ州サンタフェでも展開されており、本作の作者Kee Joe Benallyや【Wilson Tsosie】ウィルソン・ツォーシー、【Joe D. Yazzie】ジョー・D・ヤジー、さらに【Willie Yazzie Sr.】ウィルソン・ヤジー Sr. や【Dick Mike Yazzie】ディック・マイク・ヤジーなどが在籍していました。

ショップのホールマークとして、店の頭文字である『W』とIndian Hand Madeを表す『IHM』、Sterling Silverの『S/S』が刻印される作品も見られます。
もちろん量産化された作品ではなく、全てハンドメイドの昔ながらの技術を使った作品にこだわりながら、比較的モダンで、当時としては革新的なデザインの作品が多く制作された工房兼ショップです。

本作も、その造形スタイル等からKee Joe Benallyが同店(Woodard's Indian Arts)に所属した時代の作品である可能性が高いと推測されます。



こちらの作品も非常に多くの彫金技術を巧みに操ったKee Joe Benallyらしく、当時新しい技法であったオーバーレイを用いながら、同作者らしいデザイン表現や大胆な構成が特徴的なバングルとなっています。

ワイドな幅と存在感のあるボリューム感を持ちすが、クリーンでシンプルなデザインと柔らかなドームシェイプによって、性別やスタイルを問わず色々なコーディネイトにさせやすい汎用性を持っており、長年にわたってご愛用いただけるバングルです。


精巧なシルバーワークによるモダンで構築的なデザインと、それと相反する柔らかな曲線・曲面やアーシーな表情のターコイズが融合する事で、自然と人を繋ぐような唯一無二の存在感や有機的な表情が紡ぎ出された作品となっています。

Kee Joe Benallyの突出した造形センスにより、伝統工芸品としてのみならず、アートピースとしての美しさも感じさせるジュエリーであり、高い資料価値も有する作品となっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションは多少の使用感が感じられ、全体に細かなキズやシルバーのクスミ、ハンドメイド特有の制作上のムラ等が見られますが、目立ったダメージやリペア跡等はありません。

ターコイズには僅かなクラックが確認できますが、元々の天然石由来の特徴かダメージか判断できません。
また、そのターコイズを含め使用には不安の無いコンディションです。
Size

メンズサイズ M - L 程度
レディースサイズ XL - XXL 程度

内径最大幅 約60.1㎜  正面幅(高さ) 約31.8㎜  最大幅 約40.5㎜
内周 約141㎜    開口部 約28㎜
Inside Measurement 5 9/16inch   opening 1 1/8inch 

※バングルはサイズ調整可能です。ML~XLサイズ以下の男性、Lサイズ以上の女性であれば多くの方にフィットすると思われます。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

サイズ(手首寸法)をお伝えいただければ、当店でお渡し前の調整が可能です。お気軽にお申し付けくださいませ。

Material

Silver, Turquoise    約64.1g