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JPO007424

Attr. to【NAVAJO GUILD】Casted Anchor Shape Silver Pin c.1940~

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47,300 円(税込)
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着用サンプル画像
https://www.instagram.com/p/CyQm6j1vaNT
【NAVAJO】ナバホのビンテージジュエリー、サンドキャストで形作られたアンカー(錨)の様なデザインが特徴的なアンティーク/ビンテージピンブローチです。

同様の製法で成形された作品の中でも素晴らしいオリジナリティと、大変秀逸なシルバーワークが魅力的な作品となっています。


本作のようなサンドキャスト(砂型鋳物)によるシルバーの成形は、ナバホジュエリー創成期からみられる技術の一つであり、その完成された技術/技法は現在に至るまで大きな変化なく受け継がれている為、制作年代の判断が困難な造形スタイルとなっています。
また、ホールマーク(作者や工房のサイン)も刻印されておらず、正確に作者や背景を特定することの不可能な作品です。

ただし、本作の場合には過去に発見されている類似作品や、美しい仕上げのディテール等から【The Navajo Arts & Crafts Guild】 (NACG)=通称『ナバホギルド』で制作されたものと推測される個体です。
ナバホジュエリーの伝統的で原始的な製法で形作られながら、突出したオリジナリティ、そして非常にクリーンで完成された造形美が与えられた作品となっています。


1940年代~1960年代頃に作られた作品と思われ、素朴でプリミティブな技術で形作られたピースながらNAVAJO GUILD/ナバホギルドらしく根源的な美しさや独特な上質感を感じさせます。

直線と肉感的な流線型を組み合わたシェイプは、構築的でありながらも有機的な表情を持ち、センターにはバイアス方向に深く立体的な凹凸が形作られています。
両サイドにアンカー/錨の様なシェイプを備えた美しいデザインは、コーンフラワー(トウモロコシの花)をモチーフにしたようにも思われますが、正確なモチーフは不明となっています。

インディアンジュエリー創成期の作品を意識しながらも、ミッドセンチュリー期の時代背景を反映させたモダンでエッジーな印象となっています。


また現在、サンドキャストによる成形技術では、多くの作品が同一の『型』を使用した作品となってしまいました。本作は、量産向けにパターン化された『型』によるピースではなく、伝統的な造形を踏襲しながらも作者のオリジナリティーを感じさせます。


内側には、エッチングによりナンバーが刻まれています。おそらくこのナンバーは、アメリカの個人識別番号にあたる【ソーシャルセキュリティーナンバー】(社会保障番号)と思われます。
このように持ち主が自身のソーシャルセキュリティーナンバーを刻むのは、1940年代後半~1960年代にかけて見られる防犯用の処置です。

稀に、類似したナンバーの羅列が2段、3段になっているのは、祖母や祖父から父親、母親、その子供へと受け継がれ、そのたびに自身のナンバーを刻んだものと言われています。



【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドはインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等、【The United Indian Trader’s Association】(UITA)とも近しい目的の為に、ナバホのシルバースミス達の手によって組織されました。

中でもナバホギルドは、UITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、大巨匠であるナバホのシルバースミス【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が代表を務め、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的に1941年にギルドとして発足しました。明確にはなっていませんが、U.S.NAVAJO/Indian Arts & Crafts Boardが1937年~1940年代の初め頃までしか見られないのも、第二次世界大戦の激化による影響だけではなく、どちらの組織においても重要な役割を担っていたAmbrose Roanhorseが、Navajo Guild/The Navajo Arts & Crafts Guildに注力したためではないかと考えられます。

ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベースに、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、洗練された美しい作品が多く制作されました。

また、もう一つの特徴はその構成メンバーです。当時から有名で最高の技術を究めた作家が名を連ねています。
【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ、【Mark Chee】マーク・チー、【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン、【Allan Kee】アレン・キー、【Ivan Kee】アイバン・キー、【Jack Adakai】ジャック・アダカイ、【Billy Goodluck】ビリー・グッドラック等、さらに、Ambrose Roanhorseの教え子の一人であるホピ族の【Louis Lomay】ルイス・ロメイもナバホギルドのメンバーだったようです。

さらに特筆すべきは、これだけ有名作家が揃っていながら【NAVAJO GUILD】のジュエリーとして制作されるものは、個人のホールマーク(署名/サイン)が認められていませんでした。そのため、1941年の発足から1940年代の半ばごろまでは、まったくホールマークなどが記載されていないか『U.S.NAVAJO 70』が用いられています。
その後、1943年に【Horned Moon/ホーンドムーン】と呼ばれる空を司る精霊をモチーフとしたシンボルが、ナバホギルドの象徴として商標登録されており、諸説ありますが1940年代後半頃からホールマークとして作品に刻印されるようになったようです。1950年代以降になってからは『NAVAJO』の文字や、銀含有率92.5%の地金であることを示す『STERLING』の刻印が追加されていきます。
また、1940年代後半以降でもホールマークの刻印が刻まれていない個体も多く発見されています。

ナバホギルドの代表を務めた【Ambrose Roanhorse】は後進の育成にも熱心な作家で、1930年代からサンタフェのインディアンスクールで彫金クラスを受け持っており、多くの教え子を持っていました。古い年代の伝統技術を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えた人物です。

また、【The Navajo Arts & Crafts Guild】 (NACG)ナバホギルドのピースは、アメリカ国内では非常に高い知名度を誇っていますが、それに比例せず、現存数がとても少ないことも特徴です。 コレクターのもとには一定数があると思われますが市場に出る個体は少なく、現在発見するのが大変困難になっています。



本作ではホールマークの刻印がなく、正確な作者や制作時期のの特定が出来ませんが、ナバホギルドらしいミニマルな造形と、どこかインディアンジュエリーらしくないアーティーで現代的な雰囲気を帯びたピンブローチです。

当時、インディアンジュエリー創成期のリバイバル作品制作をメインとしたナバホギルドですが、やはりその完成度や古典を踏襲しながらも新しいクリエーションに挑んだ作品群は、アンティークよりもクリーンで練り上げられた造形美を持っています。
さらにそれらは現在、インディアンジュエリーという枠に収まらず、多くのシルバージュエリーブランドにとってのデザインソース/アーカイブの一つとなっています。

また、シルバーのみで構成されたソリッドな印象やクラシックでクリーンなデザインは、多くのアイテムにさり気なくフィットし、使いやすいピンブローチとなっています。
ラペルやハット以外にも多くのアイテムに馴染みやすく、日常のスタイルにおいてとても良いアクセントになってくれるアイテムです。


立体的で重厚な造りと、美しい曲線で構成されたザイン/造形がとても魅力的なピース。そのオリジナリティやデザインセンスも含めトレジャーハントプライスな作品となっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションも良好です。
シルバーのクスミやニードルパーツに歪み、ハンドメイド特有の制作上のムラ等は見られますが、使用感の少ないとても良好な状態を保っています。
【NAVAJO】ナバホのビンテージジュエリー、サンドキャストで形作られたアンカー(錨)の様なデザインが特徴的なアンティーク/ビンテージピンブローチです。

同様の製法で成形された作品の中でも素晴らしいオリジナリティと、大変秀逸なシルバーワークが魅力的な作品となっています。


本作のようなサンドキャスト(砂型鋳物)によるシルバーの成形は、ナバホジュエリー創成期からみられる技術の一つであり、その完成された技術/技法は現在に至るまで大きな変化なく受け継がれている為、制作年代の判断が困難な造形スタイルとなっています。
また、ホールマーク(作者や工房のサイン)も刻印されておらず、正確に作者や背景を特定することの不可能な作品です。

ただし、本作の場合には過去に発見されている類似作品や、美しい仕上げのディテール等から【The Navajo Arts & Crafts Guild】 (NACG)=通称『ナバホギルド』で制作されたものと推測される個体です。
ナバホジュエリーの伝統的で原始的な製法で形作られながら、突出したオリジナリティ、そして非常にクリーンで完成された造形美が与えられた作品となっています。


1940年代~1960年代頃に作られた作品と思われ、素朴でプリミティブな技術で形作られたピースながらNAVAJO GUILD/ナバホギルドらしく根源的な美しさや独特な上質感を感じさせます。

直線と肉感的な流線型を組み合わたシェイプは、構築的でありながらも有機的な表情を持ち、センターにはバイアス方向に深く立体的な凹凸が形作られています。
両サイドにアンカー/錨の様なシェイプを備えた美しいデザインは、コーンフラワー(トウモロコシの花)をモチーフにしたようにも思われますが、正確なモチーフは不明となっています。

インディアンジュエリー創成期の作品を意識しながらも、ミッドセンチュリー期の時代背景を反映させたモダンでエッジーな印象となっています。


また現在、サンドキャストによる成形技術では、多くの作品が同一の『型』を使用した作品となってしまいました。本作は、量産向けにパターン化された『型』によるピースではなく、伝統的な造形を踏襲しながらも作者のオリジナリティーを感じさせます。


内側には、エッチングによりナンバーが刻まれています。おそらくこのナンバーは、アメリカの個人識別番号にあたる【ソーシャルセキュリティーナンバー】(社会保障番号)と思われます。
このように持ち主が自身のソーシャルセキュリティーナンバーを刻むのは、1940年代後半~1960年代にかけて見られる防犯用の処置です。

稀に、類似したナンバーの羅列が2段、3段になっているのは、祖母や祖父から父親、母親、その子供へと受け継がれ、そのたびに自身のナンバーを刻んだものと言われています。



【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドはインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等、【The United Indian Trader’s Association】(UITA)とも近しい目的の為に、ナバホのシルバースミス達の手によって組織されました。

中でもナバホギルドは、UITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、大巨匠であるナバホのシルバースミス【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が代表を務め、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的に1941年にギルドとして発足しました。明確にはなっていませんが、U.S.NAVAJO/Indian Arts & Crafts Boardが1937年~1940年代の初め頃までしか見られないのも、第二次世界大戦の激化による影響だけではなく、どちらの組織においても重要な役割を担っていたAmbrose Roanhorseが、Navajo Guild/The Navajo Arts & Crafts Guildに注力したためではないかと考えられます。

ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベースに、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、洗練された美しい作品が多く制作されました。

また、もう一つの特徴はその構成メンバーです。当時から有名で最高の技術を究めた作家が名を連ねています。
【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ、【Mark Chee】マーク・チー、【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン、【Allan Kee】アレン・キー、【Ivan Kee】アイバン・キー、【Jack Adakai】ジャック・アダカイ、【Billy Goodluck】ビリー・グッドラック等、さらに、Ambrose Roanhorseの教え子の一人であるホピ族の【Louis Lomay】ルイス・ロメイもナバホギルドのメンバーだったようです。

さらに特筆すべきは、これだけ有名作家が揃っていながら【NAVAJO GUILD】のジュエリーとして制作されるものは、個人のホールマーク(署名/サイン)が認められていませんでした。そのため、1941年の発足から1940年代の半ばごろまでは、まったくホールマークなどが記載されていないか『U.S.NAVAJO 70』が用いられています。
その後、1943年に【Horned Moon/ホーンドムーン】と呼ばれる空を司る精霊をモチーフとしたシンボルが、ナバホギルドの象徴として商標登録されており、諸説ありますが1940年代後半頃からホールマークとして作品に刻印されるようになったようです。1950年代以降になってからは『NAVAJO』の文字や、銀含有率92.5%の地金であることを示す『STERLING』の刻印が追加されていきます。
また、1940年代後半以降でもホールマークの刻印が刻まれていない個体も多く発見されています。

ナバホギルドの代表を務めた【Ambrose Roanhorse】は後進の育成にも熱心な作家で、1930年代からサンタフェのインディアンスクールで彫金クラスを受け持っており、多くの教え子を持っていました。古い年代の伝統技術を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えた人物です。

また、【The Navajo Arts & Crafts Guild】 (NACG)ナバホギルドのピースは、アメリカ国内では非常に高い知名度を誇っていますが、それに比例せず、現存数がとても少ないことも特徴です。 コレクターのもとには一定数があると思われますが市場に出る個体は少なく、現在発見するのが大変困難になっています。



本作ではホールマークの刻印がなく、正確な作者や制作時期のの特定が出来ませんが、ナバホギルドらしいミニマルな造形と、どこかインディアンジュエリーらしくないアーティーで現代的な雰囲気を帯びたピンブローチです。

当時、インディアンジュエリー創成期のリバイバル作品制作をメインとしたナバホギルドですが、やはりその完成度や古典を踏襲しながらも新しいクリエーションに挑んだ作品群は、アンティークよりもクリーンで練り上げられた造形美を持っています。
さらにそれらは現在、インディアンジュエリーという枠に収まらず、多くのシルバージュエリーブランドにとってのデザインソース/アーカイブの一つとなっています。

また、シルバーのみで構成されたソリッドな印象やクラシックでクリーンなデザインは、多くのアイテムにさり気なくフィットし、使いやすいピンブローチとなっています。
ラペルやハット以外にも多くのアイテムに馴染みやすく、日常のスタイルにおいてとても良いアクセントになってくれるアイテムです。


立体的で重厚な造りと、美しい曲線で構成されたザイン/造形がとても魅力的なピース。そのオリジナリティやデザインセンスも含めトレジャーハントプライスな作品となっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションも良好です。
シルバーのクスミやニードルパーツに歪み、ハンドメイド特有の制作上のムラ等は見られますが、使用感の少ないとても良好な状態を保っています。
Size

縦 約2.8㎝   横 約5.95㎝

Material

Silver