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JBZ136067

Attr. to【Thunderbird Shop】Turquoise Inlay T-bird Bolo c.1950

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47,300 円(税込)
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着用サンプル画像
https://www.instagram.com/p/CyI0i78PVx6/
1927年創業のサウスウエスタンジュエリーショップ【Thunderbird Shop】サンダーバードショップで制作・販売されたと思われる、サンダーバードシェイプをベースに美しいターコイズインレイが施されたアンティーク/ビンテージボロタイ(ループタイ)です。

ホールマーク(作者やショップのサイン)が入らない為、正確な制作背景は不明ですが、そのデザインとしテールにより、Thunderbird Shopで作られた事が推定可能な作品となっています。
また、同店に所属したズニやナバホ、ホピ、又はメキシカンのシルバースミスか制作したピースか特定不可能ですが、おそらく同店を経営したイタリア系の作家【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア(1899-1964)本人によるデザインであろうと思われます。、


1940年代末頃~1960年代初頭までに作られた作品と思われ、シンプルながら厚みのある立体的な造形や豊かな色彩を持つターコイズによる複雑な表情が特徴的な作品。愛らしい印象のサンダーバードモチーフですが、洗練されたデザインにより、特別なクオリティとオリジナリティを感じさせるボロタイです。

厚くしっかりとしたシルバーワークをベースに、宝石をシルバーにピッタリと嵌め込む螺鈿細工のような技術であるインレイ技法により、美しいターコイズがセットされています。
また、翼の両サイドや尾の先端は、斜めにカットされながら細かな刻みが施されることで、立体感や奥行きが与えられているようです。

キャッチーな印象のモチーフでありながらも質の高いターコイズがインレイされることで、上質感とアーシーな雰囲気が与えられています。


レザーレース先端にあしらわれているアグレット/チップパーツは、さり気ないスタンプワークと先端に小さなシルバービーズとシルバーボールが施されたとてもシンプルで控えめなデザインとなっています。
多くのボロタイで市販のパーツが使用されていますが、本作ではアグレットまでハンドメイドで制作されています。



インレイされた石はセットされたターコイズの正確な鉱山は不明ですが、【Morenci Turquoise】モレンシターコイズや【Sleeping Beauty Turquoise】スリーピングビューティーターコイズが想起される石となっています。
とても透明感のある青~水色にグラデーションや表情にニュアンスと奥行きを与えるブラウンのマトリックスが入り、美しい景色を形成するジェムクオリティを誇るターコイズです。
このようなクオリティーのターコイズがセットされるのは、古い作品特有の品質であり、1970年代後半以降の作品ではほとんど見られなくなってしまいました。



【Thunderbird】サンダーバード はインディアンジュエリーの伝統的なモチーフの一つで、伝説の怪鳥であり、雷や雲、ひいては雨とつながりが深く幸福を運んでくるラッキーシンボルでもあります。 ジュエリーでは、『限界の無い幸福』を表すシンボルであり、ネイティブアメリカンの守り神的存在です。
ズニのインレイで制作されたサンダーバードは【Hopi Bird】ホピバードと呼ばれることもありますが、ナバホの作品と同じくサンダーバードがソース/起源となったモチーフです。



【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア・シニアは、1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。

6歳からイタリアで金細工師に弟子入りし、その技術を身に付けていきました。10歳のころに母親、兄弟とともにニューヨークに渡り、多くの移民とともに産業革命の喧騒なかで成長していきました。その後、19歳のころにニューヨークでも大手のジュエリーカンパニーでデザイナーとしての仕事に就き、そこでも多くの経験を積んだようです。転機となったのは1924年、当時大流行していた結核に侵され、療養のために訪れたサンタフェで、インディアンのシルバーとターコイズを使った仕事を見たとき、『自分の表現方法を発見した』 そして、『二度とニューヨークに戻りたくなくなった』と語っています。

そして、わずか3年後の1927年にはサンタフェに【Thunderbird Shop】サンダーバードショップをオープンしました。当時、シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。
やはり、オープン初期からFrank Pataniaの作品はナバホ・プエブロ双方のインディアンジュエリーの影響を色濃く感じさせます。

また、多くのインディアンアーティストを育てたことでも有名です。【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、他にも【Mark Chee】マーク・チーなどもサンダーバードショップで石のカッターとして働いていたようです。
彼ら(特に上記3人)はFrank Pataniaの技術やその美意識を受け継ぎ、『パタニア サンダーバード』スタイルとも言われる作品を残しました。 それらは、独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品で、それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのも特徴です。



本作もそんなPatania Thunderbird styleの美意識と、ズニジュエリーのクラシックな造形スタイルが高度に融合した作品です。

愛らしいサンダーバードが印象的ですが、ラウンドシェイプや菱、ティアドロップ等、複数のシェイプがちりばめられたターコイズインレイにより、グラフィカルでエッジーな雰囲気も帯びたボロタイです。

ボロタイ/ループタイは特殊なジュエリーであり、スタイリングしにくいイメージがありますが、ネックレスと同じように日常のコーディネイトに取り入れていただけ、本作のようなビンテージの質感と少しポップでナチュラルなイメージを持つ作品は、色々なスタイルにとても馴染みの良い印象です。
またアイコニックなサンダーバードモチーフは、アンティークインディアンジュエリー特有の質感がありますので、男性のスタイリングにも良い『ギャップ』と奥行きを与えてくれると思います。


インディアンジュエリーが芸術として成長していく過程・歴史において、非常に重要な役割を果たしたFrank Patania Sr.に関連した作品であり、高い史料価値も有し、トレジャーハントプライスな作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションは、クラスプ/スライダーやアグレット等のシルバー部分は、多少のクスミが見られハンドメイド特有の制作上のムラは見られますが、特にダメージの無い大変良好な状態を保っています。
レザーレースもダメージの無い良好なコンディションです。
1927年創業のサウスウエスタンジュエリーショップ【Thunderbird Shop】サンダーバードショップで制作・販売されたと思われる、サンダーバードシェイプをベースに美しいターコイズインレイが施されたアンティーク/ビンテージボロタイ(ループタイ)です。

ホールマーク(作者やショップのサイン)が入らない為、正確な制作背景は不明ですが、そのデザインとしテールにより、Thunderbird Shopで作られた事が推定可能な作品となっています。
また、同店に所属したズニやナバホ、ホピ、又はメキシカンのシルバースミスか制作したピースか特定不可能ですが、おそらく同店を経営したイタリア系の作家【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア(1899-1964)本人によるデザインであろうと思われます。、


1940年代末頃~1960年代初頭までに作られた作品と思われ、シンプルながら厚みのある立体的な造形や豊かな色彩を持つターコイズによる複雑な表情が特徴的な作品。愛らしい印象のサンダーバードモチーフですが、洗練されたデザインにより、特別なクオリティとオリジナリティを感じさせるボロタイです。

厚くしっかりとしたシルバーワークをベースに、宝石をシルバーにピッタリと嵌め込む螺鈿細工のような技術であるインレイ技法により、美しいターコイズがセットされています。
また、翼の両サイドや尾の先端は、斜めにカットされながら細かな刻みが施されることで、立体感や奥行きが与えられているようです。

キャッチーな印象のモチーフでありながらも質の高いターコイズがインレイされることで、上質感とアーシーな雰囲気が与えられています。


レザーレース先端にあしらわれているアグレット/チップパーツは、さり気ないスタンプワークと先端に小さなシルバービーズとシルバーボールが施されたとてもシンプルで控えめなデザインとなっています。
多くのボロタイで市販のパーツが使用されていますが、本作ではアグレットまでハンドメイドで制作されています。



インレイされた石はセットされたターコイズの正確な鉱山は不明ですが、【Morenci Turquoise】モレンシターコイズや【Sleeping Beauty Turquoise】スリーピングビューティーターコイズが想起される石となっています。
とても透明感のある青~水色にグラデーションや表情にニュアンスと奥行きを与えるブラウンのマトリックスが入り、美しい景色を形成するジェムクオリティを誇るターコイズです。
このようなクオリティーのターコイズがセットされるのは、古い作品特有の品質であり、1970年代後半以降の作品ではほとんど見られなくなってしまいました。



【Thunderbird】サンダーバード はインディアンジュエリーの伝統的なモチーフの一つで、伝説の怪鳥であり、雷や雲、ひいては雨とつながりが深く幸福を運んでくるラッキーシンボルでもあります。 ジュエリーでは、『限界の無い幸福』を表すシンボルであり、ネイティブアメリカンの守り神的存在です。
ズニのインレイで制作されたサンダーバードは【Hopi Bird】ホピバードと呼ばれることもありますが、ナバホの作品と同じくサンダーバードがソース/起源となったモチーフです。



【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア・シニアは、1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。

6歳からイタリアで金細工師に弟子入りし、その技術を身に付けていきました。10歳のころに母親、兄弟とともにニューヨークに渡り、多くの移民とともに産業革命の喧騒なかで成長していきました。その後、19歳のころにニューヨークでも大手のジュエリーカンパニーでデザイナーとしての仕事に就き、そこでも多くの経験を積んだようです。転機となったのは1924年、当時大流行していた結核に侵され、療養のために訪れたサンタフェで、インディアンのシルバーとターコイズを使った仕事を見たとき、『自分の表現方法を発見した』 そして、『二度とニューヨークに戻りたくなくなった』と語っています。

そして、わずか3年後の1927年にはサンタフェに【Thunderbird Shop】サンダーバードショップをオープンしました。当時、シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。
やはり、オープン初期からFrank Pataniaの作品はナバホ・プエブロ双方のインディアンジュエリーの影響を色濃く感じさせます。

また、多くのインディアンアーティストを育てたことでも有名です。【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、他にも【Mark Chee】マーク・チーなどもサンダーバードショップで石のカッターとして働いていたようです。
彼ら(特に上記3人)はFrank Pataniaの技術やその美意識を受け継ぎ、『パタニア サンダーバード』スタイルとも言われる作品を残しました。 それらは、独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品で、それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのも特徴です。



本作もそんなPatania Thunderbird styleの美意識と、ズニジュエリーのクラシックな造形スタイルが高度に融合した作品です。

愛らしいサンダーバードが印象的ですが、ラウンドシェイプや菱、ティアドロップ等、複数のシェイプがちりばめられたターコイズインレイにより、グラフィカルでエッジーな雰囲気も帯びたボロタイです。

ボロタイ/ループタイは特殊なジュエリーであり、スタイリングしにくいイメージがありますが、ネックレスと同じように日常のコーディネイトに取り入れていただけ、本作のようなビンテージの質感と少しポップでナチュラルなイメージを持つ作品は、色々なスタイルにとても馴染みの良い印象です。
またアイコニックなサンダーバードモチーフは、アンティークインディアンジュエリー特有の質感がありますので、男性のスタイリングにも良い『ギャップ』と奥行きを与えてくれると思います。


インディアンジュエリーが芸術として成長していく過程・歴史において、非常に重要な役割を果たしたFrank Patania Sr.に関連した作品であり、高い史料価値も有し、トレジャーハントプライスな作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションは、クラスプ/スライダーやアグレット等のシルバー部分は、多少のクスミが見られハンドメイド特有の制作上のムラは見られますが、特にダメージの無い大変良好な状態を保っています。
レザーレースもダメージの無い良好なコンディションです。
Size

Clasp/オーナメント部分  縦 約 38.4㎜   横 約 34.4㎜
レザーレース全長 約 94.0㎝

Material

Silver, Gem Quality Turquoise, Leather