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JNO004882

【Sam Begay】Cast Cross Top w/Hand Made Chain Necklace c.1965~

【Sam Begay】Cast Cross Top w/Hand Made Chain Necklace c.1965~
59,400 円(税込)
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【NAVAJO】ナバホの巨匠【Sam Begay】サム・ビゲイ(191?-1996)の作品であるサンドキャスト(砂型鋳物)成形された大変美しく大きさのあるクロストップと、ナバホのシルバースミスによるハンドメイドのケーブルチェーン(小豆チェーン)を組み合わせられたアンティーク/ビンテージネックレスです。

クロストップは、1960年代後半~1980年代頃に作られたと思われ、サンドキャストによって成形されたシンプルでながら迫力のあるクロスとなっています。またそのエッジは、フロントに向けてテーパーを持ったシェイプとなっており、造形としての安定感と、どこかグラフィカルな印象が与えられています。さらに、大変丁寧に仕上げ工程が施されており、多くのサンドキャストに見られる独特の細かな凹凸のある質感が、削り磨くことでなめらかで表裏共にスムースな肌に仕上げられており、現代作品に比べ多くの手間と時間が費やされています。

シルバーチェーンについては、ケーブルチェーンの中でもオーバルシェイプのコマとなっており、少し角のあるオーバルが特徴的なチェーンとなっています。ナバホのシルバースミスによるハンドメイドチェーンですが、それほど古い作品ではありません。
このようなチェーンは、棒や細い板にシルバーワイヤーをコイル状に巻き付け、それをカットして一コマ一コマを丁寧にロウ付けし、つなぎ合わせることでチェーンにする手の込んだものです。

本作の様な独特なクロスシェイプは、Sam Begayと同世代の偉大な作家の一人である【Ambrose Lincoln】アンブローズ・リンカーン(1917-1989)が生み出したと思われ、後に多くのシルバースミスによって受け継がれ、ホワイトホーガンショップでも作られたようです。さらに【Carolyn Pollack Jewelry】キャロライン・ポラック社でも本作をデザインソースとしたジュエリーが作られており、多くの作家に影響を与えサンプリングされた同作者による傑作の一つといえます。
また、インディアンジュエリーにおけるクロスモチーフは、インディアンジュエリーのトラディショナルなスタイルの一つとして古くから作られているモチーフの一つです。 キリスト教の普及と同時に、インディアンジュエリー創生期からみられるもので、ズニの巨匠【Horace Iule】ホレス・イウレ(1899~1901?-1978)等のクロスモチーフで有名になった作家も存在しました。


【Sam Begay】サム・ビゲイは、1910年代の後半頃に生まれとされており、詳しい生い立ちが伝わっていませんが、1930年代の中頃にはシルバースミスとしてのキャリアをスタートさせていました。
資料に残っている作品では、長い歴史を持ちズニの作家たちを支え続けた【C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレス トレーディングポストの経営者である【Charles Garrett Wallace】チャールズ・ガレット・ウォレス(1898-1993) が、その個人コレクションの約半数をアリゾナ州フェニックスのバードミュージアムに寄贈し、残りの一部を1975年にSotheby Parke Bernet社のオークションに出品しました。その時のオークションカタログは現在でも多くの研究者やコレクターにとっての第一級の資料となっており、その中のLot.247(P47)が1936年のSam Begayの作品となっています。
また、同オークションに出品された作品はその全てがミュージアムクオリティを誇り、そこにSam Begayの作品が多く含まれる事が同作者の高い技術力や突出したクリエイティビティを証明しています。
1940年代以降1980年代まで、ナバホシルバースミシングコンペのメンズリング部門において上位に君臨し続け、本作の様なキャストをベースとしたシンプルで洗練された造形が代表作となっていますが、【Dean Kirk of Manuelito】ディーン・カーク オブマヌエリートや【TOBE TURPEN'S TRADING POST】トーブ・トーペントレーディングポスト(現Perry Null Trading)、【Woodard's Indian Arts】ウッダーズインディアンアーツ、【Pine Springs Trading Post】パインスプリングストレーディングポスト等、多くのショップ/工房に所属したことで、ストーンインレイの技術やスタンプワーク等、多岐にわたる技術・技法を身に着けていたようです。


本作はSam Begayを代表する技術の一つであるサンドキャストで形作られた作品であり、非常にシンプルでクリーンなデザインと完成されたシルバーワークによってジュエリーとしての品位を持ったクロストップとなっています。
また、ミニマルでエッジーな印象と共に、どこかインディアンジュエリーらしい雰囲気を持ったシェイプであり、大きいサイズは強い存在感を示しますが、普遍的でクラシックなクロスモチーフは多くのスタイルにフィットすると思われます。

古くからの製法を守ることでプリミティブで武骨な表情も感じさせますが、圧倒的な造形センスによりモダンで洗練された印象に仕上げられたクロストップ。巨匠と呼ばれる作者ならではの技術力と造形美を感じさせる大変コレクタブルなビンテージジュエリーの一つとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションはシルバーに多少のクスミや細かなキズは見られますが、チェーンを含めとても良好な状態を保っています。
【NAVAJO】ナバホの巨匠【Sam Begay】サム・ビゲイ(191?-1996)の作品であるサンドキャスト(砂型鋳物)成形された大変美しく大きさのあるクロストップと、ナバホのシルバースミスによるハンドメイドのケーブルチェーン(小豆チェーン)を組み合わせられたアンティーク/ビンテージネックレスです。

クロストップは、1960年代後半~1980年代頃に作られたと思われ、サンドキャストによって成形されたシンプルでながら迫力のあるクロスとなっています。またそのエッジは、フロントに向けてテーパーを持ったシェイプとなっており、造形としての安定感と、どこかグラフィカルな印象が与えられています。さらに、大変丁寧に仕上げ工程が施されており、多くのサンドキャストに見られる独特の細かな凹凸のある質感が、削り磨くことでなめらかで表裏共にスムースな肌に仕上げられており、現代作品に比べ多くの手間と時間が費やされています。

シルバーチェーンについては、ケーブルチェーンの中でもオーバルシェイプのコマとなっており、少し角のあるオーバルが特徴的なチェーンとなっています。ナバホのシルバースミスによるハンドメイドチェーンですが、それほど古い作品ではありません。
このようなチェーンは、棒や細い板にシルバーワイヤーをコイル状に巻き付け、それをカットして一コマ一コマを丁寧にロウ付けし、つなぎ合わせることでチェーンにする手の込んだものです。

本作の様な独特なクロスシェイプは、Sam Begayと同世代の偉大な作家の一人である【Ambrose Lincoln】アンブローズ・リンカーン(1917-1989)が生み出したと思われ、後に多くのシルバースミスによって受け継がれ、ホワイトホーガンショップでも作られたようです。さらに【Carolyn Pollack Jewelry】キャロライン・ポラック社でも本作をデザインソースとしたジュエリーが作られており、多くの作家に影響を与えサンプリングされた同作者による傑作の一つといえます。
また、インディアンジュエリーにおけるクロスモチーフは、インディアンジュエリーのトラディショナルなスタイルの一つとして古くから作られているモチーフの一つです。 キリスト教の普及と同時に、インディアンジュエリー創生期からみられるもので、ズニの巨匠【Horace Iule】ホレス・イウレ(1899~1901?-1978)等のクロスモチーフで有名になった作家も存在しました。


【Sam Begay】サム・ビゲイは、1910年代の後半頃に生まれとされており、詳しい生い立ちが伝わっていませんが、1930年代の中頃にはシルバースミスとしてのキャリアをスタートさせていました。
資料に残っている作品では、長い歴史を持ちズニの作家たちを支え続けた【C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレス トレーディングポストの経営者である【Charles Garrett Wallace】チャールズ・ガレット・ウォレス(1898-1993) が、その個人コレクションの約半数をアリゾナ州フェニックスのバードミュージアムに寄贈し、残りの一部を1975年にSotheby Parke Bernet社のオークションに出品しました。その時のオークションカタログは現在でも多くの研究者やコレクターにとっての第一級の資料となっており、その中のLot.247(P47)が1936年のSam Begayの作品となっています。
また、同オークションに出品された作品はその全てがミュージアムクオリティを誇り、そこにSam Begayの作品が多く含まれる事が同作者の高い技術力や突出したクリエイティビティを証明しています。
1940年代以降1980年代まで、ナバホシルバースミシングコンペのメンズリング部門において上位に君臨し続け、本作の様なキャストをベースとしたシンプルで洗練された造形が代表作となっていますが、【Dean Kirk of Manuelito】ディーン・カーク オブマヌエリートや【TOBE TURPEN'S TRADING POST】トーブ・トーペントレーディングポスト(現Perry Null Trading)、【Woodard's Indian Arts】ウッダーズインディアンアーツ、【Pine Springs Trading Post】パインスプリングストレーディングポスト等、多くのショップ/工房に所属したことで、ストーンインレイの技術やスタンプワーク等、多岐にわたる技術・技法を身に着けていたようです。


本作はSam Begayを代表する技術の一つであるサンドキャストで形作られた作品であり、非常にシンプルでクリーンなデザインと完成されたシルバーワークによってジュエリーとしての品位を持ったクロストップとなっています。
また、ミニマルでエッジーな印象と共に、どこかインディアンジュエリーらしい雰囲気を持ったシェイプであり、大きいサイズは強い存在感を示しますが、普遍的でクラシックなクロスモチーフは多くのスタイルにフィットすると思われます。

古くからの製法を守ることでプリミティブで武骨な表情も感じさせますが、圧倒的な造形センスによりモダンで洗練された印象に仕上げられたクロストップ。巨匠と呼ばれる作者ならではの技術力と造形美を感じさせる大変コレクタブルなビンテージジュエリーの一つとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションはシルバーに多少のクスミや細かなキズは見られますが、チェーンを含めとても良好な状態を保っています。
Size

トップ 縦(バチカン含む) 約10.8㎝   横 約5.75㎝   チェーン長さ 約 60.0㎝程度

Material

Silver