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JNO013826

【Ambrose Lincoln】Navajo Cast Cross Fob Necklace w/TQ c.1960~

【Ambrose Lincoln】Navajo Cast Cross Fob Necklace w/TQ c.1960~
78,800 円(税込)
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【NAVAJO】ナバホの大巨匠【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982) を兄に持つ作家【Ambrose Lincoln】アンブローズ・リンカーン(1917-1989)の作品で、サンドキャスト(砂型鋳物)で成形された大変美しいシェイプのクロストップが印象的なアンティーク/ビンテージネックレスです。

1950年代末頃~1970年代前半頃までの作品と思われ、サンドキャストによって成形された重厚なクロストップは、同作者独自のエッジーでどこかインディアンジュエリーらしい雰囲気を持ったシェイプに造形されています。さらにスタンプワークによりシンプルなライン紋様が刻まれ、センターには美しいターコイズがセットされています。フロントの3本ラインは正面から厚みまでラインが入り、左右と下部の端にはエッジ部の厚み部分にのみラインが刻まれています。さらに、大変丁寧に仕上げ工程が施されており、多くのサンドキャストに見られる独特の細かな凹凸のある質感が、削り磨くことでなめらかなでスムースな肌に仕上げられており、現代作品に比べ多くの手間と時間が費やされています。

またこちらのアンブローズ・リンカーンが生み出した独特なクロスシェイプは、後に同作者が育てたシルバースミスによって受け継がれ、ホワイトホーガンショップでも作られたようです。さらに【Carolyn Pollack Jewelry】キャロライン・ポラック社でも本作をデザインソースとしたジュエリーが作られており、多くの作家に影響を与えサンプリングされた同作者による傑作の一つといえます。

セットされたターコイズは、明確に断定することは出来ませんが、おそらくハイグレードな【Sleeping Beauty Turquoise】スリーピングビューティーターコイズと思われます。
とても澄んだ水色に僅かなマトリックスが入り、透明感と艶を持った石です。高さもあるカボションカットで、澄んだ色味や現在も保っている艶は、北米でも最大級の産出量を誇る同鉱山でも貴重なジェムクオリティーターコイズだと思われます。

またこちらのようなクロスモチーフは、インディアンジュエリーのトラディショナルなスタイルの一つとして古くから作られているモチーフの一つです。 キリスト教の普及と同時に、インディアンジュエリー創生期からみられるもので、ズニの巨匠【Horace Iule】ホレス・イウレ(1899~1901?-1978)等のクロスモチーフで有名になった作家も存在しました。


【Ambrose Lincoln】アンブローズ・リンカーンは、Ambrose Roanhorseの11歳ほど年下の弟ですが、近年まで同一人物と考えられており、最近の研究により別人であることが判明しました。二人の間にはホワイト・ホーガンショップに所属し多くの作品を残した【Sam Roanhose】サム・ローアンホース(1916-1983)がいます。
アンブローズ・リンカーンは1939年頃にFort Wingate Indian Schoolを卒業し、【Charles Garrett Wallace】チャールズ・ガレット・ウォレス(1898-1993)の経営するズニプエブロのC. G. Wallace Trading Postに所属していたようです。やはりAmbrose Roanhorseの影響を強く受けたと思われる作品が多く残っていますが、ズ二のジュエリーをメインに扱うトレーダーであるC. G. Wallace Trading Postに所属していた影響を感じるインレイワークやモチーフの作品も散見されます。また、こちらの様なサンドキャストによって成形された作品も多く見られ、そのキャストによる造形のエッジの処理や仕上げなどは、非常に完成された技術を感じさせます。
1942年にはSanta Fe Indian Schoolで彫金クラスの講師を務めており、これは1931年~1939年まで兄であるアンブローズ・ローアンホースが務めていた後に続くキャリアとなっています。
ホールマーク(作者のサイン)は、こちらの作品にも刻印されているキーストーンに『A』の刻印を用いており、やはりホールマークの刻印されたピースは多く残っていません。


【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホースはナバホギルドの代表も務めた人物で、現在に至るまでの大変多くのインディアンジュエリー作家に多大な影響を与えた人物の一人です。1904年、ガナード近くで生まれ、なんと9歳のころから祖父を手伝ってシルバースミスとしての技術を学び始めました。
その後、【SOUTHWEST ARTS&CRAFTS】で働き、その早熟な技術により26歳ごろにはサンタフェのインディアンスクールで彫金技術のクラスを受け持ち、大変多くの教え子を持っていました。
1937年には、『U.S.NAVAJO』のホールマークであ知られる【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)の責任者を務め、1941年頃には、【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)ナバホギルドを起ち上げ、代表に就任しています。
サードジェネレーションと呼ばれる第3世代の作家ですが、さらに古い年代の伝統を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えたました。ナバホの巨匠【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイやホピの巨匠【Louis Lomay】ルイス・ロメイも氏から技術を教授された一人です。


本作もアンブローズ・リンカーンらしいキャストによる造形であり、伝統的な技法と素晴らしい造形美が堪能できる作品です。またそれは、ナバホの古い技術/手法を守ろうとした【Ambrose Roanhorse】が育み、後世に受け継いだ美意識であり技術です。

古くからの製法を守ることでインディアンジュエリーらしいプリミティブで武骨な表情も感じさせますが、モダンでシンプルなデザインと圧倒的な造形センスによりとても洗練された印象に仕上げられています。
また、普遍的でクラシックなクロスモチーフは現代的な印象もあり、多くの素材に馴染みが良くスタイリングしやすいと思われます。さらに、レザーレースは長さの調整幅が大きく、程よいサイズ感のクロストップはレザーレースの長さを変えることでその印象も大きく変化させることが可能で、性別やスタイルを問わずお使いいただけると思います。

無駄がなく完成されたデザインと、質の高いシルバーワークによるハイエンドなピース。アメリカ国内でも市場に出ることは稀で、資料価値も高い貴重な作品の一つです。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションはシルバーに多少のクスミや小キズは見られますが、ターコイズを含めとても良好なコンディションです。
【NAVAJO】ナバホの大巨匠【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982) を兄に持つ作家【Ambrose Lincoln】アンブローズ・リンカーン(1917-1989)の作品で、サンドキャスト(砂型鋳物)で成形された大変美しいシェイプのクロストップが印象的なアンティーク/ビンテージネックレスです。

1950年代末頃~1970年代前半頃までの作品と思われ、サンドキャストによって成形された重厚なクロストップは、同作者独自のエッジーでどこかインディアンジュエリーらしい雰囲気を持ったシェイプに造形されています。さらにスタンプワークによりシンプルなライン紋様が刻まれ、センターには美しいターコイズがセットされています。フロントの3本ラインは正面から厚みまでラインが入り、左右と下部の端にはエッジ部の厚み部分にのみラインが刻まれています。さらに、大変丁寧に仕上げ工程が施されており、多くのサンドキャストに見られる独特の細かな凹凸のある質感が、削り磨くことでなめらかなでスムースな肌に仕上げられており、現代作品に比べ多くの手間と時間が費やされています。

またこちらのアンブローズ・リンカーンが生み出した独特なクロスシェイプは、後に同作者が育てたシルバースミスによって受け継がれ、ホワイトホーガンショップでも作られたようです。さらに【Carolyn Pollack Jewelry】キャロライン・ポラック社でも本作をデザインソースとしたジュエリーが作られており、多くの作家に影響を与えサンプリングされた同作者による傑作の一つといえます。

セットされたターコイズは、明確に断定することは出来ませんが、おそらくハイグレードな【Sleeping Beauty Turquoise】スリーピングビューティーターコイズと思われます。
とても澄んだ水色に僅かなマトリックスが入り、透明感と艶を持った石です。高さもあるカボションカットで、澄んだ色味や現在も保っている艶は、北米でも最大級の産出量を誇る同鉱山でも貴重なジェムクオリティーターコイズだと思われます。

またこちらのようなクロスモチーフは、インディアンジュエリーのトラディショナルなスタイルの一つとして古くから作られているモチーフの一つです。 キリスト教の普及と同時に、インディアンジュエリー創生期からみられるもので、ズニの巨匠【Horace Iule】ホレス・イウレ(1899~1901?-1978)等のクロスモチーフで有名になった作家も存在しました。


【Ambrose Lincoln】アンブローズ・リンカーンは、Ambrose Roanhorseの11歳ほど年下の弟ですが、近年まで同一人物と考えられており、最近の研究により別人であることが判明しました。二人の間にはホワイト・ホーガンショップに所属し多くの作品を残した【Sam Roanhose】サム・ローアンホース(1916-1983)がいます。
アンブローズ・リンカーンは1939年頃にFort Wingate Indian Schoolを卒業し、【Charles Garrett Wallace】チャールズ・ガレット・ウォレス(1898-1993)の経営するズニプエブロのC. G. Wallace Trading Postに所属していたようです。やはりAmbrose Roanhorseの影響を強く受けたと思われる作品が多く残っていますが、ズ二のジュエリーをメインに扱うトレーダーであるC. G. Wallace Trading Postに所属していた影響を感じるインレイワークやモチーフの作品も散見されます。また、こちらの様なサンドキャストによって成形された作品も多く見られ、そのキャストによる造形のエッジの処理や仕上げなどは、非常に完成された技術を感じさせます。
1942年にはSanta Fe Indian Schoolで彫金クラスの講師を務めており、これは1931年~1939年まで兄であるアンブローズ・ローアンホースが務めていた後に続くキャリアとなっています。
ホールマーク(作者のサイン)は、こちらの作品にも刻印されているキーストーンに『A』の刻印を用いており、やはりホールマークの刻印されたピースは多く残っていません。


【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホースはナバホギルドの代表も務めた人物で、現在に至るまでの大変多くのインディアンジュエリー作家に多大な影響を与えた人物の一人です。1904年、ガナード近くで生まれ、なんと9歳のころから祖父を手伝ってシルバースミスとしての技術を学び始めました。
その後、【SOUTHWEST ARTS&CRAFTS】で働き、その早熟な技術により26歳ごろにはサンタフェのインディアンスクールで彫金技術のクラスを受け持ち、大変多くの教え子を持っていました。
1937年には、『U.S.NAVAJO』のホールマークであ知られる【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)の責任者を務め、1941年頃には、【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)ナバホギルドを起ち上げ、代表に就任しています。
サードジェネレーションと呼ばれる第3世代の作家ですが、さらに古い年代の伝統を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えたました。ナバホの巨匠【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイやホピの巨匠【Louis Lomay】ルイス・ロメイも氏から技術を教授された一人です。


本作もアンブローズ・リンカーンらしいキャストによる造形であり、伝統的な技法と素晴らしい造形美が堪能できる作品です。またそれは、ナバホの古い技術/手法を守ろうとした【Ambrose Roanhorse】が育み、後世に受け継いだ美意識であり技術です。

古くからの製法を守ることでインディアンジュエリーらしいプリミティブで武骨な表情も感じさせますが、モダンでシンプルなデザインと圧倒的な造形センスによりとても洗練された印象に仕上げられています。
また、普遍的でクラシックなクロスモチーフは現代的な印象もあり、多くの素材に馴染みが良くスタイリングしやすいと思われます。さらに、レザーレースは長さの調整幅が大きく、程よいサイズ感のクロストップはレザーレースの長さを変えることでその印象も大きく変化させることが可能で、性別やスタイルを問わずお使いいただけると思います。

無駄がなく完成されたデザインと、質の高いシルバーワークによるハイエンドなピース。アメリカ国内でも市場に出ることは稀で、資料価値も高い貴重な作品の一つです。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションはシルバーに多少のクスミや小キズは見られますが、ターコイズを含めとても良好なコンディションです。
Size

トップ 縦(バチカン含む) 約6.6㎝   横 約4.0㎝   レザーレースは最大で95.0㎝程度

Material

Silver, Turquoise, Leather Lace (Deer Skin)