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JBO014719

Historic Navajo Repoused & Stamped Ingot Silver Cuff c.1900~

Historic Navajo Repoused & Stamped Ingot Silver Cuff c.1900~
176,000 円(税込)
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【NAVAJO】ナバホの『ファーストフェーズ』と呼ばれる古典期に近い年代に作られたヒストリックなアンティークジュエリー、インゴットシルバー(銀塊)から成形された有機的で武骨な造形のバンド(地金)をベースに、細かなスタンプワークやリポウズ/バンプアウトが施されたアンティーク/ビンテージバングルです。

1900年代~1910年代頃に作られた作品と推定され、類似した作品が書籍上やミュージアムで見ることが出来ますが、市場に出る事はほとんどなく、古美術品としても高い価値を有する作品となっています。

インゴットシルバー(銀塊)からハンマーワークによって成形されたバンド/地金は、独特の硬くなめらかなシルバーの肌と見た目の厚み以上に重く感じる重厚感を持っています。そこに、アローやフラワー等をモチーフとした力強いスタンプワークが隙間な刻み込まれ、バンドのシェイプはそれらのスタンプワークによる文様と呼応したエッジにカットされています。その細かなカッティングにより、複雑で有機的な表情が生み出されているようです。ターミナル(両端)にはフラワー(おそらく野薔薇)をモチーフとしたスタンプが刻まれ、丸いシェイプとなっています。
また、サイドにはバンプアウト/リポウズと呼ばれるハンマーワークを主体とした技法により、リーフ(たばこの葉)を起源とするデザインに立体的で柔らかいアール/曲面が与えられています。フラットなシェイプよりも美しく、奥行きと力強い存在感のある造形を作り上げています。このような立体的な造形は、現在多くみられる凸と凹の金型ツールを用いた技術ではなく、硬い木の土台や鉛の塊にアール(曲面)の溝を彫り込み、そこにシルバーを細かく何度もタガネで叩き沿わせることによって曲面を作る古い技法によって形作られています。またこのようなディテールにより、手首に馴染みやすい装着感となっています。

センターには、アンティーク作品らしいグリーンターコイズがマウントされており、その石の裏側に穴が構成されることで、バッキングの無いターコイズの裏側を見ることが出来る構造となっています。このようなディテールはインディアンジュエリーでは殆ど見ることの無い例外的な細工です。1940年代の作品では、シルバー地金の高騰によりシルバーの使用量を減らすため、量産品においてはターコイズの裏のシルバーが切り抜かれていることがあります。
本作の場合には、インディアンジュエリー史においてシルバージュエリーに石をセットし始めてまだ20年~30年しか経ていない時期の作品であり、まだ確立した技術がなく試行錯誤を繰り返す中で生まれたディテールと推測されます。また、すでに流通していたメキシカンジュエリーやヨーロッパのジュエリーの影響を受けた可能性も考えられます。
石を留めるベゼル(覆輪)も刻みのあるノッチドベゼルが採用されていますが、ハンマーワークにより成形され、ハンドカットによって刻みが施されたベゼルとなっています。


【Arrow/Arrowhead】アロー/アローヘッドは、『お守り』の意味合いを持ちインディアンジュエリー創成期からみられる最古のモチーフの一つです。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。こちらの作品のバンド部分に見られるようなシルバーの重なったような部分は、ハンマーワークによるインゴット成形作品の特徴です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


本作も、シルバーの塊から原始的な技術で作り上げられた無骨なアンティークバングルであり、作者の技術や情念を写し出す特別な凄みを持つ作品。その迫力は細部から大胆なハンマーワークまで全てのシルバーワークに宿り、大きな作品ではありませんが、強い存在感を放つブレスレットとなっています。

インディアンジュエリーの歴史上においても初期に近い年代の作品であり、非常にプリミティブな技術で作り上げられた無骨なアンティークナバホジュエリー。他に類を見ないディテールや最初期のアローモチーフスタンプ等、高い史料価値を有し、現在ではアンティークアートピースとしても高く評価されます。
ウェアラブルアーツとして身に着けても、美術品として展示しても価値を感じることのできる作品です。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、全体に摩耗や細かなキズは見られますが、目立ったダメージの無い状態を保っています。またバンドの一部には、インゴット製法による独特の僅かな亀裂がみられますが、これらは制作中にできるもので、ご使用にあたって破損につながる亀裂ではありません。
【NAVAJO】ナバホの『ファーストフェーズ』と呼ばれる古典期に近い年代に作られたヒストリックなアンティークジュエリー、インゴットシルバー(銀塊)から成形された有機的で武骨な造形のバンド(地金)をベースに、細かなスタンプワークやリポウズ/バンプアウトが施されたアンティーク/ビンテージバングルです。

1900年代~1910年代頃に作られた作品と推定され、類似した作品が書籍上やミュージアムで見ることが出来ますが、市場に出る事はほとんどなく、古美術品としても高い価値を有する作品となっています。

インゴットシルバー(銀塊)からハンマーワークによって成形されたバンド/地金は、独特の硬くなめらかなシルバーの肌と見た目の厚み以上に重く感じる重厚感を持っています。そこに、アローやフラワー等をモチーフとした力強いスタンプワークが隙間な刻み込まれ、バンドのシェイプはそれらのスタンプワークによる文様と呼応したエッジにカットされています。その細かなカッティングにより、複雑で有機的な表情が生み出されているようです。ターミナル(両端)にはフラワー(おそらく野薔薇)をモチーフとしたスタンプが刻まれ、丸いシェイプとなっています。
また、サイドにはバンプアウト/リポウズと呼ばれるハンマーワークを主体とした技法により、リーフ(たばこの葉)を起源とするデザインに立体的で柔らかいアール/曲面が与えられています。フラットなシェイプよりも美しく、奥行きと力強い存在感のある造形を作り上げています。このような立体的な造形は、現在多くみられる凸と凹の金型ツールを用いた技術ではなく、硬い木の土台や鉛の塊にアール(曲面)の溝を彫り込み、そこにシルバーを細かく何度もタガネで叩き沿わせることによって曲面を作る古い技法によって形作られています。またこのようなディテールにより、手首に馴染みやすい装着感となっています。

センターには、アンティーク作品らしいグリーンターコイズがマウントされており、その石の裏側に穴が構成されることで、バッキングの無いターコイズの裏側を見ることが出来る構造となっています。このようなディテールはインディアンジュエリーでは殆ど見ることの無い例外的な細工です。1940年代の作品では、シルバー地金の高騰によりシルバーの使用量を減らすため、量産品においてはターコイズの裏のシルバーが切り抜かれていることがあります。
本作の場合には、インディアンジュエリー史においてシルバージュエリーに石をセットし始めてまだ20年~30年しか経ていない時期の作品であり、まだ確立した技術がなく試行錯誤を繰り返す中で生まれたディテールと推測されます。また、すでに流通していたメキシカンジュエリーやヨーロッパのジュエリーの影響を受けた可能性も考えられます。
石を留めるベゼル(覆輪)も刻みのあるノッチドベゼルが採用されていますが、ハンマーワークにより成形され、ハンドカットによって刻みが施されたベゼルとなっています。


【Arrow/Arrowhead】アロー/アローヘッドは、『お守り』の意味合いを持ちインディアンジュエリー創成期からみられる最古のモチーフの一つです。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。こちらの作品のバンド部分に見られるようなシルバーの重なったような部分は、ハンマーワークによるインゴット成形作品の特徴です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


本作も、シルバーの塊から原始的な技術で作り上げられた無骨なアンティークバングルであり、作者の技術や情念を写し出す特別な凄みを持つ作品。その迫力は細部から大胆なハンマーワークまで全てのシルバーワークに宿り、大きな作品ではありませんが、強い存在感を放つブレスレットとなっています。

インディアンジュエリーの歴史上においても初期に近い年代の作品であり、非常にプリミティブな技術で作り上げられた無骨なアンティークナバホジュエリー。他に類を見ないディテールや最初期のアローモチーフスタンプ等、高い史料価値を有し、現在ではアンティークアートピースとしても高く評価されます。
ウェアラブルアーツとして身に着けても、美術品として展示しても価値を感じることのできる作品です。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、全体に摩耗や細かなキズは見られますが、目立ったダメージの無い状態を保っています。またバンドの一部には、インゴット製法による独特の僅かな亀裂がみられますが、これらは制作中にできるもので、ご使用にあたって破損につながる亀裂ではありません。
Size

メンズサイズ XL - XXL 程度。

内径最大幅 約61.2㎜    正面幅(高さ) 約17.3㎜
内周 約151㎜    開口部 約23㎜
Inside Measurement 5 15/16inch   opening 15/16inch 

※バングルはサイズ調整可能です。XLサイズ以上、XXXLサイズ以下の男性であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Ingot Silver, Green Turquoise
        約32.8g