1940年代～60年代前半頃までに織られたアンティークのナバホラグ、大変コンディションが良く、美しい色と【Crystal】クリスタルと思われるオーセンティックなパターンが印象的な一枚です。

大胆な柄の構成と、派手さはありませんが少し華やかな色がとても特徴的で【Crystal】クリスタルの伝統的なパターンの作品。厚くソフトな質感に仕上げらた一枚です。

ナバホラグの中でも 【Double Saddle Blanket】 ダブルサドルブランケットと言う中判サイズのラグで、もともと乗馬の鞍と馬の間に挟んで馬の肌を守るために作られた織物ですが、素材や織りは通常のラグと同じで、現在では敷物やタペストリーとして使われています。　日本ではとても使いやすいサイズのラグとして重宝する大きさです。

とても美しいオフホワイトとブラウングレーのベースにブライトな赤、ダークブラウンが配色されており、柔らかく丁寧に織られた表情はとても味わい深い作品です。
また、セクションライン(レイジーライン)がはっきりと確認でき、色ムラなど古い作品の特徴的な美しさがあります。　もちろんすべてハンドメイド、全工程を一人が行って仕上げられた作品と思われます。
柄の構成は、ズレや左右不対称な粗さがありますが、丁寧によりあげられた糸と非常に長い時間をかけて織られたその仕上がりは、毛羽立ちが少なく、程よい強さとしなやかさがあり、アンティーク独特の上質感を感じることが出来ます。


コンディションは…
アンティークラグとしては大変良好です。エッジ部分に一か所のホツケが見られますが、目立つ汚れやダメージなく良い状態を保っています。