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JBO004706

Vintage Navajo Filed Silver Half-Round Wire Cuff c.1940~

Vintage Navajo Filed Silver Half-Round Wire Cuff c.1940~
62,700 円(税込)
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Vintage Navajo Filed Silver Half-Round Wire Cuff  c.1940~
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【NAVAJO】ナバホのビンテージジュエリー、細い幅ながらずっしりとした重みのあるハーフラウンドワイヤーをバンド(地金)に構成し、刻みによるプリミティブな文様のみで装飾されたミニマムな美しさを感じさせるアンティーク/ビンテージバングルです。

ホールマーク(作者のサイン)やスタンプワーク等、制作背景を特定する判断材料が乏しい為、正確に特定は特定できませんが、1940年代~1960年代頃に作られたと思われる作品。その造形スタイルや、このようなキャスト(鋳物)によってある程度成形されたインゴットを作り、それをローラーやハンマーワークで成形して、そこにライン模様だけでデザインを構成した作品は、アリゾナ州のニューメキシコ州境に近い位置で運営されていた【Pine Springs Trading Post】パインスプリングストレーディングポストで多く制作されていた記録が残っています。またそれらは、ナバホの【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が中心になって運営されていた『U.S.NAVAJO』【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)や『Navajo Guild』【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)等と関係するプロジェクトの影響を受けた作品群であったようです。

こちらのバングルもある程度キャストで成形されたインゴットシルバー(銀塊)をローラーで伸ばして成形したハーフラウンドワイヤーをベースとした作品です。細い幅でありながら重さが約40gある重厚な作品で、高い圧力によって成形されたシルバーの質感はとてもなめらかに仕上げられています。
そのフロントからサイドにかけては、おそらく鏨によるスタンプワークによって刻みが施された後、ファイルワークと呼ばれるヤスリによって削る技術を組み合わせることで深く立体的な刻み模様が形成されています。また、それらの装飾が簡素ながらとても効果的に強いコントラストと、動きのある表情が与えているようです。
また、これらのシルバーワークはどれもプリミティブで伝統的なな技術となっていますが、その仕上がりはどこかモダンで現代的な表情を持っています。

同様の価値観や造形スタイルは後進の作家達にも受け継がれており、特に【Hopi】ホピの【Lewis Lomay】ルイス・ロメイ(1913-1996)や【Cochiti】コチティの【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ(1915-1991)等が、1960年代~1970年代頃に本作に類似したスタイル作品を制作しています。


【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)は、【The United Indian Trader’s Association】(UITA)等と共にインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等のために現地トレーディングポストやトレーダーによって1937年に組織されました。 『U.S.NAVAJO』のスタンプを使うことで、アメリカ政府の公認を表した公的な意味合いを重視した組織です。
それは、1930年代以降に隆盛した、量産化を推し進めたメーカーによるマスプロ品と、その製法や工程において正当なインディアンジュエリーであること等を差別化するという目的と共に、アメリカ政府がアメリカから世界に発信し得るアートとして、インディアンの手工芸品を育てていくという計画も大きく働いたようです。
サンタフェの人類学研究所キュレーターである【Kenneth Chapman】ケネス・チャップマンと、フォートウィンゲート及びサンタフェインディアンスクールで彫金クラスを受け持つAmbrose Roanhorseの二人によって、その素材から製法・仕上げに至るまで『U.S.NAVAJO』の刻印を許可する厳しいガイドラインが設定されました。

【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドも上記のIACB等と同様の目的を持ち、1941年にAmbrose Roanhorseが代表として組織されました。ナバホギルドは、U.S.NAVAJOやUITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的としていたようです。
ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベース(地金)に、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、洗練された美しい作品が多く制作されました。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


こちらの作品もインゴットシルバー(銀塊)から成形された地金は硬くなめらかな質感で、素晴らしい装着感を体感できるブレスレットです。

また、上記の様な丁寧なシルバーワークによって、当時モダンスタイルと言われたクリーンな印象や上質感が与えられており、シンプルで普遍的な造形美はどんな装いにもフィットし長くご愛用いただけると思われます。
さらに、他のバングルと重ね付けにも向いた作品ですが、厚みのある地金により単独でもしっかりとした存在感を持っており、長年にわたってご愛用いただける上質感のあるバングルです。

ビンテージインディアンジュエリーの力強い武骨さだけでなく、練り上げられた工芸品としても高い価値を有するコレクタブルな作品となっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも大変良好です。シルバーの僅かなクスミや小傷等がみられますがとても良好な状態を保っています。
【NAVAJO】ナバホのビンテージジュエリー、細い幅ながらずっしりとした重みのあるハーフラウンドワイヤーをバンド(地金)に構成し、刻みによるプリミティブな文様のみで装飾されたミニマムな美しさを感じさせるアンティーク/ビンテージバングルです。

ホールマーク(作者のサイン)やスタンプワーク等、制作背景を特定する判断材料が乏しい為、正確に特定は特定できませんが、1940年代~1960年代頃に作られたと思われる作品。その造形スタイルや、このようなキャスト(鋳物)によってある程度成形されたインゴットを作り、それをローラーやハンマーワークで成形して、そこにライン模様だけでデザインを構成した作品は、アリゾナ州のニューメキシコ州境に近い位置で運営されていた【Pine Springs Trading Post】パインスプリングストレーディングポストで多く制作されていた記録が残っています。またそれらは、ナバホの【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が中心になって運営されていた『U.S.NAVAJO』【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)や『Navajo Guild』【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)等と関係するプロジェクトの影響を受けた作品群であったようです。

こちらのバングルもある程度キャストで成形されたインゴットシルバー(銀塊)をローラーで伸ばして成形したハーフラウンドワイヤーをベースとした作品です。細い幅でありながら重さが約40gある重厚な作品で、高い圧力によって成形されたシルバーの質感はとてもなめらかに仕上げられています。
そのフロントからサイドにかけては、おそらく鏨によるスタンプワークによって刻みが施された後、ファイルワークと呼ばれるヤスリによって削る技術を組み合わせることで深く立体的な刻み模様が形成されています。また、それらの装飾が簡素ながらとても効果的に強いコントラストと、動きのある表情が与えているようです。
また、これらのシルバーワークはどれもプリミティブで伝統的なな技術となっていますが、その仕上がりはどこかモダンで現代的な表情を持っています。

同様の価値観や造形スタイルは後進の作家達にも受け継がれており、特に【Hopi】ホピの【Lewis Lomay】ルイス・ロメイ(1913-1996)や【Cochiti】コチティの【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ(1915-1991)等が、1960年代~1970年代頃に本作に類似したスタイル作品を制作しています。


【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)は、【The United Indian Trader’s Association】(UITA)等と共にインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等のために現地トレーディングポストやトレーダーによって1937年に組織されました。 『U.S.NAVAJO』のスタンプを使うことで、アメリカ政府の公認を表した公的な意味合いを重視した組織です。
それは、1930年代以降に隆盛した、量産化を推し進めたメーカーによるマスプロ品と、その製法や工程において正当なインディアンジュエリーであること等を差別化するという目的と共に、アメリカ政府がアメリカから世界に発信し得るアートとして、インディアンの手工芸品を育てていくという計画も大きく働いたようです。
サンタフェの人類学研究所キュレーターである【Kenneth Chapman】ケネス・チャップマンと、フォートウィンゲート及びサンタフェインディアンスクールで彫金クラスを受け持つAmbrose Roanhorseの二人によって、その素材から製法・仕上げに至るまで『U.S.NAVAJO』の刻印を許可する厳しいガイドラインが設定されました。

【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドも上記のIACB等と同様の目的を持ち、1941年にAmbrose Roanhorseが代表として組織されました。ナバホギルドは、U.S.NAVAJOやUITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的としていたようです。
ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベース(地金)に、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、洗練された美しい作品が多く制作されました。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


こちらの作品もインゴットシルバー(銀塊)から成形された地金は硬くなめらかな質感で、素晴らしい装着感を体感できるブレスレットです。

また、上記の様な丁寧なシルバーワークによって、当時モダンスタイルと言われたクリーンな印象や上質感が与えられており、シンプルで普遍的な造形美はどんな装いにもフィットし長くご愛用いただけると思われます。
さらに、他のバングルと重ね付けにも向いた作品ですが、厚みのある地金により単独でもしっかりとした存在感を持っており、長年にわたってご愛用いただける上質感のあるバングルです。

ビンテージインディアンジュエリーの力強い武骨さだけでなく、練り上げられた工芸品としても高い価値を有するコレクタブルな作品となっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも大変良好です。シルバーの僅かなクスミや小傷等がみられますがとても良好な状態を保っています。
Size

メンズサイズ L - XL 程度。

内径最大幅 約61.1㎜    正面幅(高さ) 約8.1㎜
内周 約141㎜    開口部 約29㎜
Inside Measurement 5 9/16inch   opening 1 1/8inch 

  ※バングルはサイズ調整可能です。Mサイズ以上、XLサイズ以下の男性であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Ingot Silver
        約39.9g