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JBO015343

Vtg Navajo Chiseled Ingot Silver Cuff w/Blue Gem TQ c.1945~

【NAVAJO】ナバホのビンテージジュエリー、インゴットシルバー(銀塊)から成形されたトライアングルワイヤーに近い重厚なバンドをベースに、大変美しいハイグレードブルージェムターコイズがマウントされ、ミニマムで完成された造形美を持つハイエンドなアンティーク/ビンテージバングルです。

1940年代後半~1950年代頃に作られた作品で、ホールマーク(作者のサイン)等が見られず明確な制作背景を特定することは出来ませんが、本作と類似した造形スタイルの作品は、アリゾナ州のニューメキシコ州境に近い位置で運営されていた【Pine Springs Trading Post】パインスプリングストレーディングポストにおいて、1930年代後半~1950年代にかけて制作されていた記録が残っています。またそれらは、ナバホの【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が中心になって運営されていた『U.S.NAVAJO』【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)や『Navajo Guild』【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)等と関係するプロジェクトの影響を受けた作品群であったようです。

インゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンド/地金は、9㎜程度の細い幅でありながら30gを超える厚く重厚な造形となっており、丁寧にパウンティングされたシルバーの質感はとてもなめらかに仕上げられています。シンプルながらとても立体的な造形/デザインは、ハーフラウンドワイヤーとトライアングルワイヤーの中間的なシェイプに造形されたバンドをベースに、『チェイシング/Chasing』と呼ばれる鏨を使いシルバーに立体的な角度を付ける(彫刻の様なイメージ)技術によってフロントとサイド部分に立体的なバースト(放射状)デザインを生み出しています。その絶妙なハンマーワークによるチェイシングにより、彫が深くさり気なくも美しい立体造形を作り出しています。さらにサイド部分には、小さく目立ちませんが力強いスタンプワークが施されており、ミニマルなデザインにメリハリを与えているようです。
そして、センターには濃い色相と強い透明感が美しいブルージェムターコイズがマウントされています。そのベゼル(覆輪)も既製のパーツではなくハンドメイドされたノチッドベゼル(刻みを持つ覆輪)となっており、フラットなベゼルよりも細かな動きがあることで作品にハンドメイド作品らしい表情が付加されています。さらに、その外側には単独の細いスクエアワイヤーを捻ることで制作したツイステッドワイヤーが施されています。
これらのシルバーワークはどれもプリミティブで伝統的な技術となっていますが、その丁寧で質の高い仕事によりどこかモダンで現代的な雰囲気を帯びているようです。

マウントされたターコイズは、とても濃く強さのある色彩を持った【High Grade Blue Gem Turquoise】ハイグレードブルージェムターコイズです。ナバホの伝統的造形を、どこかモダンでエレガントな印象に昇華しているのはこの石による効果と思われます。さらに、濃く深い色味はシルバーの質感にも硬度と上質感をもたらしているように感じられます。
小さな石ながら素晴らしい透明感と深遠な表情を持ち、ブルージェムはもともと硬度の高いターコイズですが、こちらはそんなブルージェムの中でもハイグレードにグレーディングされる色と硬度を持つ石であり、現在も宝石としての煌きを失っていません。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。本作において内側の一部に見られるような僅かにシルバーの重なったような部分は、ハンマーワークによるインゴット成形作品の特徴です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


こちらもある程度キャストで成形されたインゴットシルバーをベースに、ハンマーワークとファイルワークというナバホジュエリーの伝統的で基本的な技術によって作られています。また、それらによってもたらされた滑らかなシルバーの肌は、腕にとても心地よい着用感をもたらしています。

また、伝統的でプリミティブな技術で作り上げられたビンテージジュエリーながら、細部に至るまで丁寧に仕上げられた完成度の高いシルバーワークにより、古い作品特有の武骨で重厚な質感と共にエッジ―で現代的な印象が与えられています。またそのような手間を要するシルバーワークと上質なターコイズが、伝統工芸品として作られたシルバージュエリーをウェアラブルアートとしても評価できる作品へと昇華しているようです。

さらに本作の特異性は、突出した造形センスにより立体造形作品としての特別な完成度がもたらされていることで、インディアンジュエリー独特の味わいと無駄がなく洗練された美しいデザインの共存が実現されています。アンティーク作品でありながらクリーンでミニマムな印象を持ち、普遍的な造形美はどんな装いにもフィットし長くご愛用いただけると思われます。

ビンテージインディアンジュエリーの力強い武骨さだけでなく、作者の気持ちを宿したアートピースのような佇まいを持ち、練り上げられた工芸品としての価値も高い作品です。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも良好です。シルバーの僅かなクスミや小傷等がみられますが良好な状態を保っています。片側のターミナル(両端)内側の一部にインゴット製法による独特のシルバーの重なった亀裂のような部分がみられますが、これらは制作中にできるもので、ご着用にあたって破損につながる事はありません。
また、ターコイズにはマトリックス部分に凹凸が見られますが、それらはカットされた時からの天然石が持つ特徴であり、現在もアンティークピースとしては素晴らしい艶を保っています。
PRICE:
108,900 円(税込)
SIZE:
メンズサイズ M - L 程度。
レディースサイズ L - XXL 程度

内径最大幅 約59.1㎜    正面幅(高さ) 約8.8㎜
内周 約136㎜    開口部 約29㎜
Inside Measurement 5 3/8inch   opening 1 1/8inch  

※バングルはサイズ調整可能です。SMサイズ以上、Lサイズ以下の男性であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。
MATERIAL:
Silver, High Grade Blue Gem Turquoise
        約33.2g
ORDER:
QUANTITY
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