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JBO004346

Vtg Navajo Medicine Man's Eye Stamped Silver Cuff c.1940~

Vtg Navajo Medicine Man's Eye Stamped Silver Cuff c.1940~
87,000 円(税込)
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Vtg Navajo Medicine Man's Eye Stamped Silver Cuff  c.1940~
  • Vtg Navajo Medicine Man's Eye Stamped Silver Cuff  c.1940~
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【NAVAJO】ナバホのビンテージジュエリー、ファイルワークという削る技術とメディスンマンズアイをモチーフとしたスタンプワークだけで大胆に構成された作品で、シンプルながら重厚でありナバホジュエリーのヒストリックな背景を持つアンティーク/ビンテージバングルです。

1940年代頃~1960年代前頃に作られたと思われる作品で、ある程度キャストで成形したインゴットシルバー(銀塊)をベースに、ハンマーによるパウンティングとファイルワークと呼ばれる鑢によって削るだけの技術で丁寧に造形されたバングル。連続して刻まれたダイヤ型/菱形紋様のスタンプは、『Medicine Man's Eye/メディスンマンの目』を抽象化した紋様であり、「知性・用心深さ・未来予知」などを意味するとされています。これらのディテールは全て原始的なもので、インディアンジュエリー創成期からの技術を継承した作品です。しかしながら、シルバーの質感はとてもなめらかに仕上げられ、シンプルなデザイン/造形はとても洗練された完成度を持った作品となっています。
本作ようなデザイン/造形スタイルを持つ作品は、当時からアメリカ中西部に点在していた【Indian School】インディアンスクールの彫金クラスで教材として作られていた記録が残っています。また、1976年出版の書籍『Indian Silver Volume Two』の中では類似した作品が1947年頃のアリゾナ州のニューメキシコ州境に近い位置で運営されていた【Pine Springs Trading Post】パインスプリングストレーディングポストで販売された作品と紹介されており、それらのどちらかで制作されたピースと推測されます。
また、それらはPine Springs Trading Postの作品に影響を与えていた『U.S.NAVAJO』【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)や『Navajo Guild/ナバホギルド』【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)の代表を務め、インディアンスクールでも講師をしていたナバホ巨匠【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)の進めていたプロジェクトの影響を受けた作品群であったようです。


【Indian School】インディアンスクールは、アメリカ中西部のインディアンリザベーションで古くから運営されるインディアン向けの学校で、基礎教育から職業訓練まで幅広い活動を行っています。1930年代には、【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)やAmbrose Roanhorseが彫金クラスで教員として技術を教えており、近代では【Perry Shorty】ペリー・ショーティーなども教員を務めています。


【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホースは、後進の育成にも熱心な作家で、1930年代からサンタフェのインディアンスクールで彫金技術のクラスを受け持っており、多くの教え子を持っていました。 サードジェネレーションと呼ばれる第3世代の作家ですが、さらに古い年代の伝統を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えた人物です。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


こちらの作品が持つ造形スタイルやその製法は、セカンドジェネレーション(1900-1920年代)以前から伝わる古い技術を踏襲しており、サードジェネレーション(1930-1950年代)以降はナバホギルドやインディアンスクールにおいて、クリーンでモダンな表情が付加され、前述のAmbrose Roanhorseをはじめとする作家達により後進に伝えられていきました。
現在では、Cochitiの【Cippy CrazyHorse】シピー・クレイジーホース氏やOhkay Owingehの【Mike Bird Romero】マイク・バード・ロメロ氏、Navajoの【Wilson Begay】ウィルソン・ビゲイ氏などが本作と類似したスタイルの作品を作っていますが、アンティーク/ビンテージのピースは市場に出ることがとても少なく希少価値の高い作品となっています。

プリミティブでクラシックな作品ですが、丁寧で完成されたシルバーワークによって、当時モダンスタイルと呼ばれた洗練された完成度は現在でも新鮮な印象を失っておらずクリーンでミニマム、どんな装いにもフィットし長年にわたってご愛用いただけるシンプルで普遍的な造形美を持つバングルです。

ビンテージインディアンジュエリーの力強い武骨さだけでなく、練り上げられた工芸品/アートピースとしても評価できる作品であり、歴史的な資料価値も高い作品です。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションも大変良好です。僅かなシルバーのクスミやハンドメイド特有の制作上のムラが見られますが、使用感は少なくとても良い状態を保っています。
【NAVAJO】ナバホのビンテージジュエリー、ファイルワークという削る技術とメディスンマンズアイをモチーフとしたスタンプワークだけで大胆に構成された作品で、シンプルながら重厚でありナバホジュエリーのヒストリックな背景を持つアンティーク/ビンテージバングルです。

1940年代頃~1960年代前頃に作られたと思われる作品で、ある程度キャストで成形したインゴットシルバー(銀塊)をベースに、ハンマーによるパウンティングとファイルワークと呼ばれる鑢によって削るだけの技術で丁寧に造形されたバングル。連続して刻まれたダイヤ型/菱形紋様のスタンプは、『Medicine Man's Eye/メディスンマンの目』を抽象化した紋様であり、「知性・用心深さ・未来予知」などを意味するとされています。これらのディテールは全て原始的なもので、インディアンジュエリー創成期からの技術を継承した作品です。しかしながら、シルバーの質感はとてもなめらかに仕上げられ、シンプルなデザイン/造形はとても洗練された完成度を持った作品となっています。
本作ようなデザイン/造形スタイルを持つ作品は、当時からアメリカ中西部に点在していた【Indian School】インディアンスクールの彫金クラスで教材として作られていた記録が残っています。また、1976年出版の書籍『Indian Silver Volume Two』の中では類似した作品が1947年頃のアリゾナ州のニューメキシコ州境に近い位置で運営されていた【Pine Springs Trading Post】パインスプリングストレーディングポストで販売された作品と紹介されており、それらのどちらかで制作されたピースと推測されます。
また、それらはPine Springs Trading Postの作品に影響を与えていた『U.S.NAVAJO』【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)や『Navajo Guild/ナバホギルド』【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)の代表を務め、インディアンスクールでも講師をしていたナバホ巨匠【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)の進めていたプロジェクトの影響を受けた作品群であったようです。


【Indian School】インディアンスクールは、アメリカ中西部のインディアンリザベーションで古くから運営されるインディアン向けの学校で、基礎教育から職業訓練まで幅広い活動を行っています。1930年代には、【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)やAmbrose Roanhorseが彫金クラスで教員として技術を教えており、近代では【Perry Shorty】ペリー・ショーティーなども教員を務めています。


【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホースは、後進の育成にも熱心な作家で、1930年代からサンタフェのインディアンスクールで彫金技術のクラスを受け持っており、多くの教え子を持っていました。 サードジェネレーションと呼ばれる第3世代の作家ですが、さらに古い年代の伝統を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えた人物です。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


こちらの作品が持つ造形スタイルやその製法は、セカンドジェネレーション(1900-1920年代)以前から伝わる古い技術を踏襲しており、サードジェネレーション(1930-1950年代)以降はナバホギルドやインディアンスクールにおいて、クリーンでモダンな表情が付加され、前述のAmbrose Roanhorseをはじめとする作家達により後進に伝えられていきました。
現在では、Cochitiの【Cippy CrazyHorse】シピー・クレイジーホース氏やOhkay Owingehの【Mike Bird Romero】マイク・バード・ロメロ氏、Navajoの【Wilson Begay】ウィルソン・ビゲイ氏などが本作と類似したスタイルの作品を作っていますが、アンティーク/ビンテージのピースは市場に出ることがとても少なく希少価値の高い作品となっています。

プリミティブでクラシックな作品ですが、丁寧で完成されたシルバーワークによって、当時モダンスタイルと呼ばれた洗練された完成度は現在でも新鮮な印象を失っておらずクリーンでミニマム、どんな装いにもフィットし長年にわたってご愛用いただけるシンプルで普遍的な造形美を持つバングルです。

ビンテージインディアンジュエリーの力強い武骨さだけでなく、練り上げられた工芸品/アートピースとしても評価できる作品であり、歴史的な資料価値も高い作品です。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションも大変良好です。僅かなシルバーのクスミやハンドメイド特有の制作上のムラが見られますが、使用感は少なくとても良い状態を保っています。
Size

メンズサイズ M - L 程度。

内径最大幅 約60.9㎜    正面幅(高さ) 約10.3㎜
内周 約137㎜    開口部 約28.5㎜
Inside Measurement 5 3/8inch   opening 1 1/8inch 

  ※バングルはサイズ調整可能です。Mサイズ以上、XLサイズ以下の男性であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Ingot Silver
        約40.1g