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JBO003618

【U.S.NAVAJO 2】 Basket Stamped Ingot Silver Cuff c.1938~

【U.S.NAVAJO 2】 Basket Stamped Ingot Silver Cuff c.1938~
167,000 円(税込)
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【U.S.NAVAJO 2】 Basket Stamped Ingot Silver Cuff  c.1938~
  • 【U.S.NAVAJO 2】 Basket Stamped Ingot Silver Cuff  c.1938~
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【NAVAJO】ナバホジュエリーの中でも短期間のみ使用され、そのクオリティーを保証する稀有なホールマーク『U.S.NAVAJO』【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)の刻印されたピースで、末尾に記されたトレーディングポスト等の制作元を表すナンバーは【2】つまり、【C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレスインディアントレーディングポストで制作された作品。バスケットウィーブパターンが刻まれたシンプルながら力強く、非常に高い完成度と現在においても洗練された印象を持ったアンティーク/ビンテージバングルです。

上記のホールマークから1938年~1943年頃までに作られたものと判断することが出来、『U.S.NAVAJO』のホールマークや、現代制作されているナバホジュエリーの基礎となった歴史的背景などから、大変な史料価値を持ちミュージアムクオリティのハイエンドな作品です。

インゴットシルバー(銀塊)よりハンマーワークによって成形されたバンド(地金)にバスケットウィーブパターンのスタンプが大胆に施され、そのパターンに合わせて上下のエッジにはファイルワーク(ヤスリにより削る技術)によって刻みが施されています。ミニマムで大胆な造形ですが、伝統的な製法/技術がしっかりと踏襲された作品であり、プリミティブなスタンプワークとセンスを感じさせるデザインにより、素晴らしい雰囲気を持つ作品に仕上がっています。


こちらのホールマーク『U.S.NAVAJO』が表している【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)は、【The United Indian Trader’s Association】(UITA)等と共にインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等のために現地トレーディングポストやトレーダーによって1937年に組織されました。 中でもIndian Arts & Crafts Boardは、『U.S.NAVAJO』のスタンプを使うことで、アメリカ政府の公認を表した公的な意味合いを重視した組織です。
実際には、1930年代以降に隆盛した、【BELL TRADING POST】や【Maisel's Indian Trading Post】、【Arrow Novelty】等の"Manufacturers"とされる量産化を推し進めたメーカーによるマスプロ品と、その製法や工程において正当なインディアンジュエリーであること等を差別化するために発足されました。上記のような現在『フレッド・ハービースタイル』と呼ばれるメーカーでは、ジュエリー等の製作に分業化や機械化を進め、結果的にインディアンジュエリー作家の独立や生計を圧迫しました。 そのため、古くからインディアン達と密接に付き合い、インディアンアート/クラフトを扱うトレーディングポストやトレーダー、さらにはインディアンアーティスト自身たちによって、量産化を図るメーカーに対する対抗策が講じられました。Indian Arts & Crafts Boardもその中の一つで、サンタフェの人類学研究所キュレーターである【Kenneth Chapman】ケネス・チャップマンと、フォートウィンゲート及びサンタフェインディアンスクールで彫金クラスを受け持つナバホの巨匠【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)の二人によって、その素材から製法・仕上げに至るまで『U.S.NAVAJO』の刻印を許可する厳しいガイドラインが設定されました。
前述の様に末尾のナンバーはそれぞれトレーディングポストや工房を表しています。
現在、判明しているナンバーは・・・
U.S.NAVAJO 1 = Gallup Mercantile
U.S.ZUNI 1 & U.S.NAVAJO 2 = 本作の制作された、C. G. Wallace Trading Post 等があります。
また、末尾の数字が二桁のものはアメリカ中西部にいくつか点在している政府が運営するインディアンスクールの彫金クラスで制作されたピースになります。


【C. G. Wallace INDIAN TRADER/C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレスインディアントレーダーは、【Charles Garrett Wallace】チャールズ・ガレット・ウォレスが、1928年にZUNI /ズ二のジュエリーを専門に扱うトレーダーとしてズニの町で創業し、非常に多くのズニジュエリー作家を支援しました。創業後すぐに、ナバホのシルバー彫金技術を必要として【Ike Wilson】アイク・ウィルソン(1901-1942)とその兄である【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン(1901-1976)、他にも【Billy Hoxie】ビリー・ホクシー、【Charles Begay】チャールズ・ビゲイ(1912-1998)等の一説には二十数人と言われるナバホ出身のシルバースミスが在籍していたと云われており、こちらの作者もその中の一人による作品だと思われます。
また、彼らの様にズニの町でシルバースミスをしていたナバホの職人は、技術的にはナバホの伝統的な彫金技術を重視していたようですが、植物のようなスタンプワークの表現等、そのデザインスタイルやディテールには、ナバホジュエリーにはあまり見られないズニ/プエブロの影響を受けていると考えられる作品が多く残されています。

また、こちらのような造形スタイルの作品は、Indian Arts & Crafts Boardと同じくAmbrose Roanhorseが代表を務めた【The Navajo Arts & Crafts Guild】 (NACG)ナバホギルドにおいて引き継がれていきました。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


本作もインディアンスクールやナバホギルドにおいてAmbrose Roanhorseが推し進めた理念であるインゴット製法をはじめとする「古典作品(技術)をベースにモダンで完成されたジュエリー」と云う特徴をしっかりと備えています。それにより、シンプルながら伝統的な製法/技術が踏襲されたシルバーワークと素晴らしい造形美が感じられるバングルに仕上がっています。

とてもシンプルでクラシックな作品ですが、突出した造形センスによって作り上げられたミニマムな完成度は、現在でも新鮮な印象を失っておらず非常にクリーンで、どんな装いにもフィットし普遍的でエレガントな表情も感じさせる造形美は、長くご愛用いただけると思われます。

ビンテージインディアンジュエリーの力強い武骨さだけでなく、ウェアラブルアートといえるアンティーク工芸品やアートピースとしても高く評価されるバングル。歴史的な背景も明確であり、資料価値も非常に高いハイエンドなピースです。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


コンディションは全体に多少の摩耗やクスミは見られますが、ダメージやリペア跡などの見られない良好なコンディションです。
【NAVAJO】ナバホジュエリーの中でも短期間のみ使用され、そのクオリティーを保証する稀有なホールマーク『U.S.NAVAJO』【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)の刻印されたピースで、末尾に記されたトレーディングポスト等の制作元を表すナンバーは【2】つまり、【C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレスインディアントレーディングポストで制作された作品。バスケットウィーブパターンが刻まれたシンプルながら力強く、非常に高い完成度と現在においても洗練された印象を持ったアンティーク/ビンテージバングルです。

上記のホールマークから1938年~1943年頃までに作られたものと判断することが出来、『U.S.NAVAJO』のホールマークや、現代制作されているナバホジュエリーの基礎となった歴史的背景などから、大変な史料価値を持ちミュージアムクオリティのハイエンドな作品です。

インゴットシルバー(銀塊)よりハンマーワークによって成形されたバンド(地金)にバスケットウィーブパターンのスタンプが大胆に施され、そのパターンに合わせて上下のエッジにはファイルワーク(ヤスリにより削る技術)によって刻みが施されています。ミニマムで大胆な造形ですが、伝統的な製法/技術がしっかりと踏襲された作品であり、プリミティブなスタンプワークとセンスを感じさせるデザインにより、素晴らしい雰囲気を持つ作品に仕上がっています。


こちらのホールマーク『U.S.NAVAJO』が表している【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)は、【The United Indian Trader’s Association】(UITA)等と共にインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等のために現地トレーディングポストやトレーダーによって1937年に組織されました。 中でもIndian Arts & Crafts Boardは、『U.S.NAVAJO』のスタンプを使うことで、アメリカ政府の公認を表した公的な意味合いを重視した組織です。
実際には、1930年代以降に隆盛した、【BELL TRADING POST】や【Maisel's Indian Trading Post】、【Arrow Novelty】等の"Manufacturers"とされる量産化を推し進めたメーカーによるマスプロ品と、その製法や工程において正当なインディアンジュエリーであること等を差別化するために発足されました。上記のような現在『フレッド・ハービースタイル』と呼ばれるメーカーでは、ジュエリー等の製作に分業化や機械化を進め、結果的にインディアンジュエリー作家の独立や生計を圧迫しました。 そのため、古くからインディアン達と密接に付き合い、インディアンアート/クラフトを扱うトレーディングポストやトレーダー、さらにはインディアンアーティスト自身たちによって、量産化を図るメーカーに対する対抗策が講じられました。Indian Arts & Crafts Boardもその中の一つで、サンタフェの人類学研究所キュレーターである【Kenneth Chapman】ケネス・チャップマンと、フォートウィンゲート及びサンタフェインディアンスクールで彫金クラスを受け持つナバホの巨匠【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)の二人によって、その素材から製法・仕上げに至るまで『U.S.NAVAJO』の刻印を許可する厳しいガイドラインが設定されました。
前述の様に末尾のナンバーはそれぞれトレーディングポストや工房を表しています。
現在、判明しているナンバーは・・・
U.S.NAVAJO 1 = Gallup Mercantile
U.S.ZUNI 1 & U.S.NAVAJO 2 = 本作の制作された、C. G. Wallace Trading Post 等があります。
また、末尾の数字が二桁のものはアメリカ中西部にいくつか点在している政府が運営するインディアンスクールの彫金クラスで制作されたピースになります。


【C. G. Wallace INDIAN TRADER/C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレスインディアントレーダーは、【Charles Garrett Wallace】チャールズ・ガレット・ウォレスが、1928年にZUNI /ズ二のジュエリーを専門に扱うトレーダーとしてズニの町で創業し、非常に多くのズニジュエリー作家を支援しました。創業後すぐに、ナバホのシルバー彫金技術を必要として【Ike Wilson】アイク・ウィルソン(1901-1942)とその兄である【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン(1901-1976)、他にも【Billy Hoxie】ビリー・ホクシー、【Charles Begay】チャールズ・ビゲイ(1912-1998)等の一説には二十数人と言われるナバホ出身のシルバースミスが在籍していたと云われており、こちらの作者もその中の一人による作品だと思われます。
また、彼らの様にズニの町でシルバースミスをしていたナバホの職人は、技術的にはナバホの伝統的な彫金技術を重視していたようですが、植物のようなスタンプワークの表現等、そのデザインスタイルやディテールには、ナバホジュエリーにはあまり見られないズニ/プエブロの影響を受けていると考えられる作品が多く残されています。

また、こちらのような造形スタイルの作品は、Indian Arts & Crafts Boardと同じくAmbrose Roanhorseが代表を務めた【The Navajo Arts & Crafts Guild】 (NACG)ナバホギルドにおいて引き継がれていきました。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


本作もインディアンスクールやナバホギルドにおいてAmbrose Roanhorseが推し進めた理念であるインゴット製法をはじめとする「古典作品(技術)をベースにモダンで完成されたジュエリー」と云う特徴をしっかりと備えています。それにより、シンプルながら伝統的な製法/技術が踏襲されたシルバーワークと素晴らしい造形美が感じられるバングルに仕上がっています。

とてもシンプルでクラシックな作品ですが、突出した造形センスによって作り上げられたミニマムな完成度は、現在でも新鮮な印象を失っておらず非常にクリーンで、どんな装いにもフィットし普遍的でエレガントな表情も感じさせる造形美は、長くご愛用いただけると思われます。

ビンテージインディアンジュエリーの力強い武骨さだけでなく、ウェアラブルアートといえるアンティーク工芸品やアートピースとしても高く評価されるバングル。歴史的な背景も明確であり、資料価値も非常に高いハイエンドなピースです。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


コンディションは全体に多少の摩耗やクスミは見られますが、ダメージやリペア跡などの見られない良好なコンディションです。
Size

メンズサイズ M - XL 程度。

内径最大幅 約59.3㎜    正面幅(高さ) 約11.9㎜
内周 約139㎜    開口部 約29.5㎜
Inside Measurement 5 1/2inch   opening 1 1/8inch 

  ※バングルはサイズ調整可能です。M以上、XLサイズ以下の男性、XLサイズ以上の女性方であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Ingot Silver
        約24,6g