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JBO002716

Antique Chiseled & Stamped Ingot Silver Cuff Bracelet c.1940

Antique Chiseled & Stamped Ingot Silver Cuff Bracelet c.1940
108,000 円(税込)
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  • Antique Chiseled & Stamped Ingot Silver Cuff Bracelet c.1940
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【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、インゴットシルバー(銀塊)から成形された重厚で滑らかな質感を持つのバンド(地金)をベースに、高い技術力を感じさせるチェイシングやファイルワーク、スタンプワークで構成された作品で、現在においても洗練された印象を持ったアンティーク/ビンテージバングルです。

また、こちらはホールマーク等の刻印がなく作者等を特定することはできませんが【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)の影響を強く感じるスタイルを持っており、同氏が代表を務めた【The Navajo Arts & Crafts Guild】通称ナバホギルドが【Horned Moon】と呼ばれるホールマークを使用し始める1940年代後半までに作られたピースや、1930年代後半~1940年代にかけて同じくアンブローズ・ローアンホースなどが講師を務めたインディアンスクールの彫金クラスで制作された作品と推測されます。


ナバホの伝統を重視した製法で作られていますが、ミニマルで無駄のないデザインに仕上げられた作品。インゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンド/地金は重厚で、そこに『Chasing/チェイシング』と呼ばれる鏨を使いシルバーに立体的な角度を付ける(彫刻の様なイメージ)技術、さらに『ファイルワーク』というヤスリで削る原始的な技法を駆使しすることで、立体的な凹凸のボーダーラインが形成されています。中でも中央のラインは、ラウンドワイヤーを張り付けたかのような美しい曲面に造形されており、作者の素晴らしい技術力を垣間見ることが出来ます。さらに、ライン上には細かなチゼルワークや素朴なスタンプワークが刻まれ、複雑な紋様ではありませんが、非常に力強いナバホらしさとシンプルで洗練された印象を生み出しています。

それらのディテールは全て、アーリーナバホジュエリーの技術やディテールを踏襲したスタイルであり、Ambrose Roanhorseが当時多くの傑作を残している『NAVAJO GUILD』(The Navajo Arts & Crafts Guild)やインディアンスクールにおいて強く推奨したスタイルと共通した造形を持った作品です。


【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドは【The United Indian Trader’s Association】(UITA)等と共にインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等のために現地トレーディングポストや作家たちの手によって組織されました。 中でもナバホギルドは、UITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、前述の大巨匠であるナバホのシルバースミスAmbrose Roanhorseが代表を務め、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的に1941年にギルドとして発足しました。
ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベース/地金に、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、洗練された美しい作品が多く制作されました。
また、もう一つの特徴はその構成メンバーです。当時から有名で最高の技術を究めた作家が名を連ねています。【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ、【Mark Chee】マーク・チー、【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン、【Allan Kee】アレン・キー、【Ivan Kee】アイバン・キー、【Jack Adakai】ジャック・アダカイ、【Billy Goodluck】ビリー・グッドラック等、さらに、Ambrose Roanhorseの教え子の一人であるホピ族の【Louis Lomay】ルイス・ロメイもナバホギルドのメンバーでした。
さらに特筆すべきは、これだけ有名作家が揃っていながら【NAVAJO GUILD】のジュエリーとして制作されるものは、個人の署名(ホールマーク)が認められていませんでした。

ナバホギルドの代表を務めた【Ambrose Roanhorse】は、後進の育成にも熱心な作家で、1930年代からサンタフェやフォートウィンゲートにあったインディアンスクールの彫金クラスで講師を務め、多くの教え子を持っていました。
活動期間は、サードジェネレーションと呼ばれる第3世代の作家ですが、さらに古い年代の伝統を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えた人物です。

また、Ambrose Roanhorseがナバホギルドなどで提唱したスタイルは、ナバホギルドに所属したJack Adakaiを師に持つ現代作家【McKee Platero】マッキー・プラテロや、【Perry Shorty】ペリー・ショーティー、【Clendon Pete】クレンドン・ピート等の作家が制作を続けており、次世代にも受け継がれていくと思われます。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
こちらの作品で内側の一部に見られるようなシルバーのわずかな亀裂のような部分は、ハンマーワークによるインゴット成形作品の特徴です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


こちらの作品もインゴットから成形されたバンド(地金)や原始的な造形技術によって構成されながら、手間と高い技術力が必要なシルバーワークによって、ナバホジュエリーらしい武骨さと当時モダンスタイルと呼ばれた洗練された完成度を兼ね備え、ミニマルで現代的な造形美はどんな装いにもフィットし長くご愛用いただけると思われます。

また、心地よい重量感とかなりのパウンディングを感じさせる固くなめらかな肌は、腕への馴染みも素晴らしく、ビンテージインディアンジュエリーの荒々しい力強さだけでなく練り上げられた工芸品・アートピースとしても評価できるコレクタブルな作品の一つです。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


コンディションは、僅かな摩耗などが見られますが、特にダメージはなく良好な状態を保っています。
また、内側の一部に僅かな亀裂の様なシルバーの重なった部分がみられますが、これらは制作中にできるインゴット製法による独特のもので、ご使用にあたって全く問題のないものです。
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、インゴットシルバー(銀塊)から成形された重厚で滑らかな質感を持つのバンド(地金)をベースに、高い技術力を感じさせるチェイシングやファイルワーク、スタンプワークで構成された作品で、現在においても洗練された印象を持ったアンティーク/ビンテージバングルです。

また、こちらはホールマーク等の刻印がなく作者等を特定することはできませんが【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)の影響を強く感じるスタイルを持っており、同氏が代表を務めた【The Navajo Arts & Crafts Guild】通称ナバホギルドが【Horned Moon】と呼ばれるホールマークを使用し始める1940年代後半までに作られたピースや、1930年代後半~1940年代にかけて同じくアンブローズ・ローアンホースなどが講師を務めたインディアンスクールの彫金クラスで制作された作品と推測されます。


ナバホの伝統を重視した製法で作られていますが、ミニマルで無駄のないデザインに仕上げられた作品。インゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンド/地金は重厚で、そこに『Chasing/チェイシング』と呼ばれる鏨を使いシルバーに立体的な角度を付ける(彫刻の様なイメージ)技術、さらに『ファイルワーク』というヤスリで削る原始的な技法を駆使しすることで、立体的な凹凸のボーダーラインが形成されています。中でも中央のラインは、ラウンドワイヤーを張り付けたかのような美しい曲面に造形されており、作者の素晴らしい技術力を垣間見ることが出来ます。さらに、ライン上には細かなチゼルワークや素朴なスタンプワークが刻まれ、複雑な紋様ではありませんが、非常に力強いナバホらしさとシンプルで洗練された印象を生み出しています。

それらのディテールは全て、アーリーナバホジュエリーの技術やディテールを踏襲したスタイルであり、Ambrose Roanhorseが当時多くの傑作を残している『NAVAJO GUILD』(The Navajo Arts & Crafts Guild)やインディアンスクールにおいて強く推奨したスタイルと共通した造形を持った作品です。


【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドは【The United Indian Trader’s Association】(UITA)等と共にインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等のために現地トレーディングポストや作家たちの手によって組織されました。 中でもナバホギルドは、UITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、前述の大巨匠であるナバホのシルバースミスAmbrose Roanhorseが代表を務め、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的に1941年にギルドとして発足しました。
ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベース/地金に、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、洗練された美しい作品が多く制作されました。
また、もう一つの特徴はその構成メンバーです。当時から有名で最高の技術を究めた作家が名を連ねています。【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ、【Mark Chee】マーク・チー、【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン、【Allan Kee】アレン・キー、【Ivan Kee】アイバン・キー、【Jack Adakai】ジャック・アダカイ、【Billy Goodluck】ビリー・グッドラック等、さらに、Ambrose Roanhorseの教え子の一人であるホピ族の【Louis Lomay】ルイス・ロメイもナバホギルドのメンバーでした。
さらに特筆すべきは、これだけ有名作家が揃っていながら【NAVAJO GUILD】のジュエリーとして制作されるものは、個人の署名(ホールマーク)が認められていませんでした。

ナバホギルドの代表を務めた【Ambrose Roanhorse】は、後進の育成にも熱心な作家で、1930年代からサンタフェやフォートウィンゲートにあったインディアンスクールの彫金クラスで講師を務め、多くの教え子を持っていました。
活動期間は、サードジェネレーションと呼ばれる第3世代の作家ですが、さらに古い年代の伝統を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えた人物です。

また、Ambrose Roanhorseがナバホギルドなどで提唱したスタイルは、ナバホギルドに所属したJack Adakaiを師に持つ現代作家【McKee Platero】マッキー・プラテロや、【Perry Shorty】ペリー・ショーティー、【Clendon Pete】クレンドン・ピート等の作家が制作を続けており、次世代にも受け継がれていくと思われます。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
こちらの作品で内側の一部に見られるようなシルバーのわずかな亀裂のような部分は、ハンマーワークによるインゴット成形作品の特徴です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


こちらの作品もインゴットから成形されたバンド(地金)や原始的な造形技術によって構成されながら、手間と高い技術力が必要なシルバーワークによって、ナバホジュエリーらしい武骨さと当時モダンスタイルと呼ばれた洗練された完成度を兼ね備え、ミニマルで現代的な造形美はどんな装いにもフィットし長くご愛用いただけると思われます。

また、心地よい重量感とかなりのパウンディングを感じさせる固くなめらかな肌は、腕への馴染みも素晴らしく、ビンテージインディアンジュエリーの荒々しい力強さだけでなく練り上げられた工芸品・アートピースとしても評価できるコレクタブルな作品の一つです。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


コンディションは、僅かな摩耗などが見られますが、特にダメージはなく良好な状態を保っています。
また、内側の一部に僅かな亀裂の様なシルバーの重なった部分がみられますが、これらは制作中にできるインゴット製法による独特のもので、ご使用にあたって全く問題のないものです。
Size

メンズサイズ ML - XL 程度

内径最大幅 約60.4㎜    正面幅(高さ) 約19.0㎜
内周 約143㎜    開口部 約27㎜
Inside Measurement 5 5/8inch   opening 1 1/16 inch 

  ※※バングルはサイズ調整可能です。MLサイズ以上、XXLサイズ以下の男性であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Ingot Silver
        約44.1g