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JRO012981

【Fred Thompson】 Navajo Gem Grade #8 TQ Silver Ring c.1965

【NAVAJO】ナバホの巨匠 【Fred Thompson】フレッド・トンプソン(1921or1922-2002)の作品で、とても丁寧なシルバーワークをベースに、美しく存在感のあるオールドナンバーエイトターコイズがセットされたアンティーク/ビンテージリングです。

内側にはFred Thompson個人のホールマーク(~)と共に『1965』のスクラッチが刻まれており、1965年頃年代に制作された作品と思われます。また、同じく刻印されている『TT』は、同作者が長く所属した【TOBE TURPEN'S TRADING POST】トーブ・トーペン(現Perry Null Trading)を表しています。

ナバホの伝統的な技術とクラシックな造形スタイルで構成され、シャンクは重厚なスプリットシャンクでフロントが3本にスプリットされており、オーセンティックなシェイプを作っています。そこにクラシックな印象のオーバル型にカットされたオールドナンバーエイトターコイズがセットされています。フェイスのシルバーワークはハーフラウンドワイヤーやトライアングルワイヤー、さらにシルバードロップを使用したFred Thompsonらしい流麗で有機的なイメージを持ったデザイン/造形であり、1960年代という時代背景も映し出しているようです。
どのディテールも、現在では特別なデザインや技術ではありませんが、細かな部分も手抜きのない丁寧なシルバーワークで構成され、何よりそれによって生まれる全体のフォルムの美しさが巨匠と呼ばれるFred Thompsonたる所以であると感じさせます。丁寧で伝統を重んじる作者によって造形されることによってアンティーク作品と変わらない工芸品としての質の高さと悠然とした佇まいを持った作品です。

セットされたターコイズは美しいオールドナンバーエイトターコイズで、澄んだ鮮やかな水色に少し赤みのあるブラウンウェブが入ります。ナンバーエイトらしい水色とウェブによって複雑な景色が生み出されており、大きな石ではありませんが、強い存在感を持ったターコイズです。
また、アンティーク作品ではジェムクオリティーのターコイズがセットされた作品は非常に貴重で、長い年月を経て少しマットな質感になっていますが、いまだその煌きを失っていません。


【Number Eight Turquoise】ナンバーエイト鉱山は、ネバダ州の鉱山で1920年代中頃~60年代頃まで採掘されていました。特に1930年代中頃に採掘された石は素晴らしいクオリティーを持っていたとされています。また、採掘されるターコイズの色味や質等は、バリエーションが豊かな鉱山の一つですが、その多くは澄んだ水色を持ち、ハイグレードにグレーディングされるものは北米産ターコイズの中でも最も変色や劣化しにくいとされ、高い硬度を誇っています。
現在はその多くがコレクターや有力なトレーダーに収蔵され、市場に出ること自体が少なくなってしまいました。


【Fred Thompson】 フレッド・トンプソンは、1920年代初頭に生まれ、10代の中頃(1930年代中頃)にはニューメキシコ州ギャラップに今も現存するトレーディングポスト【TOBE TURPEN'S TRADING POST】トーブ・トーペン(現Perry Null Trading)でシルバージュエリーの制作に携わっていたようです。こちらの作品もその当時のピースであり、前述の通りトレーディングポストを表す刻印『TT』が、刻まれています。
若いころから卓越した技術を身に付け、ナバホのトラディショナルなスタイルの作品を残しました。また、TOBE TURPEN'Sは古くから多くのシルバースミスの作品を扱うトレーディングポストであり、現在も同様のスタイルを守り続ける有名店ですが、Fred Thompsonの作品以外にショップのホールマークである『TT』の刻印を見ることはありません。それは、同氏が所属アーティストとして特別な存在であったことを推測させます。
1960年代末~1970年代頭頃には、TOBE TURPEN'Sから独立してギャラップの少し西にあるチャーチロックという小さな町で自身の店を持っていたようです。また、非常に多くのシルバースミスを指導したことでも有名であり、後進のシルバースミスに多大な影響を与えた作家の一人です。
アメリカの偉大な画家である【R. Brownell McGrew】(1916–1994)は、インディアンの肖像なども多く描き、インディアンジュエリーのコレクターとしても非常に有名な人物ですが、現存している自身のポートレートでFred Thompsonが制作したブレスレットを身に付けています。さらに、UITA6=Borrego Pass Trading Postと共にFred Thompsonのホールマークが刻まれた作品も発見されています。

ナバホのオールドスタイルとハイグレードなターコイズを用いた作品を多く残したことで評価の高いFred Thompsonですが、製作したジュエリーのスタイルは幅が広く、創造性も高かった作家だと思います。また、現代ではトラディショナル/オールドスタイルと呼ばれるようなデザイン/造形のいくつかは氏が生み出した、もしくは確立したスタイルだと推測され、多くの教え子がシルバーワークの技術とともにそれらのデザインスタイルやディテールを受け継いだ結果、氏の制作したスタイル自体がナバホのオールドスタイルと呼ばれるようになったと思われます。
残念ながらFred Thompsonは1980年代末~1990年代初頭には引退し、2002年に亡くなられています。


こちらもフレッド・トンプソンらしく、1940年代~1960年代にかけて定着したオーセンティックなナバホスタイルと言える造形のリングですが、ビンテージインディアンジュエリー独特の武骨でワイルドな印象と、どこか柔らかな曲線で構成されたエレガントさも併せ持っています。それは、おそらくとても丁寧で高い技術によって構成されたシルバーワークのディテール一つ一つによって生み出されたものと思われ、表面的に表れない秀逸な完成度と造形美を持つ作品です。

ターコイズは際立った存在感を放っていますが、バランスの良いサイズ感やナチュラルな表情が多くのスタイルに馴染みやすい印象を持ち、10.5号程度ですので女性にお勧めですが男性のピンキーリングとしても良い作品です。

素晴らしいターコイズや丁寧なシルバーワーク等を含めハイエンドなピース。 ミッドセンチュリー期に活躍した最高峰の作家の一人であるFred Thompsonの作品であり、史料価値も高いビンテージジュエリーです。

◆着用サンプル画像(7枚)はこちら◆


コンディションは、古い作品のためシルバーには多少のクスミなどが見られますが、特にダメージはなく良好なコンディションです。ターコイズも石の動きやクラック等のダメージは無く、現在も素晴らしい発色を保っています。
PRICE:
78,000 円(税込)
SIZE:
日本規格 約 10.5~11号  円周 約 50.8㎜    us 6
正面幅 約 24.4㎜
ターコイズ(中央)サイズは 縦 約14.1㎜  横 約9.5㎜
MATERIAL:
Starling Silver, Gem Grade Brown Spiderweb Number Eight Turquoise
SOLD OUT
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