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JBO001473

Antique 卍 Stamped Cuff Bracelet w/Three PetrifiedWood c.1930

【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリーで、インゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンド/地金に妖艶なブラックを基調とした【Petrifiedwood】ペトリファイドウッド(木の化石)がセットされ、さらに【卍】Whirling Log/Nohokosと美しいアローモチーフのスタンプワークが施されたアンティーク/ビンテージバングルです。

1930年代頃の作品と思われ、インゴット(銀塊)から成形されたバンド/地金はスプリットされ、センターに向けて幅が広く造形されています。そこにバンドのシェイプに合わせた美しいカットのペトリファイドウッドが3つセットされ、サイド~ターミナルには卍やアローモチーフの力強いスタンプワークが施されています。また、ペトリファイドウッドのベゼルにはツイステッドワイヤーではなく、小さなシルバーボールが連なったボールワイヤーがあしらわれています。
シルバーワークやその質感、スタンプのモチーフ等はナバホのアンティーク作品らしい武骨で素朴な印象ですが、妖艶に艶めく黒いペトリファイドウッドがセットされることで独特の表情を生み、非常に重厚な雰囲気を漂わせています。

また、こちらの作品も【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと呼ばれる、1900年代以降のサウスウエスト観光産業の隆盛に合わせて作られた作品と思われますが、全ての工程をハンドメイドで仕上げられており、現在フレッド・ハービースタイルと呼ばれる分業化や量産化されたピースではなく、全ての工程を一人の職人が担当し、1点物に近い制作数の作品と思われます。


【Petrified Wood】ペトリファイドウッドは、日本語では『珪化木』と言う<木>が化石化したものです。 これらの化石はインディアン居留地であるアリゾナ北部~ニューメキシコ西部の砂漠地帯から多く産出され、古くからジュエリーに用いられています。
おおよそ2億5000万年前の木々が地中に埋もれ、地下水のケイ素成分が浸透し樹木の組織が残ったまま化石化したものです。 木が持っていた組織の違いによって多くのバリエーションが存在しますが、こちらのような深く強いブラックを基調とした石は比較的希少です。 またこれらの石は、その表情が異星の景色のように見えることから、【Agate】アゲート等を含め、総称として『ピクチャーストーン』『シニックストーン』と呼ばれることもあります。
インディアンジュエリーの歴史においては、コーラルやスパイニーオイスター、ラピスラズリなどと共にターコイズに次いで用いられることの多い石であり、特に第二次世界大戦中にはターコイズを採掘する鉱夫の人出が不足したため、ターコイズに代わって多く用いられました。

こちらの作品にセットされたペトリファイドウッドもインディアン居留地に近い場所で産出したものと思われます。高さのあるカボションカットで、深淵なブラックにグレーやパープルのグラデーションが入り、木の年輪にあたる場所には鮮やかなオレンジが現れています。ブラックとオレンジの強いコントラストによって妖艶で複雑な景色が形成され、妖しくも神秘的な美しさを持っています。ダークトーンの石ですので強い存在感ではありませんが、オーセンティックなアンティークインディアンジュエリーとは違ったイメージを持っています。

ターコイズとは異なる独特な存在感と他に類を見ない新鮮な印象を生み出すペトリファイドウッドを用いた作品は、古くから使われる素材でありながらビンテージインディアンジュエリーの新しい側面とも感じられ、当店では注力してご紹介しています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。

また、こちらで用いられているシルバーは、明確に確認することは出来ませんが、おそらくコインシルバー900(90.0%が銀)または、それと同程度の銀含有率/品位を持つシルバーと推測されます。


卍 【スワスティカ】 Whirling Log 【ワーリングログ】について・・・
 4つの【L】 『LOVE・LIFE・LUCK・LIGHT』 からなる幸福のシンボル卍(Swastikaスワスティカ)はラッキーシンボルとして当時よく使われていたモチーフです。
しかしながら、1933年のナチスドイツ出現、1939年にWW2開戦によりアメリカにおいては敵国ドイツのハーケンクロイツと同一記号は不吉だとして使われなくなってしまいました。
当時の新聞記事にも残っていますが、インディアンたちにも卍が入った作品の廃棄が求められ、政府機関によって回収されたりしたようです。 その後、大戦中にも多くが廃棄されてしまった歴史があり、現存しているものは大変貴重となりました。
こちらはそのような受難を乗り越えて現存しているものです。


ナバホの伝統的なスタイルや製法で構成されたとても武骨なシルバーワークの作品ですが、ペトリファイドウッドの持つシックで幻惑的な印象により独自性の強いバングルに仕上がっています。しかしながら、ペトリファイドウッドも化石化した有機物(木)であり、ターコイズとは違った表情ですがナチュラルでアーシーな質感もあり、独特な存在感は、性別や季節を問わずモードなスタイルにもフィットするバングルです。

また、こちらのようなクオリティーのペトリファイドウッドが1930年代以前の作品にセットされている事は非常に希少であり、史料価値も高い作品の一つです。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤
画像⑥


コンディションも良好で、ハンドメイドによる造形ですので、多少の捻りや制作上のムラが見られますが、使用感は少なく石を含め良いコンディションを保っています。
また、【卍】の入るピースは戦後もほとんど着用されずに保管されていることが多く、現存数は少ないですが、コンディションの良い個体が多いことも特徴の一つです。
PRICE:
108,000 円(税込)
SIZE:
レディースサイズ SM - L 程度
メンズサイズ XS - S 程度。

内径最大幅 約55.5㎜    正面幅(高さ) 約37.5㎜
内周 約123㎜    開口部 約29㎜
Inside Measurement 4 7/8inch   opening 1 1/8inch 

  ※バングルはサイズ調整可能です。こちらは、メンズのSサイズ以下、女性のSサイズ以上、XL以下の方であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。
MATERIAL:
Ingot Silver (probably Coin Silver 900), PetrifiedWood
        約39.6 g
SOLD OUT
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