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JRO001199

Harry Sakyesva Hopi Vintage Overlay Ring c.1955~

Harry Sakyesva Hopi Vintage Overlay Ring c.1955~
0 円(税込)
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Harry Sakyesva Hopi Vintage Overlay Ring  c.1955~
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【Hopi】ホピ族の巨匠【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァによる作品で、オーバーレイ技法を用いたジュエリーとしては初期の作品。『水』を表す日本の鱗に似た紋様が施されたビンテージリングです。

1955年~1963年までの短い期間に作られた作品と推測され、大変高名で卓越した技術を持つ同氏ですが、病気により制作期間は短く現存する作品数も少ないため、希少性も高いピースです。
ケトースタイルとも呼ばれる大き目のスクエアフェイスは、オーバーレイ技法によって独特の紋様が刻まれています。さらに、僅かなアールがつけられ、ボックス構造により構築的に仕上げられています。シャンクもオールドスタイルを踏襲したスプリットワイヤーとライン紋様のデザインになっていますが、これもオーバーレイによる造形で表現されており、作者のこだわりや高い技術がうかがえます。
裏側には、氏のホールマーク(Tadpoles=おたまじゃくし)と『SAKYESVA』の文字が刻まれています。

【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで、立体的に絵柄を浮き出させる技法です。スタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。
1930年代にホピの作家【Paul Saufkie】によって生み出された技術で、40年代~50年代にこちらの作品の作者でもあるHarry Sakyesvaや同い年の作家Allen Pooyouma等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。こちらもそんな黎明期に制作された作品であり、シンプルながら力強くすでに高い完成度を誇っています。


【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)は、アリゾナ州ホートビラの生まれで、同じくホピの巨匠である【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)と同じ年に同じ町で生まれました。多くの文献で、Allen Pooyoumaとその叔父にあたる大巨匠【Ralph Tawangyawma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)からシルバースミスとしての技術を教授されたとされています。
1941年までにサンタフェインディアンスクールに通いましたが、1941年~45年にかけては肺の病気のため、アルバカーキのサナトリウムで療養していました。

その後、サンタフェに戻って絵画作品等も制作していたようですが、1950年代初頭には、【Frank Patania Sr】フランク・パタニアの経営する【Thunderbird Shop】サンダーバードショップで働きはじめ、5~6年間は在籍しており、夏季はサンタフェ店、冬季はツーソン店で制作をしていたようです。1959年頃からは、オーバーレイの技術を買われてフェニックスにある【Emory & Wayne Sekaquaptewa】エモリー&ウェイン セカクアプテワにシルバーワークの講師として雇われていました。
そして1961年、アリゾナ州スコッツデールに【Sakyesva Jewelry】をオープンさせます。そこではなんと、ホピの偉大な作家【Morris Robinson】モリス・ロビンソン(1901-1984)と共に仕事をしていました。
その後すぐの1963年にはまた体調を崩し、デンバーの病院に入院してしまい1969年頃にスコッツデールで亡くなりました。
病気を患いながらも若くして高度な技術を身に付け、独自の造形/デザインとともにオーバーレイ技術を初期に取り入れ、ホピのスタイルとして定着させた作家の一人でもあります。

ホピの人々は、日本人にも似た印象の方が多く、おっとりとした性格が特徴です。 Harry Sakyesvaも大変紳士的でおおらかな人物だったと言われています。


また、ホピは基本的に農耕民族であり、こちらの紋様が表している『水』は、生活に欠せず作物を育てるためにも不可欠であり、強い思いが込められた伝統的なモチーフの一つです。

高度な彫金技術により仕上げられ、大変美しくクリーンでアートピースのような存在感を持ったデザイン/造形のリングです。 オーバーレイ技術黎明期でありながら、すでに高い完成度を誇るHarry Sakyesvaの作品は現存数が少なく、史料価値も非常に高い作品です。

無駄のない完成度があり、クラシックなスクエアフェイスは、男性的なイメージを持っていますが、ホピ独特のどこか優し気で日本人にも共通する図案化された自然モチーフは、性別を問わずお使いいただける印象です。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤
画像⑥


コンディションは多少の使用感と細かなキズは見られますが、ダメージやリペアの跡などはなく、良好な状態を保っています。
【Hopi】ホピ族の巨匠【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァによる作品で、オーバーレイ技法を用いたジュエリーとしては初期の作品。『水』を表す日本の鱗に似た紋様が施されたビンテージリングです。

1955年~1963年までの短い期間に作られた作品と推測され、大変高名で卓越した技術を持つ同氏ですが、病気により制作期間は短く現存する作品数も少ないため、希少性も高いピースです。
ケトースタイルとも呼ばれる大き目のスクエアフェイスは、オーバーレイ技法によって独特の紋様が刻まれています。さらに、僅かなアールがつけられ、ボックス構造により構築的に仕上げられています。シャンクもオールドスタイルを踏襲したスプリットワイヤーとライン紋様のデザインになっていますが、これもオーバーレイによる造形で表現されており、作者のこだわりや高い技術がうかがえます。
裏側には、氏のホールマーク(Tadpoles=おたまじゃくし)と『SAKYESVA』の文字が刻まれています。

【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで、立体的に絵柄を浮き出させる技法です。スタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。
1930年代にホピの作家【Paul Saufkie】によって生み出された技術で、40年代~50年代にこちらの作品の作者でもあるHarry Sakyesvaや同い年の作家Allen Pooyouma等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。こちらもそんな黎明期に制作された作品であり、シンプルながら力強くすでに高い完成度を誇っています。


【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)は、アリゾナ州ホートビラの生まれで、同じくホピの巨匠である【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)と同じ年に同じ町で生まれました。多くの文献で、Allen Pooyoumaとその叔父にあたる大巨匠【Ralph Tawangyawma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)からシルバースミスとしての技術を教授されたとされています。
1941年までにサンタフェインディアンスクールに通いましたが、1941年~45年にかけては肺の病気のため、アルバカーキのサナトリウムで療養していました。

その後、サンタフェに戻って絵画作品等も制作していたようですが、1950年代初頭には、【Frank Patania Sr】フランク・パタニアの経営する【Thunderbird Shop】サンダーバードショップで働きはじめ、5~6年間は在籍しており、夏季はサンタフェ店、冬季はツーソン店で制作をしていたようです。1959年頃からは、オーバーレイの技術を買われてフェニックスにある【Emory & Wayne Sekaquaptewa】エモリー&ウェイン セカクアプテワにシルバーワークの講師として雇われていました。
そして1961年、アリゾナ州スコッツデールに【Sakyesva Jewelry】をオープンさせます。そこではなんと、ホピの偉大な作家【Morris Robinson】モリス・ロビンソン(1901-1984)と共に仕事をしていました。
その後すぐの1963年にはまた体調を崩し、デンバーの病院に入院してしまい1969年頃にスコッツデールで亡くなりました。
病気を患いながらも若くして高度な技術を身に付け、独自の造形/デザインとともにオーバーレイ技術を初期に取り入れ、ホピのスタイルとして定着させた作家の一人でもあります。

ホピの人々は、日本人にも似た印象の方が多く、おっとりとした性格が特徴です。 Harry Sakyesvaも大変紳士的でおおらかな人物だったと言われています。


また、ホピは基本的に農耕民族であり、こちらの紋様が表している『水』は、生活に欠せず作物を育てるためにも不可欠であり、強い思いが込められた伝統的なモチーフの一つです。

高度な彫金技術により仕上げられ、大変美しくクリーンでアートピースのような存在感を持ったデザイン/造形のリングです。 オーバーレイ技術黎明期でありながら、すでに高い完成度を誇るHarry Sakyesvaの作品は現存数が少なく、史料価値も非常に高い作品です。

無駄のない完成度があり、クラシックなスクエアフェイスは、男性的なイメージを持っていますが、ホピ独特のどこか優し気で日本人にも共通する図案化された自然モチーフは、性別を問わずお使いいただける印象です。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤
画像⑥


コンディションは多少の使用感と細かなキズは見られますが、ダメージやリペアの跡などはなく、良好な状態を保っています。
Size

日本規格 約 12~13号  円周 約 53.4㎜    us 6.5
正面幅 約 29.2㎜

Material

Silver