【NAVAJO】ナバホの作品で、3つのキャスト製5ポイントスターと、ハンドメイドチェーンで構成された1950年代製と思われるビンテージネックレスです。
ポップな印象のある星型デザインですが、重厚な造りでビンテージインディアンジュエリー独特のワイルドで武骨な雰囲気もある作品です。
サンドキャストで成形された5ポイントスターには、それぞれに美しいビズビーターコイズがセットされています。それらがチェーンで連結されることで、胸元に3つの星が並び、古い作品ですが、現代において【Riccardo Tisci】がデザインするTシャツのようなグラフィカルで新鮮な印象を作ります。
また、チェーンもすべてハンドメイドによって作り上げられています。このようなチェーンは、細い棒や板にシルバーワイヤーをコイル状に巻き付け、それをカットして一コマ一コマを作ります。 さらにそれを丁寧にロウ付けし、つなぎ合わせることでチェーンにする手の込んだものです。特にこちらの作品は丁寧な仕事によって綺麗なチェーンになっています。
そんなチェーンのセンターにスターチャームが3つ配されており、それぞれが立体的でタトゥースターのようなデザイン、先端は丸く造形されたチャームです。こちらのようなスター/星型はスパイダースターとも呼ばれ、ナバホの大変古いモチーフの一つです。
星/モーニングスターはインディアンにとって大切な道しるべの象徴であり、ブランケットやナバホラグ等沢山の作品に落としこまれています。
セットされたターコイズはビズビーターコイズと思われ、緑味のない澄んだ水色に強いマトリックスが入り、特徴的なビズビーらしさには欠けますが、もちろん無添加ナチュラルターコイズで、ミドルグレード以上にグレーディングできる石です。 現在も非常にハイグロスで高い硬度を感じさせ、ある程度高さもあり素晴らしい存在感を持ったビズビーターコイズがセットされています。
古いパージャンターコイズでも類似した特徴の石が産出しますが、マトリックスの少し赤みのある色や透明感等からビズビーと推測されます。
【Bisbee Turquoise】ビズビーターコイズは、アリゾナ州ビズビーにあった鉱山で、もとは古くからの銅山で副産物として採取されていたターコイズが、1970年代から大規模に採掘され、その独特の青さと唯一無二の特徴は大変な人気を博し、閉山された後には値段が高騰し非常にコレクタブルなターコイズの一つとなりました。
さらに、こちらのようなオールドビズビーは銅山の鉱夫が持ち出したものしか流通しておらず大変貴重なターコイズです。
伝統的な技術で作られたハンドメイドチェーンやナバホのトラディッショナルなスターによって構成されたネックレスですが、その完成したデザインはエレガントで美しい造形です。
また、渋いシルバーの質感とビンテージインディアンジュエリーのプリミティブな印象は、さりげなく使えるナチュラルな表情を持っています。
着用画像はこちら↓
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コンディションはシルバーのクスミ、多少の使用感が見られますが、ターコイズを含めとくにダメージはなく、良好な状態を保っています。
