【NAVAJO】ナバホ族の1910年代~1920年代に作られたと推測されるとても古いアンティークジュエリーで、非常に厚みがあり重厚なインゴットシルバーにシンプルなスタンプワークが施されたアンティーク/ビンテージバングルです。
幅は細いワイヤーですが、かなり厚みのあるスクエアワイヤーとトライアングルの中間的な造形に仕上げられた作品です。 こちらのような厚みにフラットな『面』を持たせた造形は1910年代頃に見られた特徴で、ターミナルにかけて少し細くなるそのシェイプは、絶妙な手仕事によって生み出されており、素晴らしいクオリティーを感じさせます。 また、これらの特徴はインゴット(銀塊)から成形されていることを示します。
キャストである程度成形したインゴットベースをハンマーによるパウンティング(鍛造)と研磨によって造形しています。そのシルバーの質感はとても硬く、重厚でなめらか、吸い付くような質感を実現しています。
センターとターミナル付近にはクラシックなスタンプワークが施されています。アンティーク作品のため、摩耗によりスタンプは薄くなっていますが、もともとのクオリティーが非常に高い作品のため、長い経年によりさらに美しくなっているように感じさせます。
また、その非常に高い完成度は、作者の技量が大変素晴らしいものであったことを感じさせ、史料価値も非常に高いピースと思われます。
アンティーク作品ながら、洗練された完成度と普遍的な造形美を持ち、ほかの作品との重ね付けにも向いたバングル。 シンプルでプリミティブな造形は長くご愛用いただける印象です。
着用画像はこちら↓
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コンディションは、使用による摩耗が全体に見られ、スタンプは薄くなっています。しかしながら、リペアの跡などは無く、ダメージもありません。長い時間を経てもなお美しい姿を保っています。