【ZUNI】ズ二ののビンテージジュエリー、美しいターコイズを覆うようにラトルスネーク/ガラガラ蛇モチーフのアップリケが施されたとても貴重なアンティーク/ビンテージリングです。
同様のスネークをモチーフとしたスタイルの作品は、日本でも大変高い知名度を持つ女性作家【Effie Calavaza】エフィー・カラバサ(1928-2019)の作品群が広く知られていますが、エフィー・カラバサの師でもあるズニの偉大な作家【Dan Simplicio】ダン・シンプリシオ(1917-1969)による1950年代以前の作品においても見られる造形スタイルであり、正確な発祥は断定できませんが、ダン・シンプリシオが発祥となったデザイン/造形スタイルではないかと推測されます。
造形スタイルを問わずスネークをモチーフにした作品という意味では、さらに古い1920年代以前から見られ、アコマプエブロの巨匠【Wolf-Robe】ウルフ ローブ(c.1902-1977)や、ナバホの偉大な作家【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)の作品でも見られ、ツーリストジュエリーのデザインにも落としこまれています。
本作も高いクリエイティビティを持った作者によって形作られており、1940年代末~1950年代頃の作品と思われます。
おそらくインゴットシルバーから成形された重厚なシャンクをベースとして、美しいカボションカットターコイズがマウントされています。
そして、その石を守るように2匹のラトルスネークが配されており、蛇の顔部分等の細部まで非常に丁寧に作り込まれています。また、スネークには細かなスタンプワークが刻まれ、蛇の持つ独特の文様を表現しています。
さらに、その両サイドには小さな扇型の連続した装飾が施されており、ネイティブアメリカンジュエリーでは比較的珍しいディーテールながら、作品に奥行きと少しの愛らしさ、そして複雑な表情を与えています。
【Rattlesnake】ガラガラ蛇/ラトルスネークは、ネイティブアメリカンにとって神聖な存在として、特にプエブロインディアンの間で古くからジュエリーやポッテリー等、色々な作品に用いられました。
当店のロゴにも登場するモチーフであり、脱皮して成長していく姿から、<再生><挑戦><革命><知恵> 等を象徴するシンボルとされています。
ジュエリーにおいては前述の【Dan Simplicio】ダン・シンプリシオやナバホの偉大な作家【Fred Peshlakai】フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)、アコマの伝説的な作家【Clyde Hunt/Chief Sunny Skies】クライド・ハント(1900-1972)等が素晴らしいスネークモチーフの作品を残しており、それらのデザイン・スタイルが後世に受け継がれています。
前述の通り、ナバホのシルバースミスやツーリスト向けの作品においても散見されるモチーフですが、アメリカ中西部において神聖な存在として古くから大切なモチーフとしてきたのは、ナバホ以外の部族(プエブロ)です。
独創性を備えたデザインが秀逸ですが、シルバーワークのクオリティも高くハイエンドなリングとなっており、リングとして大変美しいバランスに仕上がった作品。残念ながら作者は不明となっていますが【Dan Simplicio】ダン・シンプリシオが制作した可能性が残るピースとなっています。
また、ズニ族の作る少しポップでキャッチーな蛇モチーフは、重厚な作品に『動き』と『抜け感』をもたらしています。
さらに、手に馴染みの良いシェイプや程よいボリューム感は性別や季節を問わず合わせて頂きやすい印象です。
女性に向いた小さいサイズですが、センターが広くサイドから後ろ側にかけて細くなったシェイプは、男性のピンキーリングとしても馴染みやすく、素晴らしいオリジナリティとアンティークネイティブアメリカンジュエリーの素朴な魅力を兼ね備えています。
ナバホジュエリーとは少し異なったズニ・プエブロ作品の特徴と、その完成度によって高い希少性を有し、非常にコレクタブルなピースの一つとなっています。
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コンディションは、全体に摩耗やシルバーのクスミ、ハンドメイドによる造形ですので僅かな制作上のムラ等が見られますが、目立ったダメージの無いコンディションを保っています。
また、ターコイズも長い時間を経てなお美しい発色を保っており、マトリックス部分には凹凸/穴が見られますが、それらは天然由来の特徴(マトリックスロス)でありダメージではありません。