ITEM CODE:
JNO007418

Atq Navajo/Zuni Knifewing Applique Pill Box Necklace c.1935~

Atq Navajo/Zuni Knifewing Applique Pill Box Necklace c.1935~
69,300 円(税込)
69,300 円(税込)
Atq Navajo/Zuni Knifewing Applique Pill Box Necklace c.1935~
  • Atq Navajo/Zuni Knifewing Applique Pill Box Necklace c.1935~
  • Atq Navajo/Zuni Knifewing Applique Pill Box Necklace c.1935~
  • Atq Navajo/Zuni Knifewing Applique Pill Box Necklace c.1935~
  • Atq Navajo/Zuni Knifewing Applique Pill Box Necklace c.1935~
  • Atq Navajo/Zuni Knifewing Applique Pill Box Necklace c.1935~
  • Atq Navajo/Zuni Knifewing Applique Pill Box Necklace c.1935~
  • Atq Navajo/Zuni Knifewing Applique Pill Box Necklace c.1935~
  • Atq Navajo/Zuni Knifewing Applique Pill Box Necklace c.1935~
  • Atq Navajo/Zuni Knifewing Applique Pill Box Necklace c.1935~
  • Atq Navajo/Zuni Knifewing Applique Pill Box Necklace c.1935~
  • Atq Navajo/Zuni Knifewing Applique Pill Box Necklace c.1935~
  • Atq Navajo/Zuni Knifewing Applique Pill Box Necklace c.1935~
着用サンプル画像
https://www.instagram.com/p/C2FU8uYPWnI/
【NAVAJO】ナバホか【ZUNI】ズニのアンティークジュエリー、ズニ族にとって戦いの神であるKnifewing/ナイフウイングがアップリケされた『Pill Box』がトップに構成されたアンティーク/ビンテージネックレスです。

インディアンシルバーワークの一つのジャンルとして古くから確立しているピルボックスそのものに、独自にレザーレースを組み合わせる事によりネックレスとして着用できるようにしたアイテムです。


本作は1930年代~1940年代頃に製作された、非常に精巧に作られたシルバーボックスがトップとして配されることで、ミニチュアのハンドバックやスーツケースを身に付けているような愛らしさと、ナバホジュエリー独特の武骨でワイルドな表情が絶妙に調和した作品となっています。

当時、多く制作されたシルバー製ピルボックスの中でも比較的厚みが薄く、トップとして向いた珍しいシェイプも魅力的なシルバーボックスです。


また本作は、ナバホ族のシルバースミスによる作品と推測されますが、ナイフウイングというモチーフからはズニ族の作品が想起され、それら双方の特徴からは、ズニの街に在りながらナバホのシルバースミスが多数所属したトレーディングポストである【C. G. Wallace INDIAN TRADER/C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレスインディアントレーダーに所属したシルバースミス(ズニとナバホ双方の可能性があり)による作品と推定される貴重な作品となっています。


ピルボックスのヒンジ部分にある、蓋の厚みによる隙間にレザーレースを通す事で、ピルボックスには全く手を加えていません。その為、レザーレースを外せば元のピルボックスとして見た目も機能も全く問題ないご使用いただけます。

このようなシルバーボックスは、専用の木型にシルバーを叩き添わせることで造形していますが、繊細なハンマーワークやヒンジの細工など、とても高い技術力を必要とします。
特に本作では、全体のシェイプが長方形とオーバルの中間的な造形となっており、蓋部分には柔らかなドーム状の膨らみが与えられており、難易度の高い造作によって実現したそのシェイプは、立体造形作品として美しい作品となっています。

そしてヒンジパーツや蓋のストッパー部分も非常に精巧に造形される事により、現在でもしっかりと開閉することが可能であり、小さなボックスを形作る作者の素晴らしい技術を感じ取ることができる作品です。


ピルボックスの蓋部分にはスタンプワークによって細部が描き出されたナイフウイングがアップリケされ、全体にアンティーク作品らしい複雑でアーティな紋様が刻まれています。
そのスタンプツール(鏨・刻印)は、アンティーク作品特有の高いクオリティを有し、細部までこだわりを感じる細かい細工が施された美しいスタンプツールが使用されています。


とても小さなバッグやスーツケースの様でもあり、実際にピルボックスとして薬/ピル等を保管したり、ロケットペンダントとして写真を入れておく事にも向いたサイズと機能を備えた作品であり、インディアンジュエリーとしては類を見ない楽しさと愛らしさを持つネックレスとなっています。



【C. G. Wallace INDIAN TRADER/C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレスインディアントレーダーは、【Charles Garrett Wallace】チャールズ・ガレット・ウォレスが、1928年にZUNI /ズ二のジュエリーを専門に扱うトレーダーとしてズニの町で創業し、非常に多くのズニジュエリー作家を支援しました。

創業後すぐに、ナバホのシルバー彫金技術を必要として【Ike Wilson】アイク・ウィルソン(1901-1942)とその兄である【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン(1901-1976)、他にも【Billy Hoxie】ビリー・ホクシー、【Charles Begay】チャールズ・ビゲイ(1912-1998)等の一説には二十数人と言われるナバホ出身のシルバースミスが在籍していたと云われており、こちらの作者もその中の一人による作品だと思われます。

また、彼らの様にズニの町でシルバースミスをしていたナバホの職人は、技術的にはナバホの伝統的な彫金技術を重視していたようですが、植物のようなスタンプワークのデザインや表現等、そのデザインスタイルやディテールには、ナバホジュエリーにはあまり見られないズニ/プエブロの影響を受けていると考えられる作品が多く残されています。

そんな少し特殊な環境や優秀な職人による伝統の継承、さらに経営者であるCharles Garrett Wallaceの献身的なインディアンアーティストへのバックアップにより大変多くの傑作を生み出し、後世に残したトレーディングポストです。

それら残された作品群の一部であるCharles Garrett Wallaceの個人コレクションの約半数は、1975年にアリゾナ州フェニックスのバードミュージアムに寄贈されました。
また、残りの一部はSotheby Parke Bernet社のオークションに出品され、そのオークションカタログは現在でも多くの研究者やコレクターにとっての第一級の資料となっています。



【Knifewing】ナイフウイングは、ズニ族においてナイフの翼を持った戦争の神として考えられ、【Rainbow Man】と共にジュエリーのモチーフとしてだけでなく、ズニを代表するモチーフとして広く知られています。

ナイフウイングをジュエリーに落とし込んだ初めての人物としては、ズニの偉大な作家【Horace Iule (Aiuli)】ホレス・イウレ(1899~1901?-1978)と考えられていますが、同時期に同じくズニジュエリーの偉大な先駆者である【Juan De Dios】ファン・デ・ディオス(1882~190??)の作品でも残されています。



ナバホジュエリーとは異なった世界観を持ったズニ独特のジュエリー作品は、どこかキャッチーな印象とハンドメイドによるリラックス感があります。
中でも遊び心を感じる動物や精霊をメインとしたモチーフの『図案化』には、元々農耕民族として自然の存在を重んじるアニミズムの思想を持つ日本人にも共通した価値観や美意識を感じることができます。

ナイフウイングのどこか愛らしい印象は、キャッチーな雰囲気を持っていますが、シルバーワークの高い技術力を反映する完成度は、量産されたピースにはない良質感やハンドメイド独特の温もりを感じさせる作品です。
また、普遍的でクラシックなシルバーボックスの印象は、多くの素材に馴染みが良く色々なスタイルにフィットするネックレスとなっています。

さらに、レザーレースは長さの調整幅が大きく、程よいサイズ感のトップはレザーレースの長さを変えることでその印象も大きく変化させることが可能で、性別や季節を問わずお使いいただけると思います。


量産されたツーリストジュエリーにおいては散見される小さなナイフイングモチーフですが、本作の様なハンドメイドのオリジナル作品は大変貴重で、史料価値も高くトレジャーハントプライスなピースの一つとなっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションも良好です。シルバーにはクスミ等が見られ、ハンドメイド特有の制作上のムラはありますが、ダメージ/リペア跡などはなく大変良好な状態を保っています。
【NAVAJO】ナバホか【ZUNI】ズニのアンティークジュエリー、ズニ族にとって戦いの神であるKnifewing/ナイフウイングがアップリケされた『Pill Box』がトップに構成されたアンティーク/ビンテージネックレスです。

インディアンシルバーワークの一つのジャンルとして古くから確立しているピルボックスそのものに、独自にレザーレースを組み合わせる事によりネックレスとして着用できるようにしたアイテムです。


本作は1930年代~1940年代頃に製作された、非常に精巧に作られたシルバーボックスがトップとして配されることで、ミニチュアのハンドバックやスーツケースを身に付けているような愛らしさと、ナバホジュエリー独特の武骨でワイルドな表情が絶妙に調和した作品となっています。

当時、多く制作されたシルバー製ピルボックスの中でも比較的厚みが薄く、トップとして向いた珍しいシェイプも魅力的なシルバーボックスです。


また本作は、ナバホ族のシルバースミスによる作品と推測されますが、ナイフウイングというモチーフからはズニ族の作品が想起され、それら双方の特徴からは、ズニの街に在りながらナバホのシルバースミスが多数所属したトレーディングポストである【C. G. Wallace INDIAN TRADER/C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレスインディアントレーダーに所属したシルバースミス(ズニとナバホ双方の可能性があり)による作品と推定される貴重な作品となっています。


ピルボックスのヒンジ部分にある、蓋の厚みによる隙間にレザーレースを通す事で、ピルボックスには全く手を加えていません。その為、レザーレースを外せば元のピルボックスとして見た目も機能も全く問題ないご使用いただけます。

このようなシルバーボックスは、専用の木型にシルバーを叩き添わせることで造形していますが、繊細なハンマーワークやヒンジの細工など、とても高い技術力を必要とします。
特に本作では、全体のシェイプが長方形とオーバルの中間的な造形となっており、蓋部分には柔らかなドーム状の膨らみが与えられており、難易度の高い造作によって実現したそのシェイプは、立体造形作品として美しい作品となっています。

そしてヒンジパーツや蓋のストッパー部分も非常に精巧に造形される事により、現在でもしっかりと開閉することが可能であり、小さなボックスを形作る作者の素晴らしい技術を感じ取ることができる作品です。


ピルボックスの蓋部分にはスタンプワークによって細部が描き出されたナイフウイングがアップリケされ、全体にアンティーク作品らしい複雑でアーティな紋様が刻まれています。
そのスタンプツール(鏨・刻印)は、アンティーク作品特有の高いクオリティを有し、細部までこだわりを感じる細かい細工が施された美しいスタンプツールが使用されています。


とても小さなバッグやスーツケースの様でもあり、実際にピルボックスとして薬/ピル等を保管したり、ロケットペンダントとして写真を入れておく事にも向いたサイズと機能を備えた作品であり、インディアンジュエリーとしては類を見ない楽しさと愛らしさを持つネックレスとなっています。



【C. G. Wallace INDIAN TRADER/C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレスインディアントレーダーは、【Charles Garrett Wallace】チャールズ・ガレット・ウォレスが、1928年にZUNI /ズ二のジュエリーを専門に扱うトレーダーとしてズニの町で創業し、非常に多くのズニジュエリー作家を支援しました。

創業後すぐに、ナバホのシルバー彫金技術を必要として【Ike Wilson】アイク・ウィルソン(1901-1942)とその兄である【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン(1901-1976)、他にも【Billy Hoxie】ビリー・ホクシー、【Charles Begay】チャールズ・ビゲイ(1912-1998)等の一説には二十数人と言われるナバホ出身のシルバースミスが在籍していたと云われており、こちらの作者もその中の一人による作品だと思われます。

また、彼らの様にズニの町でシルバースミスをしていたナバホの職人は、技術的にはナバホの伝統的な彫金技術を重視していたようですが、植物のようなスタンプワークのデザインや表現等、そのデザインスタイルやディテールには、ナバホジュエリーにはあまり見られないズニ/プエブロの影響を受けていると考えられる作品が多く残されています。

そんな少し特殊な環境や優秀な職人による伝統の継承、さらに経営者であるCharles Garrett Wallaceの献身的なインディアンアーティストへのバックアップにより大変多くの傑作を生み出し、後世に残したトレーディングポストです。

それら残された作品群の一部であるCharles Garrett Wallaceの個人コレクションの約半数は、1975年にアリゾナ州フェニックスのバードミュージアムに寄贈されました。
また、残りの一部はSotheby Parke Bernet社のオークションに出品され、そのオークションカタログは現在でも多くの研究者やコレクターにとっての第一級の資料となっています。



【Knifewing】ナイフウイングは、ズニ族においてナイフの翼を持った戦争の神として考えられ、【Rainbow Man】と共にジュエリーのモチーフとしてだけでなく、ズニを代表するモチーフとして広く知られています。

ナイフウイングをジュエリーに落とし込んだ初めての人物としては、ズニの偉大な作家【Horace Iule (Aiuli)】ホレス・イウレ(1899~1901?-1978)と考えられていますが、同時期に同じくズニジュエリーの偉大な先駆者である【Juan De Dios】ファン・デ・ディオス(1882~190??)の作品でも残されています。



ナバホジュエリーとは異なった世界観を持ったズニ独特のジュエリー作品は、どこかキャッチーな印象とハンドメイドによるリラックス感があります。
中でも遊び心を感じる動物や精霊をメインとしたモチーフの『図案化』には、元々農耕民族として自然の存在を重んじるアニミズムの思想を持つ日本人にも共通した価値観や美意識を感じることができます。

ナイフウイングのどこか愛らしい印象は、キャッチーな雰囲気を持っていますが、シルバーワークの高い技術力を反映する完成度は、量産されたピースにはない良質感やハンドメイド独特の温もりを感じさせる作品です。
また、普遍的でクラシックなシルバーボックスの印象は、多くの素材に馴染みが良く色々なスタイルにフィットするネックレスとなっています。

さらに、レザーレースは長さの調整幅が大きく、程よいサイズ感のトップはレザーレースの長さを変えることでその印象も大きく変化させることが可能で、性別や季節を問わずお使いいただけると思います。


量産されたツーリストジュエリーにおいては散見される小さなナイフイングモチーフですが、本作の様なハンドメイドのオリジナル作品は大変貴重で、史料価値も高くトレジャーハントプライスなピースの一つとなっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションも良好です。シルバーにはクスミ等が見られ、ハンドメイド特有の制作上のムラはありますが、ダメージ/リペア跡などはなく大変良好な状態を保っています。
Size

トップ(ピルボックス) 縦 約3.6㎝   横 約4.6㎝   奥行(厚み) 約0.9㎝   レザーレースは最大で100.0㎝程度

Material

Silver, Leather Lace