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JNO007848

【Frank Patania Sr.】Monogram Top w/Coral Necklace c.1961

【Frank Patania Sr.】Monogram Top w/Coral Necklace c.1961
59,400 円(税込)
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着用サンプル画像
https://www.instagram.com/p/C0jjZ2qL1EO/
インディアンジュエリーの歴史に革新をもたらした、偉大なイタリア人作家【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア(1899-1964)及び、同氏が1927年に創業したシルバージュエリーショップである【Thunderbird Shop】で作られたアンティーク/ビンテージネックレスです。

【Hollow Style】ホロウ スタイルと呼ばれる中空構造により、コンチョを2枚合わせた様な立体的なラウンドシェイプをベースに、モノグラム/レタードデザインが施され、中央には美しいコーラル/珊瑚がマウントされたペンダントトップとなっています。


オーバーレイされた『61』の文字により、1961年の事柄を記念して作られた顧客からのカスタムオーダーピースと思われ、1961年頃に作られた事が推定可能です。

円盤型の立体的なラウンドシェイプをベースに、その中央に一段低くスタンプワークによって凹凸のテクスチャーが施される事で影を生み出す部分が作られています。
そして、そこに美しいコーラルがマウントされており、周囲の影が石の発色や高さを際立たせています。

その外周には『61』や『RMO』の文字、そして小さなコンチョパーツがオーバーレイされ、これらのモノグラム/レタードデザインは、顧客からのオーダーに応えて制作された作品ですが、Frank Patania/Thunderbird Shopを代表するデザインスタイルの一つとなっています。


また、本作の内側には【Thunderbird Shop】を表すサンダーバードとSterling Silver=925シルバー製であることを表す『STERLING』のスタンプが刻印されています。

付属のシルバーチェーンは新しいものですが、重厚なシルバー製で、独自にアンティーク加工を施しており、ビンテージジュエリーによく馴染む表情になっています。


マウントされたレッドコーラルは、イタリア産か東南アジア産と思われ、紅珊瑚らしい少しオレンジがかった色相と発色が大変美しいコーラル/珊瑚です少しマットな質感となっていますが、経年を感じさせず現在でもその美しい発色を保っています。



【Hollow Style】中空構造/ホロウスタイルは、1940年代頃からみられる技法の一つで、この作品が制作された当時はまだ、新しいスタイルとして取り入られられた技術と推測されます。
また、美しく造形するには高い技術を必要とし、現存する作品の少ないスタイルの一つでもあります。

本作では、ドーム型のコンチョの2枚合わせてロウ付けすることで造形されています。
これは、木(丸太)やレッド(鉛の塊)に施された凹みに、地金となるシルバーをハンマーで叩き沿わせることによってドーム状の膨らみを作り上げており、非常に細かく何度もタガネで叩き沿わせる高度なハンマーワークによって成形されています。
それにより、フラットなシェイプよりも美しく奥行きと力強い存在感のある造形を作り上げています。



【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア・シニアは、1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。

6歳からイタリアで金細工師に弟子入りし、その技術を身に付けていきました。10歳のころに母親、兄弟とともにニューヨークに渡り、多くの移民とともに産業革命の喧騒なかで成長していきました。その後、19歳のころにニューヨークでも大手のジュエリーカンパニーでデザイナーとしての仕事に就き、そこでも多くの経験を積んだようです。
転機となったのは1924年、当時大流行していた結核に侵され、療養のために訪れたサンタフェで、インディアンのシルバーとターコイズを使った仕事を見たとき、『自分の表現方法を発見した』 そして、『二度とニューヨークに戻りたくなくなった』と語っています。

そして、わずか3年後の1927年にはサンタフェに【Thunderbird Shop】サンダーバードショップをオープンしました。当時、シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。
やはり、オープン初期からFrank Pataniaの作品はナバホ・プエブロ双方のインディアンジュエリーの影響を色濃く感じさせます。

また、多くのインディアンアーティストを育てたことでも有名です。【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、他にも【Mark Chee】マーク・チーなどもサンダーバードショップで石のカッターとして働いていたようです。
彼ら(特に上記3人)はFrank Pataniaの技術やその美意識を受け継ぎ、『パタニア サンダーバード』スタイルとも言われる作品を残しました。
それらは、独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品で、それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのも特徴です。



こちらもそんなPatania Thunderbird styleの代表的なデザイン・造形の作品であり、モノグラムというアルファベットを用いたデザインは、同作者がインディアンジュエリーに取り入れ、一つのスタイルとして確立しました。

インディアンジュエリーの伝統的なシルバーワークとクラシックな造形に、Frank Pataniaがヨーロッパから持ち込んだ美意識や個性が見事に融合し、全く新しいジュエリーのスタイルが生み出されています。


エレガントな造形とコーラルの華やかな印象も際立ちますが、文字を用いた装飾はカジュアルな雰囲気を与えており、控えめなボリューム感もあって、性別やスタイルを問わず多くのコーディネイトに馴染みやすい作品となっています。


インディアンジュエリーが芸術として成長していく過程・歴史において、非常に重要な役割を果たしたFrank Patania Sr.による作品であり、制作された時期も特定可能な為、史料価値も高いアンティークジュエリーとなっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションは全体に僅かな摩耗が見られ、少し使用感を感じます。
また、シルバーのクスミや細かなキズ、ハンドメイド作品特有の制作上のムラ等が確認できますが、特にダメージは無く今後も長く着用頂ける状態を保っています。
インディアンジュエリーの歴史に革新をもたらした、偉大なイタリア人作家【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア(1899-1964)及び、同氏が1927年に創業したシルバージュエリーショップである【Thunderbird Shop】で作られたアンティーク/ビンテージネックレスです。

【Hollow Style】ホロウ スタイルと呼ばれる中空構造により、コンチョを2枚合わせた様な立体的なラウンドシェイプをベースに、モノグラム/レタードデザインが施され、中央には美しいコーラル/珊瑚がマウントされたペンダントトップとなっています。


オーバーレイされた『61』の文字により、1961年の事柄を記念して作られた顧客からのカスタムオーダーピースと思われ、1961年頃に作られた事が推定可能です。

円盤型の立体的なラウンドシェイプをベースに、その中央に一段低くスタンプワークによって凹凸のテクスチャーが施される事で影を生み出す部分が作られています。
そして、そこに美しいコーラルがマウントされており、周囲の影が石の発色や高さを際立たせています。

その外周には『61』や『RMO』の文字、そして小さなコンチョパーツがオーバーレイされ、これらのモノグラム/レタードデザインは、顧客からのオーダーに応えて制作された作品ですが、Frank Patania/Thunderbird Shopを代表するデザインスタイルの一つとなっています。


また、本作の内側には【Thunderbird Shop】を表すサンダーバードとSterling Silver=925シルバー製であることを表す『STERLING』のスタンプが刻印されています。

付属のシルバーチェーンは新しいものですが、重厚なシルバー製で、独自にアンティーク加工を施しており、ビンテージジュエリーによく馴染む表情になっています。


マウントされたレッドコーラルは、イタリア産か東南アジア産と思われ、紅珊瑚らしい少しオレンジがかった色相と発色が大変美しいコーラル/珊瑚です少しマットな質感となっていますが、経年を感じさせず現在でもその美しい発色を保っています。



【Hollow Style】中空構造/ホロウスタイルは、1940年代頃からみられる技法の一つで、この作品が制作された当時はまだ、新しいスタイルとして取り入られられた技術と推測されます。
また、美しく造形するには高い技術を必要とし、現存する作品の少ないスタイルの一つでもあります。

本作では、ドーム型のコンチョの2枚合わせてロウ付けすることで造形されています。
これは、木(丸太)やレッド(鉛の塊)に施された凹みに、地金となるシルバーをハンマーで叩き沿わせることによってドーム状の膨らみを作り上げており、非常に細かく何度もタガネで叩き沿わせる高度なハンマーワークによって成形されています。
それにより、フラットなシェイプよりも美しく奥行きと力強い存在感のある造形を作り上げています。



【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア・シニアは、1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。

6歳からイタリアで金細工師に弟子入りし、その技術を身に付けていきました。10歳のころに母親、兄弟とともにニューヨークに渡り、多くの移民とともに産業革命の喧騒なかで成長していきました。その後、19歳のころにニューヨークでも大手のジュエリーカンパニーでデザイナーとしての仕事に就き、そこでも多くの経験を積んだようです。
転機となったのは1924年、当時大流行していた結核に侵され、療養のために訪れたサンタフェで、インディアンのシルバーとターコイズを使った仕事を見たとき、『自分の表現方法を発見した』 そして、『二度とニューヨークに戻りたくなくなった』と語っています。

そして、わずか3年後の1927年にはサンタフェに【Thunderbird Shop】サンダーバードショップをオープンしました。当時、シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。
やはり、オープン初期からFrank Pataniaの作品はナバホ・プエブロ双方のインディアンジュエリーの影響を色濃く感じさせます。

また、多くのインディアンアーティストを育てたことでも有名です。【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、他にも【Mark Chee】マーク・チーなどもサンダーバードショップで石のカッターとして働いていたようです。
彼ら(特に上記3人)はFrank Pataniaの技術やその美意識を受け継ぎ、『パタニア サンダーバード』スタイルとも言われる作品を残しました。
それらは、独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品で、それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのも特徴です。



こちらもそんなPatania Thunderbird styleの代表的なデザイン・造形の作品であり、モノグラムというアルファベットを用いたデザインは、同作者がインディアンジュエリーに取り入れ、一つのスタイルとして確立しました。

インディアンジュエリーの伝統的なシルバーワークとクラシックな造形に、Frank Pataniaがヨーロッパから持ち込んだ美意識や個性が見事に融合し、全く新しいジュエリーのスタイルが生み出されています。


エレガントな造形とコーラルの華やかな印象も際立ちますが、文字を用いた装飾はカジュアルな雰囲気を与えており、控えめなボリューム感もあって、性別やスタイルを問わず多くのコーディネイトに馴染みやすい作品となっています。


インディアンジュエリーが芸術として成長していく過程・歴史において、非常に重要な役割を果たしたFrank Patania Sr.による作品であり、制作された時期も特定可能な為、史料価値も高いアンティークジュエリーとなっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションは全体に僅かな摩耗が見られ、少し使用感を感じます。
また、シルバーのクスミや細かなキズ、ハンドメイド作品特有の制作上のムラ等が確認できますが、特にダメージは無く今後も長く着用頂ける状態を保っています。
Size

トップ 縦 約3.0㎝(バチカン含む)   横 約2.5㎝   チェーン長さ 約 45.0㎝程度

Material

Sterling Silver, Coral