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JNZ087551

【Juan de Dios】Zuni GemTurquoise Inlay Cross Necklace c.1925~

【Juan de Dios】Zuni GemTurquoise Inlay Cross Necklace c.1925~
118,800 円(税込)
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着用サンプル画像
https://www.instagram.com/p/Cy3RduHPDDt
【ZUNI】ズニの偉大な作家【Juan De Dios】ファン・デ・ディオス(1882~19??)によるものと推定可能な作品で、サンドキャスト成形されたクロストップに美しいラフカットターコイズがインレイされたアンティーク/ビンテージネックレスです。

ホールマークが入らない作品ですが、こちらの特徴的なデザイン/造形やそのディテール・スタンプツール(鏨・刻印)等から、同作者の作品であることが判断でき、その作品の独自性や史料価値によりミュージアムクオリティーを誇る作品の一つとなっています。

Sei Toshio氏の著書『Figural Design in Zuni Jewelry』の117ページにも酷似作品が紹介されており、Juan De Diosが同時期に制作した作品であると思われます。


Juan De Diosは、ズニにおいて記録が残る作家として最初期の一人とされ、1910年代以前から活躍したシルバースミスですが、本作ではその素材や造形スタイル等から1920年代後半~1940年代初頭頃に作られた作品と推定されます。

サンドキャスト(砂型鋳物)で成形されたクロスシェイプは、バースト状のデザインを融合したアイコニックでエスニシティなクロスです。そこに、ラフカットによる凹凸を持つ美しいターコイズインレイが施され、立体感や複雑で味わい深い表情が生み出されています。

さらに、上下左右の先端部分にはアンティークジュエリー独特な質を持つスタンプワークが刻まれており、そのリーフをモチーフにしたと思われるスタンプツール(鏨・刻印)のデザインからも作者の独自性が感じられます。
また、ナバホのアンティーク作品にはあまり見られない植物のような柔らかな曲線によって構成された有機的な印象のクロスシェイプにもズニジュエリーらしさを宿しています。


マウントされたターコイズは、濃い色味ではありませんが柔らかな色相の水色に細かなスパイダーウェブの入る【Lone Mountain Turquoise】ローンマウンテンターコイズです。
1970年代頃に産出した同鉱山のターコイズとは異なる印象ですが、長い年月を経ていながら高い硬度を感じさせる艶と透明感を保ち、薄い色相でありながら艶がある為にトリートメントターコイズの様にも見える石ですが、もちろん無添加ナチュラルなターコイズです。

また、石のカットも本作の作者であるJuan De Dios自身による手仕事と思われ、あえてラフカットやカービングによる凹凸を施すことで石のシェイプに複雑な動きを与え、作品自体にも奥行きと躍動感をもたらしているようです。



本作のようなクロスモチーフ(十字架)はキリスト教の普及と同時に、とても古い時代からインディアンアートにも落とし込まれ、ズニの巨匠【Horace Iule (Aiuli)】ホレス・イウレ(1899~1901?-1978)等のクロスモチーフで有名になった作家も存在しました。
そのため、インディアンジュエリーにおいてクロスモチーフ自体は珍しい造形ではありませんが、こちらのようなセンスを感じさせるピースは希少で、インディアンジュエリーらしい表情を持っていますが、普遍的なクロスの造形は洗練された印象も与えます。



【Juan De Dios】(Juan Dedios、Kwan Antonio、Juan Anthony)ファン・デ・ディオスは、1882年にニューメキシコ州ズニプエブロに生まれ、「作家」として活動した最初期のシルバースミスの一人とされています。
ただし、その経歴ははっきりとしていない部分が多く、正確な氏名さえも明確ではなく、ファミリーネームは、DediosやDideos、Deleosaなど文献や資料によって様々なスペルで紹介されてきました。

【C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレス トレーディングポストの経営者【Charles Garrett Wallace】チャールズ・ガレット・ウォレス(1898-1993) が、1975年に個人コレクションの一部をオークションに出品しています。その時のオークションカタログ(目録)では、同作者によるクロスネックレスが4点も出品されており、作者名は「JUAN DIDEOS」と記載されています。
1928年の国勢調査において、初めてその名前が「Juan De Dios」と記載されているのが確認されました。

トレーダーである【John D Kennedy】ジョン・D・ケネディの著書『A Good Trade』によれば、Juan De Diosは病によって身体的なハンディキャップを背負い、ワークベンチで多くの時間を過ごすことになったと回想されています。また、1937年に姪である【Ruth Simplicio】とその夫【Frank Calavaza】と同居するまで一人暮らしをしていたようです。

1940年の国勢調査の時点では、まだズニプエブロでシルバースミスとして働いていた記録が残っており、1944年までは活動していたとされていますが、その後いつ亡くなったかは定かではありません。

C. G. Wallaceの証言によれば、1918年の時点でズニの優秀なシルバースミスとして五指に入ったとされ、1939年にはギャラップのアートアワードでブルーリボンを受賞しています。
また、ズニプエブロにおける複数のトレーダーに作品を供給していたようで、同時期に活躍した【Leekya Deyuse】リーキヤ・デユセ(1889-1966)や【Horace Iule (Aiuli)】ホレス・イウレ(1899~1901?-1978)等とはお互いに影響を受けあっていたことが推測されます。
そして、甥にはこちらも大巨匠である作家【Dan Simplicio】ダン・シンプリシオ(1917-1969)を持ち、シルバーワークを教えていたようです。

またJuan De Diosは、ズニのシルバースミスの中でも最も古くからホールマークを使用した作家であり、1920年代初頭から自身のイニシャルである『JD』の刻印を用いています。
1930年代末~1940年代初頭の一時期にC. G. Wallace Trading Postに供給した作品群ではアメリカ政府によるシルバースミスプログラムである【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)のホールマーク『ZUNI 1』の刻印を使用していたようです。


そのシルバーワークは、トラディショナルな技術をベースとしていますが、非常に豊富な知識や技術を持っていたとされ、残されている作品のスタイルも多岐にわたりますが、中でもブレスレットやコンチョベルト、ナイフウイングをモチーフとしたピン等が有名です。
また、ミッドセンチュリー以降のズニジュエリーでは見られなくなったサンドキャストの技術も習得しており、自身の得意なスタイルとしてオリジナリティーも確立しました。



本作もサンドキャスト成形による立体的なクロスがベースとなっており、Juan De Diosの独自性とデザインセンスを強く感じさせる大変貴重な作品です。

手の込んだ作品ながら控えめなボリューム感のクロストップであり、大きなサイズのもの使いやすく、性別やシーンを問わず合わせて頂ける汎用性の高いネックレスとなっています。

また、ナチュラルで複雑な表情や柔らかなターコイズの色相により、日常的なコーディネイトにもよく馴染み、さり気なくも高揚感を与える力のあるアンティークジュエリーです。


Juan De Diosによる貴重なオリジナルピースであり、その独創性とアンティークながら完成されたシルバーワークは、アートピースとしても高く評価される作品となっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションも素晴らしく、シルバーのクスミやハンドメイド特有の制作上のムラが見られますが、使用感を感じさせない良好な状態。ターコイズを含め大変良好なコンディションを保っています。
【ZUNI】ズニの偉大な作家【Juan De Dios】ファン・デ・ディオス(1882~19??)によるものと推定可能な作品で、サンドキャスト成形されたクロストップに美しいラフカットターコイズがインレイされたアンティーク/ビンテージネックレスです。

ホールマークが入らない作品ですが、こちらの特徴的なデザイン/造形やそのディテール・スタンプツール(鏨・刻印)等から、同作者の作品であることが判断でき、その作品の独自性や史料価値によりミュージアムクオリティーを誇る作品の一つとなっています。

Sei Toshio氏の著書『Figural Design in Zuni Jewelry』の117ページにも酷似作品が紹介されており、Juan De Diosが同時期に制作した作品であると思われます。


Juan De Diosは、ズニにおいて記録が残る作家として最初期の一人とされ、1910年代以前から活躍したシルバースミスですが、本作ではその素材や造形スタイル等から1920年代後半~1940年代初頭頃に作られた作品と推定されます。

サンドキャスト(砂型鋳物)で成形されたクロスシェイプは、バースト状のデザインを融合したアイコニックでエスニシティなクロスです。そこに、ラフカットによる凹凸を持つ美しいターコイズインレイが施され、立体感や複雑で味わい深い表情が生み出されています。

さらに、上下左右の先端部分にはアンティークジュエリー独特な質を持つスタンプワークが刻まれており、そのリーフをモチーフにしたと思われるスタンプツール(鏨・刻印)のデザインからも作者の独自性が感じられます。
また、ナバホのアンティーク作品にはあまり見られない植物のような柔らかな曲線によって構成された有機的な印象のクロスシェイプにもズニジュエリーらしさを宿しています。


マウントされたターコイズは、濃い色味ではありませんが柔らかな色相の水色に細かなスパイダーウェブの入る【Lone Mountain Turquoise】ローンマウンテンターコイズです。
1970年代頃に産出した同鉱山のターコイズとは異なる印象ですが、長い年月を経ていながら高い硬度を感じさせる艶と透明感を保ち、薄い色相でありながら艶がある為にトリートメントターコイズの様にも見える石ですが、もちろん無添加ナチュラルなターコイズです。

また、石のカットも本作の作者であるJuan De Dios自身による手仕事と思われ、あえてラフカットやカービングによる凹凸を施すことで石のシェイプに複雑な動きを与え、作品自体にも奥行きと躍動感をもたらしているようです。



本作のようなクロスモチーフ(十字架)はキリスト教の普及と同時に、とても古い時代からインディアンアートにも落とし込まれ、ズニの巨匠【Horace Iule (Aiuli)】ホレス・イウレ(1899~1901?-1978)等のクロスモチーフで有名になった作家も存在しました。
そのため、インディアンジュエリーにおいてクロスモチーフ自体は珍しい造形ではありませんが、こちらのようなセンスを感じさせるピースは希少で、インディアンジュエリーらしい表情を持っていますが、普遍的なクロスの造形は洗練された印象も与えます。



【Juan De Dios】(Juan Dedios、Kwan Antonio、Juan Anthony)ファン・デ・ディオスは、1882年にニューメキシコ州ズニプエブロに生まれ、「作家」として活動した最初期のシルバースミスの一人とされています。
ただし、その経歴ははっきりとしていない部分が多く、正確な氏名さえも明確ではなく、ファミリーネームは、DediosやDideos、Deleosaなど文献や資料によって様々なスペルで紹介されてきました。

【C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレス トレーディングポストの経営者【Charles Garrett Wallace】チャールズ・ガレット・ウォレス(1898-1993) が、1975年に個人コレクションの一部をオークションに出品しています。その時のオークションカタログ(目録)では、同作者によるクロスネックレスが4点も出品されており、作者名は「JUAN DIDEOS」と記載されています。
1928年の国勢調査において、初めてその名前が「Juan De Dios」と記載されているのが確認されました。

トレーダーである【John D Kennedy】ジョン・D・ケネディの著書『A Good Trade』によれば、Juan De Diosは病によって身体的なハンディキャップを背負い、ワークベンチで多くの時間を過ごすことになったと回想されています。また、1937年に姪である【Ruth Simplicio】とその夫【Frank Calavaza】と同居するまで一人暮らしをしていたようです。

1940年の国勢調査の時点では、まだズニプエブロでシルバースミスとして働いていた記録が残っており、1944年までは活動していたとされていますが、その後いつ亡くなったかは定かではありません。

C. G. Wallaceの証言によれば、1918年の時点でズニの優秀なシルバースミスとして五指に入ったとされ、1939年にはギャラップのアートアワードでブルーリボンを受賞しています。
また、ズニプエブロにおける複数のトレーダーに作品を供給していたようで、同時期に活躍した【Leekya Deyuse】リーキヤ・デユセ(1889-1966)や【Horace Iule (Aiuli)】ホレス・イウレ(1899~1901?-1978)等とはお互いに影響を受けあっていたことが推測されます。
そして、甥にはこちらも大巨匠である作家【Dan Simplicio】ダン・シンプリシオ(1917-1969)を持ち、シルバーワークを教えていたようです。

またJuan De Diosは、ズニのシルバースミスの中でも最も古くからホールマークを使用した作家であり、1920年代初頭から自身のイニシャルである『JD』の刻印を用いています。
1930年代末~1940年代初頭の一時期にC. G. Wallace Trading Postに供給した作品群ではアメリカ政府によるシルバースミスプログラムである【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)のホールマーク『ZUNI 1』の刻印を使用していたようです。


そのシルバーワークは、トラディショナルな技術をベースとしていますが、非常に豊富な知識や技術を持っていたとされ、残されている作品のスタイルも多岐にわたりますが、中でもブレスレットやコンチョベルト、ナイフウイングをモチーフとしたピン等が有名です。
また、ミッドセンチュリー以降のズニジュエリーでは見られなくなったサンドキャストの技術も習得しており、自身の得意なスタイルとしてオリジナリティーも確立しました。



本作もサンドキャスト成形による立体的なクロスがベースとなっており、Juan De Diosの独自性とデザインセンスを強く感じさせる大変貴重な作品です。

手の込んだ作品ながら控えめなボリューム感のクロストップであり、大きなサイズのもの使いやすく、性別やシーンを問わず合わせて頂ける汎用性の高いネックレスとなっています。

また、ナチュラルで複雑な表情や柔らかなターコイズの色相により、日常的なコーディネイトにもよく馴染み、さり気なくも高揚感を与える力のあるアンティークジュエリーです。


Juan De Diosによる貴重なオリジナルピースであり、その独創性とアンティークながら完成されたシルバーワークは、アートピースとしても高く評価される作品となっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションも素晴らしく、シルバーのクスミやハンドメイド特有の制作上のムラが見られますが、使用感を感じさせない良好な状態。ターコイズを含め大変良好なコンディションを保っています。
Size

トップ 縦(バチカンを含む) 約5.55㎝  横 約2.8㎝  レースは最大で94.0㎝程度

Material

Silver, Lone Mountain Turquoise, Leather Lace