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JRO016106

【Fred Thompson】Navajo High Grade No.8 Turquoise Ring c.1955~

【Fred Thompson】Navajo High Grade No.8 Turquoise Ring c.1955~
123,200 円(税込)
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【NAVAJO】ナバホの巨匠【Fred Thompson】フレッド・トンプソン(1921or1922-2002)の作品、ボックス構造を応用した造作によって形作られ、シンプルながら同作者の技術や感性が感じ取れるアンティーク/ビンテージリングです。リペア跡が大きく入りながらも美しいナンバーエイトターコイズを際立たせ、使用感の有るコンディションながら、質実剛健な造りによってまだまだ今後の着用にも全く不安を感じさせない作品となっています。

内側にはFred Thompson個人のホールマーク(~)と共に『TT』の文字が刻まれており、これは同作者が長く所属した【TOBE TURPEN'S TRADING POST】トーブ・トーペン(現Perry Null Trading)を表しています。またそれらのホールマークにより、こちらの作品が1950年代後半~1960年代末頃までに作られたピースと判断できます。

貴重なメンズサイズの作品で、シールリング(印台型)タイプとなっている土台はキャストによって作られたようにも見えますが、ロウ付けの跡等から、量産に向いたキャスト(型を使った鋳物)ではなく、地金製法の一種であるボックス構造で形作られたリングであることが判ります。つまり、シャンクの内側・上下・両サイド・ベゼルとその土台をそれぞれ別々に切り出し、サイドのパーツにはスタンプワークを刻んだ後に、それぞれをハンマーワークによって立体的なフォルムに成形、それらの全てのパーツを高度な技術によってロウ付けする事で立体物として作り上げられていることが分かります。さらに、フラットなシェイプに形作られたフェイスは、石の外側に深い影が作られることで、石の美しさを強調する役割を担っています。

それら全ての造作は、現在では特別なデザインや技術ではありませんが、加工の難しい分厚いシルバーを使いながら細かな部分も手抜きのない丁寧なシルバーワークで構成され、何よりそれによって生まれる全体のフォルムの美しさが巨匠と呼ばれるFred Thompsonたる所以であると感じさせます。


ターコイズは非常に美しいオールドナンバーエイトターコイズですが、残念ながら大きくリペアが入ります。 元々はハイグレードにグレーディングされるクオリティを有し、ナンバーエイトらしいとても澄んだ水色に強いブラックウェブを持っています。高い硬度を感じさせる透明感と、宝石としての質を持ったターコイズです。
元々のリペアがあり、石を交換する選択肢もありましたが、作者が選んだオリジナルのターコイズを尊重し、アメリカの職人に依頼してさらに高度な補修を施しています。その為、着用にあたって強度における不安はございません。


【Number Eight Turquoise】ナンバーエイト鉱山は、ネバダ州の鉱山で1920年代中頃~60年代頃まで採掘されていました。特に1930年代中頃に採掘された石は素晴らしいクオリティーを持っていたとされています。また、採掘されるターコイズの色味や質等は、バリエーションが豊かな鉱山の一つですが、その多くは澄んだ水色を持ち、ハイグレードにグレーディングされるものは北米産ターコイズの中でも最も変色や劣化しにくいとされ、高い硬度を誇っています。
現在はその多くがコレクターや有力なトレーダーに収蔵され、市場に出ること自体が少なくなってしまいました。


【Fred Thompson】 フレッド・トンプソンは、1920年代初頭に生まれ、10代の中頃(1930年代中頃)にはニューメキシコ州ギャラップに今も現存するトレーディングポスト【TOBE TURPEN'S TRADING POST】トーブ・トーペン(現Perry Null Trading)でシルバージュエリーの制作に携わっていたようです。
若いころから卓越した技術を身に付け、ナバホのトラディショナルなスタイルの作品を残しました。また、TOBE TURPEN'Sは古くから多くのシルバースミスの作品を扱うトレーディングポストであり、現在も同様のスタイルを守り続ける有名店ですが、Fred Thompsonの作品以外にショップのホールマークである『TT』の刻印を見ることはありません。それは、同氏が所属アーティストとして特別な存在であったことを推測させます。
1960年代末~1970年代頭頃には、TOBE TURPEN'Sから独立してギャラップの少し西にあるチャーチロックという小さな町で自身の店を持っていたようです。また、非常に多くのシルバースミスを指導したことでも有名であり、後進のシルバースミスに多大な影響を与えた作家の一人です。
アメリカの偉大な画家である【R. Brownell McGrew】(1916–1994)は、インディアンの肖像なども多く描き、インディアンジュエリーのコレクターとしても非常に有名な人物ですが、現存している自身のポートレートでFred Thompsonが制作したブレスレットを身に付けています。さらに、UITA6=Borrego Pass Trading Postと共にFred Thompsonのホールマークが刻まれた作品も発見されています。

ナバホの伝統を重視したオールドスタイルと、ハイグレードなターコイズを用いた作品を多く残したことで評価の高いフレッド・トンプソンですが、製作したジュエリーのスタイルは幅が広く、創造性も高かった作家です。また、現代ではトラディショナル/オールドスタイルと呼ばれるようなデザイン/造形のいくつかは氏が生み出した、もしくは確立したスタイルだと思われ、多くの教え子がシルバーワークの技術とともにそれらのデザインスタイルやディテールを受け継いだ結果、氏の制作したスタイル自体がナバホのオールドスタイルと呼ばれるようになりました。
残念ながらFred Thompsonは1980年代末~1990年代初頭には引退し、2002年に亡くなられています。


本作は、Fred Thompsonのキャリア中盤以前に作られた古い作品となりますが、その当時は新しくモダンなデザイン/造形であったと推測されます。ビンテージインディアンジュエリー独特の武骨でワイルドな表情と、クリーンでどこか構築的な造形美も併せ持っています。
また、丁寧で伝統を重んじる作者によって造形されることによって、工芸品としての質の高さと共にアートピースの様な佇まいも漂わせる作品です。

比較的貴重なメンズサイズ(20.5~21号)のピースであり、シンプルで洗練された印象は多くのスタイルにフィットし、アーシーなターコイズは男性の手において魅力的なアクセントとなり得るリングです。

摩耗やリぺアによりコンディションが良くありませんが、それでもミッドセンチュリー期に活躍した中でも最高峰に位置する作家Fred Thompsonの作品として高い希少性を有した作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、経年・着用による摩耗によって良い状態とは言えませんが、目立ったダメージは無く着用に不安のない状態です。
また、ターコイズも大きくリペア跡が入りますが、リペアの際にリポリッシュ(再研磨)されている為、美しい艶を見せています。またしっかりとしたリペアにより、着用に当たって不安のない強度となっています。
【NAVAJO】ナバホの巨匠【Fred Thompson】フレッド・トンプソン(1921or1922-2002)の作品、ボックス構造を応用した造作によって形作られ、シンプルながら同作者の技術や感性が感じ取れるアンティーク/ビンテージリングです。リペア跡が大きく入りながらも美しいナンバーエイトターコイズを際立たせ、使用感の有るコンディションながら、質実剛健な造りによってまだまだ今後の着用にも全く不安を感じさせない作品となっています。

内側にはFred Thompson個人のホールマーク(~)と共に『TT』の文字が刻まれており、これは同作者が長く所属した【TOBE TURPEN'S TRADING POST】トーブ・トーペン(現Perry Null Trading)を表しています。またそれらのホールマークにより、こちらの作品が1950年代後半~1960年代末頃までに作られたピースと判断できます。

貴重なメンズサイズの作品で、シールリング(印台型)タイプとなっている土台はキャストによって作られたようにも見えますが、ロウ付けの跡等から、量産に向いたキャスト(型を使った鋳物)ではなく、地金製法の一種であるボックス構造で形作られたリングであることが判ります。つまり、シャンクの内側・上下・両サイド・ベゼルとその土台をそれぞれ別々に切り出し、サイドのパーツにはスタンプワークを刻んだ後に、それぞれをハンマーワークによって立体的なフォルムに成形、それらの全てのパーツを高度な技術によってロウ付けする事で立体物として作り上げられていることが分かります。さらに、フラットなシェイプに形作られたフェイスは、石の外側に深い影が作られることで、石の美しさを強調する役割を担っています。

それら全ての造作は、現在では特別なデザインや技術ではありませんが、加工の難しい分厚いシルバーを使いながら細かな部分も手抜きのない丁寧なシルバーワークで構成され、何よりそれによって生まれる全体のフォルムの美しさが巨匠と呼ばれるFred Thompsonたる所以であると感じさせます。


ターコイズは非常に美しいオールドナンバーエイトターコイズですが、残念ながら大きくリペアが入ります。 元々はハイグレードにグレーディングされるクオリティを有し、ナンバーエイトらしいとても澄んだ水色に強いブラックウェブを持っています。高い硬度を感じさせる透明感と、宝石としての質を持ったターコイズです。
元々のリペアがあり、石を交換する選択肢もありましたが、作者が選んだオリジナルのターコイズを尊重し、アメリカの職人に依頼してさらに高度な補修を施しています。その為、着用にあたって強度における不安はございません。


【Number Eight Turquoise】ナンバーエイト鉱山は、ネバダ州の鉱山で1920年代中頃~60年代頃まで採掘されていました。特に1930年代中頃に採掘された石は素晴らしいクオリティーを持っていたとされています。また、採掘されるターコイズの色味や質等は、バリエーションが豊かな鉱山の一つですが、その多くは澄んだ水色を持ち、ハイグレードにグレーディングされるものは北米産ターコイズの中でも最も変色や劣化しにくいとされ、高い硬度を誇っています。
現在はその多くがコレクターや有力なトレーダーに収蔵され、市場に出ること自体が少なくなってしまいました。


【Fred Thompson】 フレッド・トンプソンは、1920年代初頭に生まれ、10代の中頃(1930年代中頃)にはニューメキシコ州ギャラップに今も現存するトレーディングポスト【TOBE TURPEN'S TRADING POST】トーブ・トーペン(現Perry Null Trading)でシルバージュエリーの制作に携わっていたようです。
若いころから卓越した技術を身に付け、ナバホのトラディショナルなスタイルの作品を残しました。また、TOBE TURPEN'Sは古くから多くのシルバースミスの作品を扱うトレーディングポストであり、現在も同様のスタイルを守り続ける有名店ですが、Fred Thompsonの作品以外にショップのホールマークである『TT』の刻印を見ることはありません。それは、同氏が所属アーティストとして特別な存在であったことを推測させます。
1960年代末~1970年代頭頃には、TOBE TURPEN'Sから独立してギャラップの少し西にあるチャーチロックという小さな町で自身の店を持っていたようです。また、非常に多くのシルバースミスを指導したことでも有名であり、後進のシルバースミスに多大な影響を与えた作家の一人です。
アメリカの偉大な画家である【R. Brownell McGrew】(1916–1994)は、インディアンの肖像なども多く描き、インディアンジュエリーのコレクターとしても非常に有名な人物ですが、現存している自身のポートレートでFred Thompsonが制作したブレスレットを身に付けています。さらに、UITA6=Borrego Pass Trading Postと共にFred Thompsonのホールマークが刻まれた作品も発見されています。

ナバホの伝統を重視したオールドスタイルと、ハイグレードなターコイズを用いた作品を多く残したことで評価の高いフレッド・トンプソンですが、製作したジュエリーのスタイルは幅が広く、創造性も高かった作家です。また、現代ではトラディショナル/オールドスタイルと呼ばれるようなデザイン/造形のいくつかは氏が生み出した、もしくは確立したスタイルだと思われ、多くの教え子がシルバーワークの技術とともにそれらのデザインスタイルやディテールを受け継いだ結果、氏の制作したスタイル自体がナバホのオールドスタイルと呼ばれるようになりました。
残念ながらFred Thompsonは1980年代末~1990年代初頭には引退し、2002年に亡くなられています。


本作は、Fred Thompsonのキャリア中盤以前に作られた古い作品となりますが、その当時は新しくモダンなデザイン/造形であったと推測されます。ビンテージインディアンジュエリー独特の武骨でワイルドな表情と、クリーンでどこか構築的な造形美も併せ持っています。
また、丁寧で伝統を重んじる作者によって造形されることによって、工芸品としての質の高さと共にアートピースの様な佇まいも漂わせる作品です。

比較的貴重なメンズサイズ(20.5~21号)のピースであり、シンプルで洗練された印象は多くのスタイルにフィットし、アーシーなターコイズは男性の手において魅力的なアクセントとなり得るリングです。

摩耗やリぺアによりコンディションが良くありませんが、それでもミッドセンチュリー期に活躍した中でも最高峰に位置する作家Fred Thompsonの作品として高い希少性を有した作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、経年・着用による摩耗によって良い状態とは言えませんが、目立ったダメージは無く着用に不安のない状態です。
また、ターコイズも大きくリペア跡が入りますが、リペアの際にリポリッシュ(再研磨)されている為、美しい艶を見せています。またしっかりとしたリペアにより、着用に当たって不安のない強度となっています。
Size

日本規格 約 20.5~21号  円周 約 61.5㎜    us 10
正面幅 約 19.8㎜
ターコイズサイズは 縦 約14.4㎜  横 約11.8㎜

Material

Silver, High Grade Number Eight Turquoise