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JOP025141

【Allen Pooyouma】Pierced Earrings w/Old Kingman TQ c.1960~

【Allen Pooyouma】Pierced Earrings w/Old Kingman TQ c.1960~
59,400HOLD 円(税込)
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【Hopi】ホピの巨匠【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマによる作品。立体的なオーバルシェイプをベースに、細かなカッティングワークによってシャドーボックスが構成された造形。そこに、大変美しいターコイズがマントされた、粗暴ながらもハイエンドなアンティーク/ビンテージピアスです。

Allen Pooyoumaはシルバースミスとして大変長いキャリアを誇り、本作がいつ頃の作品か判断するのは困難ですが、裏の刻印や造形スタイル等からは、1950年代後半~1970年代初頭頃に作られたピースと推測されます。

シンプルな構造ながら、大変な手間暇を必要とする手の込んだシルバーワークによって形作られた作品です。ベースとなっているオーバル型のシルバーは、とても柔らかく美しい立体的な膨らみが施されており、少し粗暴なカッティングですが、細かく動きのあるデザインが施されています。またそれは同時に『シャドーボックス』と呼ばれるスタイルを造形しており、その立体的に造形された「影」の中央にワイルドな【Old Kingman Turquoise】オールドキングマンターコイズがセットされています。またそのドーム型のアールによって柔らかな印象と奥行きが与えられており、作品の上質感を高めています。このような複雑なカッティングワークによるシャドーボックスの造形は、ホピジュエリーとナバホジュエリーの双方に共通した技術が必要とされ、ホピ・ナバホジュエリー双方の技術を習得していた同作者には、とても向いた造形スタイルだったと思われます。
裏側にはAllen Pooyoumaのホールマーク(Ear of Corn)とスターリングシルバー(925シルバー)製であることを表す『STERLING』の刻印が施されています。

マウントされた石は非常に美しい【Old Kingman Turquoise】オールドキングマンターコイズと思われます。柔らかな色相と濃淡のグラデーションを持ち、美しい水色に複雑でタイトなウェブが入るオールドキングマンらしい美しさを見せています。ジェムクオリティを誇り、宝石としても評価できる石であり、もちろん無添加ナチュラルターコイズです。


【Shadowbox】シャドーボックスは、1930年代の後半に確立された技法で、1960年代~1970年代に多く見られた造形です。主にターコイズの外側に空洞を作ることによって深い黒(影)が現れるのが特徴で、それによりターコイズの美しい色や輝きをより際立たせる技法です。巨匠【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ(1913?-1977)も好んだ技法/スタイルの一つであり、現代まで受け継がれています。


【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)は、アリゾナ州ホートビラの生まれで、なんと15歳から父親にシルバースミスとしての技術を教わりました。父親は【Gene Nuvhoyouma】で、叔父にあたるのはホピの大巨匠【Ralph Tawangyawma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)です。
目が悪く第二次世界大戦に徴兵されなかったため、リザベーションでジュエリーの製作を続け、1940年代半ばまではフラッグスタッフの【Doc Williams Saddle & Curio Shop】に作品を供給していたようです。その後は、ツーソンで叔父であるRalph Tawangyawmaと共に働き、高度な技術を身に付けながら独自の造形/デザインを多く作り出しました。 1940年代以前、当時のホピやズニの作品は、多くの才能ある作家により独自性のある作品が作られていましたが、現在の様にナバホジュエリーとの明確なスタイルの違いはなく、そのモチーフや表情の違いが見られる程度でした。Allen Pooyoumaの作品も同様で、キャリア初期の作品はナバホジュエリーに近いものとなっています。
1940年代~1950年代には、1930年代にホピの作家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出されたオーバーレイ技術を早くから取り入れ、同い年の作家【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァや、【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ等と共に、同技術をホピジュエリーのスタイルとして定着させた作家の一人とも言われています。
ただし、Allen Pooyoumaの作品におけるスタイル/作風は、とても多くのバリエーションを持ち、ファイルワークとスタンプワークというナバホの伝統的な技術と、当時は新しい技法であったオーバーレイの技術をうまく組み合わせ、どこか有機的でモチーフの生き生きとした躍動感を生み出すことに長けた作家です。


本作もAllen Pooyoumaの得意とした造形スタイルの一つである、シャドーボックスの造形をメインに形作られた作品。そしてその造形は、宝石としての質と煌めきを見せるターコイズの美しさを最大限に際立たせることにも寄与しています。
また、深淵な美しさを見せるターコイズと共に、インディアンジュエリーの力強さやエスニシティーな魅力も併せ持つ作品であり、多くのスタイルにおいて際立ったアクセントになりえるピアスです。

本作のようにビンテージ作品において、ジェムクオリティーのターコイズがセットされた作品は非常に貴重であり、質の高いターコイズが作り上げるアーシーな表情と味わい深く手の込んだシルバーワークにより、アートピースとしても高く評価される作品。
ホピジュエリーのアイデンティティを築き上げた作家の一人として歴史になお残す【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマの作品であり、素晴らしいターコイズを含め非常にコレクタブルな作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像(7枚)はこちら◆


コンディションも良好です。シルバーに多少のクスミが見られ、ハンドメイド特有の制作上のムラが見られますが、目立ったダメージなどのない状態。ターコイズもクラックやガタツキなどの無い良い状態を保っています。
【Hopi】ホピの巨匠【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマによる作品。立体的なオーバルシェイプをベースに、細かなカッティングワークによってシャドーボックスが構成された造形。そこに、大変美しいターコイズがマントされた、粗暴ながらもハイエンドなアンティーク/ビンテージピアスです。

Allen Pooyoumaはシルバースミスとして大変長いキャリアを誇り、本作がいつ頃の作品か判断するのは困難ですが、裏の刻印や造形スタイル等からは、1950年代後半~1970年代初頭頃に作られたピースと推測されます。

シンプルな構造ながら、大変な手間暇を必要とする手の込んだシルバーワークによって形作られた作品です。ベースとなっているオーバル型のシルバーは、とても柔らかく美しい立体的な膨らみが施されており、少し粗暴なカッティングですが、細かく動きのあるデザインが施されています。またそれは同時に『シャドーボックス』と呼ばれるスタイルを造形しており、その立体的に造形された「影」の中央にワイルドな【Old Kingman Turquoise】オールドキングマンターコイズがセットされています。またそのドーム型のアールによって柔らかな印象と奥行きが与えられており、作品の上質感を高めています。このような複雑なカッティングワークによるシャドーボックスの造形は、ホピジュエリーとナバホジュエリーの双方に共通した技術が必要とされ、ホピ・ナバホジュエリー双方の技術を習得していた同作者には、とても向いた造形スタイルだったと思われます。
裏側にはAllen Pooyoumaのホールマーク(Ear of Corn)とスターリングシルバー(925シルバー)製であることを表す『STERLING』の刻印が施されています。

マウントされた石は非常に美しい【Old Kingman Turquoise】オールドキングマンターコイズと思われます。柔らかな色相と濃淡のグラデーションを持ち、美しい水色に複雑でタイトなウェブが入るオールドキングマンらしい美しさを見せています。ジェムクオリティを誇り、宝石としても評価できる石であり、もちろん無添加ナチュラルターコイズです。


【Shadowbox】シャドーボックスは、1930年代の後半に確立された技法で、1960年代~1970年代に多く見られた造形です。主にターコイズの外側に空洞を作ることによって深い黒(影)が現れるのが特徴で、それによりターコイズの美しい色や輝きをより際立たせる技法です。巨匠【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ(1913?-1977)も好んだ技法/スタイルの一つであり、現代まで受け継がれています。


【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)は、アリゾナ州ホートビラの生まれで、なんと15歳から父親にシルバースミスとしての技術を教わりました。父親は【Gene Nuvhoyouma】で、叔父にあたるのはホピの大巨匠【Ralph Tawangyawma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)です。
目が悪く第二次世界大戦に徴兵されなかったため、リザベーションでジュエリーの製作を続け、1940年代半ばまではフラッグスタッフの【Doc Williams Saddle & Curio Shop】に作品を供給していたようです。その後は、ツーソンで叔父であるRalph Tawangyawmaと共に働き、高度な技術を身に付けながら独自の造形/デザインを多く作り出しました。 1940年代以前、当時のホピやズニの作品は、多くの才能ある作家により独自性のある作品が作られていましたが、現在の様にナバホジュエリーとの明確なスタイルの違いはなく、そのモチーフや表情の違いが見られる程度でした。Allen Pooyoumaの作品も同様で、キャリア初期の作品はナバホジュエリーに近いものとなっています。
1940年代~1950年代には、1930年代にホピの作家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出されたオーバーレイ技術を早くから取り入れ、同い年の作家【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァや、【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ等と共に、同技術をホピジュエリーのスタイルとして定着させた作家の一人とも言われています。
ただし、Allen Pooyoumaの作品におけるスタイル/作風は、とても多くのバリエーションを持ち、ファイルワークとスタンプワークというナバホの伝統的な技術と、当時は新しい技法であったオーバーレイの技術をうまく組み合わせ、どこか有機的でモチーフの生き生きとした躍動感を生み出すことに長けた作家です。


本作もAllen Pooyoumaの得意とした造形スタイルの一つである、シャドーボックスの造形をメインに形作られた作品。そしてその造形は、宝石としての質と煌めきを見せるターコイズの美しさを最大限に際立たせることにも寄与しています。
また、深淵な美しさを見せるターコイズと共に、インディアンジュエリーの力強さやエスニシティーな魅力も併せ持つ作品であり、多くのスタイルにおいて際立ったアクセントになりえるピアスです。

本作のようにビンテージ作品において、ジェムクオリティーのターコイズがセットされた作品は非常に貴重であり、質の高いターコイズが作り上げるアーシーな表情と味わい深く手の込んだシルバーワークにより、アートピースとしても高く評価される作品。
ホピジュエリーのアイデンティティを築き上げた作家の一人として歴史になお残す【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマの作品であり、素晴らしいターコイズを含め非常にコレクタブルな作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像(7枚)はこちら◆


コンディションも良好です。シルバーに多少のクスミが見られ、ハンドメイド特有の制作上のムラが見られますが、目立ったダメージなどのない状態。ターコイズもクラックやガタツキなどの無い良い状態を保っています。
Size

片方 縦 約2.85㎝   横 約2.25㎝

ターコイズサイズは 15.2㎜×8.9㎜ 程度

Material

Sterling Silver, Old Kingman Turquoise