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JBO005207

【Johnny Mike Begay】Split Band EX Wide Cuff Bracelet c.1965~

【Johnny Mike Begay】Split Band EX Wide Cuff Bracelet c.1965~
129,800 円(税込)
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【Johnny Mike Begay】Split Band EX Wide Cuff Bracelet  c.1965~
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【NAVAJO】ナバホの巨匠【Johnny Mike Begay】ジョニー・マイク・ビゲイの作品で、伝統的な造形の一つである『スプリットバンド/スプリットワイヤー』により構成されたレディースサイズのピース。ビンテージインディアンジュエリーでありながらシンプルでエレガントな表情を持つ、エクストラワイドウィズのアンティーク/ビンテージワイドバングルです。

1960年代後半~1970年代に作られたと思われる作品で、Johnny Mike Begayのキャリアの中でも円熟期に制作されたブレスレットとなります。また、こちらのようなスプリットシャンクによって作り上げられる美しいデザイン/造形は古典期に生まれた造形の一つであり、1930年代には【Fred Peshlakai】フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)も同様の作品を制作しており、ナバホの伝統的スタイルとして受け継がれた造形スタイルとなっています。
それらの中でも、こちらの作者の親族であり師匠と言える【Allen Kee】アレン・キー(1916-1972)と【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ(1913?-1977)によって制作されたピースは歴史的な技術と造形を継承しながらも、大変モダンで美しいジュエリーとして昇華され、アリゾナ州スコッツデールにあったインディアンクラフトショップ【White Hogan】ホワイトホーガンを代表する名作の一つとなっています。

後年に作られた同デザインの多くは、上記のような過去の名作を元にキャスト(鋳物)で成形されたピースが多く見られますが、もちろんこちらの作品では伝統的なスプリットの技術が用いられており、バンド/地金のシルバーを割り開くことで流麗なスプリットバンド/シャンクを形成しています。さらに、ハンマーワークとヤスリでのファイルワーク(削り)によりそれぞれのラインにきれいなアールがもたらされ、美しくなめらかな質感と完成度が与えられています。また、小さいサイズながら70gを超える重厚な作品となっており、薄いシルバーによる同スタイルの作品に比べ、制作難度も高く卓越した技術力が必要とされる造形となっています。
そして、サイド~ターミナルには流麗で洗練されたスタンプワークが施され、内側からハンマーワークによって叩き出す技法によって美しく柔らかな曲面に造形されています。


【Johnny Mike Begay】ジョニー・マイク・ビゲイは、アリゾナ州スティームボードキャニオン付近で生まれたとされ、1933年頃の生まれと思われますが、不明な点の多い作家の一人です。兄にはナバホの非常に高名な作家である【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ(1913?-1977)を持ち、兄からその技術を教授された後、アリゾナ州スコッツデールにあった【White Hogan】ホワイト ホーガンで共に働いていたようです。
ナバホのトラディショナルなスタンプワーク等をメインとした作品も制作したようですが、やはり兄や親族である【Allen Kee】アレン・キー(1916-1972)も得意とした本作の様なスプリットバンドのバングルや、それらを発展させたスタイルを得意としたようで、さらに強いオリジナリティーを持つモダンな作品も散見されます。
1976年、サンタフェインディアンマーケットで賞を受賞した記録が残っており、同年にはシルバージュエリーの制作を引退されているようです。


【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイは、1913年(又は1914年)に生まれ、ナバホの偉大な作家【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイや、ナバホギルドの代表を務めた【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホースからその技術を学び、突出して成熟した技術をもった作家です。
インディアンジュエリーを次のステージに引き上げたKenneth Begayは、『ナバホモダンジュエリーの父』とも呼ばれ、ホピの巨匠【Charles Loloma】チャールズ・ロロマ(1921-1991)も尊敬する作家としてその名前を挙げるほどです。
また、後進の育成にも積極的に携わっており、Allen Keeやこちらの作者であるJohnnie Mike Begay等の親族以外にも多くのシルバースミスを育成したインディアンジュエリー界の偉人です。

【Allen Kee】アレン・キーは、1916年アリゾナ州スティームボードで生まれ、若い時期からシルバースミスとしてのキャリアをスタートさせていたようです。そして、【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)からシルバースミスとしての基礎を学んだ記録が残っており、3つ年上の従兄である【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイからも技術を学び、互いに切磋琢磨して現役当時から有名作家として、さらにはナバホモダンスタイルジュエリーの旗手として活躍しました。
1946年からは、Kenneth Begayと共に【White Hogan】ホワイト ホーガンに創業から所属。その後は、多くの後進も育成したAllen Keeですが、惜しくも1960年代末にはシルバースミスを引退しており、若くして亡くなられています。


【White Hogan】ホワイトホーガンは、1930年代後半に【Fred Wilson's】フレッド・ウィルソンズで働いていた【John Bonnell】がアリゾナ州フラッグスタッフで始めたインディアンクラフトショップで、創業当時からKenneth BegayとAllen Keeの両名とはパートナーシップを持っていました。 1951年には、同州スコッツデールに移転し、有名ショップとなっていきます。 当時の二人が作り上げるジュエリーはシンプルでエレガント、ナバホの武骨で原始的な技術を継承していましたが、非常に新鮮で新しい価値観を持っており、なんと、1950年だけで66本ものアワード受賞リボンを獲得しています。 
そんなセンセーショナルな彼らの活躍によりWhite Hoganが批判の的になることもあったようですが、オーナーであるJohn Bonnellはインディアンシルバースミスをパートナーとして対等に接し、彼らの活躍の礎を築いたようです。


こちらの作品も古典技術を受け継ぎながら、工芸品として限界まで練り上げられており、非常にクリーンで無駄の無い完成度を持つハイエンドな作品。 また、作者の突出した造形センスとオリジナリティが与えられることで伝統工芸品として作られたシルバージュエリーが、ウェアラブルアートとしても評価できる作品へと昇華されているようです。

強い存在感を示すバングルですので、スタイリングの要となり得るアイテムですが、女性の手首に美しく映え、ナチュラルに馴染む為、ラフなスタイルにもドレスにもフィットすると思われます。

今見ても新鮮なデザインは、過去の巨匠が残した遺産ともいうべきもので、こちらの作品もJohnny Mike Begayという巨匠によって制作された史料価値も高いハイエンドなピースです。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも大変良好です。僅かなシルバーのクスミやハンドメイド作品独特の制作上のムラがみられますが、使用感を感じさせず、ダメージやリペアの跡の無いとても良い状態を保っています。
【NAVAJO】ナバホの巨匠【Johnny Mike Begay】ジョニー・マイク・ビゲイの作品で、伝統的な造形の一つである『スプリットバンド/スプリットワイヤー』により構成されたレディースサイズのピース。ビンテージインディアンジュエリーでありながらシンプルでエレガントな表情を持つ、エクストラワイドウィズのアンティーク/ビンテージワイドバングルです。

1960年代後半~1970年代に作られたと思われる作品で、Johnny Mike Begayのキャリアの中でも円熟期に制作されたブレスレットとなります。また、こちらのようなスプリットシャンクによって作り上げられる美しいデザイン/造形は古典期に生まれた造形の一つであり、1930年代には【Fred Peshlakai】フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)も同様の作品を制作しており、ナバホの伝統的スタイルとして受け継がれた造形スタイルとなっています。
それらの中でも、こちらの作者の親族であり師匠と言える【Allen Kee】アレン・キー(1916-1972)と【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ(1913?-1977)によって制作されたピースは歴史的な技術と造形を継承しながらも、大変モダンで美しいジュエリーとして昇華され、アリゾナ州スコッツデールにあったインディアンクラフトショップ【White Hogan】ホワイトホーガンを代表する名作の一つとなっています。

後年に作られた同デザインの多くは、上記のような過去の名作を元にキャスト(鋳物)で成形されたピースが多く見られますが、もちろんこちらの作品では伝統的なスプリットの技術が用いられており、バンド/地金のシルバーを割り開くことで流麗なスプリットバンド/シャンクを形成しています。さらに、ハンマーワークとヤスリでのファイルワーク(削り)によりそれぞれのラインにきれいなアールがもたらされ、美しくなめらかな質感と完成度が与えられています。また、小さいサイズながら70gを超える重厚な作品となっており、薄いシルバーによる同スタイルの作品に比べ、制作難度も高く卓越した技術力が必要とされる造形となっています。
そして、サイド~ターミナルには流麗で洗練されたスタンプワークが施され、内側からハンマーワークによって叩き出す技法によって美しく柔らかな曲面に造形されています。


【Johnny Mike Begay】ジョニー・マイク・ビゲイは、アリゾナ州スティームボードキャニオン付近で生まれたとされ、1933年頃の生まれと思われますが、不明な点の多い作家の一人です。兄にはナバホの非常に高名な作家である【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ(1913?-1977)を持ち、兄からその技術を教授された後、アリゾナ州スコッツデールにあった【White Hogan】ホワイト ホーガンで共に働いていたようです。
ナバホのトラディショナルなスタンプワーク等をメインとした作品も制作したようですが、やはり兄や親族である【Allen Kee】アレン・キー(1916-1972)も得意とした本作の様なスプリットバンドのバングルや、それらを発展させたスタイルを得意としたようで、さらに強いオリジナリティーを持つモダンな作品も散見されます。
1976年、サンタフェインディアンマーケットで賞を受賞した記録が残っており、同年にはシルバージュエリーの制作を引退されているようです。


【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイは、1913年(又は1914年)に生まれ、ナバホの偉大な作家【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイや、ナバホギルドの代表を務めた【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホースからその技術を学び、突出して成熟した技術をもった作家です。
インディアンジュエリーを次のステージに引き上げたKenneth Begayは、『ナバホモダンジュエリーの父』とも呼ばれ、ホピの巨匠【Charles Loloma】チャールズ・ロロマ(1921-1991)も尊敬する作家としてその名前を挙げるほどです。
また、後進の育成にも積極的に携わっており、Allen Keeやこちらの作者であるJohnnie Mike Begay等の親族以外にも多くのシルバースミスを育成したインディアンジュエリー界の偉人です。

【Allen Kee】アレン・キーは、1916年アリゾナ州スティームボードで生まれ、若い時期からシルバースミスとしてのキャリアをスタートさせていたようです。そして、【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)からシルバースミスとしての基礎を学んだ記録が残っており、3つ年上の従兄である【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイからも技術を学び、互いに切磋琢磨して現役当時から有名作家として、さらにはナバホモダンスタイルジュエリーの旗手として活躍しました。
1946年からは、Kenneth Begayと共に【White Hogan】ホワイト ホーガンに創業から所属。その後は、多くの後進も育成したAllen Keeですが、惜しくも1960年代末にはシルバースミスを引退しており、若くして亡くなられています。


【White Hogan】ホワイトホーガンは、1930年代後半に【Fred Wilson's】フレッド・ウィルソンズで働いていた【John Bonnell】がアリゾナ州フラッグスタッフで始めたインディアンクラフトショップで、創業当時からKenneth BegayとAllen Keeの両名とはパートナーシップを持っていました。 1951年には、同州スコッツデールに移転し、有名ショップとなっていきます。 当時の二人が作り上げるジュエリーはシンプルでエレガント、ナバホの武骨で原始的な技術を継承していましたが、非常に新鮮で新しい価値観を持っており、なんと、1950年だけで66本ものアワード受賞リボンを獲得しています。 
そんなセンセーショナルな彼らの活躍によりWhite Hoganが批判の的になることもあったようですが、オーナーであるJohn Bonnellはインディアンシルバースミスをパートナーとして対等に接し、彼らの活躍の礎を築いたようです。


こちらの作品も古典技術を受け継ぎながら、工芸品として限界まで練り上げられており、非常にクリーンで無駄の無い完成度を持つハイエンドな作品。 また、作者の突出した造形センスとオリジナリティが与えられることで伝統工芸品として作られたシルバージュエリーが、ウェアラブルアートとしても評価できる作品へと昇華されているようです。

強い存在感を示すバングルですので、スタイリングの要となり得るアイテムですが、女性の手首に美しく映え、ナチュラルに馴染む為、ラフなスタイルにもドレスにもフィットすると思われます。

今見ても新鮮なデザインは、過去の巨匠が残した遺産ともいうべきもので、こちらの作品もJohnny Mike Begayという巨匠によって制作された史料価値も高いハイエンドなピースです。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも大変良好です。僅かなシルバーのクスミやハンドメイド作品独特の制作上のムラがみられますが、使用感を感じさせず、ダメージやリペアの跡の無いとても良い状態を保っています。
Size

レディースサイズ SM - ML 程度
メンズサイズ XS - S 程度

内径横幅 約52.4㎜    正面幅(高さ) 約62.8㎜
内周 約130㎜    開口部 約25㎜
Inside Measurement 5 1/16inch   opening 1inch 

  ※バングルはサイズ調整可能です。こちらは、メンズのSサイズ以下、女性のSサイズ以上、Lサイズ以下の方であればほとんどの方にフィットすると思います。 ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Silver
        約72.7g