【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、オーセンティックで伝統的なシルバーワークに高さのあるカボションカットターコイズがマウントされた素朴ながら高い完成度を持ったアンティーク/ビンテージリングです。

伝統的に長く作られてきたナバホの造形スタイルであり、スタンプワーク等の制作時期を特定する判断材料に乏しく、正確に制作年代を特定するのは困難ですが、1930年代後半～1950年代頃に制作されたピースと思われます。
華奢なボリューム感の作品ながら質の高いシルバーワークで作り上げられており、シャンク(地金)は3本に割り開かれた『スプリットシャンク』と呼ばれるナバホのトラディショナルな造形となっています。そこにターコイズがセットされることで構成され、石のベゼル(覆輪)の両サイドには単独のスクエアワイヤーを捻ることで作り出したツイステッドワイヤーが施されています。さらに、シャンクとの間にはシルバードロップ/ボールが配されおり、これら全てのディテールが古くから伝わる技術・技法であり、素朴でナチュラルなリングですが、ナバホジュエリーらしい表情とハンドメイドの奥行きも与えられているようです。

セットされた石はビンテージジュエリーに良く馴染んだナチュラルな表情と、少しマットな質感を持ったグリーンターコイズです。柔らかなグリーンに稲妻/ライトニングのように入るブラウンのマトリックスが特徴的な石です。鉱山を特定することは出来ませんが、ナチュラルでアーシーな表情を持っており、渋い質感に仕上げられた本作の良いアクセントになっています。


ナバホジュエリーらしいエスニシティーな魅力と共に、伝統的なシルバーワークによってクラシックな印象が与えられ、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。またそれは、性別やスタイルを問わず多くのスタイルに馴染みやすく、長くご愛用いただけると思われます。

また、アンティークジュエリーの中でもリング/指輪は、着用による劣化や紛失、シルバーのリサイクル等により現存数が少なく、発見するのが難しいコレクタブルなアイテムとなっています。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションは、シルバーのクスミや制作上のムラが見られますが使用感は少なく良好です。
また、ターコイズも艶は失われていますが、グラつきやクラックなどのダメージはなく、ご着用にあたって不安のないコンディションです。