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JRZ073065

【John Gordon Leekity】Zuni Vtg Knifewing Inlay Ring c.1940~

【John Gordon Leekity】Zuni Vtg Knifewing Inlay Ring c.1940~
54,000 円(税込)
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【John Gordon Leekity】Zuni Vtg Knifewing Inlay Ring  c.1940~
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【ZUNI】ズ二の大巨匠【John Gordon Leekity(Leak)】ジョン・ゴードン・リーキティーの作品で、ラウンド型のフェイスに特徴的なナイフウィングモチーフのインレイが施されたピース。トラディショナルなシルバーワークも秀逸なアンティーク/ビンテージリングです。

※こちらは、画像にあるバングル『JBZ072258』と同じデザインスタイルを持ったとても類似した作品ですが、異なった作者による作品となります。
こちらのリングは、John Gordon Leekityにより制作されたもので、上記リンクのバングルは、Dan Simplicioの作品となります。どちらの作家が生み出したスタイルか不明ですが、その差がとても小さい為に近年までどちらもJohn Gordon Leekityの作品と紹介されていました。明確な違いはナイフウイングの頭部の造形で、John Gordon Leekityの方が曲線的な段差を持った三角形を描いており、Dan Simplicioの個体では直線的ではっきりと階段状の段差を持ったデザインとなっています。それ以外には誤差程度の差異となっており、見分けにくい特徴となっています。
販売は2作品セットではなく、それぞれ単体での販売になっておりますのでご注意ください。


1930年代末~1950年代頃の作品と思われ、おそらくインゴット(銀塊)から成形されたシャンクは、フロントが『スプリットシャンク』と呼ばれる伝統的な造形で3本に割り開かれており、フェイスに向けて自然な流れを生み出しています。そして、ラウンド型に造形されたセンターには、ジェット(炭化した木の化石)にターコイズとスパイニーオイスター、そしてマザーオブパール(シェル)をはめ込んだナイフウィングのインレイが施され、ベゼルにはツイステッドワイヤーが配されています。さらにそれらを囲む様にとても小さなシェルコンチョが細かくアップリケ/パッチワークされています。
このようなナイフウイングをモチーフとしたインレイワークは、こちらの作者であるJohn Gordon Leekityか、ズニジュエリーの黎明期に多くの傑作を生みだしたDan Simplicioが生み出したものと考えられており、非常に高い技術を必要とする造形です。同様のスタイルは、【Dexter Cellicion】(1931-1999)や【Ida Vacit Poblano】等の多くの子孫やズニの後進作家に受け継がれていますが、こちらの作品にみられるような素朴なナイフウィングのデザインやジェットをベースとしたインレイの特徴を持つ作品は全てJohn Gordon LeekityかDan Simplicioによる作品と思われます。

ただし、John Gordon Leekityは謎が多くその詳細の明らかになっていない人物であり、当店の推測ではありますが、シルバーワークの多くは、C. G. Wallace Trading Postに所属していた別のシルバースミスが担当していた可能性があります。実際にブレスレットなどでは別の作家のホールマークを持つ作品も残されており、このような合作と言える制作過程は、C. G. Wallace Trading Postで制作された作品においては他にも散見される事例であり珍しくありません。
そのため明確ではありませんが、こちらの作品も【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン(1901-1976)、【Ike Wilson】アイク・ウィルソン(1901-1942)の兄弟や【Billy Hoxie】ビリー・ホクシー、【Charles Begay】チャールズ・ビゲイ(1912-1998)などによるシルバーワークの可能性が考えられ、大変興味深いピースと言えます。


【John Gordon Leekity(Leak)】ジョン・ゴードン・リーキティーは、生年月日などの詳細が伝わっていない謎の多い人物ですが、ズニの多くの作家に影響を与え、突出した技術を持った作家でした。
1975年、長い歴史を持ちズニの作家たちを支え続けたC. G. Wallace Trading Postの経営者である【Charles Garrett Wallace】チャールズ・ガレット・ウォレス(1898-1993) が、その個人コレクションの約半数をアリゾナ州フェニックスのバードミュージアムに寄贈し、残りの一部をSotheby Parke Bernet社のオークションに出品しました。その時のオークションカタログは現在でも多くの研究者やコレクターにとっての第一級の資料となっており、その中にJohn Gordon Leekityの作品がいくつか出品・掲載されています。そして、それらの作品は特別な技術とデザイン、その完成度によって高い評価を受けました。※そのカタログ上では、名前がJohn Gordon Leakと紹介されていたため、その後長く間違ったファミリーネームが伝わることになってしまいます。
近年になってようやく研究が進み、John Gordon Leekityが長距離ランナーとしても高名であり、国を代表して走っていたことや、100マイル(約161キロ)を馬と競うレースに参戦していたことが判明しており、高齢になってからも走ることを続け、セレモニーにおけるダンサーとしても活躍したことが伝わっています。

その作品のスタイルは一貫しており、多くがジェットをベースにした精巧なインレイワークであり、モチーフはナイフウイングの他にはドラゴンフライやアローなどに限定されています。人物像や経歴に謎が多かった為、その作品の多くは高く評価されながら作家としては評価されないままになっていましたが、3人の息子William、Joe、そしてDickのうちWilliamの娘である【Ann Sheyka】や【Curtis Leekity】【Nora Leekity】【Paul Leekity】等、多くの優れた技術を持ちクオリティーの高い作品を残している作家を子孫として排出していることなどからも、そのファミリーの始祖として大きな影響力と基盤を築いたジュエラーとしての偉大さが近年になって見直されています。
【Leekya Deyuse】リーキヤ・デユセ(1889-1966)、【Horace Iule】ホレス・イウレ(1899~1901?-1978)、【Leo Poblano】レオ・ポブラノ(1905-1959)、【Dan Simplicio】ダン・シンプリシオ(1917-1969)等らと並ぶ功績を残した偉大なズニジュエリーを代表する作家の一人です。


【Inlay】インレイ/チャンネルインレイは、古くからズニ族が得意として発展させた技術であり、カットしたターコイズやシェルなどをシルバーにピッタリと嵌め込む螺鈿細工のような技術です。 ナバホのシルバー技術に次ぐ長い伝統のある技術であり、1920年代以降、現在に至るまで多く作られましたが、そのモチーフはサンダーバード、ナイフウイング、レインボーマン、サンフェイス等、とても多様なモチーフが見られます。【C. G. Wallace INDIAN TRADER】C.G.ウォレスインディアントレーダー等有力なトレーダーの元では、ナバホのシルバースミスがシルバーワークを担当し、そこにズニのシルバースミスがインレイワークを施した共作品なども作られてます。
また、現在ではインレイ技法で作られた多くのジュエリーがキャストによる量産品(石をはめ込むだけ)となってしまいましたが、こちらはすべてがハンドメイドで成形されています。


【Knifewing】はズニ族のナイフの翼を持った戦争の神/精霊として考えられ、【Rainbow Man】と共にズニジュエリーのモチーフとしても広く知られています。


ナバホの伝統的でとても丁寧なシルバーワークをベースにズニ独特の美しい色彩感覚を感じさせるインレイワークが映えるリングであり、ビンテージスタイルに良く馴染む印象を持っています。そしてこのような組み合わせや作者の独自性による完成度は素晴らしく、どこか品位も感じさせ、精巧なインレイやバランスの良いボリューム感等、さりげない印象もあって性別を問わず多くのスタイルにおいて効果的なポイントに成りえるピースです。

また、ズニ独特の世界観を持ったインレイのジュエリーは、キャッチーな印象とハンドメイドによるリラックス感があります。 中でも遊び心を感じる動物や精霊をメインとしたモチーフの『図案化』には、元々農耕民族として自然の存在を重んじるアニミズムの思想を持つ日本人にも共通した価値観や美意識を感じることができます。

ビンテージインディアンジュエリー独特の味わいと、John Gordon Leekityという偉大な作家による独自性を持つ作品であり、非常にコレクタブルで史料価値も高いアンティークジュエリーです。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションは、ハンドメイド作品特有の制作ムラ等が見られ、フェイス部分の石が全体に僅かに動きますが、極わずかなものであり着用に不安のない状態です。その他、ダメージやリペア跡など無くとても良好な状態を保っています。
【ZUNI】ズ二の大巨匠【John Gordon Leekity(Leak)】ジョン・ゴードン・リーキティーの作品で、ラウンド型のフェイスに特徴的なナイフウィングモチーフのインレイが施されたピース。トラディショナルなシルバーワークも秀逸なアンティーク/ビンテージリングです。

※こちらは、画像にあるバングル『JBZ072258』と同じデザインスタイルを持ったとても類似した作品ですが、異なった作者による作品となります。
こちらのリングは、John Gordon Leekityにより制作されたもので、上記リンクのバングルは、Dan Simplicioの作品となります。どちらの作家が生み出したスタイルか不明ですが、その差がとても小さい為に近年までどちらもJohn Gordon Leekityの作品と紹介されていました。明確な違いはナイフウイングの頭部の造形で、John Gordon Leekityの方が曲線的な段差を持った三角形を描いており、Dan Simplicioの個体では直線的ではっきりと階段状の段差を持ったデザインとなっています。それ以外には誤差程度の差異となっており、見分けにくい特徴となっています。
販売は2作品セットではなく、それぞれ単体での販売になっておりますのでご注意ください。


1930年代末~1950年代頃の作品と思われ、おそらくインゴット(銀塊)から成形されたシャンクは、フロントが『スプリットシャンク』と呼ばれる伝統的な造形で3本に割り開かれており、フェイスに向けて自然な流れを生み出しています。そして、ラウンド型に造形されたセンターには、ジェット(炭化した木の化石)にターコイズとスパイニーオイスター、そしてマザーオブパール(シェル)をはめ込んだナイフウィングのインレイが施され、ベゼルにはツイステッドワイヤーが配されています。さらにそれらを囲む様にとても小さなシェルコンチョが細かくアップリケ/パッチワークされています。
このようなナイフウイングをモチーフとしたインレイワークは、こちらの作者であるJohn Gordon Leekityか、ズニジュエリーの黎明期に多くの傑作を生みだしたDan Simplicioが生み出したものと考えられており、非常に高い技術を必要とする造形です。同様のスタイルは、【Dexter Cellicion】(1931-1999)や【Ida Vacit Poblano】等の多くの子孫やズニの後進作家に受け継がれていますが、こちらの作品にみられるような素朴なナイフウィングのデザインやジェットをベースとしたインレイの特徴を持つ作品は全てJohn Gordon LeekityかDan Simplicioによる作品と思われます。

ただし、John Gordon Leekityは謎が多くその詳細の明らかになっていない人物であり、当店の推測ではありますが、シルバーワークの多くは、C. G. Wallace Trading Postに所属していた別のシルバースミスが担当していた可能性があります。実際にブレスレットなどでは別の作家のホールマークを持つ作品も残されており、このような合作と言える制作過程は、C. G. Wallace Trading Postで制作された作品においては他にも散見される事例であり珍しくありません。
そのため明確ではありませんが、こちらの作品も【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン(1901-1976)、【Ike Wilson】アイク・ウィルソン(1901-1942)の兄弟や【Billy Hoxie】ビリー・ホクシー、【Charles Begay】チャールズ・ビゲイ(1912-1998)などによるシルバーワークの可能性が考えられ、大変興味深いピースと言えます。


【John Gordon Leekity(Leak)】ジョン・ゴードン・リーキティーは、生年月日などの詳細が伝わっていない謎の多い人物ですが、ズニの多くの作家に影響を与え、突出した技術を持った作家でした。
1975年、長い歴史を持ちズニの作家たちを支え続けたC. G. Wallace Trading Postの経営者である【Charles Garrett Wallace】チャールズ・ガレット・ウォレス(1898-1993) が、その個人コレクションの約半数をアリゾナ州フェニックスのバードミュージアムに寄贈し、残りの一部をSotheby Parke Bernet社のオークションに出品しました。その時のオークションカタログは現在でも多くの研究者やコレクターにとっての第一級の資料となっており、その中にJohn Gordon Leekityの作品がいくつか出品・掲載されています。そして、それらの作品は特別な技術とデザイン、その完成度によって高い評価を受けました。※そのカタログ上では、名前がJohn Gordon Leakと紹介されていたため、その後長く間違ったファミリーネームが伝わることになってしまいます。
近年になってようやく研究が進み、John Gordon Leekityが長距離ランナーとしても高名であり、国を代表して走っていたことや、100マイル(約161キロ)を馬と競うレースに参戦していたことが判明しており、高齢になってからも走ることを続け、セレモニーにおけるダンサーとしても活躍したことが伝わっています。

その作品のスタイルは一貫しており、多くがジェットをベースにした精巧なインレイワークであり、モチーフはナイフウイングの他にはドラゴンフライやアローなどに限定されています。人物像や経歴に謎が多かった為、その作品の多くは高く評価されながら作家としては評価されないままになっていましたが、3人の息子William、Joe、そしてDickのうちWilliamの娘である【Ann Sheyka】や【Curtis Leekity】【Nora Leekity】【Paul Leekity】等、多くの優れた技術を持ちクオリティーの高い作品を残している作家を子孫として排出していることなどからも、そのファミリーの始祖として大きな影響力と基盤を築いたジュエラーとしての偉大さが近年になって見直されています。
【Leekya Deyuse】リーキヤ・デユセ(1889-1966)、【Horace Iule】ホレス・イウレ(1899~1901?-1978)、【Leo Poblano】レオ・ポブラノ(1905-1959)、【Dan Simplicio】ダン・シンプリシオ(1917-1969)等らと並ぶ功績を残した偉大なズニジュエリーを代表する作家の一人です。


【Inlay】インレイ/チャンネルインレイは、古くからズニ族が得意として発展させた技術であり、カットしたターコイズやシェルなどをシルバーにピッタリと嵌め込む螺鈿細工のような技術です。 ナバホのシルバー技術に次ぐ長い伝統のある技術であり、1920年代以降、現在に至るまで多く作られましたが、そのモチーフはサンダーバード、ナイフウイング、レインボーマン、サンフェイス等、とても多様なモチーフが見られます。【C. G. Wallace INDIAN TRADER】C.G.ウォレスインディアントレーダー等有力なトレーダーの元では、ナバホのシルバースミスがシルバーワークを担当し、そこにズニのシルバースミスがインレイワークを施した共作品なども作られてます。
また、現在ではインレイ技法で作られた多くのジュエリーがキャストによる量産品(石をはめ込むだけ)となってしまいましたが、こちらはすべてがハンドメイドで成形されています。


【Knifewing】はズニ族のナイフの翼を持った戦争の神/精霊として考えられ、【Rainbow Man】と共にズニジュエリーのモチーフとしても広く知られています。


ナバホの伝統的でとても丁寧なシルバーワークをベースにズニ独特の美しい色彩感覚を感じさせるインレイワークが映えるリングであり、ビンテージスタイルに良く馴染む印象を持っています。そしてこのような組み合わせや作者の独自性による完成度は素晴らしく、どこか品位も感じさせ、精巧なインレイやバランスの良いボリューム感等、さりげない印象もあって性別を問わず多くのスタイルにおいて効果的なポイントに成りえるピースです。

また、ズニ独特の世界観を持ったインレイのジュエリーは、キャッチーな印象とハンドメイドによるリラックス感があります。 中でも遊び心を感じる動物や精霊をメインとしたモチーフの『図案化』には、元々農耕民族として自然の存在を重んじるアニミズムの思想を持つ日本人にも共通した価値観や美意識を感じることができます。

ビンテージインディアンジュエリー独特の味わいと、John Gordon Leekityという偉大な作家による独自性を持つ作品であり、非常にコレクタブルで史料価値も高いアンティークジュエリーです。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションは、ハンドメイド作品特有の制作ムラ等が見られ、フェイス部分の石が全体に僅かに動きますが、極わずかなものであり着用に不安のない状態です。その他、ダメージやリペア跡など無くとても良好な状態を保っています。
Size

日本規格 約 16~16.5号   円周 約 56.9㎜   us 8
正面幅 約 26.0㎜

Material

Silver, Jet, Turquoise, Spiny Oyster, Shell