HOME > 商品詳細ページ

  • NEW
ITEM CODE:
JNO013639

【UITA10】 Atq Navajo Human Shaped Pendant Necklace c.1930~

【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリーで、1930年代~1950年代当時、多くのインディアン居留地が点在するアメリカ中西部でインディアンクラフト等を扱うトレーダー(トレーディングポスト)によって組織された【United Indian Trader's Association】(UITA)に参加していたことを表す『UITA10』のホールマークを持つ作品です。
ヒューマン/人間か、ナバホの精霊【Yei】イェイをモチーフにしたピースで、キャッチーで楽し気な雰囲気を持ったトップです。それを当店でディアスキンレザーレースにセットしたアンティーク/ビンテージネックレスです。

1930年代~40年代に作られたピースと思われ、【UITA10】の末尾の数字『10』から、Shonto(アリゾナ州北部の町)にあったトレーディングポストと推測されます。UITAでは、それぞれのトレーダー(ショップ)ごとにナンバーを割り振っており、いくつかのナンバーはそのトレーダーが判明していますが、ほとんどの資料は火災により焼失しており、いまだ不明となっているナンバーも多く存在し、こちらの作品に刻まれる『10』も明確になっていないナンバーの一つです。
また、当時のトレーディングポストにはナバホをはじめ沢山の部族のシルバースミスが作品を供給していたため、こちらのようなUITAの作品では作者の部族を断定することは出来ませんが、造形スタイルやトレーディングポストの所在地である程度推測することが出来、こちらの作品はナバホのシルバースミスによる作品と思われます。

独特のシェイプにカットされ、その素朴な造形/デザインから、おそらくヒューマンのモチーフと思われますが、精霊イェイをモチーフにしている可能性も考えられます。ハンドカッティングで切り出されたシェイプは、スクエアな顔を含め全身が直線的に表現されています。それはレゴブロックの人形のような可愛さと不思議な魅力を持っています。また、顔などの細かな部分はスタンプワークによって描き出されており、胸の部分にはターコイズがセットされています。ベースのシルバーは薄く仕上げられていますが、インゴットシルバー(銀塊)からハンマーで成形されていると思われ、ベゼルもベゼルカップと呼ばれる量産品ではなく、ハンマーメイド(ハンドメイド)によるシルバーワークで成形されています。
レザーレースは当店で新しく用意したディアスキン/鹿革(レザーレース・ビーズ共に付属)、 長さは自由に変更可能で、最大で90㎝程度のレザーレースにより他のネックレスとのレイヤードにも向いた作品と思われます。


【the United Indian Trader's Association】(以下UITA)は1931年に組織され、C. G. WallaceやGARDEN OF THE GODS TRADING POST、Tobe Turpen等をはじめ、最終的には75のトレーディングポスト/インディアンアートトレーダーが加盟する組織となりました。
UITAが組織された目的は、BELL TRADING POSTやMaisel's等のManufacturersと呼ばれるインディアン工芸品の分業化や量産化を推し進めたメーカー(マスプロ)に対抗するためで、伝統的な製法や材料、一つの作品を一人のシルバースミスが全行程を通して制作するという体制等を守ることなどを規定し、上記のマスプロ品との差別化を計ることでした。
当時、サウスウエスト地方の観光の隆盛に伴ってスーベニア産業もその需要に応えるため、多くのショップやメーカーが生まれました。それらは元々トレーディングポストとして運営されていましたが、やがて多くのインディアンを雇い入れるMaisel'sやBell等のメーカーも創業されることになります。初期の1910年代~20年代までは、双方の作品には製法やデザインに大きな差がありませんでした。 しかし、後者のメーカーは1930年代に入ると工房で多くのインディアンに同時制作させることにより分業化や機械化をはじめ、少しずつ伝統的な製法や作品の味わいは失われていきました。
また、それらのメーカーの生産する作品の多くはクリエイティブな作家を要するトレーディングポストで生まれた作品の模倣も多く、NAVAJO GUILDの作品やGARDEN OF THE GODS TRADING POSTに所属したAwa Tsirehのデザイン、VAUGHN'S Indian Storeの作品等は多くの模倣品が作られています。
特にこれらの模倣作品はこちらのようなピンブローチが多く、UITAの作品はブレスレットやコンチョベルト等すべてのアイテムに見つけることが出来ますが、ピンブローチに比較的多く刻印されている傾向があるのは、模倣品との明確な区別を促すためだったのではないかと推測されます。

また、UITAではそれぞれのトレーダー(ショップ)ごとにナンバーを割り振っており、『UITA』の末尾にそれぞれのナンバーが刻印されています。それらの内、いくつかのナンバーはそのトレーダーが判明していますが、いまだ不明となっているナンバーも多く存在しています。
『1』 = 【Gallup Mercantile】 ギャラップ マーカンタイル
『2』 = 【C. G. Wallace INDIAN TRADER】C.G.ウォレスインディアントレーダー
『12』 = 【Packards Indian Trading】パッカーズインディアントレーディング
『21』 = 【SOUTHWEST ARTS&CRAFTS/Ganscraft】サウスウエスト アーツアンドクラフト
等々・・・

前述の通りUITAの『10』は、アリゾナ州北部のショントにあったトレーディングポストであったことが推測されていますが、明確になっていません。しかし、同じUITA10のホールマークを持つ作品は幾つか発見されており、アニマルモチーフのペンダントトップが多い様に感じられます。
また、UITAの刻印が入ると云うことは、その製法や材料等について厳しい条件をクリアしていることを表しています。


また、こちらの作品においてもハンドメイドらしい粗暴な部分は見られますが、それらのハンドメイド特有の『ムラ』が、キャッチーなデザインに味わいと風格のある印象をもたらしているようです。

また、小さすぎないサイズ感とシンプルなデザインの可愛い印象は女性に向いたネックレスですが、男性向けのアクセサリーにとって重要な要素である『ギャップ』と『遊び心』を与えてくれるアイテムであり、さり気なくスタイルに奥行きをもたらすことができると思われますので、男性にもお使いいただきたい作品です。
また、レザーレースは長さの調整幅が大きく、小さなサイズ感もこなれた印象があり性別やスタイルを問わず使いやすいネックレスだと思われます。

また、現在も明確になっていない【UITA 10】の刻印された作品であり、アンティーク作品としてインディアンジュエリーの歴史的な資料価値も高いピースです。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


コンディションはシルバーに僅かなクスミや制作時のムラは見られますが、使用感は少なく良好。ターコイズも良い状態を保っています。
PRICE:
32,400 円(税込)
SIZE:
縦 約4.2㎝(バチカンを含む)   横 約2.4㎝   
レザーレースは最大で90.0㎝程度
MATERIAL:
Silver, Unknown Turquoise, Leather Lace (Deer Skin)
SOLD OUT
HOMEへ
このページのTOPへ