【NAVAJO】ナバホのビンテージジュエリー、高いクオリティーを持つベンチメイドビーズで構成された大変重厚で美しくモダンな印象を持ったビンテージスカッシュブロッサムナジャネックレスです。
1960年代前後の作品と思われ、ターコイズが付かないシンプルでクリーンな造形。トップはサンドキャストで成形された美しいナジャです。
ビンテージのピースのため、現在ではほとんど見ることが出来ないベンチメイド(ハンドメイド)による重厚なシルバービーズや、丁寧に仕上げられたスカッシュブロッサムなど、確かな技術と高いセンスを感じることのできる作品です。こちらのような完全なハンドメイドのビーズは、材料の加工からの全ての工程を手作業により作り上げられており、コンチョを作るような手法で半球体を制作し、それらを二つロウ付けすることでビーズに成形しています。
シルバービーズとナジャを合わせた総重量は<約237g>と大変重く、ハイエンドなベンチメイド(ハンドメイド)ビーズは美しく、なめらかで上質感のある質感に仕上げられています。
トップのナジャも非常に重厚に作られており、トライアングル型の断面を持ち、先端は独特な剣菱の様なシェイプに造形されています。さらにライン模様が刻まれ、インディアンジュエリーらしいさり気ないディテールながら、洗練された印象を作りセンスの良さを感じさせます。また、裏面に配されたバチカンはフックタイプになっており、他のネックレスに付け替えも可能です。
ホールマーク(作者のサイン)などが見られず作者は不明ですが、このようなナジャの造形やクリーンでモダンなデザインとシルバーワークのクオリティーは、ナバホギルドの代表を務めた巨匠【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)を想起させます。
【Naja】ナジャはもともと馬蹄をもとにしたデザインですが、インディアンアートにおいては子宮を表すモチーフとして用いられ、大地や自然と子孫繁栄、それに女性を称賛する意味合いが込められているそうです。
また、【Squash Blossom】スクワッシュブロッサムは『豊穣』を表すかぼちゃの花(本当は石榴の花)です。 こちらは花弁が3枚にデザインされています。
ナジャトップは迫力のあるサイズですが、全てを含めたボリューム感は程よくネックレスとしても61.5㎝程度とそれほど長くありません。そのため多くのスタイルにフィットすると思われ、性別を問わずお使いいただけます。女性ではロングネックレスとして、男性の場合でも女性とは違った印象ながら十分な長さがあります。またターコイズが付かず、シェイプなどは1900年代初頭のミニマムで素朴なスタイルを踏襲しており、さり気なく多くのスタイルに馴染みやすいネックレスです。
非常に素晴らしいシルバーワークの質とセンスを感じさせる造形美により、エレガントな印象も与える秀逸な作品です。大変ハイエンドなアンティークピースであり、アメリカ国内でも市場に出にくく、なかなか出会うことのできないジュエリーの一つです。
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コンディションも良好です。シルバーには多少のクスミ等が見られますが、特にダメージは無く、良好なコンディションだと思います。ビーズワイヤー(フォックステイルワイヤー/チェーン)は当店で交換済みです。