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JBH001988

【Victor Coochwytewa】 Hopi Overlay Cuff Bracelet c.1960 1

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0 円(税込)
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【Hopi】ホピの巨匠【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)による作品で、ホピ族によるオーバーレイ技法黎明期のピース。高名な作者というだけでなく素朴ながら実際には非常に特殊な造形を持ち、現在では見られない特徴と洗練された完成度を持つアンティーク/ビンテージバングルです。

※こちらは、画像にある『JBH001989』と同じ作者による同デザイン/造形のピースであり、元々2本セットで発見されたアンティークジュエリーです。販売は2作品セットではなく、それぞれ単体での販売になっております。

ホールマーク(作者のサイン)や造形スタイルなどから1960年代頃の作品と思われ、大胆なカッティングでシンプルながら力強い印象を与えます。フロントには『S』の様な紋様が象徴的に配され、サイドにはファイルワークによるライン模様が刻まれ、さらにオーバーレイによる力強い幾何学模様が施されています。
独特の紋様が描き出されたバンド(地金)は、柔らかなアールがつけられ立体的で美しい曲線・曲面が与えられていますが、これはハンマーワークによるものではありません。正確な製法は不明ですが、ベースの薄いシルバープレートにとても分厚いプレートがオーバーレイされており、ハンマーワークや中空構造(ホロースタイル)ではなく削ることでアールが形成されているようです。古い作品では、ハンマーワークによって同様のアールがつけられた作品は散見されますが、このようなディテールは古い作品を含め、他に類を見ない造形であり、非常に珍しく同作者ならではの実験的な試みを含んだディテールかと思われます。
また、現代のオーバーレイ作品に見られるようなベースのシルバーへのスタンプによるテクスチャーはまだ施されておらず、シルバーのプレート自体も既製の材料ではなく、インゴットシルバー(銀塊)から成形されたものではないかと推測されます。


【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで立体的に絵柄を浮き出させる技法です。スタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。
1930年代にホピの作家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出された技術で、40年代~50年代【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や同い年の作家【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)、そしてこちらの作者である【Victor Coochwytewa】等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。


【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワは1922年生まれで、クラン(ホピ特有の氏族)は『Waterhouse』、アリゾナ州北東部のションゴポーヴィで育ちました。ホピにおけるオーバーレイ技法の生みの親でもある【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)からシルバースミスとしての技術を教わり、1941年頃にはウィンズローのフレッド・ハービー社で働いていた記録が残っています。その後、第二次世界大戦に従軍し1946年からフォートウィンゲートインディアンスクールでレザークラフトとシルバー彫金のクラスを受講したようです。1950年代には【Hopi SilverCraft Guild】ホピシルバークラフトギルド(通称ホピギルド)のメンバーとして制作を続け、この頃から後進の指導などにも携わっていました。
また同氏は、自身のシルバー技術を高めるために前述の様にレザーワーク等を習得したり、金やダイヤモンドをオーバーレイのデザインに落とし込む技術もスコッツデールのジュエリーデザイナーに教わることで身に付けるなど、生涯を通して新しい取り組み、ジュエリーの可能性を模索し続けました。
独自の造形/デザインと共にオーバーレイ技術を初期に取り入れ、ホピのスタイルとして定着させた作家の一人でもあり、ダイヤモンドを取り入れた最初の作家としても知られています。とても長いキャリアの中で自身の作品を常に進化させ、ホピらしい感性と独特のセンスを感じさせる傑作を多く残しています。
1994年には、Arizona Indian Living Treasure Award(アリゾナ州人間州宝)に認定され、現在では大英博物館でもその作品が展示されています。2000年代に入ってからも精力的に新しいジュエリーを制作しておられましたが、2011年に亡くなっています。

1950年代の作品では、個人のホールマークと共にホピギルドの刻印が入り、1960年代の作品は個人のホールマークのみとなっています。1970年代後半頃からは、現在も素晴らしいジュエリーを展示するセドナのギャラリー【Kopavi Gallery】の為に多くの作品を制作し、同店のショップマークがホールマークと共に施されています。


こちらの作品も重ねるシルバーに厚いものを使うことで、オーバーレイの特徴を最大限に活かす深い紋様の影を作り出し、洗練されたシンプルなデザインに強い独自性と彫刻の様な奥行きが与えられています。
これらの上質感や作者の美意識を宿す造形美は、多くのスタイルでさりげなくも効果的なアクセントになってくれると思われ、少しフォーマルなスタイルでもその品位を落としません。

高度な彫金技術により仕上げられ、大変美しくクリーンでアートピースとしても素晴らしい存在感を持ったデザイン/造形のバングルです。 オーバーレイ技術黎明期でありながら、すでに高い完成度を誇るVictor Coochwytewaによる、何気ないデザイン/造形ながら大変なスペシャリティーを持ったハイエンドなピースであり、史料価値も非常に高い作品です。

◆着用サンプル画像(7枚)はこちら◆


コンディションは多少の使用感と細かなキズは見られますが、ダメージやリペアの跡などはなく、とても良好な状態を保っています。


こちらの価格につきましてはお問い合わせください。
お手数ですが、お問い合わせ作品名・アイテムコード・氏名・住所・電話番号・メールアドレスを必ずご記載下さいますようお願いいたします。  →お問合せはこちら
【Hopi】ホピの巨匠【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)による作品で、ホピ族によるオーバーレイ技法黎明期のピース。高名な作者というだけでなく素朴ながら実際には非常に特殊な造形を持ち、現在では見られない特徴と洗練された完成度を持つアンティーク/ビンテージバングルです。

※こちらは、画像にある『JBH001989』と同じ作者による同デザイン/造形のピースであり、元々2本セットで発見されたアンティークジュエリーです。販売は2作品セットではなく、それぞれ単体での販売になっております。

ホールマーク(作者のサイン)や造形スタイルなどから1960年代頃の作品と思われ、大胆なカッティングでシンプルながら力強い印象を与えます。フロントには『S』の様な紋様が象徴的に配され、サイドにはファイルワークによるライン模様が刻まれ、さらにオーバーレイによる力強い幾何学模様が施されています。
独特の紋様が描き出されたバンド(地金)は、柔らかなアールがつけられ立体的で美しい曲線・曲面が与えられていますが、これはハンマーワークによるものではありません。正確な製法は不明ですが、ベースの薄いシルバープレートにとても分厚いプレートがオーバーレイされており、ハンマーワークや中空構造(ホロースタイル)ではなく削ることでアールが形成されているようです。古い作品では、ハンマーワークによって同様のアールがつけられた作品は散見されますが、このようなディテールは古い作品を含め、他に類を見ない造形であり、非常に珍しく同作者ならではの実験的な試みを含んだディテールかと思われます。
また、現代のオーバーレイ作品に見られるようなベースのシルバーへのスタンプによるテクスチャーはまだ施されておらず、シルバーのプレート自体も既製の材料ではなく、インゴットシルバー(銀塊)から成形されたものではないかと推測されます。


【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで立体的に絵柄を浮き出させる技法です。スタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。
1930年代にホピの作家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出された技術で、40年代~50年代【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や同い年の作家【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)、そしてこちらの作者である【Victor Coochwytewa】等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。


【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワは1922年生まれで、クラン(ホピ特有の氏族)は『Waterhouse』、アリゾナ州北東部のションゴポーヴィで育ちました。ホピにおけるオーバーレイ技法の生みの親でもある【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)からシルバースミスとしての技術を教わり、1941年頃にはウィンズローのフレッド・ハービー社で働いていた記録が残っています。その後、第二次世界大戦に従軍し1946年からフォートウィンゲートインディアンスクールでレザークラフトとシルバー彫金のクラスを受講したようです。1950年代には【Hopi SilverCraft Guild】ホピシルバークラフトギルド(通称ホピギルド)のメンバーとして制作を続け、この頃から後進の指導などにも携わっていました。
また同氏は、自身のシルバー技術を高めるために前述の様にレザーワーク等を習得したり、金やダイヤモンドをオーバーレイのデザインに落とし込む技術もスコッツデールのジュエリーデザイナーに教わることで身に付けるなど、生涯を通して新しい取り組み、ジュエリーの可能性を模索し続けました。
独自の造形/デザインと共にオーバーレイ技術を初期に取り入れ、ホピのスタイルとして定着させた作家の一人でもあり、ダイヤモンドを取り入れた最初の作家としても知られています。とても長いキャリアの中で自身の作品を常に進化させ、ホピらしい感性と独特のセンスを感じさせる傑作を多く残しています。
1994年には、Arizona Indian Living Treasure Award(アリゾナ州人間州宝)に認定され、現在では大英博物館でもその作品が展示されています。2000年代に入ってからも精力的に新しいジュエリーを制作しておられましたが、2011年に亡くなっています。

1950年代の作品では、個人のホールマークと共にホピギルドの刻印が入り、1960年代の作品は個人のホールマークのみとなっています。1970年代後半頃からは、現在も素晴らしいジュエリーを展示するセドナのギャラリー【Kopavi Gallery】の為に多くの作品を制作し、同店のショップマークがホールマークと共に施されています。


こちらの作品も重ねるシルバーに厚いものを使うことで、オーバーレイの特徴を最大限に活かす深い紋様の影を作り出し、洗練されたシンプルなデザインに強い独自性と彫刻の様な奥行きが与えられています。
これらの上質感や作者の美意識を宿す造形美は、多くのスタイルでさりげなくも効果的なアクセントになってくれると思われ、少しフォーマルなスタイルでもその品位を落としません。

高度な彫金技術により仕上げられ、大変美しくクリーンでアートピースとしても素晴らしい存在感を持ったデザイン/造形のバングルです。 オーバーレイ技術黎明期でありながら、すでに高い完成度を誇るVictor Coochwytewaによる、何気ないデザイン/造形ながら大変なスペシャリティーを持ったハイエンドなピースであり、史料価値も非常に高い作品です。

◆着用サンプル画像(7枚)はこちら◆


コンディションは多少の使用感と細かなキズは見られますが、ダメージやリペアの跡などはなく、とても良好な状態を保っています。


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お手数ですが、お問い合わせ作品名・アイテムコード・氏名・住所・電話番号・メールアドレスを必ずご記載下さいますようお願いいたします。  →お問合せはこちら
Size

メンズサイズ M - L 程度。

内径最大幅 約59.7㎜    正面幅(高さ) 約13.9㎜
内周 約133㎜    開口部 約33㎜
Inside Measurement 5 1/4inch   opening 1 5/16 inch 

  ※バングルはサイズ調整可能です。SMサイズ以上、XLサイズ以下の男性であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Silver