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JBO002339

Vintage Filed & Stamped Ingot Silver Cuff Bracelet c.1940~

【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、インゴット(銀塊)から成形された重厚なバンド/地金に、トラディショナルなスタンプワークのみで構成された作品。ホールマークの入らない作品ですが、その洗練された造形スタイルやスタンプ、シルバーワークのクオリティーなどから、多くの傑作を残している組織【The Navajo Arts & Crafts Guild】 (NACG) 通称ナバホギルドのピースと推測されるアンティーク/ビンテージバングルです。

1940年代~50年代製と思われる大変シンプルでクリーンな美しい造形の作品。インゴット(銀塊)から、ハンマーによるパウンティング(鍛造)によって成形された地金は、とても硬くなめらかな肌に仕上げられています。センターには三角形のスタンプを上下に規則的に刻むことでダイヤモンド型ラインが形成されています。さらに、エッジにはファイルワークと言うヤスリで削る技術によって溝が彫り込まれ、そこに丁寧なチゼルワークと呼ばれるスタンプが刻まれています。大変シンプルながらとても手が込んでおり、素晴らしい完成度とデザインセンスを持つ作品です。
またそれらは、1910年代以前の作品を意識したデザイン/造形をベースとしており、【NAVAJO GUILD】ナバホギルドらしい伝統的な製法やデザインを重視した回顧主義的な価値観を持って制作されたピースであることを表し、その完成度は高い技術を持つ作者を想起させます。

また、こちらはホールマーク等の刻印がなく、作者等を特定することはできませんが、おそらくナバホギルドが【Horned Moon】と呼ばれるホールマークを使用し始める1940年代後半までに作られたものと推測されます。


【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドは【The United Indian Trader’s Association】(UITA)等と共にインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等のために現地トレーディングポストや作家たちの手によって組織されました。
中でもナバホギルドは、UITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、大巨匠であるナバホのシルバースミス【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が代表を務め、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的に1941年にギルドとして発足しました。
ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベース(地金)に、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、洗練された美しい作品が多く制作されました。ターコイズがセットされた作品がとても少ないことも特徴です。

また、もう一つのナバホギルドが持つ特徴はその構成メンバーです。当時から有名で最高の技術を究めた作家が名を連ねています。 【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ、【Mark Chee】マーク・チー、【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン、【Allan Kee】アレン・キー、【Ivan Kee】アイバン・キー、【Jack Adakai】ジャック・アダカイ、【Billy Goodluck】ビリー・グッドラック等、さらに、ホピ族の【Louis Lomay】ルイス・ロメイもナバホギルドのメンバーだったようです。
さらに特筆すべきは、これだけ有名作家が揃っていながら【NAVAJO GUILD】のジュエリーとして制作されるものは、個人の署名(ホールマーク)が認められていませんでした。そのため共通して、【NAVAJO】の文字と【Horned Moon】と呼ばれるホールマークが刻印されています。

こちらの作品はホールマークなどが全く入らないため、明確な作者を特定することはできませんが、デザイン/造形スタイルやスタンプなどは、【Ambrose Roanhorse】やコンテンポラリーナバホジュエリーの父と呼ばれる【Kenneth Begay】の作品を想起させるピースです。
ナバホギルドの代表を務めた【Ambrose Roanhorse】は後進の育成にも熱心な作家で、1930年代からサンタフェのインディアンスクールで彫金技術のクラスを受け持っており、多くの教え子を持っていました。 サードジェネレーションと呼ばれる第3世代の作家ですが、さらに古い年代の伝統を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えた人物です。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


こちらのピースも非常にシンプルでクリーンなデザインながら、古い技術を重視して作られており、ビンテージインディアンジュエリー独特の男っぽく骨太な印象を持った作品。 伝統を踏襲しながら構築的で高い完成度を持った作品であり、資料価値も高くコレクターの手を離れることの少ない貴重なピース。
また、力強い武骨さだけでなく洗練された無駄のないデザインは長くご愛用いただける印象です。

その完成度は練り上げられた工芸品としての美しさや悠然とした佇まいを持ち、コレクションとしても十分にその価値を感じることのできる作品だと思われます。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤


コンディションは僅かな小キズ等は見られますが、使用感の少ないとても良好なコンディションです。
PRICE:
148,000 円(税込)
SIZE:
メンズサイズ L - XXL 程度。

内径最大幅 約62.1㎜    正面幅(高さ) 約26.4㎜
内周 約146㎜    開口部 約28㎜
Inside Measurement 5 3/4inch   opening 1 1/8inch 

  ※バングルはサイズ調整可能です。MLサイズ以上、XXLサイズ以下の男性であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。
MATERIAL:
Ingot Silver
        約48.0g
SOLD OUT
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