【NAVAJO】ナバホのビンテージジュエリー、サンドキャストで成形されたエッジーで威厳のある雰囲気が印象的なクロストップのアンティーク/ビンテージネックレスです。
同じようにサンドキャストで作られたクロストップの作品は、1970年代以降にも多く制作され、ナバホのオーセンティックなスタイルの一つとなっていますが、こちらのピースは、1950年代~1960年代前半頃に作られた作品と思われます。
トラディショナルでシンプルなクロスはトライアングルの断面を持ち、センター部分がバーストデザインに造形されています。独特のシェイプはキャスト(鋳物)によって成形されていますが、細部は鑢(ヤスリ)で削り出して仕上げられており、美しいエッジがもたらされています。クロスデザインとしてもクラシックなイメージのデザイン/造形ですが、シルバーの質感やシルバーワークによって醸し出される表情は、インディアンジュエリーらしさを感じさせます。
シルバーチェーンは新しいものですが、独自にアンティーク加工を施しており、それなりに太さもあってビンテージ作品によく馴染む表情になっております。
またこちらのようなクロスモチーフは、インディアンジュエリーのトラディショナルなスタイルの一つとして古くから作られているモチーフの一つです。 キリスト教の普及と同時に、インディアンジュエリー創生期からみられるもので、ズニの巨匠【Horace Iule】等のクロスモチーフで有名になった作家も存在しました。
こちらの作品の作者は不明ですが、類似したクロスのシェイプは1970年代以降、Cochitiの大巨匠【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ等も受け継いでいます。
クラシックなクロストップネックレスとしても秀逸な作品であり、控えめなサイズ感とシンプルで洗練された印象は大変使いやすく、あらゆるスタイリングにフィットするピースです。性別を問わず長年にわたってご愛用いただけるネックレスです。
インディアンジュエリー独特の味わいも感じられ、クロスモチーフのナバホ作品の中でも秀逸なデザイン/造形を持つ作品です。
着用画像はこちら↓
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コンディションも僅かなクスミが見られる程度で、特にダメージは見られず良好な状態です。