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JBO002072

Antique Stamped Heavy IngotSilver Wide Cuff Bracelet c.1930~

Antique Stamped Heavy IngotSilver Wide Cuff Bracelet c.1930~
229,000 円(税込)
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【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、インゴット(銀塊)から成形された非常に分厚く重厚なバンド/地金に力強いスタンプワークが施された作品。シンプルなデザイン/造形は、クリーンで洗練された印象を持つハイエンドなアンティーク/ビンテージワイドバングルです。

また、こちらはホールマーク等の刻印がなく作者等を特定することはできませんが【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)の影響を強く感じるスタイルを持っており、おそらく1930年代後半~1940年代にインディアンスクールで教材として制作されたピース、又は【The Navajo Arts & Crafts Guild】通称ナバホギルドが【Horned Moon】と呼ばれるホールマークを使用し始める1940年代後半までに作られたものと推測されます。

アーリーナバホスタイルを踏襲し伝統を重視した製法で作られていますが、1940年代~当時にモダンスタイルと呼ばれたデザインとセンスにより武骨ながらもミニマルで高い完成度を持つ作品です。
インゴットシルバー(銀塊)から成形されたベースは<約85g>と非常に重く分厚い造りで、そこにファイルワークと言う削る技法によってラインが彫り込まれ、ナバホらしく力強いスタンプワークにより美しい紋様が施されています。中央のライン上にみられるスタンプワークはV型のスタンプを2つ合わせることでダイヤ型に構成し、それらが5か所に刻まれています。またそれらのシルバーワークは、非常に丁寧に深く刻み込まれているため、ホピ族による作品で多くみられるオーバーレイと言うシルバープレートを重ねる技法のような立体感を持っていますが、この作品では全てファイルワークとスタンプワークで構成されています。さらに、上下のライン上にはに細かなチゼルワークが施され、ハンドスタンプ特有のムラも見られますがとても力強く、拡大するとまるでスタッズが羅列されているようです。これらのシンプルでミニマムな造形によってインディアンジュエリー独特の味わいや武骨さを生み出しており、基本技術を重視したインディアンスクールやナバホギルドによる作品であり、Ambrose Roanhorseが推奨した技術やスタイルを踏襲しています。


【Indian School】インディアンスクールは、アメリカ中西部のインディアンリザベーションで古くから運営されるインディアン向けの学校でニューメキシコ州サンタフェやフォートウィンゲートなど数か所に点在し、基礎教育から職業訓練まで幅広い活動を行っています。
1930年代には、【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)やAmbrose Roanhorseが彫金クラスで教員として技術を教えており、近代では【Perry Shorty】ペリー・ショーティーなども教員を務めています。また、1930年代後半~1940年代初頭には、ホールマーク『U.S.NAVAJO』で表されている【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)において制作元を表す末尾の数字が二桁の数字【20】や【40】がインディアンスクールを指し、教材として制作された作品群が流通しました。


【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドは【The United Indian Trader’s Association】(UITA)等と共にインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等のために現地トレーディングポストや作家たちの手によって組織されました。
中でもナバホギルドは、UITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、大巨匠であるナバホのシルバースミス【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホースが代表を務め、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的に1941年にギルドとして発足しました。
ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベース(地金)に、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、洗練された美しい作品が多く制作されました。ターコイズがセットされた作品がとても少ないことも特徴です。
また、もう一つのナバホギルドが持つ特徴はその構成メンバーです。当時から有名で最高の技術を究めた作家が名を連ねています。 【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ、【Mark Chee】マーク・チー、【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン、【Allan Kee】アレン・キー、【Ivan Kee】アイバン・キー、【Jack Adakai】ジャック・アダカイ、【Billy Goodluck】ビリー・グッドラック等、さらに、ホピ族の【Louis Lomay】ルイス・ロメイもナバホギルドのメンバーであり、白人作家でサンダーバードショップを経営していた【Frank Patania Sr】フランク・パタニアも協力していたようです。


ナバホギルドの代表を務めた【Ambrose Roanhorse】は後進の育成にも熱心な作家で、1930年代からサンタフェのインディアンスクールで彫金クラスを受け持っており、多くの教え子を持っていました。古い年代の伝統技術を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えた人物です。

現代では、ナバホのトップアーティストである【McKee Platero】マッキー・プラテロ氏等がこちらの作品のようなAmbrose Roanhorseやナバホギルドが生み出した「古典作品(技術)をベースにモダンで完成されたジュエリー」の影響を強く受けていると思われます。特に初期のMcKee Plateroの作品では、こちらと同じようなシンプルで簡潔なスタンプワークとファイルワークのみで構成されたピースが散見されます。
それらをベースにさらに自身の思想や美意識を反映させ、高い次元へと作品を昇華させたマッキー・プラテロ氏は、日本の伝統継承で云う『守・破・離』を体現し、ナバホジュエリーをアートピースに押し上げています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
こちらの作品の一部に見られるようなシルバーのわずかな亀裂のような部分は、ハンマーワークによるインゴット成形作品の特徴です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


こちらのピースもインゴット製法をはじめ「古典作品(技術)をベースにモダンで完成されたジュエリー」と云う特徴をしっかりと備えています。それは、伝統的な製法/技術が踏襲されたシルバーワークと素晴らしい造形美が堪能できる作品であり、Ambrose Roanhorseの美意識を感じることが出来るバングルです。

オーセンティックなスタンプワーク等、プリミティブでクラシックな作品ですが、丁寧で完成されたシルバーワークによって、当時モダンスタイルと言われた洗練された完成度を誇り、どんな装いにもフィットし普遍的で美しい造形美は長くご愛用いただけると思われます。

また、アンティーク作品の中でもこれほどの重量感を持った作品は希少で、ビンテージインディアンジュエリーの力強い武骨さだけでなく、悠然としたアートピースのような佇まいを持ち、練り上げられた工芸品としての資料価値も高い作品です。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤
画像⑥


コンディションも非常に良く、使用感の少ない大変良好な状態です。また、一部に僅かなインゴット製法による独特の亀裂がみられますが、これらは制作中にできるもので、ご使用にあたって破損につながる亀裂ではありません。
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、インゴット(銀塊)から成形された非常に分厚く重厚なバンド/地金に力強いスタンプワークが施された作品。シンプルなデザイン/造形は、クリーンで洗練された印象を持つハイエンドなアンティーク/ビンテージワイドバングルです。

また、こちらはホールマーク等の刻印がなく作者等を特定することはできませんが【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)の影響を強く感じるスタイルを持っており、おそらく1930年代後半~1940年代にインディアンスクールで教材として制作されたピース、又は【The Navajo Arts & Crafts Guild】通称ナバホギルドが【Horned Moon】と呼ばれるホールマークを使用し始める1940年代後半までに作られたものと推測されます。

アーリーナバホスタイルを踏襲し伝統を重視した製法で作られていますが、1940年代~当時にモダンスタイルと呼ばれたデザインとセンスにより武骨ながらもミニマルで高い完成度を持つ作品です。
インゴットシルバー(銀塊)から成形されたベースは<約85g>と非常に重く分厚い造りで、そこにファイルワークと言う削る技法によってラインが彫り込まれ、ナバホらしく力強いスタンプワークにより美しい紋様が施されています。中央のライン上にみられるスタンプワークはV型のスタンプを2つ合わせることでダイヤ型に構成し、それらが5か所に刻まれています。またそれらのシルバーワークは、非常に丁寧に深く刻み込まれているため、ホピ族による作品で多くみられるオーバーレイと言うシルバープレートを重ねる技法のような立体感を持っていますが、この作品では全てファイルワークとスタンプワークで構成されています。さらに、上下のライン上にはに細かなチゼルワークが施され、ハンドスタンプ特有のムラも見られますがとても力強く、拡大するとまるでスタッズが羅列されているようです。これらのシンプルでミニマムな造形によってインディアンジュエリー独特の味わいや武骨さを生み出しており、基本技術を重視したインディアンスクールやナバホギルドによる作品であり、Ambrose Roanhorseが推奨した技術やスタイルを踏襲しています。


【Indian School】インディアンスクールは、アメリカ中西部のインディアンリザベーションで古くから運営されるインディアン向けの学校でニューメキシコ州サンタフェやフォートウィンゲートなど数か所に点在し、基礎教育から職業訓練まで幅広い活動を行っています。
1930年代には、【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)やAmbrose Roanhorseが彫金クラスで教員として技術を教えており、近代では【Perry Shorty】ペリー・ショーティーなども教員を務めています。また、1930年代後半~1940年代初頭には、ホールマーク『U.S.NAVAJO』で表されている【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)において制作元を表す末尾の数字が二桁の数字【20】や【40】がインディアンスクールを指し、教材として制作された作品群が流通しました。


【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドは【The United Indian Trader’s Association】(UITA)等と共にインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等のために現地トレーディングポストや作家たちの手によって組織されました。
中でもナバホギルドは、UITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、大巨匠であるナバホのシルバースミス【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホースが代表を務め、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的に1941年にギルドとして発足しました。
ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベース(地金)に、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、洗練された美しい作品が多く制作されました。ターコイズがセットされた作品がとても少ないことも特徴です。
また、もう一つのナバホギルドが持つ特徴はその構成メンバーです。当時から有名で最高の技術を究めた作家が名を連ねています。 【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ、【Mark Chee】マーク・チー、【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン、【Allan Kee】アレン・キー、【Ivan Kee】アイバン・キー、【Jack Adakai】ジャック・アダカイ、【Billy Goodluck】ビリー・グッドラック等、さらに、ホピ族の【Louis Lomay】ルイス・ロメイもナバホギルドのメンバーであり、白人作家でサンダーバードショップを経営していた【Frank Patania Sr】フランク・パタニアも協力していたようです。


ナバホギルドの代表を務めた【Ambrose Roanhorse】は後進の育成にも熱心な作家で、1930年代からサンタフェのインディアンスクールで彫金クラスを受け持っており、多くの教え子を持っていました。古い年代の伝統技術を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えた人物です。

現代では、ナバホのトップアーティストである【McKee Platero】マッキー・プラテロ氏等がこちらの作品のようなAmbrose Roanhorseやナバホギルドが生み出した「古典作品(技術)をベースにモダンで完成されたジュエリー」の影響を強く受けていると思われます。特に初期のMcKee Plateroの作品では、こちらと同じようなシンプルで簡潔なスタンプワークとファイルワークのみで構成されたピースが散見されます。
それらをベースにさらに自身の思想や美意識を反映させ、高い次元へと作品を昇華させたマッキー・プラテロ氏は、日本の伝統継承で云う『守・破・離』を体現し、ナバホジュエリーをアートピースに押し上げています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
こちらの作品の一部に見られるようなシルバーのわずかな亀裂のような部分は、ハンマーワークによるインゴット成形作品の特徴です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


こちらのピースもインゴット製法をはじめ「古典作品(技術)をベースにモダンで完成されたジュエリー」と云う特徴をしっかりと備えています。それは、伝統的な製法/技術が踏襲されたシルバーワークと素晴らしい造形美が堪能できる作品であり、Ambrose Roanhorseの美意識を感じることが出来るバングルです。

オーセンティックなスタンプワーク等、プリミティブでクラシックな作品ですが、丁寧で完成されたシルバーワークによって、当時モダンスタイルと言われた洗練された完成度を誇り、どんな装いにもフィットし普遍的で美しい造形美は長くご愛用いただけると思われます。

また、アンティーク作品の中でもこれほどの重量感を持った作品は希少で、ビンテージインディアンジュエリーの力強い武骨さだけでなく、悠然としたアートピースのような佇まいを持ち、練り上げられた工芸品としての資料価値も高い作品です。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤
画像⑥


コンディションも非常に良く、使用感の少ない大変良好な状態です。また、一部に僅かなインゴット製法による独特の亀裂がみられますが、これらは制作中にできるもので、ご使用にあたって破損につながる亀裂ではありません。
Size

メンズサイズ ML - XL 程度。

内径最大幅 約60.6㎜    正面幅(高さ) 約27.6㎜
内周 約140㎜    開口部 約26㎜
Inside Measurement 5 1/2inch   opening 1inch 

  ※バングルはサイズ調整可能ですが、こちらの作品は大変分厚いシルバーのため、調整幅は大きくありません。Mサイズ以上、XLサイズ以下の男性であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Ingot Silver
        約84.7g