【ZUNI】ズ二のビンテージジュエリー、チャンネルインレイと言うズニ族が得意とする技法により、綺麗な色遣いで表現された可愛いサンダーバードモチーフが印象的なクリップタイプのビンテージイヤリングです。

1960年代以降に作られたと思われる作品で、それほど古い作品ではありませんが、シルバーワークを含め、すべての工程がハンドメイドによって作られており、丁寧なモザイクインレイによりシェルやターコイズ、マラカイト、スパイニーオイスターが螺鈿細工のようにセットされています。そんな繊細な仕事によりサンダーバードが表現されており、こちらのような色々な石をインレイすることでマルチカラーのジュエリーを作り出すズニの作品は、世界的にも評価が高くグラフィカルな印象とハンドクラフト作品の素朴な魅力を兼ね備えています。

こちらの様なズニのジュエリーは1930年代以降、現在まで多く作られましたが、現在ではインレイ技法で作られた多くのジュエリーがキャスト成形されたシルバーベースを用いた量産品(石をはめ込むだけ)となってしまいましたが、こちらはすべての工程がハンドメイドで構成されています。


【Thunderbird】サンダーバード はインディアンジュエリーの伝統的なモチーフの一つで、伝説の怪鳥であり、雷や雲、ひいては雨とつながりが深く幸福を運んでくるラッキーシンボルでもあります。 ジュエリーでは、『限界の無い幸福』を表すシンボルであり、ネイティブアメリカンの守り神的存在です。
ズニのインレイで制作されたサンダーバードは【Hopi Bird】ホピバードと呼ばれることもありますが、ナバホの作品と同じくサンダーバードがソース/起源となったモチーフです。


パステルトーンに近いマルチカラーに構成されていますが、天然素材の持つ奥行きと表情豊かな質感により、落ち着いた雰囲気に仕上がっており、ナチュラルで使いやすく多くのスタイルにおいて効果的なアクセントになってくれると思われます。
可愛いサンダーバードのアイコニックなルックスも、ハンドメイドによるクラフト感とビンテージ独特のクオリティーによりチープな印象を持たず、上質感も兼ね備えています。

ズニ独特の世界観を持ったインレイのジュエリーは、キャッチーな印象とハンドメイドによるリラックス感があります。 また、遊び心を感じる動物をメインとしたモチーフの図案化は、日本人の価値観にも通じる美意識が感じられると思います。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③


コンディションも非常に良く、シルバーには多少のクスミが見られますが、使用感の少ない大変良好な状態です。