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JBO001761

【UITA22】 Vintage Filed & Stamped Silver Cuff Bracelet c.1940

【UITA22】 Vintage Filed & Stamped Silver Cuff Bracelet c.1940
69,000 円(税込)
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【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリーで、【United Indian Trader's Association】(UITA)に参加していたトレーダーの中でも『UITA22』 = 【Dean Kirk of Manuelito】のピース。
とてもシンプルなファイルワークとスタンプワークで構成され、洗練された印象を持つアンティーク/ビンテージバングルです。

インゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンド/地金に、ファイルワーク/エングレイビングと言う鑢によって削る技法によってラインが彫り込まれ、中央のライン上には規則的に細かなスタンプが刻まれています。スタンプワークには多少の荒さも見られますが、スタンプ(鏨)はライン状の紋様の中にも細かな刻みを持つアンティーク作品らしいクオリティーを持ったスタンプが用いられています。
また、アーリーナバホスタイルを踏襲しながらも洗練されたミニマムな造形スタイルはナバホギルドの代表を務めた【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が1930年代にインディアンスクールの彫金クラスで推奨したスタイルの影響を感じさせます。


【the United Indian Trader's Association】(以下UITA)は1931年に組織され、C. G. WallaceやGARDEN OF THE GODS TRADING POST、Tobe Turpen等をはじめ、最終的には75のトレーディングポスト/インディアンアートトレーダーが加盟する組織となりました。
UITAが組織された目的は、BELL TRADING POSTやMaisel's等のManufacturersと呼ばれるインディアン工芸品の分業化や量産化を推し進めたメーカー(マスプロ)に対抗するためで、伝統的な製法や材料、一つの作品を一人のシルバースミスが全行程を通して制作するという体制等を守ることなどを規定し、上記のマスプロ品との差別化を計ることでした。

当時、サウスウエスト地方の観光の隆盛に伴ってスーベニア産業もその需要に応えるため、多くのショップやメーカーが生まれました。それらは元々トレーディングポストとして運営されていましたが、やがて多くのインディアンを雇い入れるArrow NoveltyやMaisel's等のメーカーも創業されることになります。初期の1910年代~20年代までは、双方の作品には製法やデザインに大きな差がありませんでした。 しかし、後者のメーカーは1930年代に入ると工房で多くのインディアンに同時制作させることにより分業化や機械化をはじめ、少しずつ伝統的な製法や作品の味わいは失われていきました。
また、それらのメーカーの生産する作品の多くはクリエイティブな作家を要するトレーディングポストで生まれた作品の模倣も多く、NAVAJO GUILDの作品やGARDEN OF THE GODS TRADING POSTに所属したAwa Tsirehのデザイン、VAUGHN'S Indian StoreやJulius Gans Southwestern Arts and Craftsの作品等は多くの模倣品が作られています。

こちらの作品もおそらく1940年代~50年代頃に作られたピースで、内側のホールマーク【UITA22】の末尾の数字『22』から、【Dean Kirk of Manuelito】製であることを特定することができます。 UITAではそれぞれのトレーダー(ショップ)ごとにナンバーを割り振っており、いくつかのナンバーはそのトレーダーが判明していますが、いまだ不明となっているナンバーも多く存在しています。
Dean Kirk of Manuelitoの作品は、ツーリストスタイルのピンブローチ等も多く見られますが、プエブロの作品を想起させるシンプルなブレスレット等、多岐にわたる作品が見つかっています。多くのシルバースミスが所属していたと推測され、その作者を特定することは出来ませんが、こちらの作品の様に素晴らしいクオリティーを持つ作品が多く残されており、UITAの刻印が入ると云うことは、その製法や材料等について厳しい条件をクリアしていることを表しています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


プリミティブな技術で作り上げられた無骨なバングルですが、無駄がなく洗練された印象を併せ持つハイエンドな作品。 さらに、細かく力強いスタンプワークとファイルワークによって奥行きのある表情に仕上げられています。また、シンプルで多くのスタイルに自然に馴染みやすいバングルです。

現代ではほとんどがシルバーシートからの制作になっていますが、こちらと同様のスタイルは今も受け継がれ、それらの源流ともいえる作品であり、【UITA】のホールマークを含め史料価値も高いピースです。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤


コンディションもビンテージとしては大変良好です。シルバーに多少のクスミは見られますが、ダメージなど無く良い状態です。
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリーで、【United Indian Trader's Association】(UITA)に参加していたトレーダーの中でも『UITA22』 = 【Dean Kirk of Manuelito】のピース。
とてもシンプルなファイルワークとスタンプワークで構成され、洗練された印象を持つアンティーク/ビンテージバングルです。

インゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンド/地金に、ファイルワーク/エングレイビングと言う鑢によって削る技法によってラインが彫り込まれ、中央のライン上には規則的に細かなスタンプが刻まれています。スタンプワークには多少の荒さも見られますが、スタンプ(鏨)はライン状の紋様の中にも細かな刻みを持つアンティーク作品らしいクオリティーを持ったスタンプが用いられています。
また、アーリーナバホスタイルを踏襲しながらも洗練されたミニマムな造形スタイルはナバホギルドの代表を務めた【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が1930年代にインディアンスクールの彫金クラスで推奨したスタイルの影響を感じさせます。


【the United Indian Trader's Association】(以下UITA)は1931年に組織され、C. G. WallaceやGARDEN OF THE GODS TRADING POST、Tobe Turpen等をはじめ、最終的には75のトレーディングポスト/インディアンアートトレーダーが加盟する組織となりました。
UITAが組織された目的は、BELL TRADING POSTやMaisel's等のManufacturersと呼ばれるインディアン工芸品の分業化や量産化を推し進めたメーカー(マスプロ)に対抗するためで、伝統的な製法や材料、一つの作品を一人のシルバースミスが全行程を通して制作するという体制等を守ることなどを規定し、上記のマスプロ品との差別化を計ることでした。

当時、サウスウエスト地方の観光の隆盛に伴ってスーベニア産業もその需要に応えるため、多くのショップやメーカーが生まれました。それらは元々トレーディングポストとして運営されていましたが、やがて多くのインディアンを雇い入れるArrow NoveltyやMaisel's等のメーカーも創業されることになります。初期の1910年代~20年代までは、双方の作品には製法やデザインに大きな差がありませんでした。 しかし、後者のメーカーは1930年代に入ると工房で多くのインディアンに同時制作させることにより分業化や機械化をはじめ、少しずつ伝統的な製法や作品の味わいは失われていきました。
また、それらのメーカーの生産する作品の多くはクリエイティブな作家を要するトレーディングポストで生まれた作品の模倣も多く、NAVAJO GUILDの作品やGARDEN OF THE GODS TRADING POSTに所属したAwa Tsirehのデザイン、VAUGHN'S Indian StoreやJulius Gans Southwestern Arts and Craftsの作品等は多くの模倣品が作られています。

こちらの作品もおそらく1940年代~50年代頃に作られたピースで、内側のホールマーク【UITA22】の末尾の数字『22』から、【Dean Kirk of Manuelito】製であることを特定することができます。 UITAではそれぞれのトレーダー(ショップ)ごとにナンバーを割り振っており、いくつかのナンバーはそのトレーダーが判明していますが、いまだ不明となっているナンバーも多く存在しています。
Dean Kirk of Manuelitoの作品は、ツーリストスタイルのピンブローチ等も多く見られますが、プエブロの作品を想起させるシンプルなブレスレット等、多岐にわたる作品が見つかっています。多くのシルバースミスが所属していたと推測され、その作者を特定することは出来ませんが、こちらの作品の様に素晴らしいクオリティーを持つ作品が多く残されており、UITAの刻印が入ると云うことは、その製法や材料等について厳しい条件をクリアしていることを表しています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


プリミティブな技術で作り上げられた無骨なバングルですが、無駄がなく洗練された印象を併せ持つハイエンドな作品。 さらに、細かく力強いスタンプワークとファイルワークによって奥行きのある表情に仕上げられています。また、シンプルで多くのスタイルに自然に馴染みやすいバングルです。

現代ではほとんどがシルバーシートからの制作になっていますが、こちらと同様のスタイルは今も受け継がれ、それらの源流ともいえる作品であり、【UITA】のホールマークを含め史料価値も高いピースです。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤


コンディションもビンテージとしては大変良好です。シルバーに多少のクスミは見られますが、ダメージなど無く良い状態です。
Size

メンズサイズ S - M 程度。
レディースサイズ L - XL 程度

内径最大幅 約54.8㎜    正面幅(高さ) 約10.2㎜
内周 約135㎜    開口部 約23㎜
Inside Measurement 5 5/16inch   opening 7/8 inch 

  ※バングルはサイズ調整可能です。Sサイズ以上、Lサイズ以下の男性、MLサイズ以上の女性であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Ingot Silver
        約24.9g