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JRO001912

Frank Patania 【Thunderbird Shop】 Hollow Silver Ring c.1950

Frank Patania 【Thunderbird Shop】 Hollow Silver Ring c.1950
88,000 円(税込)
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1927年に創業したサウスウエストスタイルのシルバージュエリーショップである【Thunderbird Shop】を経営したイタリア系の作家【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア(1899-1964)の作品で、Hollow Style/ホロウ スタイルと呼ばれる中空構造で構成されたぽってりとした丸いフォルムが特徴的なアンティーク/ビンテージリングです。

高い技術による中空構造で、柔らかな曲面とボリューム感のある美しいフォルムを形成しています。その有機的で洗練された造形美は性別を問わず自然に手に馴染みます。小さいサイズですので女性にはもちろんですが、男性のピンキーリングとしても向いたリングです。
1950年代頃の作品と思われ、とてもFrank Pataniaらしいモダンで洗練された印象を持つ作品。シルバーのみで構成されたシンプルなデザインですが、丸く立体的なシェイプは静かに強い主張を持っています。また、サイド部分にはハンマワークによってフラットな『面』が作られている為、違和感のない装着感を実現しています。
【Hollow Style】中空構造/ホロウスタイルは、1940年代後半頃からみられる技法の一つで、この作品が制作された当時はまだ、新しいスタイルとして取り入られられた技術と推測されます。それは、ナバホのトラディショナルな技術を踏襲しながらもオーバーレイやヨーロッパ式の技術も取り入れたFrank Pataniaの新しいシルバーワークに対する貪欲な姿勢が反映されています。また、美しく造形するには高い技術を必要としたため、現存する作品の少ないスタイルの一つでもあり、こちらの様に立体的で綺麗なフォルムを作り上げるのは容易ではありません。
また、同様のフォルムをシルバーの塊から成形することも可能ですが、シルバーをソリッド(無垢)な状態で仕上げてしまうと、その重量によって着用中に回ってしまうため、こちらのようなフォルムは中空構造/ホロウスタイルでしか実現できない造形です。

裏面に刻印されているホールマークは【Thunderbird Shop】を表すサンダーバードとSTRLINGのスタンプ、それにFrank Pataniaのパーソナルなホールマーク『FP』が刻印されています。


【Frank Patania Sr.】フランク・パタニアは1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。
6歳からイタリアで金細工師に弟子入りし、その技術を身に付けていきました。10歳のころに母親、兄弟とともにニューヨークに渡り、多くの移民とともに産業革命の喧騒なかで成長していきました。その後、19歳のころにニューヨークでも大手のジュエリーカンパニーでデザイナーとしての仕事に就き、そこでも多くの経験を積んだようです。転機となったのは1924年、当時大流行していた結核に侵され、療養のために訪れたサンタフェで、インディアンのシルバーとターコイズを使った仕事を見たとき、『自分の表現方法を発見した』 そして、『二度とニューヨークに戻りたくなくなった』と語っています。

そして、わずか3年後の1927年にはサンタフェに【Thunderbird Shop】サンダーバードショップをオープンしました。当時、シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。
やはり、オープン初期からFrank Pataniaの作品はナバホ・プエブロ双方のインディアンジュエリーの影響を色濃く感じさせます。

そしてまた、多くのインディアンアーティストを育てました。【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、他にも【Mark Chee】マーク・チーなどもサンダーバードショップで石のカッターとして働いていたようです。
彼ら(特に上記3人)はFrank Pataniaの技術やその美意識を受け継ぎ、『パタニア サンダーバード』スタイルとも言われる作品を残しました。 それらは、独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品で、それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのもが特徴です。


こちらの作品もそんなPatania Thunderbird style の美意識と新しい試みを感じさせるデザインのピースで、クラシックでありながら有機的な造形美とモダンで現代的なセンスを持った作品です。

Frank Pataniaならではの精巧な作りにより、ラウンディットで柔らかなボリュームのある美しいリング。独特の強さと存在感と持つピースですが、無駄のないシルバーのみのデザイン/造形は多くのスタイルに違和感なくフィットすると思われます。
ミュージアム収蔵品も多いFrank Pataniaの貴重なオリジナルピースです。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤
画像⑥


コンディションは僅かな擦れやクスミが見られますが、大変良好な状態を保っています。
1927年に創業したサウスウエストスタイルのシルバージュエリーショップである【Thunderbird Shop】を経営したイタリア系の作家【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア(1899-1964)の作品で、Hollow Style/ホロウ スタイルと呼ばれる中空構造で構成されたぽってりとした丸いフォルムが特徴的なアンティーク/ビンテージリングです。

高い技術による中空構造で、柔らかな曲面とボリューム感のある美しいフォルムを形成しています。その有機的で洗練された造形美は性別を問わず自然に手に馴染みます。小さいサイズですので女性にはもちろんですが、男性のピンキーリングとしても向いたリングです。
1950年代頃の作品と思われ、とてもFrank Pataniaらしいモダンで洗練された印象を持つ作品。シルバーのみで構成されたシンプルなデザインですが、丸く立体的なシェイプは静かに強い主張を持っています。また、サイド部分にはハンマワークによってフラットな『面』が作られている為、違和感のない装着感を実現しています。
【Hollow Style】中空構造/ホロウスタイルは、1940年代後半頃からみられる技法の一つで、この作品が制作された当時はまだ、新しいスタイルとして取り入られられた技術と推測されます。それは、ナバホのトラディショナルな技術を踏襲しながらもオーバーレイやヨーロッパ式の技術も取り入れたFrank Pataniaの新しいシルバーワークに対する貪欲な姿勢が反映されています。また、美しく造形するには高い技術を必要としたため、現存する作品の少ないスタイルの一つでもあり、こちらの様に立体的で綺麗なフォルムを作り上げるのは容易ではありません。
また、同様のフォルムをシルバーの塊から成形することも可能ですが、シルバーをソリッド(無垢)な状態で仕上げてしまうと、その重量によって着用中に回ってしまうため、こちらのようなフォルムは中空構造/ホロウスタイルでしか実現できない造形です。

裏面に刻印されているホールマークは【Thunderbird Shop】を表すサンダーバードとSTRLINGのスタンプ、それにFrank Pataniaのパーソナルなホールマーク『FP』が刻印されています。


【Frank Patania Sr.】フランク・パタニアは1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。
6歳からイタリアで金細工師に弟子入りし、その技術を身に付けていきました。10歳のころに母親、兄弟とともにニューヨークに渡り、多くの移民とともに産業革命の喧騒なかで成長していきました。その後、19歳のころにニューヨークでも大手のジュエリーカンパニーでデザイナーとしての仕事に就き、そこでも多くの経験を積んだようです。転機となったのは1924年、当時大流行していた結核に侵され、療養のために訪れたサンタフェで、インディアンのシルバーとターコイズを使った仕事を見たとき、『自分の表現方法を発見した』 そして、『二度とニューヨークに戻りたくなくなった』と語っています。

そして、わずか3年後の1927年にはサンタフェに【Thunderbird Shop】サンダーバードショップをオープンしました。当時、シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。
やはり、オープン初期からFrank Pataniaの作品はナバホ・プエブロ双方のインディアンジュエリーの影響を色濃く感じさせます。

そしてまた、多くのインディアンアーティストを育てました。【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、他にも【Mark Chee】マーク・チーなどもサンダーバードショップで石のカッターとして働いていたようです。
彼ら(特に上記3人)はFrank Pataniaの技術やその美意識を受け継ぎ、『パタニア サンダーバード』スタイルとも言われる作品を残しました。 それらは、独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品で、それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのもが特徴です。


こちらの作品もそんなPatania Thunderbird style の美意識と新しい試みを感じさせるデザインのピースで、クラシックでありながら有機的な造形美とモダンで現代的なセンスを持った作品です。

Frank Pataniaならではの精巧な作りにより、ラウンディットで柔らかなボリュームのある美しいリング。独特の強さと存在感と持つピースですが、無駄のないシルバーのみのデザイン/造形は多くのスタイルに違和感なくフィットすると思われます。
ミュージアム収蔵品も多いFrank Pataniaの貴重なオリジナルピースです。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤
画像⑥


コンディションは僅かな擦れやクスミが見られますが、大変良好な状態を保っています。
Size

日本規格 約 12.5号   円周 約 52.9㎜   us 6.5
正面幅 約 16.1㎜

Material

Sterling Silver