【NAVAJO】ナバホの希少なアンティーク作品で、重厚なシルバーにより非常に美しいシェイプのクロストップが造形されたアンティーク/ビンテージネックレス。
ナバホギルドの代表を務めた【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)やホピの大巨匠【Ralph Tawangyawma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)を想起させる力強くワイルドなスタンプワークが印象的な作品です。
1940年代後半~1950年代頃の作品と思われ、非常に高いセンスを感じさせるクロストップは、おそらくインゴット(銀塊)から成形された厚みのある重厚なクロスです。 細かなカットにより独特の男性的でエッジーなフォルムに作り上げられており、さらにファイルワーク/エングレイビングと言う削ることで文様を刻む原始的な技術と細かく深いスタンプワークにより武骨でナバホらしい紋様が刻まれ、センターには美しいターコイズがセットされています。
インディアンジュエリーらしいプリミティブでワイルドな表情を持っていますが、圧倒的な造形センスによりエッジーで洗練された印象に仕上げられています。
裏面には、いくつか文字が刻まれているように見えますが、解読できません。
また、全てが伝統的な技術により構成されており、チェーンもすべてハンドメイドによって成形されています。このようなチェーンは、棒や細い板にシルバーワイヤーをコイル状に巻き付け、それをカットして一コマ一コマを丁寧にロウ付けし、つなぎ合わせることでチェーンにする手の込んだものです。
また、こちらのようなクロスモチーフはキリスト教の普及と同時に、インディアンアートにも落とし込まれ、ズニの巨匠【Horace Iule】ホレス・イウレ(1901-1978)等のクロスモチーフで有名になった作家も存在する伝統的なモチーフの一つです。
クラシックなクロスモチーフの作品ながら、重厚なシルバーワークによりビンテージインディアンジュエリー独特の男っぽく骨太な作品。 非常に重量感もあり、伝統を踏襲しながら構築的で高い完成度を持っています。
また、渋いシルバーの質感とビンテージインディアンジュエリー特有のプリミティブな印象は、多くのアイテムに馴染みやすくスタイリングしやすい作品だと思います。
とても完成度の高いデザイン/造形は長くご愛用いただける印象。 歴史的な資料価値も高くハイエンドなピースです。
着用画像はこちら↓
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コンディションは多少のクスミや小キズは見られますが、良好なコンディションです。