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JPO007661

Antique Navajo 卍 Stamped Silver Arrow Shape Pin c.1930

Antique Navajo 卍 Stamped Silver Arrow Shape Pin c.1930
27,500 円(税込)
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着用サンプル画像
https://www.instagram.com/p/C0HGohmvNnI/
【NAVAJO】ナバホの【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルとも呼ばれる、20世紀前半のサウスウエスト観光産業の隆盛に合わせて作られた作品の一つ。【逆卍】Whirling Logの刻印されたオーセンティックなアローシェイプのアンティーク/ビンテージのピンブローチです。


1930年代前後に作られた作品でありおそらくインゴットシルバー(銀塊)から成形された地金をベースに、丁寧なカッティングにより細く控えめなボリューム感のアローが形作られています。

そして、プリミティブで力強いスタンプワークが施されることで、粗暴ながら味わいピンブローチに仕上げられた作品となっています。
特に矢尻部分の羽根は深く刻まれたスタンプの表情により、立体的で躍動感のあるディテール。


造形スタイルやディテール等から、1932年創業の【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポストや、1923年により創業され多くのナバホやプエブロの職人が所属した有名工房【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストで制作されたものと推測されますが、ショップマークやホールマークは入らず詳細は不明となっています。

分業化・量産化を始める以前に全てハンドメイドによって制作された創業初期の作品であろうと思われ、それによりコインシルバー製である事も推定可能となっています。



【Arrow/Arrow Head】アロー/アローヘッドは、 インディアンジュエリーにおける最古のモチーフの一つで、プロテクト(お守り)を意味しています。


卍 【スワスティカ】 Whirling Log 【ワーリングログ】について・・・
4つの【L】 『LOVE・LIFE・LUCK・LIGHT』 からなる幸福のシンボル卍(Swastikaスワスティカ)はラッキーシンボルとして当時よく使われていたモチーフです。

しかしながら、1933年のナチスドイツ出現、1939年にWW2開戦によりアメリカにおいては敵国ドイツのハーケンクロイツと同一記号は不吉だとして使われなくなってしまいました。
当時の新聞記事にも残っていますが、インディアンたちにも卍が入った作品の廃棄が求められ、政府機関によって回収されたりしたようです。 その後、大戦中にも多くが廃棄されてしまった歴史があり、現存しているものは大変貴重となりました。
こちらはそのような受難を乗り越えて現存しているものです。



【Coin Silver】コインシルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。 また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。

同様に【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、こちらは世界中で共通の基準となっています。
また『割金』と呼ばれる残りシルバー以外の7.5%には、銅やアルミニウム等が含まれています。(現在では、スターリングシルバーの割金は7.5%全てが銅と決められています)
925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されていますが、インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバー製のコインを溶かすことで、材料(地金)を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。

インディアンジュエリーの歴史では、1900年代初頭にH.H.タンメン社が『800-Fine Silver』(シルバー含有率80.0%)を採用し、1910年代~1940年代初頭までに作られたツーリストジュエリーにおいては、Coin Silver 900が多く採用されました。

シルバーの色味や質感は、『割金』や製法にも左右され、コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異は純度2.5%の違いしかない為、見た目で判断するのは困難ですが、やはりコインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられると思います。

さらに古い1800年代後半頃の作品では、メキシカンコインが多く含まれていたためか、そのシルバーの純度は95.0%に近くなっているようですが、身近な銀製品を混ぜて溶かしていた歴史を考えると純度に対してそれほど強い拘りはなかったことが推測されます。



ジュエリーとしての完成度よりもインディアンクラフト/工芸品としての質感や存在感を重視しているように思われ、アンティーククラフトピースとして魅力的な作品です。


また、控えめなサイズ感や少し黒っぽくなったシルバーの質感、素朴なアローシェイプの印象は、ビンテージスタイルに大変馴染みが良く、とても多くのコーディネイトに溶け込む汎用性を持ったピンブローチです。

さらに、こちらのようなピンはアウターのアクセントとして、ラペルや襟等にもフィットしますし、ハット等のワンポイントにも使い勝手の良いピースで、プリミティブでアンティーク作品の迫力を備えた本作の雰囲気は、チープな印象を作らず大人向けのアイテムとなっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションも大変良好です。シルバーのクスミやハンドメイド特有の制作上のムラ等はありますが、ダメージの無い良好な状態を保っています。

【卍】の入るピースは戦後もほとんど着用されずに保管されていることが多く、現存数は少ないですが、コンディションの良い個体が多いことも特徴の一つです。
【NAVAJO】ナバホの【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルとも呼ばれる、20世紀前半のサウスウエスト観光産業の隆盛に合わせて作られた作品の一つ。【逆卍】Whirling Logの刻印されたオーセンティックなアローシェイプのアンティーク/ビンテージのピンブローチです。


1930年代前後に作られた作品でありおそらくインゴットシルバー(銀塊)から成形された地金をベースに、丁寧なカッティングにより細く控えめなボリューム感のアローが形作られています。

そして、プリミティブで力強いスタンプワークが施されることで、粗暴ながら味わいピンブローチに仕上げられた作品となっています。
特に矢尻部分の羽根は深く刻まれたスタンプの表情により、立体的で躍動感のあるディテール。


造形スタイルやディテール等から、1932年創業の【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポストや、1923年により創業され多くのナバホやプエブロの職人が所属した有名工房【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストで制作されたものと推測されますが、ショップマークやホールマークは入らず詳細は不明となっています。

分業化・量産化を始める以前に全てハンドメイドによって制作された創業初期の作品であろうと思われ、それによりコインシルバー製である事も推定可能となっています。



【Arrow/Arrow Head】アロー/アローヘッドは、 インディアンジュエリーにおける最古のモチーフの一つで、プロテクト(お守り)を意味しています。


卍 【スワスティカ】 Whirling Log 【ワーリングログ】について・・・
4つの【L】 『LOVE・LIFE・LUCK・LIGHT』 からなる幸福のシンボル卍(Swastikaスワスティカ)はラッキーシンボルとして当時よく使われていたモチーフです。

しかしながら、1933年のナチスドイツ出現、1939年にWW2開戦によりアメリカにおいては敵国ドイツのハーケンクロイツと同一記号は不吉だとして使われなくなってしまいました。
当時の新聞記事にも残っていますが、インディアンたちにも卍が入った作品の廃棄が求められ、政府機関によって回収されたりしたようです。 その後、大戦中にも多くが廃棄されてしまった歴史があり、現存しているものは大変貴重となりました。
こちらはそのような受難を乗り越えて現存しているものです。



【Coin Silver】コインシルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。 また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。

同様に【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、こちらは世界中で共通の基準となっています。
また『割金』と呼ばれる残りシルバー以外の7.5%には、銅やアルミニウム等が含まれています。(現在では、スターリングシルバーの割金は7.5%全てが銅と決められています)
925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されていますが、インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバー製のコインを溶かすことで、材料(地金)を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。

インディアンジュエリーの歴史では、1900年代初頭にH.H.タンメン社が『800-Fine Silver』(シルバー含有率80.0%)を採用し、1910年代~1940年代初頭までに作られたツーリストジュエリーにおいては、Coin Silver 900が多く採用されました。

シルバーの色味や質感は、『割金』や製法にも左右され、コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異は純度2.5%の違いしかない為、見た目で判断するのは困難ですが、やはりコインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられると思います。

さらに古い1800年代後半頃の作品では、メキシカンコインが多く含まれていたためか、そのシルバーの純度は95.0%に近くなっているようですが、身近な銀製品を混ぜて溶かしていた歴史を考えると純度に対してそれほど強い拘りはなかったことが推測されます。



ジュエリーとしての完成度よりもインディアンクラフト/工芸品としての質感や存在感を重視しているように思われ、アンティーククラフトピースとして魅力的な作品です。


また、控えめなサイズ感や少し黒っぽくなったシルバーの質感、素朴なアローシェイプの印象は、ビンテージスタイルに大変馴染みが良く、とても多くのコーディネイトに溶け込む汎用性を持ったピンブローチです。

さらに、こちらのようなピンはアウターのアクセントとして、ラペルや襟等にもフィットしますし、ハット等のワンポイントにも使い勝手の良いピースで、プリミティブでアンティーク作品の迫力を備えた本作の雰囲気は、チープな印象を作らず大人向けのアイテムとなっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションも大変良好です。シルバーのクスミやハンドメイド特有の制作上のムラ等はありますが、ダメージの無い良好な状態を保っています。

【卍】の入るピースは戦後もほとんど着用されずに保管されていることが多く、現存数は少ないですが、コンディションの良い個体が多いことも特徴の一つです。
Size

縦 約0.7㎝   横 約5.2㎝

Material

Silver(probably Coin Silver 900)