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JRZ016627

【Rosita & Anselm Wallace】Zuni Desert Rose Inlay Ring c.1980

【Rosita & Anselm Wallace】Zuni Desert Rose Inlay Ring c.1980
29,700 円(税込)
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【Rosita & Anselm Wallace】Zuni Desert Rose Inlay Ring  c.1980
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【ZUNI】ズ二の作家【Rosita & Anselm Wallace】ロジータ&アンセルム・ウォレス夫妻(1935-2011)による作品。『Desert Rose/砂漠のバラ』をモチーフとした作品で、淡く奥ゆかしいピンクのマザーオブパール(貝殻)とターコイズをインレイすることで表現した可憐なフローラルデザインが愛らしくもエレガントなビンテージ/オールドリングです。

※着用サンプル画像にある同作者のピアスも同時に販売しております。下記のリンクよりご確認頂けます。
ITEM CODE:JOP026713
【Anselm Wallace】Zuni Desert Rose Pierced Earrings c.1970~


1980年代前後に作られた作品で、バタフライ/蝶々モチーフと並び、同夫妻を代表するデザートローズモチーフのジュエリーです。全ての工程がハンドメイドによる繊細なシルバーワークで構成されており、素朴で可愛いアイテムながら確かなインレイの技術ととても丁寧な仕事で形作られたリングとなっています。
シャンクは、ハーフラウンドワイヤー(断面が半円形)をベースにしており、フェイスの両サイド部分はハンマーワークによってフラットに叩き鞣され、さらに『スプリットシャンク』と呼ばれる伝統的な造形で2本に割り開かれる事で、フェイスに向けて自然な流れを生み出しています。そして、フェイスは可憐な印象を持ったデザートローズで構成されています。そのデザートローズは、作者の独創性が感じられる有機的で複雑なシェイプとなっており、淡いピンクを基調としながらパープルやグリーン、グレー等レインボーカラーの複雑で柔らかな光を持ったマザーオブパールで花弁が作られています。さらに、中央にターコイズがインレイされる事で、ノーブルでどこかエレガントなフローラルデザインが生み出されているようです。またそのフェイスは、僅かな曲面のドームシェイプに仕上げられており、作者の高い技術力を伺わせると共に、さり気なくも上質感をもたらすディテールとなっています。
裏面には、作者のホールマーク(サイン)である『R.A.WALLACE』が刻印されており、ある程度の制作時期が特定可能となります。


【Anselm Wallace】アンセルム・ウォレスは、1935年にズニプエブロに生まれ、非常に若い頃にシルバースミスとしてのキャリアをスタートし、1991年までの長きにわたりジュエラーとしての仕事を続けた名工の一人。1976年に出版された『Zuni The Art and The People Vol. 2』(p.14)にて、妻である【Rosita Wallace】ロジータ・ウォレスと共に紹介されています。またその紙面上で、すでに本作の様な『デザートローズ』と呼ばれるフローラルデザインの作品や、Rosita Wallaceが好んだバタフライモチーフの作品が紹介されています。1955年~1991年頃まで共同でジュエリー制作を続け、1979年以降に本作と同じホールマークの使用を始めたとされています。残念ながら2011年に亡くなられており、妻であるRositaも翌年の2012年に他界されておられます。
本作の様なインレイによる、フローラルデザインの発祥は不明ながら、左右非対称で独特な表情を持った美しいデザートローズシリーズは、他の作家では殆ど見ることの出来ない特別なデザインとなってなっており、唯一、夫妻の息子である【Sonny Wallace】ソニー・ウォレスに受け継がれました。しかし、夫妻の技術やデザインを受け継ぎ、独自の発展も行っていたSonny Wallaceもすでに他界され、本作の様なデザイン造形スタイルは、現在では失われてしまいました。


【Inlay】インレイ/チャンネルインレイは、古くからズニ族が得意として発展させた技術であり、カットしたターコイズやシェルなどをシルバーにピッタリと嵌め込む螺鈿細工のような技術です。 ナバホのシルバー技術に次ぐ長い伝統のある技術であり、1920年代以降、現在に至るまで多く作られましたが、そのモチーフはサンダーバード、ナイフウイング、レインボーマン、サンフェイス等、とても多様なモチーフが見られます。【C. G. Wallace INDIAN TRADER】C.G.ウォレスインディアントレーダー等有力なトレーダーの元では、ナバホのシルバースミスがシルバーワークを担当し、そこにズニのシルバースミスがインレイワークを施した共作品なども作られてます。
また、現在ではインレイ技法で制作される多くのジュエリーがキャストによる量産品(量産されたシルバーに石をはめ込むだけ)となってしまいましたが、こちらはシルバー部分を含めてすべてがハンドメイドで成形されています。


繊細で美しいシルバーワークと、複雑な曲線で構成されたデザインにより、愛らしくキャッチーな作品でありながら、ジュエリーとしての品位やエレガントな表情を有するリング。伝統を受け継ぎながらも、作者の自在な創造性から生まれた個性により、現在でも新鮮な印象を受ける作品となっています。

サイズ・デザイン共に女性に向いた作品となっており、可憐で美しい印象とナチュラルな素材の持つ素朴でアーシーな魅力を併せ持った作品です。また、マザーオブパールの品と奥行きのある表情により、大人向けの作品となっており、多くの季節・シーンに馴染みやすく、さり気なくお使いいただけるジュエリーとなっています。

ズニ独特の世界観を持ったインレイのジュエリーは、キャッチーな印象とハンドメイドによるリラックス感があり、遊び心を感じる動物等の自然をメインとした色々なモチーフの図案化は、元々農耕民族として自然の存在を重んじるアニミズムの思想を持つ日本人にも共通した価値観や美意識を感じることができます。

また、本作の様なデザートローズの造形は、その継承が途絶えてしまった為、現在では高い希少性を持ったコレクタブルな作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


コンディションも大変良好です。シルバーのクスミやハンドメイド特有の制作上のムラは見られますが、特にダメージの無いとても良い状態を保っています。
【ZUNI】ズ二の作家【Rosita & Anselm Wallace】ロジータ&アンセルム・ウォレス夫妻(1935-2011)による作品。『Desert Rose/砂漠のバラ』をモチーフとした作品で、淡く奥ゆかしいピンクのマザーオブパール(貝殻)とターコイズをインレイすることで表現した可憐なフローラルデザインが愛らしくもエレガントなビンテージ/オールドリングです。

※着用サンプル画像にある同作者のピアスも同時に販売しております。下記のリンクよりご確認頂けます。
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【Anselm Wallace】Zuni Desert Rose Pierced Earrings c.1970~


1980年代前後に作られた作品で、バタフライ/蝶々モチーフと並び、同夫妻を代表するデザートローズモチーフのジュエリーです。全ての工程がハンドメイドによる繊細なシルバーワークで構成されており、素朴で可愛いアイテムながら確かなインレイの技術ととても丁寧な仕事で形作られたリングとなっています。
シャンクは、ハーフラウンドワイヤー(断面が半円形)をベースにしており、フェイスの両サイド部分はハンマーワークによってフラットに叩き鞣され、さらに『スプリットシャンク』と呼ばれる伝統的な造形で2本に割り開かれる事で、フェイスに向けて自然な流れを生み出しています。そして、フェイスは可憐な印象を持ったデザートローズで構成されています。そのデザートローズは、作者の独創性が感じられる有機的で複雑なシェイプとなっており、淡いピンクを基調としながらパープルやグリーン、グレー等レインボーカラーの複雑で柔らかな光を持ったマザーオブパールで花弁が作られています。さらに、中央にターコイズがインレイされる事で、ノーブルでどこかエレガントなフローラルデザインが生み出されているようです。またそのフェイスは、僅かな曲面のドームシェイプに仕上げられており、作者の高い技術力を伺わせると共に、さり気なくも上質感をもたらすディテールとなっています。
裏面には、作者のホールマーク(サイン)である『R.A.WALLACE』が刻印されており、ある程度の制作時期が特定可能となります。


【Anselm Wallace】アンセルム・ウォレスは、1935年にズニプエブロに生まれ、非常に若い頃にシルバースミスとしてのキャリアをスタートし、1991年までの長きにわたりジュエラーとしての仕事を続けた名工の一人。1976年に出版された『Zuni The Art and The People Vol. 2』(p.14)にて、妻である【Rosita Wallace】ロジータ・ウォレスと共に紹介されています。またその紙面上で、すでに本作の様な『デザートローズ』と呼ばれるフローラルデザインの作品や、Rosita Wallaceが好んだバタフライモチーフの作品が紹介されています。1955年~1991年頃まで共同でジュエリー制作を続け、1979年以降に本作と同じホールマークの使用を始めたとされています。残念ながら2011年に亡くなられており、妻であるRositaも翌年の2012年に他界されておられます。
本作の様なインレイによる、フローラルデザインの発祥は不明ながら、左右非対称で独特な表情を持った美しいデザートローズシリーズは、他の作家では殆ど見ることの出来ない特別なデザインとなってなっており、唯一、夫妻の息子である【Sonny Wallace】ソニー・ウォレスに受け継がれました。しかし、夫妻の技術やデザインを受け継ぎ、独自の発展も行っていたSonny Wallaceもすでに他界され、本作の様なデザイン造形スタイルは、現在では失われてしまいました。


【Inlay】インレイ/チャンネルインレイは、古くからズニ族が得意として発展させた技術であり、カットしたターコイズやシェルなどをシルバーにピッタリと嵌め込む螺鈿細工のような技術です。 ナバホのシルバー技術に次ぐ長い伝統のある技術であり、1920年代以降、現在に至るまで多く作られましたが、そのモチーフはサンダーバード、ナイフウイング、レインボーマン、サンフェイス等、とても多様なモチーフが見られます。【C. G. Wallace INDIAN TRADER】C.G.ウォレスインディアントレーダー等有力なトレーダーの元では、ナバホのシルバースミスがシルバーワークを担当し、そこにズニのシルバースミスがインレイワークを施した共作品なども作られてます。
また、現在ではインレイ技法で制作される多くのジュエリーがキャストによる量産品(量産されたシルバーに石をはめ込むだけ)となってしまいましたが、こちらはシルバー部分を含めてすべてがハンドメイドで成形されています。


繊細で美しいシルバーワークと、複雑な曲線で構成されたデザインにより、愛らしくキャッチーな作品でありながら、ジュエリーとしての品位やエレガントな表情を有するリング。伝統を受け継ぎながらも、作者の自在な創造性から生まれた個性により、現在でも新鮮な印象を受ける作品となっています。

サイズ・デザイン共に女性に向いた作品となっており、可憐で美しい印象とナチュラルな素材の持つ素朴でアーシーな魅力を併せ持った作品です。また、マザーオブパールの品と奥行きのある表情により、大人向けの作品となっており、多くの季節・シーンに馴染みやすく、さり気なくお使いいただけるジュエリーとなっています。

ズニ独特の世界観を持ったインレイのジュエリーは、キャッチーな印象とハンドメイドによるリラックス感があり、遊び心を感じる動物等の自然をメインとした色々なモチーフの図案化は、元々農耕民族として自然の存在を重んじるアニミズムの思想を持つ日本人にも共通した価値観や美意識を感じることができます。

また、本作の様なデザートローズの造形は、その継承が途絶えてしまった為、現在では高い希少性を持ったコレクタブルな作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


コンディションも大変良好です。シルバーのクスミやハンドメイド特有の制作上のムラは見られますが、特にダメージの無いとても良い状態を保っています。
Size

日本規格 約 12号   円周 約 52.4㎜   us 6.5
正面幅 約 17.2㎜

Material

Silver, Mother of Pearl(Shell), Turquoise